JPH0256217B2 - - Google Patents

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JPH0256217B2
JPH0256217B2 JP57131415A JP13141582A JPH0256217B2 JP H0256217 B2 JPH0256217 B2 JP H0256217B2 JP 57131415 A JP57131415 A JP 57131415A JP 13141582 A JP13141582 A JP 13141582A JP H0256217 B2 JPH0256217 B2 JP H0256217B2
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belt
platen
press plate
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JP57131415A
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JPS5920192A (ja
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Itaru Yasuda
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KYOSHI KOGEI KK
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KYOSHI KOGEI KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プラテンに巻装した紙に適宜選択し
た文字等を確実且つ簡単に印字できるようにした
タイプライターおもちやの印字装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種のタイプライターおもちやとして
は、種々のものが提供されている。しかし、その
殆どは、印字できる活字数が非常に少ないものも
のであつた。そのため、活字数を増やすことがで
きるように、例えば、実公昭50−24815号公報に
記載されているような回転式スタンプが提案され
るようになつた。これは、ダイヤルの操作によつ
て無端印を回転させて任意の印部が出せるように
したものに於いて、上記本体内にダイヤルと連動
する駆動輪を軸支すると共に、駆動輪と偏位した
位置に少なくとも2個の従動輪を軸支し、且つこ
れらの従動輪と駆動輪との間に、上記無端印を蛇
行させて掛装すると共に、上記駆動輪の送り歯
を、無端印の各突印部間に設けた係合部に係合さ
せたものである。
また、おもちやではなく本物のタイプライター
にあつては、特開昭55−7443号公報に記載されて
いるようなプリンタ装置がある。これは、キヤリ
ツジによりプラテンと平行移動させられるカセツ
ト内に収容された活字ベルトを回動させて活字を
選択し、印字ハンマにより打撃を与えて印字を行
うプリンタ装置において、前記活字ベルトに上下
複数段に活字列を設け、そのカセツト支持部材を
上下傾動させて上下各段の活字列を印字すべき所
定の位置に設定させるように構成したものであ
る。
更に、例えば、実願昭55−158847号の印字装置
等も提案されるようになつた。これは、フレキシ
ブルにベルト上に所定間隔で活字が設けられてい
る活字ベルトを、上径のプーリをもつて尖頭状に
保持し、このプーリを所望時にプランジヤにて前
進駆動させて印字を行うようにしたものである。
(発明が解決しようとする課題) ところが、前述の如きタイプライターおもちや
の印字装置にあつては、その取扱い操作が面倒で
あると共に、印字動作が不確実になり易く、印字
が不鮮明となり、おもちやとして十分楽しめる水
準に達しているものが少ない等の難点があつた。
また、おもちやとして十分楽しめる水準にあるも
のは、構造が一段と複雑化して、高価なものとな
り、おもちやとしての標準を遥かに越えて本物の
タイプライターに近付いてしまう難点等があつ
た。そのため、タイプライターおもちやの印字装
置としては、構成ができるかぎり簡素で、取扱い
が容易で、耐久性に優れ、幼児等が多少乱暴に取
扱つた場合でも、故障し難く、しかも、確実なる
作動状態が得られて、鮮明なる印字が可能となる
ものが要求されている。
(課題を解決するための手段) そこで、本発明は、前述の如き課題を達成すべ
く創出されたもので、具体的には、プラテンPに
巻装した紙Kに印字するタイプライターおもちや
に於いて、可撓性を有する適宜材料によつて略無
端環状に形成され、その外周面には種々の活字1
が突設されると共に、その内周面には活字1の真
後に位置するように突条2が形成される印字ベル
トAと、この印字ベルトAを水平方向で輪転自在
となるように支持する複数のベルト案内ドラム3
を有するベルト支持機構Bと、印字ベルトAを輪
転させて所望の活字1を所定の位置にセツトする
文字選択機構Cと、印字ベルトA内周面を押圧し
て所望の活字1をプラテンPに巻装された紙Kに
印字する印字押板6を有する打字機構Dとを備
え、ベルト支持機構Bは、プラテンPの左右端近
傍に夫々配設されるベルト案内ドラム3を、水平
面内に於いて相互に接近可能となるよう弾発的に
揺動自在に形成した左右テンシヨンアーム10の
先端に回動自在に軸支されるテンシヨンドラム1
1とし、この左右テンシヨンドラム11は、テン
シヨンドラムガイド板12を介して印字押板6に
連接され、印字押板6の先端には、印字ベルトA
の突条2に合致する抱持溝7を凹設し、打字機構
Dと文字選択機構Cの両方に連繁された印字ボタ
ン20を有する操作機構Fを形成し、この操作機
構Fは、印字ボタン20の押圧操作で打字機構D
を介して印字押板6を摺動せしめ、印字ボタン2
0の回転操作で文字選択機構Cを介して印字ベル
トAを輪転せしめられるよう構成する手段を採用
した。
(作用) しかして、印字ベルトAは、可撓性を備えた無
端環状で、外周面に活字1が突設され、内周面に
突条2が形成され、複数のベルト案内ドラム3を
有するベルト支持機構Bを介して水平方向で輪転
自在に支持される。そして、印字ベルトAは、文
字選択機構Cを介して所望の活字1が所定の位置
にセツトされ、打字機構Dを介して内周面が押圧
されて所望の活字1がプラテンPに巻装された紙
Kに印字する。また、プラテンPの左右端近傍に
夫々配設されるベルト支持機構Bのベルト案内ド
ラム3となるテンシヨンドラム11は、水平面内
に於いて揺動自在となる左右テンシヨンアーム1
0の先端に回動自在に軸支され、水平面内に於い
て相互に離隔接近可能となる。しかも、左右テン
シヨンドラム11は、テンシヨンドラムガイド板
12を介して印字押板6に連接され、印字押板6
から常時等距離に位置するようになると共に、印
字押板6をバランス良く追動するようになる。更
に、印字押板6は、その先端に印字ベルトAの突
条2に合致する抱持溝7が凹設され、その係合状
態が維持される。それから、操作機構Fは、打字
機構Dと文字選択機構Cの両方に連繋された印字
ボタン20を有し、この印字ボタン20の押圧に
より、打字機構Dが作動して印字押板6を摺動
し、印字ボタン20の回転により、文字選択機構
Cが作動して印字ベルトAが輪転する。
(実施例) 以下、本発明を図示例について説明する。
本発明のタイプライターおもちやは、適宜材料
で略無端環状に形成される可撓性を有する印字ベ
ルトAと、この印字ベルトAを水平方向に於いて
輪転自在となるよう支持するベルト支持機構B
と、印字ベルトAを停止自在に輪転させる文字選
択機構Cと、印字ベルトAの内周面を押圧して外
周面の活字1をプラテンPに巻装された紙Kに印
字する打字機構Dと、打字機構Dと文字選択機構
Cの両方に連繋された印字ボタン20を有する操
作機構Fとを備えている。そして、ベースVの後
部にプラテンPが回動自在で且つ横送り自在とな
るよう取付けられ、このプラテンPに対して印字
ベルトA外周面が対面するように印字装置をベー
スVに取付けて構成されている。
印字ベルトAは、可撓性を有するゴム材が合成
樹脂等によつて略無端帯環状に形成され、その外
周面には種々の活字1が突設され、内周面には、
活字1の真後に位置し且つ上下方向に沿つて突出
する突条2が突設されている。
この印字ベルトAを輪転支持するベルト支持機
構Bは、前記突条2に合致する窪溝4がその外周
面に周設されたベルト案内ドラム3を、プラテン
P左右端近傍とプラテンPから離れたベースVの
前部左右とに夫々回動自在に配設してあり、これ
らベルト案内ドラム3に印字ベルトAが巻掛けら
れ、この印字ベルトAを輪転自在に支持できるよ
う形成されている。ところで、ベルト支持機構B
のプラテンP左右端近傍に配設されるベルト案内
ドラム3は、水平方向で相互に接近可能となるよ
う弾発的に揺動自在となる左右テンシヨンアーム
10の先端部分に回動自在に軸支されるテンシヨ
ンドラム11としている。すなわち、水平方向に
弾発的に揺動自在となるテンシヨンアーム10の
先端にテンシヨンドラム11を回動自在に軸支
し、これをプラテンP左右端近傍に配設して印字
ベルトAを支持することで、印字押板6が印字ベ
ルトA内周面をプラテンP側に押圧して印字する
際、印字ベルトA自体が延び過ぎて変形するのを
防止すると共に、印字ベルトA自体の耐久性等の
向上が図れるようにし、しかも、印字ベルトAを
押圧する際の操作抵抗をも減少させて印字タツチ
を軽快なものとすると共に、紙Kに活字1を確実
且つ綺麗に印字できるようにしてある。
また、印字押板6と左右のテンシヨンドラム1
1は、テンシヨンドラムガイド板12を介して
夫々連接されており、印字ベルトAを輪転させた
ときに、左右のテンシヨンアーム10が印字ベル
トAの輪転方向に夫々揺動するのを防止して、抱
持溝7が突条2に確実に合致されるようにすると
共に、左右テンシヨンドラム11が印字押板6か
ら常時等距離に位置して、印字押板6にバランス
良く追動するように形成してある。12aは、テ
ンシヨンドラム軸11aが摺動且つ回動自在に挿
通され、テンシヨンドラムガイド板12に穿設さ
れた長孔で、第4図ロに示すように印字押板6が
プラテンP側に摺動されないときには、テンシヨ
ンドラム軸11aがその孔縁に当接するように形
成されている。
尚、テンシヨンアーム10、テンシヨンドラム
11、及びテンシヨンドラムガイド板12の具体
的構成、形状等は、図示例の構造に限定されるこ
となく適宜自由に設定できる。また、ベルト案内
ドラム3の数や配設位置等は、より多くの活字1
が突設可能な長い印字ベルトAを輪転自在に支持
できるように設定したものであれば良く、例え
ば、図示列の如く印字ベルトAを、タイプライタ
ーおもちやのベースV周縁近傍に沿つて巻掛けで
きるように設定しても良いし、或いは、隣合うベ
ルト案内ドラム3間にベルト案内空回りドラムを
配設して、隣合うドラム案内ドラム3間に於い
て、直線状に巻掛けられる印字ベルトAが平面略
く字状となるようにし、より長い印字ベルトAの
装着支持が可能となるように設定しても良い。
そして、文字選択機構Cは、印字ベルトAに突
設された所定の活字1を選択すべく、印字ベルト
Aを任意に輪転させることができるように形成さ
れている。尚、文字選択機構Cは、例えば、ベル
ト案内ドラム3の一つに、このベルト案内ドラム
3を回動させるための文字選択つまみ5を取付
け、この文字選択つまみ5の回動操作によりベル
ト案内ドラム3を回動させることができるように
し、印字ベルトAを輪転させて所望の活字1を所
定の位置に自在にセツトできるように形成してお
いても良い。しかも、印字ベルトAが輪転すると
同時に、印字される活字1が容易に判断できるよ
う文字盤13も回転できるよう形成しても良い。
また、紙Kに印字できる打字機構Dは、印字押
板6を介して印字ベルトA内周面をプラテンP側
に押圧して、プラテンPに巻装させた紙Kに所定
の活字1を印字できるように形成されている。し
かも、印字押板6は、プラテンPの軸心に対して
直交する方向に摺動自在となるように摺動案内片
9を介して取り付けられており、印字押板6の先
端には、活字1が印字ベルトAの輪転方向にブレ
て印字されないように、印字ベルトAの突条2に
合致する抱持溝7が凹設されている。尚、打字機
構Dは、印字押板6がプラテンPの軸心に対して
直交する方向に摺動できるように形成されていれ
ば適宜自由に設定できる。また、打字機構Dは、
印字押板6の摺動操作が可能となるような印字押
棒8を印字押板6の基端に突設しておいても良
い。
打字機構Dと文字選択機構Cの両方に連繋され
た印字ボタン20を有する操作機構Fは、印字ボ
タン20の押圧操作で打字機構Dを介して印字押
板6を摺動せしめ、印字ボタン20の回転操作で
文字選択機構Cを介して印字ベルトAを輪転せし
められるよう構成されている。
すなわち、第2図に示すように、操作機構F
は、印字ボタン20の下方への押圧操作で、複数
の連接杆22を介して印字押板6を摺動させて、
印字ベルトAの活字1を紙Kに印字させ、印字ボ
タン20の回動操作で、平面環状の文字盤13、
及びこの文字盤13外周に設けられた外周歯14
に歯合する中断歯車16を介して、ベルト案内ド
ラム3を自在に回動させ、印字ベルトAを輪転さ
せて所望の活字1を印字できるように形成されて
いる。しかも、所望の活字1を印字しようとする
際、印字ボタン20を下方に押圧すると、印字ボ
タン20外周面に設けられた係合歯20aと、文
字盤13内周に設けられた内周歯15との歯合状
態が解除されるよう形成してあり、印字ボタン2
0を押圧したときに、誤つて印字ボタン20に回
転力を加えてしまつても、活字1が所定位置から
ずれる虞れがなくなり、他の活字1を印字してし
まう等の誤動作を防止できると共に、印字ベルト
A等が破損するのを防止できるよう構成されてい
る。
また、操作機構Fは、第5図に示すように、印
字ボタン20の係合歯20aに歯合する内周歯1
7aを有する文字送りドラム17を介して、その
文字送りドラム17上部の外周歯17bで文字盤
13を回動させると共に、下部の送り大歯車18
でベルト案内ドラム3を回動させることができる
ように形成しても良い。尚、操作機構Fは、一つ
の印字ボタン20の回動操作と押圧操作とで、印
字ベルトAを確実且つ円滑に輪転させると共に、
印字押板6を確実に摺動せしめられるように形成
したものであれば、図示例の構成に限定されるこ
となく適宜自由に設定できる。
ところで、第6図には、印字ベルトAに活字1
を上下二段に配設し、上下段の活字1を打ち分け
できるように形成した昇降機構Eを示し、この昇
降機構Eは、ベルト支持機構B、文字選択機構C
及び打字機構Dが取付けられた基盤30を自在に
昇降させることができるように、基盤30の四隅
下部にカム31が夫々揺動自在に取付けられ、揺
動レバー32の操作で、連結棒33等を介してす
べてのカム31を同時に揺動させて保持体30を
昇降させ、上下二段に配設された活字1が、プラ
テンPの軸心に対して水平方向で夫々一致してい
るように形成されている。34はベースVに突設
させたガイド棒で、35は、保持体30に穿設し
たガイド孔である。
尚、活字1にインキを塗布するには、プラテン
Pに巻装した紙Kと印字ベルトAとの間にカーボ
ンやインキリボン等を介装させておいたり、印字
ベルトA自体にインキを浸み込ませておくことが
できるように形成したり、或いは活字1が印字さ
れる際に紙Kと印字ベルトAとの間から逃げるよ
うに形成したインキローラR等を使用したり(第
7図参照)、そのインクキ塗布機構の構成は適宜
自由に設定できる。
プラテンPの横送りは、一字打つごとに一定間
隔でプラテンPが左に自動的に移動するように形
成されたエスケープメント機構により行われ、プ
ラテンPの回転は、プラテンP両端に付設したプ
ラテン回転ノブP1の回転操作により手動的に行
われる。
図中40は、印字される活字1が文字盤13よ
り容易に判断できるように設けられた印字文字表
示部である。41は空送りボタンを示し、この空
送りボタン41を下方に押圧するとプラテンPが
一字分左へ移動するように形成されている。42
は一字戻しボタンを示し、この一字戻しボタン4
2を下方に押圧するとプラテンPが一字分右へ移
動するように形成されている。43は、プラテン
Pに巻装された紙Kを押える紙押えである。Wは
カバーである。
本発明のタイプライターおもちやの印字装置
は、前述の如く構成され、次に、その使用例につ
いて説明すると、まず、紙KをプラテンPに巻装
し、文字選択機構Cにより印字ベルトAを輪転さ
せて所望の活字1を印字すべく所定の位置にセツ
トし、打字機構Dにより印字押板6で印字ベルト
A内周面を押圧して所望の活字1を紙Kに印字す
るようにして使用される。
(発明の効果) 従つて、本発明のタイプライターおもちやの印
字装置は、プラテンPに巻装した紙Kに印字する
タイプライターおもちやに於いて、可撓性を有す
る適宜材料によつて略無端環状に形成され、その
外周面には種々の活字1が突設されると共に、そ
の内周面には活字1の真後に位置するように突条
2が形成される印字ベルトAと、この印字ベルト
Aを水平方向で輪転自在となるように支持する複
数のベルト案内ドラム3を有するベルト支持機構
Bと、印字ベルトAを輪転させて所望の活字1を
所定の位置にセツトする文字選択機構Cと、印字
ベルトA内周面を押圧して所望の活字1をプラテ
ンPに巻装された紙Kに印字する印字押板6を有
する打字機構Dとを備え、ベルト支持機構Bは、
プラテンPの左右端近傍に夫々配設されるベルト
案内ドラム3を、水平面内に於いて相互に接近可
能となるよう弾発的に揺動自在に形成した左右テ
ンシヨンアーム10の先端に回動自在に軸支され
るテンシヨンドラム11とし、この左右テンシヨ
ンドラム11は、テンシヨンドラムガイド板12
を介して印字押板6に連接され、印字押板6の先
端には、印字ベルトAの突条2に合致する抱持溝
7を凹設し、打字機構Dと文字選択機構Cの両方
に連繋された印字ボタン20を有する操作機構F
を形成し、この操作機構Fは、印字ボタン20の
押圧操作で打字機構Dを介して印字押板6を摺動
せしめ、印字ボタン20の回転操作で文字選択機
構Cを介して印字ベルトAを輪転せしめられるよ
う構成したので、印字装置自体の構造が比較的簡
素となり、小型、軽量、コンパクト化し易く、し
かも、その取扱い操作も極めて容易となると共
に、所望の活字1の印字動作が確実となり、鮮明
なる印字が可能となる。更に、耐久性に優れ、幼
児等が多少乱暴に取扱つた場合でも、故障し難
く、安価に提供できるようになり、この種のタイ
プライターおもちやに用いられる印字装置として
は、幼児等が十分楽しめる水準に達した最適なも
のとなる。
また、ベルト支持機構Bは、プラテンPの左右
端近傍に夫々配設されるベルト案内ドラム3を、
水平面内に於いて相互に接近可能となるよう弾発
的に揺動自在に形成した左右テンシヨンアーム1
0の先端に回動自在に軸支されるテンシヨンドラ
ム11とし、この左右テンシヨンドラム11は、
テンシヨンドラムガイド板12を介して印字押板
6に連接されるので、印字押板6が印字ベルトA
内周面をプラテンP側に押圧して印字する際、印
字ベルトA自体が延び過ぎて変形したり、破断し
たりするのをテンシヨンアーム10によつて確実
に防止できるようになると共に、印字ベルトA自
体の耐久性等の向上が図れるようになる。しか
も、印字ベルトAを押圧する際の操作抵抗を減少
させて印字タツチを軽快なものにでき、紙Kに活
字1を確実に且つ綺麗に印字できるようになる。
そして、テンシヨンアーム10自体には、適度な
張力を付与せしめておくこともでき、緩み過ぎを
防止できる。それから、テンシヨンドラムガイド
板12によつて、印字ベルトAを輪転させたとき
に、左右のテンシヨンアーム10が印字ベルトA
の輪転方向に夫々揺動するのを防止でき、抱持溝
7が突条2に確実に合致させるようになると共
に、左右テンシヨンドラム11が印字押板6から
常時等距離に位置して、印字押板6を左右テンシ
ヨンドラム11がバランス良く追動できるように
なる。
特に、打字機構Dと文字選択機構Cの両方に連
繋された印字ボタン20を有する操作機構Fを形
成し、この操作機構Fは、印字ボタン20の押圧
操作で打字機構Dを介して印字押板6を摺動せし
め、印字ボタン20の回転操作で文字選択機構C
を介して印字ベルトAを輪転せしめられるよう構
成したので、一つの印字ボタン20の回動操作と
押圧操作だけで、打字機構Dと文字選択機構Cと
を確実に作動せしめて、印字ベルトAを確実且つ
円滑に輪転させることができると共に、印字押板
6を確実に摺動させることができるようになる。
更に、可撓性を有する略無端環状に形成される
印字ベルトAを水平方向で輪転自在となるように
支持してあるので、より多くの活字1が突設され
た長い印字ベルトAを使用でき、多くの文字を印
字できるタイプライターおもちやを安価に提供で
きるようになる。しかも、タイプライターおもち
や全体の高さを低く抑えて形成できるようにな
り、安定性等も良好となる。
そして、印字ベルトAの外周面には種々の活字
1を突設し、印字ベルトAの内周面には活字1の
真後に位置するように突条2を形成し、印字押板
6の先端に、印字ベルトAの突条2に合致する抱
持溝7を凹設したので、印字ベルトAの活字1を
印字押板6によつて押圧してプラテンPに巻装さ
れた紙Kに印字する際、活字1が印字ベルトAの
輪転方向にブレたりズレたりするのを確実に防止
でき、確実且つ綺麗な印字が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を例示するもので、第1図はタイ
プライターおもちやの斜視図、第2図は印字装置
の一部省略斜視図、第3図はベルト支持機構を示
す平面図、第4図はベルト支持機構を示すもの
で、イはベルト支持機構の全体の平面図、ロはベ
ルト支持機構の一部の平面図、第5図は操作機構
を示す側断面図、第6図は昇降機構を示す一部省
略側面図、第7図はインキ塗布機構を示す平面図
である。 A……印字ベルト、B……ベルト支持機構、C
……文字選択機構、D……打字機構、E……昇降
機構、F……操作機構、1……活字、2……突
条、3……ベルト案内ドラム、4……窪溝、5…
…文字選択つまみ、6……印字押板、7……抱持
溝、8……印字押棒、9……摺動案内片、10…
…テンシヨンアーム、11……テンシヨンドラ
ム、11a……テンシヨンドラム軸、12……テ
ンシヨンドラムガイド板、12a……長孔、13
……文字盤、14……外周歯、15……内周歯、
16……中継歯車、17……文字送りドラム、1
7a……内周歯、17b……外周歯、18……送
り大歯車、20……印字ボタン、20a……係合
歯、21……コイルバネ、22……連接杆、30
……基盤、31……カム、32……揺動レバー、
33……連結棒、34……ガイド棒、35……ガ
イド孔、40……印字文字表示部、41……空送
りボタン、42……一字戻しボタン、43……紙
押え、P……プラテン、P1……プラテン回転ノ
ブ、K……紙、V……ベース、W……カバー、R
……インキローラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 プラテンに巻装した紙に印字するタイプライ
    ターおもちやに於いて、可撓性を有する適宜材料
    によつて略無端環状に形成され、その外周面には
    種々の活字が突設されると共に、その内周面には
    活字の真後に位置するように突条が形成される印
    字ベルトと、この印字ベルトを水平方向で輪転自
    在となるように支持する複数のベルト案内ドラム
    を有するベルト支持機構と、印字ベルトを輪転さ
    せて所望の活字を所定の位置にセツトする文字選
    択機構と、印字ベルト内周面を押圧して所望の活
    字をプラテンに巻装された紙に印字する印字押板
    を有する打字機構とを備え、ベルト支持機構は、
    プラテンの左右端近傍に夫々配設されるベルト案
    内ドラムを、水平面内に於いて相互に接近可能と
    なるよう弾発的に揺動自在に形成した左右テンシ
    ヨンアームの先端に回動自在に軸支されるテンシ
    ヨンドラムとし、この左右テンシヨンドラムは、
    テンシヨンドラムガイド板を介して印字押板に連
    接され、印字押板の先端には、印字ベルトの突条
    に合致する抱持溝を凹設し、打字機構と文字選択
    機構の両方に連繋された印字ボタンを有する操作
    機構を形成し、この操作機構は、印字ボタンの押
    圧操作で打字機構を介して印字押板を摺動せし
    め、印字ボタンの回転操作で文字選択機構を介し
    て印字ベルトを輪転せしめられるよう構成したこ
    とを特徴とするタイプライターおもちやの印字装
    置。
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