JPS59153871A - ガイドシユ−用高靭性Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系鋳造合金 - Google Patents
ガイドシユ−用高靭性Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系鋳造合金Info
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- JPS59153871A JPS59153871A JP58025153A JP2515383A JPS59153871A JP S59153871 A JPS59153871 A JP S59153871A JP 58025153 A JP58025153 A JP 58025153A JP 2515383 A JP2515383 A JP 2515383A JP S59153871 A JPS59153871 A JP S59153871A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、特に耐熱衝撃性、嶋温耐酸化性、および高
温耐摩耗性にすぐれ、これらの特性が要求される継目無
＠管製造用熱間傾斜圧延機のガイドシューとして使用す
るのに適した高靭性Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｊ″４．鋳造合金に
関するものである。
温耐摩耗性にすぐれ、これらの特性が要求される継目無
＠管製造用熱間傾斜圧延機のガイドシューとして使用す
るのに適した高靭性Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｊ″４．鋳造合金に
関するものである。
一般に、熱間傾斜圧延機は、上下位置に配した２個の樽
形傾斜ロール、左右位置に配したガイドシュー、および
前面中心位置に配したプラグを備え、この間に１１５０
〜１２５０℃に加熱された丸ビレットを供給し、前記樽
形傾斜ロールとプラグによシ熱ｆｆ１Ｊ穿孔圧延して継
目無鋼管を製造するものである。この場合、この素管は
楕円形を呈しながら成形されることになるが、この素管
の外径および肉厚を一定に調整するために設けられたの
がガイドシューである。
形傾斜ロール、左右位置に配したガイドシュー、および
前面中心位置に配したプラグを備え、この間に１１５０
〜１２５０℃に加熱された丸ビレットを供給し、前記樽
形傾斜ロールとプラグによシ熱ｆｆ１Ｊ穿孔圧延して継
目無鋼管を製造するものである。この場合、この素管は
楕円形を呈しながら成形されることになるが、この素管
の外径および肉厚を一定に調整するために設けられたの
がガイドシューである。
しだがって、素管は螺旋状に回転前進しながらガイドシ
ューの表面と摺動するため、高温に加熱された素管と接
触するがイドシューは、熱伝導による急速加熱と冷却水
による急冷の繰返し、並びに大きな応力負荷状態での転
がシ摺動摩擦にさらされることになる。
ューの表面と摺動するため、高温に加熱された素管と接
触するがイドシューは、熱伝導による急速加熱と冷却水
による急冷の繰返し、並びに大きな応力負荷状態での転
がシ摺動摩擦にさらされることになる。
従来、このような苛酷な条件下で使用に供されるガイド
シューの製造には、 Ｆｅ−２３％Ｃｒ −３％ＮＪ系
やＦｅ−２６４Ｃｒ−２％Ｎ１系などの高Ｃｒ低Ｎ１耐
熱耐摩耗性合金鋼や、Ｆｅ−１％Ｃ−２０％Ｃｒ−７％
Ｎｉ−５％Ｃｏ −５４Ｃｕ系やＮｉ−１％Ｃ−１５
４Ｃｒ−５％Ｍｏ系などの鋳造合金等が使用されている
が、これらの合金のあるものは、高温耐酸化性不足が原
因で高温加熱された素管の表面に発生したスケールや鋼
片がその表面に焼付き、これが原因で鋼管の表面に疵が
ついて製造歩留を悪くしたり、また、あるものは局部的
高温加熱と水冷の繰返しによる熱衝撃に耐えられないば
かりでなく、靭性が不足して割れが生じたシ、さら如、
あるものは高温における耐摩耗性不足が原因で短い使用
寿命しか示さないなど、これらのガイドシューに要求さ
れる耐熱衝撃性、靭性、高温耐酸化性、および高温耐摩
耗性を兼ね備えた合金は未だ開発されていないのが現状
である。
シューの製造には、 Ｆｅ−２３％Ｃｒ −３％ＮＪ系
やＦｅ−２６４Ｃｒ−２％Ｎ１系などの高Ｃｒ低Ｎ１耐
熱耐摩耗性合金鋼や、Ｆｅ−１％Ｃ−２０％Ｃｒ−７％
Ｎｉ−５％Ｃｏ −５４Ｃｕ系やＮｉ−１％Ｃ−１５
４Ｃｒ−５％Ｍｏ系などの鋳造合金等が使用されている
が、これらの合金のあるものは、高温耐酸化性不足が原
因で高温加熱された素管の表面に発生したスケールや鋼
片がその表面に焼付き、これが原因で鋼管の表面に疵が
ついて製造歩留を悪くしたり、また、あるものは局部的
高温加熱と水冷の繰返しによる熱衝撃に耐えられないば
かりでなく、靭性が不足して割れが生じたシ、さら如、
あるものは高温における耐摩耗性不足が原因で短い使用
寿命しか示さないなど、これらのガイドシューに要求さ
れる耐熱衝撃性、靭性、高温耐酸化性、および高温耐摩
耗性を兼ね備えた合金は未だ開発されていないのが現状
である。
本発明者等は、上述のような観点から、継目無鋼管製造
用熱間傾斜圧延機のガイドシューに要求される特性をす
べて兼ね備えた鋳造合金を得べく研究を行なった結果、
重量％で、Ｃ：０．６５〜２５％、Ｓｉ：０．１〜３％
、 Ｍｎ： ０．１〜２％、 ｃｒ ：２５〜３７チ、
Ｎｉ： ５〜２５％未＃、Ｗ：０．１〜１０％、 Ｍ
ｏ： ０．１〜１０ ％、 Ｔｉ： ０．０１〜４．５
％。
用熱間傾斜圧延機のガイドシューに要求される特性をす
べて兼ね備えた鋳造合金を得べく研究を行なった結果、
重量％で、Ｃ：０．６５〜２５％、Ｓｉ：０．１〜３％
、 Ｍｎ： ０．１〜２％、 ｃｒ ：２５〜３７チ、
Ｎｉ： ５〜２５％未＃、Ｗ：０．１〜１０％、 Ｍ
ｏ： ０．１〜１０ ％、 Ｔｉ： ０．０１〜４．５
％。
ＡＩ！：０．０１〜４．５ ｑ６を含有し、さらに必要
に応じてＣｏ：１〜１０％、 Ｎ ： ０．００５〜
０．２ ％、 Ｎｂ：０、０１〜１．５％、 Ｔａ：
０．０１〜１．５ ％、 Ｂ：０．００１〜０．２％、
およびＺｒ： ０．００１〜（１２％のうちの１種また
は２棟以上を含有し、残υがＦｅと不可避不純物からな
る組成をもったＦｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系鋳造合金は、高靭性
を有し、さらにすぐれた耐熱衝撃性、高温耐酸化性、お
よび高温耐摩耗性を兼ね備え、したがってこれらの特性
が髪求される熱間傾斜圧延機のガイドシューとして使用
した場合に、きわめて長期に亘ってすぐれた性能を安定
的に発揮するという知見を得たのである。
に応じてＣｏ：１〜１０％、 Ｎ ： ０．００５〜
０．２ ％、 Ｎｂ：０、０１〜１．５％、 Ｔａ：
０．０１〜１．５ ％、 Ｂ：０．００１〜０．２％、
およびＺｒ： ０．００１〜（１２％のうちの１種また
は２棟以上を含有し、残υがＦｅと不可避不純物からな
る組成をもったＦｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系鋳造合金は、高靭性
を有し、さらにすぐれた耐熱衝撃性、高温耐酸化性、お
よび高温耐摩耗性を兼ね備え、したがってこれらの特性
が髪求される熱間傾斜圧延機のガイドシューとして使用
した場合に、きわめて長期に亘ってすぐれた性能を安定
的に発揮するという知見を得たのである。
この発明は上記知見にもとづいてなされたものであって
、以下に成分組成範囲を上記の通シに限定した理由を説
明する。
、以下に成分組成範囲を上記の通シに限定した理由を説
明する。
Ｃ成分には、高温で素地中に固溶する一方、 Ｃｒ。
Ｗ、 Ｍｏ、 Ｔｉ、 Ｎｂ、 およびＴａなどと結
合してλ（’ＦＣ３＋ＭＣ，およびＭ２３Ｃ６型などの
炭化物を形成し、もって強度と硬さの向上をはかり、こ
の結果としてすぐれた耐摩耗性のほか、溶接性および鋳
造性を確保する作用があるが、その含有量がｏ、６５％
未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方２．５
％を越えて含有させると、炭化物の析出が多くなるばか
りでなく、その粒径が粗大化して靭性が低下し、急熱急
冷による熱衝撃に耐えられなくなることから、その含有
量を０．６５〜２．５チと定めだ。
合してλ（’ＦＣ３＋ＭＣ，およびＭ２３Ｃ６型などの
炭化物を形成し、もって強度と硬さの向上をはかり、こ
の結果としてすぐれた耐摩耗性のほか、溶接性および鋳
造性を確保する作用があるが、その含有量がｏ、６５％
未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方２．５
％を越えて含有させると、炭化物の析出が多くなるばか
りでなく、その粒径が粗大化して靭性が低下し、急熱急
冷による熱衝撃に耐えられなくなることから、その含有
量を０．６５〜２．５チと定めだ。
（ｂ） ５Ｉ
Ｓｉ成分には、Ｃｒと共に耐熱性を向上させる作用があ
るほか、脱酸作用並びに溶湯の流動性を改善して鋳造性
を向上させる作用があり、さらに高温強度も改善する作
用があるが、その含有量が０．１チ未満では前記各作用
に所望の効果が得られず、一方３％を越えて含有させる
と、 Ｃｒとの関連において靭性および溶接性が低下す
るようになることから、その含有量を０．１〜３チと定
めた。
るほか、脱酸作用並びに溶湯の流動性を改善して鋳造性
を向上させる作用があり、さらに高温強度も改善する作
用があるが、その含有量が０．１チ未満では前記各作用
に所望の効果が得られず、一方３％を越えて含有させる
と、 Ｃｒとの関連において靭性および溶接性が低下す
るようになることから、その含有量を０．１〜３チと定
めた。
なお、８Ｉ成分は、これを脱酸剤として使用した場合な
ど不可避不純物として０．１チ未満の範囲で含有する場
合があるが、この場合には、不可避不純物含有量を含め
、全体含有量が０１％以上になるようにすれはよい。
ど不可避不純物として０．１チ未満の範囲で含有する場
合があるが、この場合には、不可避不純物含有量を含め
、全体含有量が０１％以上になるようにすれはよい。
（ｃ） Ｍｎ
Ｍｎ成分には、Ｎｉと共に素地に固溶してオーステナイ
トを安定化させ、また耐熱衝撃性および高温耐摩耗性を
向上させる作用があり、かつ脱酸作用も合せもつが、そ
の含有量が０．１％未満では所望の作用効果を確保する
ことができず、一方２チを越えて含有させると、高温耐
酸化性が劣化するようになることから、その含有量を０
．１〜２チと定めた。
トを安定化させ、また耐熱衝撃性および高温耐摩耗性を
向上させる作用があり、かつ脱酸作用も合せもつが、そ
の含有量が０．１％未満では所望の作用効果を確保する
ことができず、一方２チを越えて含有させると、高温耐
酸化性が劣化するようになることから、その含有量を０
．１〜２チと定めた。
なお、Ｍｎ成分も、Ｓｉ成分と同様に脱酸剤などとして
使用した場合、不可避不純物としてｏ、１％未満の範囲
で含有する場合があるが、この場合も不可避不純物含有
量を含め、全体含有量が０．１チ以上になるように成分
調整すればよい。
使用した場合、不可避不純物としてｏ、１％未満の範囲
で含有する場合があるが、この場合も不可避不純物含有
量を含め、全体含有量が０．１チ以上になるように成分
調整すればよい。
（ｄ） Ｃｒ
Ｃｒ成分には、その一部が素地に固溶し、残シの部分が
炭化物を形成して合金の硬さを向上させ、もって高温耐
摩耗性を改善するほか、高温耐酸化性をも向上させる作
用があるが、その含有量が２５％未満では所望の作用効
果が得られず、一方３７％を越えて含有させると耐熱衝
撃性が低下するようになることから、その含有量を２５
〜３７％士定めた。
炭化物を形成して合金の硬さを向上させ、もって高温耐
摩耗性を改善するほか、高温耐酸化性をも向上させる作
用があるが、その含有量が２５％未満では所望の作用効
果が得られず、一方３７％を越えて含有させると耐熱衝
撃性が低下するようになることから、その含有量を２５
〜３７％士定めた。
（ｅ） Ｎｉ
Ｎ１成分には、オーステナイト地を安定にして耐熱衝撃
性および靭性を高めるほか、Ｃｒと共に高温耐酸化性を
向上させる作用があるが、その含有量が５−未満では前
記作用に所望の効果が得られず、一方２５チ以上含有さ
せると靭性に低下傾向が現われるようになシ、為靭性を
確保することが困難になることから、その含有量を５〜
２５％未満と定めた。
性および靭性を高めるほか、Ｃｒと共に高温耐酸化性を
向上させる作用があるが、その含有量が５−未満では前
記作用に所望の効果が得られず、一方２５チ以上含有さ
せると靭性に低下傾向が現われるようになシ、為靭性を
確保することが困難になることから、その含有量を５〜
２５％未満と定めた。
（ｆ） Ｔｉ
Ｔ１成分には、素地の結晶粒の成長を抑制するばかシで
なく、むしろこの結晶粒を微細化し、かつＭＣ型の炭化
物および窒化物を形成して、高温強度および高温耐摩耗
性を向上させる作用があるが、その含有量が０．０１％
未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方４５チ
を越えて含有させると、高温における炭化物形成が促進
されて、合金の靭性が低下し、さらに高温での酸化物の
生成も顕著となって高温耐酸化性の劣化をまねくように
なることから、その含有量を０．０１〜４．５％と定め
た。
なく、むしろこの結晶粒を微細化し、かつＭＣ型の炭化
物および窒化物を形成して、高温強度および高温耐摩耗
性を向上させる作用があるが、その含有量が０．０１％
未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方４５チ
を越えて含有させると、高温における炭化物形成が促進
されて、合金の靭性が低下し、さらに高温での酸化物の
生成も顕著となって高温耐酸化性の劣化をまねくように
なることから、その含有量を０．０１〜４．５％と定め
た。
（ｇ） Ｍ。
Ｍ成分には、 Ｃｒとの共存において高温での耐酸化性
および耐食性を改善し、さらに窒化物を形成して高温強
度および耐摩耗性を一段と高め、かつ耐熱衝撃性および
靭性を向上させる作用があるが、その含有量が００１％
未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方４．５
％を越えて含有させると、溶湯の流動性および鋳造性が
低下して製造が困難となるばかシでなく、靭性および溶
接性も低下して実用的でなくなることから、その含有量
を０、０１−４．５ ％と定めた。
および耐食性を改善し、さらに窒化物を形成して高温強
度および耐摩耗性を一段と高め、かつ耐熱衝撃性および
靭性を向上させる作用があるが、その含有量が００１％
未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方４．５
％を越えて含有させると、溶湯の流動性および鋳造性が
低下して製造が困難となるばかシでなく、靭性および溶
接性も低下して実用的でなくなることから、その含有量
を０、０１−４．５ ％と定めた。
（ｈ） Ｗ
Ｗ成分にも、素地中に固溶すると共にＣと炭化物を形成
して高温硬さおよび耐摩耗性を改善する作用があるが、
その含有量が０．１％未満では所望の作用効果が得られ
ず、一方１０％を越えて含有させると、耐摩耗性は向上
するようになるが、靭性および耐熱衝撃性が劣化するよ
うになることから、その含有量を０．１〜１０饅と定め
だ。
して高温硬さおよび耐摩耗性を改善する作用があるが、
その含有量が０．１％未満では所望の作用効果が得られ
ず、一方１０％を越えて含有させると、耐摩耗性は向上
するようになるが、靭性および耐熱衝撃性が劣化するよ
うになることから、その含有量を０．１〜１０饅と定め
だ。
（ｉ） Ｍ。
Ｍｏ成分には、Ｗと同様に、特に高温耐摩耗性を向上さ
せる作用があるが、その含有量がＯ，１％未満では所望
のすぐれた高温耐摩耗性を得ることができず、一方ｌＯ
％を越えて含有させると、Ｗと同様に靭性および耐熱衝
撃性が劣化するようになることから、その含有量を０．
１〜ｌＯ％と定めた。
せる作用があるが、その含有量がＯ，１％未満では所望
のすぐれた高温耐摩耗性を得ることができず、一方ｌＯ
％を越えて含有させると、Ｗと同様に靭性および耐熱衝
撃性が劣化するようになることから、その含有量を０．
１〜ｌＯ％と定めた。
（ｊ） Ｃ。
Ｃｏ成分には、素地に固溶して耐熱衝撃性および靭性を
一段と向上させ、かつ高温耐摩耗性を改善する作用があ
るので、特にこれらの特性がさらに要求される場合に必
要に応じて含有されるが、その含有量が１％未満では前
記作用に所望の向上効果が得られず′、一方１０％を越
えて含有させてもより一層の向上効果は得られず、経済
性を考慮して、その含有量を１〜１０％と定めた。
一段と向上させ、かつ高温耐摩耗性を改善する作用があ
るので、特にこれらの特性がさらに要求される場合に必
要に応じて含有されるが、その含有量が１％未満では前
記作用に所望の向上効果が得られず′、一方１０％を越
えて含有させてもより一層の向上効果は得られず、経済
性を考慮して、その含有量を１〜１０％と定めた。
（ｋ）Ｎ 、 Ｎｂ、 Ｔａ、 Ｂ ＋およびＺｒこれ
らの成分には、高温強度および高温耐摩耗性を一段と向
上させる作用があるので、特にこれらの特性がさらに要
求される場合に必要に応じて含有されるが、その含有量
が、それぞれＮ ： ０．００５チ未満、 Ｎｂ： ０
．０１ ％未満、 Ｔａ： ０．０１１未満。
らの成分には、高温強度および高温耐摩耗性を一段と向
上させる作用があるので、特にこれらの特性がさらに要
求される場合に必要に応じて含有されるが、その含有量
が、それぞれＮ ： ０．００５チ未満、 Ｎｂ： ０
．０１ ％未満、 Ｔａ： ０．０１１未満。
Ｂ：０．００１％未満、およびＺｒ：０．００１％未満
では前記作用に所望の向上効果が得られず、一方Ｎ：０
．２％、 Ｎｂ： １．５ ％、 Ｔａ ： １．５
％、 Ｂ ： ０．２チ、およびＺｒ：０．２％をそ
れぞれ越えて含有させると、耐熱衝撃性および靭性に劣
化傾向が現われるようになることから、その含有量を、
それぞれＮ ： ０．００５〜０．２％、 Ｎｂ： ０
．０１〜１．５ ％、Ｔａ：Ｏ，Ｏ１〜１．５チ、Ｂ：
０．００１〜０．２チ、およびＺｒ： ０．００１〜０
．２％と定めた。
では前記作用に所望の向上効果が得られず、一方Ｎ：０
．２％、 Ｎｂ： １．５ ％、 Ｔａ ： １．５
％、 Ｂ ： ０．２チ、およびＺｒ：０．２％をそ
れぞれ越えて含有させると、耐熱衝撃性および靭性に劣
化傾向が現われるようになることから、その含有量を、
それぞれＮ ： ０．００５〜０．２％、 Ｎｂ： ０
．０１〜１．５ ％、Ｔａ：Ｏ，Ｏ１〜１．５チ、Ｂ：
０．００１〜０．２チ、およびＺｒ： ０．００１〜０
．２％と定めた。
つぎに、この発明の高靭性Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系鋳造合金
を実施例によシ比較例と対比しながら説明する。
を実施例によシ比較例と対比しながら説明する。
実施例
通常の高周波溶解炉を用い、それぞれ第１表に示される
通シの成分組成をもった溶湯を大気中溶解し、ついで砂
型に鋳造することによって、本発明鋳造合金１〜３８．
比較鋳造合金１〜１１．および従来鋳造合金１，２の各
種試験片をそれぞれ製造し、これらの試験片を用いて、
硬さ測定試験。
通シの成分組成をもった溶湯を大気中溶解し、ついで砂
型に鋳造することによって、本発明鋳造合金１〜３８．
比較鋳造合金１〜１１．および従来鋳造合金１，２の各
種試験片をそれぞれ製造し、これらの試験片を用いて、
硬さ測定試験。
常温シャルピー衝撃試験、大越式金属間摩耗試験。
および実機の急速加熱および急速冷却の繰返しに近い条
件での熱衝撃試験をそれぞれ行なった。
件での熱衝撃試験をそれぞれ行なった。
なお、硬さ測定試験は常温、７００℃、およびＳＯＯ℃
におけるビッカース硬さを測定することによシ行ない、
また大越式金属間摩耗試験は、相手材： ＳＵＪ −２
（ＨＲＣ：５ ’７以上）、荷重：１Ｂ、２ｋｇ、摩擦
速度： ０．０５４ ＭＬ／ｓｅｅの条件で、かつ常温
乾燥状態で行ない、これらの結果から比摩耗量を算出し
た。さらに熱衝撃試験は、−万端面の中心部に直径：ｌ
Ｏｍｙｎφの球面凹みを形成した１２鮎Ｘ１２即ｘ３０
ｕの角柱状試験片を用い、この試験片の球面凹みを、酸
素−プロパンガスバーナにより３０秒間加熱して、その
温度を約１０００℃とした後、直ちに噴霧水を３０秒間
吹付けて、その温度を約２００℃とする工程を１サイク
ルとし、これを繰返し行ない、３回ごとに前記球面凹み
を螢光浸透探傷法を用いて観察し、割れが発生するまで
のサイクル数を測定することにより行なった。これらの
試験結果を第２表に合せて示した。
におけるビッカース硬さを測定することによシ行ない、
また大越式金属間摩耗試験は、相手材： ＳＵＪ −２
（ＨＲＣ：５ ’７以上）、荷重：１Ｂ、２ｋｇ、摩擦
速度： ０．０５４ ＭＬ／ｓｅｅの条件で、かつ常温
乾燥状態で行ない、これらの結果から比摩耗量を算出し
た。さらに熱衝撃試験は、−万端面の中心部に直径：ｌ
Ｏｍｙｎφの球面凹みを形成した１２鮎Ｘ１２即ｘ３０
ｕの角柱状試験片を用い、この試験片の球面凹みを、酸
素−プロパンガスバーナにより３０秒間加熱して、その
温度を約１０００℃とした後、直ちに噴霧水を３０秒間
吹付けて、その温度を約２００℃とする工程を１サイク
ルとし、これを繰返し行ない、３回ごとに前記球面凹み
を螢光浸透探傷法を用いて観察し、割れが発生するまで
のサイクル数を測定することにより行なった。これらの
試験結果を第２表に合せて示した。
なお、第２表の割れ発生までのサイクル数の欄における
「３６以上」は、３６サイクルの繰返し熱衝撃試験でも
球面凹みに割れ発生が見られないものである。
「３６以上」は、３６サイクルの繰返し熱衝撃試験でも
球面凹みに割れ発生が見られないものである。
第２表に示される結果から、本発明鋳造合金１〜３８は
、いずれも従来′＃Ｊ造合金合金２に比して、きわめて
すぐれた常温および高温硬さを有し、かつ常温靭性、耐
摩耗性、および耐熱衝撃性にもすぐれていることがわか
る。このように本発明鋳造合金１〜３８は、いずれもす
ぐれた常温および高温硬さ、靭性、耐摩耗性、耐熱衝撃
性を兼ね備えているのに対して、構成成分のうちのいず
れかの成分（※印表示）の含有量がこの発明の範囲から
外れた組成を有する比較鋳造合金１〜ＩＩにおいては、
これらの特性のうち少なくともいずれかの特性が劣った
ものになっている。
、いずれも従来′＃Ｊ造合金合金２に比して、きわめて
すぐれた常温および高温硬さを有し、かつ常温靭性、耐
摩耗性、および耐熱衝撃性にもすぐれていることがわか
る。このように本発明鋳造合金１〜３８は、いずれもす
ぐれた常温および高温硬さ、靭性、耐摩耗性、耐熱衝撃
性を兼ね備えているのに対して、構成成分のうちのいず
れかの成分（※印表示）の含有量がこの発明の範囲から
外れた組成を有する比較鋳造合金１〜ＩＩにおいては、
これらの特性のうち少なくともいずれかの特性が劣った
ものになっている。
上述のように、この発明のＦｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系鋳造合金
は、特に、すぐれた耐熱性、耐摩耗性、および耐熱衝撃
性を有し、かつ靭性も具備しているので、これらの特性
が要求される継目無鋼管製造用熱間傾斜圧延機（穿孔機
も含む）のガイドシューとして使用した場合、きわめて
長期に亘って安定的性能を発揮するなど工業上有用な特
性を有するのである。
は、特に、すぐれた耐熱性、耐摩耗性、および耐熱衝撃
性を有し、かつ靭性も具備しているので、これらの特性
が要求される継目無鋼管製造用熱間傾斜圧延機（穿孔機
も含む）のガイドシューとして使用した場合、きわめて
長期に亘って安定的性能を発揮するなど工業上有用な特
性を有するのである。
出願人 三菱金属株式会社
Claims (4)
- （１） Ｃ：’ ０．６５〜２．５チ。 Ｓｉ：０．１〜３％。 Ｍｎ：（１１〜２％。 Ｃｒ：２５〜３７％。 Ｎｉ ： ５〜２５％未満。 Ｗ：０．１〜１０チ。 Ｍｏ：０．１〜１０％。 ’ｒｉ：０．０１〜４．５％。 Ａｔ：０．０１〜４．５％。 を含有し、残りがＦｅと不可避不純物からなる組成（以
上重量％）を有することを特徴とする継目無鋼管製造用
熱間傾斜圧延機のガイドシュー用高靭性Ｆｅ−Ｃｒ −
Ｎｉ系鋳造合金。 - （２） Ｃ： ０．６５〜２．５％。 ８ｉ ： ０．１〜３％。 Ｍｎ ： ０．１〜２％。 Ｃｒ ： ２５〜３７ ％。 Ｎ１：５〜２５チ未満。 Ｗ：０．１〜１０チ。 Ｍｏ：Ｏ，１〜１０％。 Ｔｉ：０．０１〜４．５％。 １ ： ０．０１〜４．５係。 を含有し、さらに、 Ｃｏ：１〜１０チ。 を含有し、残りがＦｅと不可避不純物からなる組成（以
上重量％）を有することを特徴とする継目無鋼管製造用
熱間傾斜圧延機のガイドシュー用高靭性Ｆ’ｅ−Ｏｒ−
Ｎｉ系鋳造合金。 - （３）Ｃ：０．６５〜２．５チ。 Ｓｉ：Ｏ，１〜３チ。 Ｍｎ：Ｏ，１〜２９６゜ Ｃｒ ： ２５〜３７ ％。 Ｎ１： ５〜２５ ％。 Ｗ：０．１〜１０ ％。 Ｍｏ：０．１〜１０ ％。 Ｔ１：０．０１〜４．５ ％。 ＡＱ ： ０．０ １〜４．５ 係。 を含有し、さらに、 Ｎ：０．００５〜０．２チ。 Ｎｂ ： Ｏ，Ｏｌ〜１．５％。 Ｔａ ： ０．０１〜１．５ ％。 Ｂ：０．００１〜０．２％。 Ｚｒ ： ０．００１〜０．２％。 のうちの１種または２穐以上を含有し、残シがＦｅと不
可避不純物からなる組成（以上重量％）を有することを
特徴とする継目無鋼管製造用熱間傾斜圧延機のがイドシ
ュー用高靭性Ｆｅ−０ｒ−Ｎｉ系鋳造合金。 - （４） Ｃ： ０．６５〜２．５チ。 Ｓｉ：０．１〜３％。 Ｍｎ：Ｏ，１〜２チ。 Ｃｒ：２５〜３７％。 Ｎ１：５〜２５％未満。 Ｗ 二 ０． １ 〜１０％。 Ｍｏ ： Ｏ，ｌ〜ユＯｑ６゜ Ｔｉ： ０．０ １〜４．５ ％。 ＡＰ、：０．０１〜４．５ ％。 を含有し、さらに、 ｃｏ＝１〜１０ｑｂと、 Ｎ：０．００５〜０．２チ。 Ｎｂ： ０．０１〜１．５ ％。 ’Ｉ’ａ ： ０．０１〜１．５ ％ ＃Ｂ：Ｏ，ＯＯ
１〜０．２ ｔ１６゜ Ｚｒ： ０．００１〜０．２％。 のうちの１種または２種以上とを含有し、残りがＦｅと
不可避不純物からなる組成（以上重量％）を有すること
を特徴とする継目無鋼管製造用熱間傾斜圧延機のがイド
シュー用高靭性Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系鋳造合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58025153A JPS59153871A (ja) | 1983-02-17 | 1983-02-17 | ガイドシユ−用高靭性Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系鋳造合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58025153A JPS59153871A (ja) | 1983-02-17 | 1983-02-17 | ガイドシユ−用高靭性Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系鋳造合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59153871A true JPS59153871A (ja) | 1984-09-01 |
| JPS628507B2 JPS628507B2 (ja) | 1987-02-23 |
Family
ID=12158065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58025153A Granted JPS59153871A (ja) | 1983-02-17 | 1983-02-17 | ガイドシユ−用高靭性Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系鋳造合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59153871A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6165288A (en) * | 1994-05-17 | 2000-12-26 | Ksb Aktienegsellschaft | Highly corrosion and wear resistant chilled casting |
| CN102864372A (zh) * | 2012-09-14 | 2013-01-09 | 江苏久联冶金机械制造有限公司 | 一种耐磨轧机导卫及其制造方法 |
| CN103540858A (zh) * | 2013-09-22 | 2014-01-29 | 苏州华宇精密铸造有限公司 | 一种精密铸造的导辊及其制造方法 |
| CN104099523A (zh) * | 2014-07-15 | 2014-10-15 | 宁国东方碾磨材料股份有限公司 | 一种叶轮用高碳高硼耐磨钢 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57131348A (en) * | 1981-02-09 | 1982-08-14 | Nippon Steel Corp | Heat and wear resistant build-up welding material |
-
1983
- 1983-02-17 JP JP58025153A patent/JPS59153871A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57131348A (en) * | 1981-02-09 | 1982-08-14 | Nippon Steel Corp | Heat and wear resistant build-up welding material |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS628507B2 (ja) | 1987-02-23 |
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