JPS59191527A - 金属製引張リングを成形すると同時に容器蓋に結合する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 未発明は、金属製引張りングを成形すると同時にこれを
容器蓋に結合する装置Ｃ二関する。

〔従来技術とその問題点〕

最近、容器蓋のスカート部より突出する裂取りタブから
頂面こ至る所まで導かれる引裂弱化線を容器蓋本体に設
け、裂取りタブを引張ることにより簡便に開封できる容
器蓋が普及している。この種の容器蓋の開封に際し、裂
取りタブの引上げには相当の力を加える必要があること
がら裂取９タブを長く構成したり、適切な掴持片を付し
て開封を容易にする手段が計られている。しかしながら
、これらの手段は、容器蓋を金属薄板から予備成形する
際多くの無駄が生じ、従って容器蓋のコスト高を来たす
欠点がある。

また、掴持片を別に構成してこれを接着、鋲着ないしは
挾持などの手段により裂取りタブ（二接続する方法も数
多く提案されているが、これらの方法は工程中に多くの
手間と時間とを要し、接続部が脆弱で開封前に切断等の
故障を生じ易く、しかも製造コストが着く増大する難点
がある。

このような問題点を克服するため、金属薄板の端部より
短冊片を切断すると同時に湾曲せしめて両端部の重畳し
た筒環を形成し、容器蓋の裂取りタブの自由端部と前記
筒環の一部とが相互に重合し得るよう前記容器蓋と筒環
とを位置決めし、前記筒環の周端縁を半径方向にカーリ
ングしてリングに形成すると共（二裂取りタブをこのリ
ング内（二巻込んで両者を結合することにより、低コス
トで多量生産の可能な金属製引張リング付き容器蓋の製
造方法および装置につきスウェーデン国のヴイカンデル
ス社により開発され特許出願がなされた（特願昭５ｇ−
／３ど５５号および特願昭３ｆ−／、３ｇ！２号）。

すなわち、この種の金属製引張りング付き容器蓋は、例
えば第１図に示すように構成される。

そして、この容器蓋の連続的な成形は、（り帯状金属薄
板を切断し筒環状の前成形体を成形する前成形体形成手
段と、■前成形体を容器蓋タブ片と結合する位置へ供給
する前成形体供給手段と、■容器優供給手段と、■容器
蓋タブ片に突き合せた前成形体を引張りングに成形する
と同時にこれを容器蓋に結合する引張りング成形および
結合手段とから基本的に構成される装置によって容易に
達成できる。

この場合、低コストで品質の安定した金属製引張りング
付尊容器蓋を得るためには、筒環状の前成形体を充分高
速で成形し、この前成形体を容器蓋タブ片に対し引張り
ングとして充分高速ζ二成形しかつ充分強固に結合する
ことが要求される。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、前述した要求を満足するため、前記構
成からなる金属製引張りング付き容器蓋の成形および結
合装置において、引張りング成形および結合手段により
連続的に供給される前成形体と容器蓋とを突き合せて引
張りングの成形と同時にこの引張りングを容器蓋に結合
した引張りング付き容器蓋を、さらに引張りングと容器
蓋との結合部の結合を強化する手段に供給するための容
器蓋移送手段を改良することにある〇 〔発明の要点〕 本発明は、金属薄板の端部より短冊片を剪断すると同時
に湾曲せしめて両端部の重畳した筒環状の前成形体を形
成する手段と、容器蓋の裂取りタブの自由端部と前成形
体の一部とが相互に重合せしめられた関係になるように
前記容器蓋と前記前成形体とを位置決めし、前記前成形
体の周端縁な半径方向にカーリングしてリングに形成せ
しめると共に前記裂取りタブを前記リング内に巻込んで
両者を結合する引張リング成形および結合手段と、さら
に引張りングを裂取りタブの自由端部に結合した容器蓋
を容器蓋移送手段を介して移送し前記容器蓋と引張リン
グとの結合部を加圧変形して結合を強化する手段とから
なる金属製引張りングを成形すると同時に容器蓋に結合
する装置において、前記容器蓋移送手段は、実質上鉛直
な軸線を中心として回転自在に設けられ外周面に半径方
向外方と鉛直方向上方に開放された複数個の容器蓋受入
れポケットを周方向に所定間隔離間して配置した回転搬
送盤と、少な−〈−店も引張リング成形および結合手段
の排出域から結合強化手段の移送域までの範囲に亘って
回転搬送盤の外周面に沿って延在する静止案内レールと
を具備し、前記静止案内レールにには前記ポケットに収
容された引張リングが結合された容器蓋のスカート壁下
縁が接触する内面と裂取り°タブ片の基部および引張リ
ングの半径方向内側部が接触する上面とを設けることを
特徴とする。

〔発明の実施例〕

次に、本発明に係る装置の実施例Ｃつき、添付図面を参
照しながら以下詳細（二説明する。

まず、本発明に係る容器蓋における金属製引張りングの
成形外よび結合装置の全体的な基本構成につき、第２図
を参照して説明する。すなわち、本発明装置は、前成形
体形成手段１０と、前成形体供給手段／２と、容器蓋供
給手段／弘と、引張リング成形および結合手段１６と、
容器蓋移送手段ｌざと、結合強化手段２０とを備えてい
る。これら各手段の機能とその動作は概略次の通りであ
る。

前成形体形成手段ＩＯは、クロム酸処理鋼、ブリキまた
はアルミニウム系合金等からなる帯状金属薄板より短冊
片を切断すると同時に長手方向Ｃ二湾曲せしめてその両
端部を相互６１重合せしめた形態の略筒環状の前成形体
を形成する。

次に、前成形体供給手段／２は、前成形体形成手段ＩＯ
によって成形された前成形体を保持域Ａ、Ｂで受取り、
矢印方向に搬送し、前成形鉢受域Ｃへ搬出する。一方、
容器蓋供給手段ｌグは、容器蓋を保持域りで受取り、矢
印方向に搬送し、容器蓋受域Ｅへ搬出する。引張りング
成形〉よび結合手段／Ｊは、前記前成形鉢受域０で前成
形体供給手段／２から前成形体を受取り、矢印方向に搬
送し、次いで前記容器蓋受域Ｅで容器蓋供給手段ｌ≠か
ら容器蓋を受取り、容器蓋タブ片と前成形体の一部とが
相互に重合し得るよう容器蓋と前成形体とを位置決めし
、その後湾曲域Ｆで前成形体の周縁部を半径方向にカー
リングしてリングに形成すると共直二引張りング成形お
よび結合域Ｇで容器蓋タブ片をこのリング内に巻込んで
両者を結合し、排出域Ｈへ搬出する。

さらに、容器蓋移送手段／ｌｒは、前記排出域ＨＩ３．
−いて引張リング訃よび結合手段１６から引張リングが
結合された容器蓋を受取り、矢印方向に搬送し、移送域
エヘ搬出する。そして、結合強化手段、２０は、前記移
送域工において容器蓋移送手段１ｇから引張りングが結
合された容器蓋を受取り、矢印方向（二搬送し、加圧変
形域Ｊで容器蓋タブ片と引張りングの一部との相互巻込
み結合部に加圧変形を行って結合部の強化を行った後〔
第１図参黒〕送出域にへ搬出する。

次に、本発明装置の要部である容器蓋移送手段の実施例
につへ、第３図および第≠図を参照して説明する。

第３図および第≠図ζ二示すように、本発明装置におけ
る容器蓋移送手段／’Ｉは、引張リング成形および結合
手段ｌ乙において前成形体供給手段ｌ−２から供給され
た前成形体と容器蓋供給手段／４’から供給された容器
蓋とを突き合せて引張りングの成形と同時にこの引張り
ングを容器蓋に結合して得られた容器蓋を、それぞれ適
正と二回収保持して次の結合強化手段２０へ搬送するよ
う動作する。すなわち、本実施例の容器蓋移送手段ｌざ
は、実質上鉛直に延在する静止支持軸コλを備え、この
支持軸、２２の周囲に軸受部材１≠を介して中空円筒体
２ｔが回転自在に装着されている。中空円筒体２乙の上
端には、回転搬送盤２ｇが固定されている。また、中空
円筒体２ｔは、適宜駆動源と連結され、回転搬送盤Ｊｒ
を所定の方向に連続的に回転するよう構成される。回転
搬送盤２ｒの外周には、周方向に等間隔離間して複数個
の容器蓋受入れブロック３０が固定配置される。このブ
ロック３０の外面上端部には第≠図に示すように、容器
蓋受入れポケット３２が設けられている。ポケット３−
２は、容器蓋３１のスカート壁３乙の外形に対応した略
円形に構成され、その半径方向深さはスカート壁３ｔ（
Ｄｕさの略半分に設定されている。このポケット３２の
鉛直方向略中間部において、ブロック３０には′周方向
に貫通して延在する溝３ｇが設けられている。ポケット
３．２に続いているこの溝３どの半径方向深さは、ポケ
ット３２の半径方向深さよりも相当大きく設定される。

また、本実施例の容器蓋移送手段／どは、前記回転搬送
盤２どの外周に溢って延在する静止案内レールｔｏを備
え、この静止案内レール≠Ｏは支持脚≠２により支持さ
れ、回転搬送盤ｕｆの回転方向に見て排出域■（から移
送域■まで延在している（第２図参照）。静止案内レー
ル≠Ｏの内面４Ｌ≠は、前記ブロック３０の外周面に対
して所定の間隔、すなわち容器蓋３≠のスカート壁３ｔ
の旨さの略半分の間隔を置いて位置決めされる。また、
静止案内レール≠Ｏの上面４ｔｔは、排出域Ｈに位置す
る上流端部および移送域１１″−位置する下流端部を除
いて、前記ブロック３０の上面と実質上同一の高さの平
担面として位置決めされる。

また、本実施例においては、第３図訃よび第弘図に図示
する如く、回転搬送盤２１ｒの回転方向に見て排出域Ｈ
よりも幾分下流の位置から移送域■まで延在している付
加的な上部静止案内レールＩＡＩも設けられている。第
３図に図示する如く、上記静止案内レール≠Ｏの外面に
は間隔を置いて複数個の支持部材グ３（第３図にはその
うちの１個のみを図示する）が固定され、かかる支持部
材≠３の上面ｌ二、上部静止案内レール≠／の半径方向
外側部が固定されている。

上部静止案内レール≠／の半径方向内側部下面は、ポケ
ット３２に収容され搬送される容器蓋！４ｔに結合され
ている引張りングｊ２の直ぐ上方に位置し、容器蓋３弘
およびこれに結合されり引張りングタコの上方への変位
を阻止する。

次に、前述した構成からなる容器蓋移送手段／ｇの作用
について説明する。

第グ図Ｃ二示すように、回転搬送盤２ｒの回転によって
矢印方向に旋回する容器蓋受入れブロック３０ば、引張
リング成形および結合手段／ｌと同期して排出域Ｈに到
達する。排出域Ｈにおいては、例えば前記引張リング成
形訃よび結合手段／Ａの外側部材（二設けたポケットと
、ブロック３０のポケット３２とが相互に近接して対向
する。この時、一部（スカート壁３６の下端部）が外側
部材のポケットに収容されている容器蓋３弘の一部（天
面壁≠ｒとスカート壁３６の上端部）がブロック３０の
ポケット３ノに挿入される。この時点において、引張り
ング成形および結合手段に配設されている静止案内レー
ル１０の下流端部は、ブロック３０に設けられた溝３ｇ
の深部に位置決めされる。−万、容器蓋移送手段ｌにに
配設されている静止案内レール≠０の上流端部は、例え
ば引張りング成形および結合手段／乙の外側部材（二設
けられた溝の深部に位置決めされる。従って、この静止
案内レール弘Ｏの上流端部は、前記溝の深部に位置し得
るようその厚さおよび高さが減少されている（第弘図参
照）。

このようにして、ブロック３０が排出域Ｈから所定方向
に旋回すると共に引張りング成形および結合手段／ｌも
所定方向に旋回すると、ブロック３０と引張リング成形
および結合手段の外側部材とが相互に離反する際に、容
器蓋３ｔは静止案内レールタＯによる拘束から解除され
て前記外（１′Ｉ！１部材より離脱する。次いで、容器
蓋３グは、静止案内レール≠Ｏに工ってブロック３０の
ポケット３．２に拘束され、容器蓋３≠およびこれに結
合した引張りングタλがブロック３００所定位置へ円滑
に受渡される。ブロック３０に受渡された容器蓋、？４
Ｌｉ−よびこれに結合された引張リングｊ２は、第弘図
に示すように、容器蓋３≠の天面壁弘ｒを半径方向内方
に向け、裂取りタブ片よ≠が最上位に位置する状態（二
あり、裂取りタグ片Ｊ′≠の自由端部りｔに結合した引
張りングｊ２は半径方向外方に突出している。その後、
容器蓋３≠訃よびこれに結合された引張りングｊ２は、
ブロック３０の旋回Ｃ１伴って排出域Ｈから移送域工に
搬送される（第１図参急）。この時、容器蓋３≠は、第
３図に示すように、裂取りタブ片！≠の基部と裂取りタ
ブ片ｊ≠の自由端部に結合された引張りングｊ２の半径
方向内側部とが静止案内レール≠０の上面に当接支持さ
れる。これにより、容器蓋３≠およびこれに結合された
引張りングｊ２が容器蓋３≠の中心軸線を中心として回
動することが阻止され、移送域Ｉに到達するまで容器蓋
３弘の安定した移送を実現することができる。

前成形体形成手段１０．前成形体供給手段／２．Ｗ器蓋
供給手段／≠、引張リング成形および結合手段／乙およ
び結合強化手段、２０の各々の構成の詳細については、
それぞれ本出願と同日付は提出の特許願（１）　、　（
２）　、　（３）　、　（４）　、、　（６）および（
７）の明細書並びに図面に詳述されているので、これら
明細４１：および図面に委ね、本明細書に訃いては説明
を省略する。

〔発明の効果〕

前述したところから明らかなように、本発明においては
、前成形体供給手段から連続的に供給される前成形体と
、容器蓋供給手段から連続的に供給される容器蓋とを、
引張りング成形および結合手段により所定のタイミング
と所定の位置関係で保持しながら引張りングの成形と同
時にこの引張りングと容器蓋との結合を行い、このよう
にして得られた容器蓋をさらに所定の状態に保持して引
張りングと容器蓋との結合部の強化を行う手段への移送
を安定かつ高速度に実現することができる。従って、こ
のように移送される容器蓋は、結合強化手段へ供給して
引張リングと容器蓋との結合部の加圧変形を施すことに
より、低コストで強度的に優れた金属製引張りング付尊
容器蓋を量産することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置によって製造する金属製引張リング
付き容器蓋の斜視図、第２図は第１図に示す金属製引張
りング付き容器蓋の製造工程を示す概略説明白、第３図
は本発明装置の要部である引張りングを結合した容器蓋
の結合部の強化を行う手段に移送するための容器蓋移送
手段の一実施例を示す要部断面側面図、第φ図は引張り
ング成形および結合手段から引張りングが結合された容
器蓋の受渡しを行う状態を示す容器蓋移送手段の要部説
明斜視図である。 ｉｏ・・・前成形体形成手段　　１２・・・前成形体供
給手段／≠・・・容器蓋供給手段　　　／６・・・引張
リング成形およびＭ／♂・・・容器蓋移送手段　　　２
０・・・結合強化手段２１・・・静止支持軸　　　、２
≠・・・軸受部材２ｔ・・・中空円筒体　　　２？・・
・回転搬送盤３０・・・容器蓋受入れブロック３２・・
・容器蓋受入れポケット３４ｔ・・・容器蓋　　　　　
　３ｔ・・・スカート壁３ｇ・・・溝　　　　　　　　
　ｌＩＯ・・・静止案内レール≠／・・・上部静止案内
レール　グλ・・・支持脚≠３・・・支持部材　　　　
　≠≠・・・内　面≠６・・・上　面　　　　　　≠ｇ
・・・天面壁ｊＯ・・・静止案内レール　　　ｊ２・・
・引張リングｊ４Ｌ・・・裂取りタブ片 間　　　　門奈　　清ｌ刀丁た］ ＦＩＧ、１ 変

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属薄板の端部より短冊片を剪断すると同時に湾
   曲せしめて両端部の重畳した筒環状の前成形体を形成す
   る手段と、容器蓋の裂取りタブの自由端部と前成形体の
   一部とが相互に重合せしめられた関係になるように前記
   容器蓋と前記前成形体とを位置決めし、前記前成形体の
   周端縁を半径方向にカーリングしてリングに形成せしめ
   ると共に前記裂取りタブを前記リング内に巻込んで両者
   を結合する引張りング成形および結合手段と、さらに引
   張りングを裂取りタブの自由端部に結合した容器蓋を容
   器蓋移送手段を介して移送し前記容器蓋と引張りングと
   の結合部を加圧変形して結合を強化する手段とからなる
   金属製引張りングを成形すると同時に容器蓋に結合する
   装置において、前記容器蓋移送手段は、実質上鉛直な軸
   線を中心として回転自在に設けられ外周面に半径方向外
   方と鉛直方向上方に開放された複数個の容器蓋受入れポ
   ケットを周方向に所定間隔離間して配置した回転搬送盤
   と、少なくとも引張りング成形および結合手段の排出域
   から結合強化手段の移送域までの範囲（二亘って回転搬
   送盤の外周面に沿って延在する静止案内レールとを具備
   し、前記静止案内レールには前記ポケット（二収容され
   た引張１）ングが結合された容器蓋のスカート壁下縁が
   接触する内面と裂取りタブ片の基部および引張リングの
   半径方向内側部が接触する上面とを設けることを特徴と
   する金属製引張リングを成形すると同時に容器蓋に結合
   する装置。