JPH04345874A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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Publication number
JPH04345874A
JPH04345874A JP14784391A JP14784391A JPH04345874A JP H04345874 A JPH04345874 A JP H04345874A JP 14784391 A JP14784391 A JP 14784391A JP 14784391 A JP14784391 A JP 14784391A JP H04345874 A JPH04345874 A JP H04345874A
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JP
Japan
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printing
cam
printing pressure
motor
rank
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Application number
JP14784391A
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English (en)
Inventor
Noriaki Kabetani
壁谷 紀昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印字装置に関し、特に活
字のタイプフェース面積の大小に応じて分類した複数の
印字圧ランクの低印字圧側のランクに属する文字の印字
濃度の均一化を図るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印字ハンマーや活字ホイールや印
字リボンや消去リボン及びこれらの駆動機構をキャリッ
ジに設け、文字の印字及び消去が可能な活字ホイール式
電子タイプライタは周知のものである。この種の電子タ
イプライタにおいては、印字リボンや消去リボンを装着
したホルダ部材を印字時に印字リボンが印字ハンマーに
対向する印字位置と消去時に消去リボンが印字ハンマー
に対向する消去位置とに亙って位置切換えする為の位置
切換機構や印字ハンマー駆動機構や印字リボン巻取り機
構を夫々専用のモータで駆動するようになっている。
【0003】ところで、本願の発明者は、ホルダ部材の
位置切換機構や印字ハンマー駆動機構や印字リボン巻取
り機構及び消去リボン巻取り機構をキャリッジ本体に設
けた1台のモータで駆動するようにし、製作コストを低
減でき且つキャリッジをコンパクト化し得る電子タイプ
ライタを提案した。従って、この電子タイプライタにお
いては、前記モータの駆動軸に印字ハンマーを印字作動
させる為の印字用カムと印字リボン巻取り機構を駆動す
る為のリボン供給用カムと複数のスリットを円周方向に
所定間隔おきに形成したエンコーダディスクとを一体的
に設けるとともに、このスリットを検出する光学センサ
を設け、印字ハンマーの印字作動時における印字用カム
の設定回転速度を、活字のタイプフェース面積の大小に
応じて分類した複数の印字圧ランクに対応づけた印字圧
ランクテーブルを制御装置のROMに予め格納し、キャ
ラクタコードが入力される毎に、印字作動時における印
字用カムが、そのキャラクタコードが属する印字圧ラン
クの設定回転速度で回転するように、光学センサからの
エンコーダ信号に基いてモータをフィードバック制御す
ることにより、文字や記号がタイプフェース面積に応じ
た適切な印字濃度で印字できるように構成されている。
【0004】即ち、実施例に係る図13に実線で示すよ
うに、印字用カムの印字開始位置の位相からθ1(約9
0°)の位相までに、モータを比較的高速で回転させて
印字リボンの巻取り動作が実行され、その後印字ハンマ
ーがプラテンに到達するまでのアプローチ期間とこのア
プローチ期間に後続する押圧期間とで印字圧ランクに応
じた印字圧を得る印字作動が実行される。従って、アプ
ローチ期間において印字用カムが印字圧ランクに基づく
アプローチ設定速度となるようにモータ駆動の為のデュ
ーティ比が微少値ずつ増減して調節され、押圧期間にお
いても同様に印字圧ランクに応じた印字圧となるように
デューティ比が調節される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、本願
発明者が提案した電子タイプライタにおいて、印字作動
までに実行される印字リボンの巻取り動作において、例
えばリボンカセットのリボン供給リールに印字リボンが
多数回巻装されており、リボンの巻取り機構によるリボ
ンの巻取り抵抗(負荷)が大きくなった場合、実施例に
係る図13に1点鎖線で示すように、印字リボンの巻取
り動作中の印字用カムの回転速度を所期の回転速度に保
持させる為にモータ駆動のデューティ比が大幅に増大さ
れており、特に印字文字の印字圧ランクが低印字圧側ラ
ンクのときに、アプローチ期間においてリボン巻取り負
荷の解消後の大きなデューティ比を微少値ずつの減少の
繰返しにより印字用カムの所期の低回転速度となる小さ
いデューティ比にまで減少できないときには、大きなデ
ューティ比により印字用カムの回転トルクが大きくなっ
ており、押圧期間において2点鎖線で示すようにこの印
字用カムの大きなトルクで押圧作動が行なわれ、印字濃
度が濃くなる場合がある。その結果、特に低印字圧ラン
クに属するカンマやピリオドやセミコロンなどの印字濃
度がリボンの巻取り負荷の大小に起因して印字濃度にバ
ラツキが生じるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、活字のタイプフェース面
積の大小に基いて分類した複数の印字圧ランクのうち特
に低印字圧側のランクに属する印字文字の印字濃度のバ
ラツキを防止し得るような印字装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る印字装置は
、複数の活字を有する活字ホイールと、この活字を打撃
する印字ハンマーと印字ハンマーに作動的に連結され回
動により印字ハンマーを印字作動させる印字用カムとを
有する印字機構と、印字用カムを回転駆動する電動モー
タと、印字用カムが設定された回転速度で回転するよう
にロータリエンコーダからのエンコーダ信号に基いてパ
ルス幅変調方式にてモータを制御する制御手段と、印字
ハンマーの印字作動時における印字用カムの設定回転速
度を、活字のタイプフェース面積の大小に応じて分類し
た複数の印字圧ランクに対応づけて予め設定し格納した
記憶手段と、各キャラクタのコードデータの入力毎に、
記憶手段からキャラクタが属する印字圧ランクの設定回
転速度を読出しその設定回転速度を制御手段に指令する
印字圧設定手段とを備えた印字装置であって、印字圧設
定手段からキャラクタが属する印字圧ランクのデータを
受けるとともに制御手段からモータ駆動電流に比例する
デューティ比のデータを受け、印字圧ランクが低印字圧
側のランクのときにデューティ比が低印字圧側印字圧ラ
ンクにおける最大デューティ値よりも大きいときにはデ
ューティ比を最大デューティ値以下の所定デューティ値
に設定するように制御手段に指令する電流制限手段を備
えたものである。
【0008】
【作用】本発明に係る印字装置においては、記憶手段は
、印字ハンマーの印字作動時における印字用カムの設定
回転速度を、活字のタイプフェース面積の大小に応じて
分類した複数の印字圧ランクに対応づけて予め設定し格
納しているので、印字圧設定手段は、各キャラクタのコ
ードデータの入力毎に、記憶手段からキャラクタが属す
る印字圧ランクの設定回転速度を読出しその設定回転速
度を制御手段に指令する。その結果、制御手段は、印字
用カムが設定された回転速度で回転するようにロータリ
エンコーダからのエンコーダ信号に基いてモータ駆動電
流に比例するデューティ比で電動モータを制御するので
、モータはこのデューティ比に基づく回転トルクで印字
用カムを回転し、印字用カムに作動的に連結された印字
ハンマーが印字圧ランクに応じた印字圧で印字作動する
。一方、電流制限手段は、印字圧設定手段からキャラク
タが属する印字圧ランクのデータを受けるとともに制御
手段からモータ駆動電流に比例するデューティ比のデー
タを受け、印字圧ランクが低印字圧側のランクのときに
デューティ比が低印字圧側印字圧ランクにおける最大デ
ューティ値よりも大きいときにはデューティ比を最大デ
ューティ値以下の所定デューティ値に設定するように制
御手段に指令する。
【0009】従って、印字文字の印字圧ランクが低印字
圧側のランクのときには、印字作動時においてモータは
常に低印字圧側印字圧ランクにおける最大デューティ値
以下の所定デューティ値で駆動されるので、印字用カム
の回転トルクは常に低印字圧側のランクの印字圧を得る
のに十分なトルクに抑制され、低印字圧側のランクに属
する文字の印字濃度のバラツキを確実に防止できる。
【0010】
【発明の効果】本発明に係る印字装置によれば、〔作用
〕の項で説明したように、電流制限手段を設け、印字圧
ランクが低印字圧側のランクのときにモータ駆動の為の
デューティ比が低印字圧側の印字圧ランクにおける最大
デューティ値よりも大きいときには、モータはこの最大
デューティ値以下の所定デューティ値で常に駆動される
ので、印字用カムの回転トルクは常に低印字圧側のラン
クの印字圧を得るのに十分なトルクに抑制され、低印字
圧側のランクに属する文字の印字濃度のバラツキを確実
に防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は1つの直流モータで印字動作とこ
れに伴う印字リボンの巻取り動作、消去動作とこれに伴
う消去リボンの巻取り動作を行なうようにした電子タイ
プライタに本発明を適用した場合のものである。図1・
図2に示すように、タイプライタ1のケーシングの内部
の左右両端には夫々側壁板(機枠)2が設けられ、その
1対の側壁板2間に配設されたプラテン3は、そのプラ
テン軸4の両端部近傍において両側壁板2に回転可能に
支持されるとともに、プラテン軸4の左端部に固着した
従動ギヤ(図示略)を介してラインフィードモータ(図
8参照)39及び図示外のプラテン駆動機構により回転
駆動される。
【0012】1対の側壁板2間には、更にガイド軸5と
側面視略U字状のガイド部材6とがプラテン3と平行に
配設されており、次にこれらガイド軸5及びガイド部材
6に左右方向移動可能に支持されたキャリッジ7につい
て、図1〜図4に基いて説明する。ガイド軸5とガイド
部材6との間において、左右方向に所定距離隔てた板状
で且つ概ね矩形状の1対のメインフレーム8が前後方向
向きに配設され、これら両メインフレーム8は、ガイド
軸5に左右方向移動可能且つ回転可能に支持された支持
部材9の第1支持部10及び第2支持部11の上端部で
あって、両メインフレーム8間にスペーサとして挿入さ
れたこれら両支持部10・11の上端部に外側からピン
12・13で夫々固着されている。尚、これら1対のメ
インフレーム8でキャリッジ本体14が構成されている
【0013】次に、印字機構15について説明すると、
右側のメインフレーム8には直流モータ16がそれ自身
の回転を防止した状態で支持され、このモータ16の駆
動軸17は両メインフレーム8を夫々挿通して左方へ延
び、この駆動軸17にはモータ16側から、両メインフ
レーム8の内側に位置し側面視略巴形状の印字用カム1
8と、モータ16の回転速度を検出する為のエンコーダ
ディスク19と、印字リボンPRをステップ送りする為
のリボン供給用カム22とホルダ部材32を消去位置に
上昇駆動する為の上昇用カム21とが夫々固着されてい
る。尚、リボン供給用カム22と上昇用カム21とは一
体的に形成されている。図1・図4に印字用カム18の
印字開始位置を示す。
【0014】前記エンコーダディスク19の外周部には
図4に示すように、複数のスリット19aがそのスリッ
ト幅の略2倍の寸法の間隔毎に環状に形成され、これら
複数のスリット19aを検出する為のフォトインタラプ
タ36が左側のメインフレーム8に固着されている。即
ち、このフォトインタラプタ36はエンコーダディスク
19の回転により移動するスリット19aの始端及び終
端毎にエンコーダ信号を読込み、このエンコーダ信号を
制御装置Cの入出力インターフェイス85に出力する。 但し、スリット19aは約4.8 °間隔で配置されて
おり、エンコーダ信号のHレベル期間のHレベル時間と
Lレベル期間のLレベル時間とは等しくなっている。
【0015】両メインフレーム8の後端部の上端部には
、側面視略く字状の回動レバー23の中央部とリンク2
4の下端部とが夫々ピン25・26で回動可能に枢支さ
れ、プラテン3に対向するように前後方向向きに配設さ
れた印字ハンマー27はその後端部でリンク24の上端
部に回動可能に枢着されるとともに、前後方向の中央部
で回動レバー23の上端部に回動可能に枢着されている
。更に、回動レバー23の前端部にはカムフォロワ28
が回転可能に枢着され、このカムフォロワ28が印字用
カム18のカム面に常に当接するように回動レバー23
の上端部とリンク24の下端部とに引っ張りバネ29が
張架されている。尚、符号30はホイール駆動モータ(
図8参照)37及び図示外のホイール駆動機構により回
転駆動されるディジーホイールであり、符号31は印字
リボンPRを収納したリボンカセットであり、符号32
はリボンカセット31を載置するとともに、ガイド軸5
に左右方向移動自在に枢支された補助フレーム33に支
持軸34を介して上下に揺動可能なホルダ部材である。 前記キャリッジ7はキャリッジ駆動モータ(図8参照)
38及び図示外の駆動機構により駆動ワイヤを介してプ
ラテン3に沿って左右方向に往復移動駆動される。
【0016】前記印字用カム18の外側の湾曲状カム面
は図4に示すように、カムフォロワ28が摺動する摺動
範囲において、その略前半部分では半径拡大率が大きく
なっており、印字ハンマー27がプラテン3を打撃する
ときにカムフォロワ28が摺動する打撃部分を含むその
略後半部分では半径拡大率が微少になっている。しかも
、印字ハンマー27の打撃後においても印字ハンマー2
7をプラテン3に押圧し得るように、印字用カム18に
は摺動範囲より所定長さだけ湾曲状カムが延長されてい
る。
【0017】従って、印字用カム18が印字開始位置か
らモータ16により図1にて印字方向Pに所定角度だけ
高速で回転されると、カムフォロワ28が印字用カム1
8の湾曲状カム面に沿って上昇するので、回動レバー2
3が反時計回転方向に回動し、印字ハンマー27はディ
ジーホイール30の活字30a及び印字リボンPRを介
してプラテン3を打撃する。
【0018】ここで、両メインフレーム8の上端部の外
側には前後方向に延びる調節用プレート41が夫々配設
され、両調節用プレート41の前端部には各メインフレ
ーム8に形成された長円孔8aを挿通した支軸42が固
着されている。一方、前記支軸42に後端部が回動可能
に枢支された当接部材44の前端部にはガイド部材6の
後端部に摺接自在に係合する係合部44aが設けられて
いる。
【0019】次に、文字消去時に印字リボンPRに代え
て消去リボンCRを印字ハンマー27に対向させるため
にホルダ部材32を印字位置から消去位置に上昇させる
消去機構50について、図1〜図5に基いて簡単に説明
する。前記上昇用カム21とリボン供給用カム22とは
一体的なカム体として形成されており、このカム体の左
側に形成された上昇用カム21には、このカム21の中
心から等半径を有する基準カム21aと、この基準カム
21aから連続して半径拡大方向に延びる第1傾斜カム
面21bと、この第1傾斜カム面21bに途中部におい
て連なり且つ外周カム面21dに連なる第2傾斜カム面
21cと、この第2傾斜カム面21cの右端部から半径
拡大方向に延びる薄肉状の案内壁21eであってこのカ
ム21の左端面21fから案内壁21eの薄肉状左端部
21gに亙って徐々に肉厚が減少する案内壁21eと、
この案内壁21eの外周に沿って案内壁21eより左端
面21f側へ突出状に形成された案内リブ21hであっ
て案内壁21eから半径が縮小する方向に左端面21f
まで延びた案内リブ21hとが形成されている。
【0020】更に、この上昇用カム21に当接する従動
ピン52は、ホルダ部材32の左端部の側壁32aに上
端部が固着された支持部材51の下端部に左右方向移動
可能に支持され、コイルバネ53により常に右方へ弾性
付勢されている。この従動ピン52は、印字開始時には
図4に示すようにホルダ部材32の自重により、そのピ
ン先端部を基準カム21aに上方から当接させてホルダ
部材32を図1に示す印字位置(基準揺動位置)に支持
するとともに、前記左端面21fに左方から当接させて
いる。即ち、ホルダ部材32の上下揺動量はこの従動ピ
ン52の上下方向の移動量により決定される。ここで、
印字開始時における印字用カム18と上昇用カム21と
従動ピン52とカムフォロワ28との位置関係を図4に
示す。
【0021】従って、上昇用カム21が図4に示す印字
開始時の位相角からモータ16により印字方向Pと反対
方向(反印字方向という)に所定角度だけ回転したとき
、従動ピン52は第1傾斜カム面21bにより上方へ移
動するのでホルダ部材32もその上方への移動距離に応
じて上方に揺動し、その後上昇用カム21が印字方向P
に回転されると従動ピン52は第2傾斜カム面21cを
経て外周カム面21dに到達するので、ホルダ部材32
は更に上方に揺動して消去位置に切換えられる。このと
き、消去リボンCRは印字ハンマー27に対向した位置
となる。
【0022】ところで、図13に示すように、前記印字
用カム18の印字開始位置における位相角を0°とした
とき、印字用カム18がこの位相角0°から印字方向P
に位相角θ1(約90°)まで回転する期間おいて、印
字リボンPRの巻取り動作が実行され、この巻取り動作
終了する位相角θ1から印字ハンマー27がプラテン3
に到達する位相角θ2(約160°)までがアプローチ
期間であり、またこの印字ハンマー27がプラテン3に
到達たアプローチ期間の終了時点からプラテン3押圧し
て移動停止する位相角θ3(約180°)までの押圧期
間が設けられている。
【0023】次に、印字ハンマー27が印字動作するま
でに印字リボンPRを所定量分だけ巻取りスプールに巻
取る印字リボン巻取り機構60について、図3・図6・
図7に基いて説明する。ホルダ部材32の下側の左端部
には複数の歯を有するラチェット61がピン62で回転
可能に枢支され、このピン62に回転可能に支持され且
つ送り爪63aを設けた第3揺動部材63はホルダ部材
32に回動自在に枢着された第2揺動部材64に連結ピ
ン65を介して連結され、この第2揺動部材64は引っ
張りバネ66により図6において反時計回転方向に弾性
付勢されている。尚、巻取りスプール67は前記ピン6
2に固着され、リボンカセット31内のリボン巻取り用
リール(図示略)はこの巻取りスプール67に係脱可能
に係合される。
【0024】一方、前記略巴形状のリボン供給用カム2
2の位置には、左側のメインフレーム8に固着した枢支
ピン68に第1揺動部材69の下端部が回動可能に支持
され、この第1揺動部材69の上端部は第2揺動部材6
4の基端部近傍に前方から当接している。更に、この第
1揺動部材69に形成された略円形の孔69aにリボン
供給用カム22が位置し、第1揺動部材69の突起部6
9bがこのリボン供給用カム22の一部に常に当接する
ように、第1揺動部材69は前記枢支ピン68に外装し
た巻きバネ70により図7にて時計回転方向に弾性付勢
されている。
【0025】従って、図7に示すように、リボン供給用
カム22がモータ16により印字方向Pに回転されたと
き、第1揺動部材69はリボン供給用カム22のカム形
状により突起部69bを介して図7にて反時計方向に回
動するので、第2揺動部材64が図6にて時計方向に回
動され且つ第3揺動部材63が反時計方向に回動して送
り爪63aによりラチェット61が1歯分だけ回動され
、巻取りスプール67に係合したリボン供給用リールが
駆動されて、印字リボンPRは印字ハンマー27の印字
作動までに確実に所定量だけステップ送りされる。
【0026】しかし、例えばリボンカセット31内のリ
ボン供給用リール(図示略)に印字リボンPRが多数回
巻装されているときには、リボン巻取り用リールを回動
させる為の回動抵抗(回動負荷)が大きくなり、この大
きな回動負荷が巻取りスプール67、ピン62、第3揺
動部材63及び第2揺動部材64、第1揺動部材69を
介して、リボン供給用カム22の図7にて時計回転方向
への回動を阻止しようとするので、その結果モータ16
の負荷が大きくなり、モータ16を所期の回転速度で回
転させるためにモータ16にはより大きなデューティ比
の駆動電流が供給される。
【0027】ここで、消去時に消去リボンCRを所定量
分だけ巻取りスプールに巻取る消去リボン巻取り機構が
設けられているが、本発明には直接関係しないので、そ
の説明を省略する。尚、符号76は消去リボンCRを巻
装した供給スプール、符号77は消去リボンCRの巻取
りスプール、符号78は巻取りスプール77に連結され
たラチェットである。
【0028】次に、電子タイプライタ1の制御系は図8
のブロック図に示すように構成されている。キーボード
KBには、アルファベットキーと数字キーと記号キーを
含む文字キー、スペースキー、リターンキー、その他各
種の機能キーなどが通常のものと同様に設けられている
【0029】前記モータ16の回転速度制御について説
明すると、制御装置Cは、フォトインタラプタ36から
入力したエンコーダ信号を用いて、設定された回転速度
となるようにPWM(パルス幅変調)制御のデューティ
比を決定し、そのデューティ比のパルス信号が駆動回路
81へ供給され、そのパルス信号に対応する駆動電流が
モータ16へ出力される。
【0030】制御装置CはCPU87と、CPU87に
データバスなどのバス86を介して接続された入出力(
I/O)インターフェイス85、ROM88及びRAM
89とから構成されている。ROM88には、印字動作
や消去動作を実行する為にモータ16を駆動する駆動制
御プログラム、印字動作や消去動作に連動して各モータ
37〜39を駆動する駆動制御プログラム、キーボード
KBで文字キーや記号キーなどの印字可能キーが操作さ
れたときに実行される文字印字制御の制御プログラムな
どが格納されている。RAM89には、タイプライタ1
の制御上必要なデータやCPU87の演算結果を一時的
に格納するバッファ、入力されたエンコーダ信号の「L
」から「H」への立上り及び「H」から「L」への立下
り毎にスリット数を原点設定位置から順次カウントする
為のスリットカウンタ、フラグ及びポインタなどの種々
のメモリが設けられている。
【0031】ここで、文字や記号などの複数のキャラク
タコードの夫々は、キャラクタの活字30aのタイプフ
ェース面積の大小に応じて、印字作動時の固有の印字圧
強さを設定する為に8段階の印字圧ランクP1〜P8の
何れかに分類され、次の表1に示すように、そのキャラ
クタコードと印字圧ランクP1〜P8とを対応づけた印
字圧ランクテーブルと、次の表2に示すように、前記ア
プローチ期間における印字用カム18のアプローチ用回
転速度をこれら印字圧ランクP1〜P8に対応づけて予
め設定し格納したアプローチ設定速度テーブルと、次の
表3に示すように、前記押圧期間における印字用カム1
8の押圧用回転速度をこれら印字圧ランクP1〜P8に
対応づけて予め設定し格納した押圧設定速度テーブルと
がROM88に格納されている。但し、印字圧ランクP
1が最高印字圧ランクであり、印字圧ランクP1〜P4
が高印字圧側の印字圧ランク、また印字圧ランクP5〜
P8が低印字圧側の印字圧ランクに分類されている。ま
た、これらアプローチ用回転速度及び押圧用回転速度と
して、前記H時間或いはL時間を設定するスリット間時
間tA ・tI で設定されている。 (以下、余白)
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】 (以下、余白)
【0034】
【表3】   尚、印字圧ランクP5における押圧用回転速度で印
字用カム18を回転させるようにモータ16を駆動する
為のデューティ値は略60%である。
【0035】次に、タイプライタ1の制御装置Cで行な
われる文字印字制御のルーチンについて、図9〜図12
のフローチャートに基いて説明する。尚、図中符号Si
(i=10、11、12・・・)は各ステップである。 但し、この制御の実行中に、エンコーダ信号に基づくス
リット間時間Tをカウントするソフトタイマーは100
μsec 毎に割込み処理によりカウントアップされる
とともに、エンコーダ信号の立上り又は立下り毎にスリ
ットカウンタのカウント値Nが更新され且つソフトタイ
マーのカウント値はRAM89のバッファに更新しつつ
格納される。キーボードKBにおいて文字キー或いは記
号キーが操作されるとこの制御が開始され、キーボード
KBから供給される信号に基いてキャラクタコードが読
込まれ(S10)、このキャラクタコードに対応する活
字30aが印字ハンマー27に対向するようにホイール
駆動モータ37が駆動され(S11)、次に印字処理制
御(図10参照)が実行される(S12)。
【0036】この制御が開始されると、先ずモータ16
を回転駆動する為の所定のデューティ比でモータ16が
連続して正転駆動される(S20)。これにより、印字
用カム18は図1・図4に夫々示す印字開始位置の位相
から印字方向Pに回転されるので、印字用カム18とカ
ムフォロワ28との作動的連結により、印字リボンPR
の巻取り作動が実行されながら印字ハンマー27はプラ
テン3の方向へ移動する。次に、ソフトタイマーのカウ
ント値に基いて実際スリット間時間Tが0.3msec
 よりも大きいときつまりカム体20の回転速度が遅い
ときには(S21:Yes)、デューティ比の値(以下
、デューティ値という)Dが所定値だけ増大して設定さ
れ(S26)、この新規に設定されたデューティ値Dで
モータ16が制御される(S24)。次に、スリットカ
ウンタのカウント値Nがアプローチ期間の開始タイミン
グのカウント値NA でないときには(S25:No)
、S21へ戻る。また、スリット間時間Tが0.3ms
ec よりも小さいときつまりカム体20の回転速度が
速いときには(S21:No、S22:Yes)、デュ
ーティ値Dが所定値だけ減少して設定され(S23)、
S24・S25を経てS21に戻る。従って、カウント
値Nがカウント値NA に達するまでは、スリット間時
間Tを常に0.3msec となるように保持して印字
用カム18が常に所定速度で回転される。
【0037】次に、印字用カム18の位相角がθ1にな
って印字リボンの巻取り期間が終了し、カウント値Nが
カウント値NA に達したときには(S25:Yes)
、アプローチ速度設定処理制御(図11参照)が実行さ
れる(S27)。この制御が開始されると、先ずキャラ
クタコードに基いて前記印字圧ランクテーブルからキャ
ラクタコードが属する印字圧ランクPN(N=1〜8)
が読出され(S30)、この印字圧ランクPNに基いて
アプローチ設定速度テーブルから印字用カム18のアプ
ローチ用回転速度つまりキャラクタ固有のスリット間時
間tA (msec)が読出される(S31)。次に、
前記と同様にカウント値Nが押圧期間の開始タイミング
のカウント値NI でないときに(S32:No)、ス
リット間時間Tがスリット間時間tA よりも大きいと
きには(S33:Yes)、デューティ値Dが所定値だ
け増大して設定され(S36)、この新規に設定された
デューティ値Dでモータ16が制御される(S37)。 また、スリット間時間Tがスリット間時間tA よりも
小さいときには(S32・S33:No、S34:Ye
s)、デューティ値Dが所定値だけ減少して設定される
(S35)。そして、印字用カム18の位相角がθ2と
なりカウント値Nがカウント値NI となったときには
(S32:Yes)、この制御を終了してリターンする
【0038】そして、続いて押圧用速度設定処理制御(
図12参照)が実行される(S26)。この制御が開始
されると前記と同様に印字圧ランクPNに基いて押圧設
定速度テーブルから印字用カム18の押圧用回転速度つ
まりキャラクタ固有のスリット間時間tI (msec
)が読出され(S40)、押圧終了時を検出する為にこ
のスリット間時間tI の3倍の最大スリット間時間が
RAM89のバッファに格納される(S41)。次に、
スリット間時間Tが最大スリット間時間3tI よりも
小さく且つスリット間時間tI よりも大きいときには
(S42:No、S43:Yes)、デューティ値Dが
所定値だけ増大して設定され(S45)、またスリット
間時間Tがスリット間時間tI よりも小さいときには
(S42・S43:No、S44:Yes)、デューテ
ィ比が所定値だけ減少して設定される(S46)。
【0039】そして、印字圧ランクPNが低印字圧ラン
クP5〜P8の何れかのときに(S47:Yes)、デ
ューティ値Dが60%以上のときには(S48:Yes
)、デューティ値Dが60%となるように設定され(S
49)、この新規に設定されたデューティ値Dでモータ
16が制御される(S50)。一方、印字圧ランクPN
が高印字圧ランクP1〜P4の何れかのときに(S47
:No)、デューティ値Dが60%より小さいときには
(S51:Yes)、S49・S50が実行される。但
し、S48及びS51で夫々Noと判定されたときには
、S50を経てS42に戻る。次に、印字ハンマー27
がプラテン3を打撃後押圧することにより、カムフォロ
ワ28と印字用カム18との連結を介して印字用カム1
8つまりモータ16の回転速度が急激に遅くなり、スリ
ット間時間Tが最大スリット間時間3tI になったと
きには印字作動の完了であり(S42:Yes)、この
制御を終了してリターンする。
【0040】次に、印字用カム18が印字開始位置の位
相となるまで、所定の回転速度で逆転駆動され(S29
)、この制御を終了してメインルーチンにリターンする
。その後、キャリッジ駆動モータ38の駆動によりキャ
リッジ本体14が次の印字位置へ移動され(S13)、
この文字印字制御を終了する。
【0041】即ち、印字作動時における印字ハンマー2
7による印字圧の大きさは、印字ハンマー27のアプロ
ーチ期間における運動エネルギーと押圧期間における押
圧エネルギーとを加味した総合エネルギーにより決定さ
れる。従って、特に低印字圧ランクP7・P8に属する
キャラクタ(例えば、ピリオド、カンマ、セミコロンな
ど)を印字する場合に、印字リボン巻取り機構60によ
る印字リボンPRの巻取り動作の負荷が正常なときには
、図13に実線で示すように、印字リボンPRの巻取り
動作中のモータ駆動電流に比例するデューティ値Dが大
きくならず、アプローチ期間の略終了時点においてモー
タ16のデューティ値Dはアプローチ設定速度テーブル
で設定された速度に見合う60%以下のデューティ比で
あり、その後の押圧動作期間においても押圧設定速度テ
ーブルで設定された速度に見合うデューティ値Dに基づ
く印字用カム18の回転トルクにより押圧作動が行なわ
れ、印字圧ランクP7・P8に適した印字濃度で印字す
ることができる。
【0042】一方、例えばリボンカセット31内のリボ
ン供給用リールに印字リボンPRが多数回巻装されてお
り、印字リボンPRの巻取り動作の負荷が大きくなった
場合、図13に1点鎖線で示すように、印字リボンPR
の巻取り動作中のモータ駆動電流に比例するデューティ
値Dが大きくなり、アプローチ期間の略終了時点におい
てもモータ16のデューティ値Dが低印字圧側印字圧ラ
ンクにおける最大デューティ値D(約60%)よりも大
きいときには(S47・S48:Yes)、押圧作動時
にこのデューティ値Dが強制的に60%に設定され(S
49)、印字用カム18の回転トルクが抑制され、印字
濃度のバラツキを確実に防止することができる。
【0043】尚、押圧用速度設定処理制御のS49にお
いて、低印字圧側ランクP5・P6に相当する最大デュ
ーティ値D(約60%)以下の所定のデューティ値Dに
設定することが可能である。尚、アプローチ設定速度テ
ーブル及び押圧設定速度テーブルに格納した設定速度は
一例に過ぎず、CPUの処理能力や印字機構の構成に応
じて変更することが可能である。尚、アプローチ期間と
押圧期間とを分割しない通常の印字作動期間において本
発明を適用することも可能である。尚、印字ハンマー2
7を機械的に印字作動するように構成した種々の印字機
構を備えた印字装置に本発明を適用し得ることは勿論で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子タイプライタの内部機構の側面図である。
【図2】図1の2矢視図である。
【図3】電子タイプライタの内部機構の部分正面図であ
る。
【図4】キャリッジ本体の側面図である。
【図5】上昇用カムの斜視図である。
【図6】図1の6矢視図である。
【図7】電子タイプライタの内部機構の要部側面図であ
る。
【図8】電子タイプライタの制御系のブロック図である
【図9】文字印字制御のルーチンの概略フローチャート
である。
【図10】印字処理制御のルーチンの概略フローチャー
トである。
【図11】アプローチ速度設定処理制御のルーチンの概
略フローチャートである。
【図12】押圧用速度設定処理制御のルーチンの概略フ
ローチャートである。
【図13】印字作動時にモータを駆動する為のテューテ
ィ値の線図である。
【符号の説明】
1    電子タイプライタ 3    プラテン 5    ガイド軸 6    ガイド部材 7    キャリッジ 14    キャリッジ本体 15    印字機構 16    直流モータ 18    印字用カム 19    エンコーダディスク 19a    スリット 27    印字ハンマー 28    カムフォロワ 30    ディジーホイール 30a    活字 36    フォトインタラプタ 87    CPU 88    ROM 89    RAM C    制御装置 PR    印字リボン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の活字を有する活字ホイールと、
    この活字を打撃する印字ハンマーと印字ハンマーに作動
    的に連結され回動により印字ハンマーを印字作動させる
    印字用カムとを有する印字機構と、前記印字用カムを回
    転駆動する電動モータと、前記印字用カムが設定された
    回転速度で回転するようにロータリエンコーダからのエ
    ンコーダ信号に基いてパルス幅変調方式にてモータを制
    御する制御手段と、前記印字ハンマーの印字作動時にお
    ける印字用カムの設定回転速度を、活字のタイプフェー
    ス面積の大小に応じて分類した複数の印字圧ランクに対
    応づけて予め設定し格納した記憶手段と、各キャラクタ
    のコードデータの入力毎に、記憶手段からキャラクタが
    属する印字圧ランクの設定回転速度を読出しその設定回
    転速度を制御手段に指令する印字圧設定手段とを備えた
    印字装置であって、前記印字圧設定手段からキャラクタ
    が属する印字圧ランクのデータを受けるとともに制御手
    段からモータ駆動電流に比例するデューティ比のデータ
    を受け、印字圧ランクが低印字圧側のランクのときにデ
    ューティ比が低印字圧側印字圧ランクにおける最大デュ
    ーティ値よりも大きいときにはデューティ比を最大デュ
    ーティ値以下の所定デューティ値に設定するように制御
    手段に指令する電流制限手段を備えたことを特徴とする
    印字装置。
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