JPS59101478A - リグスチライドを安定に配合した水系組成物 - Google Patents

リグスチライドを安定に配合した水系組成物

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JPS59101478A
JPS59101478A JP57209898A JP20989882A JPS59101478A JP S59101478 A JPS59101478 A JP S59101478A JP 57209898 A JP57209898 A JP 57209898A JP 20989882 A JP20989882 A JP 20989882A JP S59101478 A JPS59101478 A JP S59101478A
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ligustilide
alcohol
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water
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一吉 喜多
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誠一 飯田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はりグスチライドを安定に配合した水系組成物、
さらに詳しくは、医薬品、医薬部外品または化粧品とし
て用いる水系組成物に関する。
従来技術 リグスチライドは生薬の当帰や川重(これらの生薬は漢
方において駆痕血薬として用いられ、循環改善や消炎に
有用である)の有効成分で、抗アセチルコリン作用や抗
真菌作用を示すフタライドの1種であり、従来から、生
薬捷たはその抽出物の形で漢方薬をはじめ、医薬品、医
薬部外品、化粧品の分野の種々の製剤に配合されている
。しかしながら、リグスチライドは空気酸化や紫外線等
番こより分解されやすい物質で、特に、水を含む系の組
成物、すなわち、水系組成物の形の製剤にどいては、た
とえ、冷暗所に保存しても非常に不安定で、活性が速か
に低下する。したがって、特に、水系組成物においては
、リグスチライドの安定化を図らないかぎり、その配合
効果は充分ζこ期待できないが、未だ、水系組成物に2
けるリグスチライドの安定化に成功した例は見当らない
発明の目的 このような事情にかんがみ、本発明者らはりグスチライ
ドを安定に配合した組成物を得るべく鋭意検討を重ねた
結果、意外にも、アルコールを共存きせることにより、
リグスチライドの水系組成物における安定性が著しく向
上することを見出し、本発明を完成する(こいたった。
発明の構成および効果 すなわち、本発明は、リグスチライドまたはりグスチラ
イド含有生薬抽出物を有効成分とし、その安定化剤とし
てアルコールを配合してなるリグスチライドを安定に配
合した水系組成物を提供するものである。不発明番こよ
れば、リグスチライドまたはりグスチライド含有生薬抽
出物を、口腔内適用、皮膚外用、直腸、Fl智もしくは
尿道内投与用、点眼、点鼻、点耳または内服用、注射用
等の溶液剤、乳剤、懸濁剤、ペースト、ゲル、軟膏のご
とき水系組成物に配合しても長期にわたってその活性を
保持することができる。
かくして、本発明組成物においては、当帰や用屹のごと
きリグスチライド含有生薬の溶媒抽出物または該抽出物
を公知のクロマトグラフィーによって精製して得られる
リグスチライドを有効成分として配合する。生薬からの
抽出物調製は、例えは、生薬細切物を水、低級アルコー
ル、エーテル、ヘキサンのような有機溶媒中、40〜1
00°Cで05〜3時間または室温で1〜3日間抽出し
、所望により、この操作を2〜数回くり返し、得られた
抽出液を30〜60″Cで、好址しくは減圧下にa縮乾
固することにより行なえる。ことに、エーテル(こより
好筐しい成分がよく抽出されるのでエーテル抽出物が望
ましい。かかる生薬抽出物からのりグスチライドの調製
は、例えは、該抽出物をシリカゲルクロマトグラフィー
に付し、n−ヘキサン−エーテル混液で溶出させ、減圧
下に溶媒を除去することにより行なえる。該生薬抽出物
あるいはりグスチライドの配合量は特に限定するもので
はなく、所望の剤形に応じて適宜選択できるが、通常、
組成物全量に対してリグスチライドとじて06005〜
0.5%(重岳%、以下同じ)の割合で配合子れは充分
である。
安定化剤として用いるアルコールとしては、エタノール
、10パノール、インプロパツール、アミルアルコール
、ヘフリノール、オクタツール、セタノール、オレイル
アルコール、ステアリルアルコール等の一価アルコール
、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセ
リベポリエチレンクリコール、ポリビニルアルコール、
ソルビトール、マンニトール、イノシトール等の多価ア
ルコールカ挙げられ、実用上、こと(こ、エタノール、
インプロパツール、エチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、グリセリン、ソルビトールが好ましい。こ
れらのアルコールは単独でも、2種以上併用してもよく
、その配合量は安定化の観点から、組成物中の水の量に
対して重量比で1/2倍以上、好丑しくは、等量以上、
通常、等量〜5倍とすることが望捷しい。
本発明の組成物は通常の製剤化技術に従って前記のごと
き溶液剤、乳剤、懸濁剤、ペースト、ゲル、軟膏のよう
な剤形とすることができ、他の配合成分はりグスチライ
ドの安定性Oこ影響を及ぼさない限り、特に限定するも
のではなく、通電、この種の組成物に使用されるものい
ずれでもよい。
実験例および実施例 つぎに実験例および実施例を挙けて本発明をさら(こ詳
しく説明する。なお、各実験例および実施例で用いた抽
出物またはりクスチライドの調製およびリグスチライド
の定量はつぎのとどっである。
抽出物の調製 市販当帰11<Hにエチルエーテル10βを加え、50
°Cで30分間加熱抽出後、ρ過する。この操作を2回
くり返し、r液を合し、減圧下、50°Cでa縮乾固し
てリグスチライドを約10〜40%含有するペースト状
の軟エキス約6gを得る。
リグスチライドの調製 前記で得られた軟エキス5gをシリカゲルクロマトグラ
フィーに付し、n−ヘキサン−エーテル(10:1)混
液で溶出させ、シリカゲル薄層クロマトグラフィーでn
−ヘキサン−エーテル(4=1)混液を用いて展開した
ときにR(0,55に対応する両分を補集し、40’C
で減圧丁番こ溶媒を除去し、無色透明な油状のリグスチ
ライド0.6 gを得る。
リグスチライドの定量 0.1%α−メチルナフタレンを内部標準物質として含
むメタノールで、リグスチライド含有試料を10倍に希
釈し、その20μ召を高速液体クロマトグラフィー〔カ
フム:ヌクレオシル10 C: 18、溶媒:メタノー
ル−水(75: 25)、流量:1.0m11分〕に付
し、保持時間7゜5分のりグスチライドのピークより定
量する。
実施例 前記ノ当JW)軟エキス帆1%およびそれを溶解させる
ための界面活性剤であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油読導体1.3%と、各種、各濃度のアルコールを含有
する水溶液を調製し、55°Cに放置してリグスチライ
ドの層間を経日的に測定する。
同時に、対照として、アルコールを含有しない同様な水
溶液も55°Cに放置し、リグスチライドの濃度を経日
的に測定する。対照の水溶液におけるリグスチライドの
残存率が50%および10%になった時点における各ア
ルコール含有水溶液のりクスチライド残存率(ト)を第
1表に示す。なお、同様に、アルコールの代りに各種の
抗酸化剤およびキレート剤を用いて実験した結果も第1
表(こ示す。
第1表(つづき) 第1表に示すごとく、アルコールはいずれもリグスチラ
イドの安定性を向上させており、特に、低級アルコール
、エチレングリコール、ポリエチレングリコールがすぐ
れた効果を有し、また、水と等値以上ですぐれた効果を
示す。これ(こ対し、抗酸化剤ではBHTが一応の1ツ
ク′スチライIJ安定化効果を示すか、アスコルビン酸
やクエン酸で(まかえって安定性が低下し、EDTAの
効果ζこも限界が見られる。
実施例1 つぎの処方(こより、常法をこ従って]くスタ斉1jを
製造した。
成分       % 白色ワセリン             8・0ス テ
ア リ ルアルコール               
   6.0プロピレングリコ−jv4・O ポリエチレングリコール400    37,0ポリエ
チレングリコール2000  2.5.07.0 エ タ ノ −ル リグスチライド           0.01精製水
           100%に調製実施例2〜4 つぎの第2表に示す処方をこより、常法畳こ従って練歯
磨を製造した。得られた歯磨を、55°C1こて1ケ月
または40°Cで6ケ月保存後、リグスチライドを定量
し、製造直後の量を100%として残存率(%)を算出
した。結果を第2表番こ示す。
第2表 実施例5 つぎの処方により、常法に従って皮膚外用のゲル剤を製
造した。
成分       % カルボキシメチルセルロース       2グリセリ
ン            78リグスチライド   
          0.01精製水        
    100%(こ調整実施例6 つぎの処方により、常法に従ってローション斉11を製
造した。
成分       % エタ ) −ル                  
           25グリセリン       
     25* 当帰エタノールエキス          0.2香料
                  0・8精製水 
           100%【こ調整*前記軟エキ
スと同様に、ただし、エチルエーテルの代りにエタノー
ル101を用G)で調製した。
実施例7 つぎの処方により常法に従って座薬を製造した。
成分                %ゼラチン  
            22.0グリセリン    
        65.0当帰軟エキス       
       o、o、<精製水          
  ioo%(こ調整実施例8 つぎの処方により常法に従って点眼剤を製造した。
成分                %プロピレング
リコー)V          10.0ポリエチレン
グリコ−z+z300     ao、。
ツイン20              0−06ツイ
ン60             0・13チメロサー
、、               0.002リグス
チライド             0.01食塩  
               適量精製水     
       100%をこ調整実施例9 つぎの処方により常法に従って10g7z<4712人
の注射剤を製造した。
成分                %エタノール 
              5.0マンニトール  
          25.0プロピレングリコール 
       25.Oリグスチライド       
      0.005食塩            
     適量精製水            100
%に調整実施例10 つぎの処方により常法に従って内服用液剤を製造した。
成分               %エタノール  
            55.0プロピレングリコ−
/L/          10.0グリセリン   
          5.0川莞エタノールエキス  
        帆5精製水            
100%に調整特許出願人ザンスター株式会社 代理人弁理士青山 葆l”di12名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1〕リグスチライドまたはりグスチライド含有生薬抽
    出物を有効成分とし、その安定化剤としてアルコールを
    配合したことを特徴とするりグスチライドを安疋番こ配
    合した水系組成物。 (2) 該アルコールがエタノール、インプロパツール
    、エチレングリコール、ホリエチレンクリコール、グリ
    セリンおよびンルビトールからなる群から選ばれる1種
    または2種以上のアルコールである前記@(1)項の組
    成物。 (3)iJ IJグスチライド含有生薬抽出物が当帰せ
    たは用型の抽出物である前記第(1)項または第(2)
    項の組成物。 (4)該アルコールを組成物中の水に対して重量比17
    2倍以上の割合で配合した前記第(1〕項〜第(3)項
    いずれか1つの組成物。
JP57209898A 1982-11-29 1982-11-29 リグスチライドを安定に配合した水系組成物 Granted JPS59101478A (ja)

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JPS63215622A (ja) * 1986-12-12 1988-09-08 グラクソ、グループ、リミテッド 経口投与用医薬組成物
JP2010540671A (ja) * 2007-10-08 2010-12-24 フォベア、ファルマスティカル、ソシエテ、アノニム 水性眼用処方物
WO2015041294A1 (ja) * 2013-09-20 2015-03-26 参天製薬株式会社 ポリエチレングリコール含有組成物
CN104998118A (zh) * 2015-08-11 2015-10-28 哈尔滨灵丹鸿运茶品有限公司 一种葛仙米清热明目代茶及其制备方法

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