JPS589271Y2 - バスドラム用支持脚 - Google Patents

バスドラム用支持脚

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Publication number
JPS589271Y2
JPS589271Y2 JP13628479U JP13628479U JPS589271Y2 JP S589271 Y2 JPS589271 Y2 JP S589271Y2 JP 13628479 U JP13628479 U JP 13628479U JP 13628479 U JP13628479 U JP 13628479U JP S589271 Y2 JPS589271 Y2 JP S589271Y2
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lower leg
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JP13628479U
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Inventor
柳沢美津男
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パ−ル楽器製造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はバスドラム用支持脚に関するものである。
床面に横置きされて演奏されるバスドラムは、その両側
に取付けた支持脚によって床面に安定に支持されるよう
になっている。
このバスドラムの支持脚は、ドラム胴体の外側面に取付
けられるベース部材に長さ調節の可能な脚体の基端を保
させるようにしたものであり、この支持脚としては従来
ドラム胴体の右側に取付けられるものと左側に取付けら
れるものとの2種類のものが対として使用されている。
すなわち、バスドラムの支持脚は、通常脚体をドラム後
面側(演奏席と反対側)に向って祠め下向きに設けた状
態でドラムを支持するのが望ましいとされており、従っ
て例えば右側用の支持脚を左側に取付けると脚体がドラ
ム前面側(演奏岸側)に向って刷め下向きに傾いた状態
となり、これではドラムヘッドの打撃に対してずれ動く
ことiくドラムを支えることはできなくなる。
このため、従来は上記のように右側用の支持脚と左側用
の支持脚との2種類のものを使用しているのであるが、
このように2種類の支持脚を使用するのでは各支持脚を
個々に製造しなければならないために支持脚の価格が非
常に高いものとなるし、またドラム胴体への取付けに際
しても誤まって右側用のものを左側に取付けてしまうこ
とがある問題もあった。
この考案は上記のような実情にかんがみてなされたもの
であって、その目的とするところは、構成部品を組み替
えるだけで右側用としても左側用としても使用できるよ
うにした、従来のように2種類のものを用意しなくても
よいようにすると共に、ドラム胴体への取付けに際して
も右側、左側の別なく簡単に取付けられるようなバスド
ラム用支持脚を提供することにある。
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図〜第3図において、1はベース部材、2はこのベ
ース部材1に後述する締付けねじ25を介して回動可能
に支持された脚体取付部材、3はこの脚体取付部材2に
基端を固定された脚体であり、前記ベース部材1はドラ
ム胴体Aの右側にも左側にも取付けられる左右対称形の
ものであって、このベース部材1は第11図及び第12
図に示すようにドラム胴体Aの外側面に取付けられるよ
うになっている。
また、前記脚体取付部材2を介して上記ベース部材1に
支持された脚体3は、前記締付けねじ25を支軸として
第12図に実線で示す下向き姿勢(脚体先端を床面に当
接させたドラム支持状態)から同図に二点鎖線で示す横
向き姿勢(脚体全体をドラム胴体Aの外側面に沿わせて
水平に格納した状態)となるまでの間で上下回動される
ようになっており、さらにこの脚体3は前記締付けねじ
25を締付けて脚体取付部材2をベース部材1に押圧す
ることによりその回動端において固定されるようになっ
ている。
前記脚体3は、パイプ製上部脚3aと、この上部脚3a
内にスライド可能に挿入された丸棒製下部脚3bと、前
記上部脚3aの下端に設けられてロック操作ねじ5の締
付は操作により下部脚3bをロックする下部脚保持部材
4とからなる長さ調節の可能な伸縮脚体とされており、
またこの脚体3の先端には、下部脚先端に突出形成され
た杭先形脚先6と、この杭先形脚先6を囲む上下移動可
能なゴム脚先7とが選択使用可能に設けられている。
前記ゴム脚先1は、筒状ナツト7aの外側に床接触面を
広く形成した下脹らみ形の脚先ゴム1bを嵌着してなる
もので、このゴム脚先7は前記下部脚3bの先端部外周
に形成したねじ部に螺合されており、ゴム脚先7を回わ
すことによって上下に移動されるようになっている。
このゴム脚先7と前記杭先形脚先6は、ドラムを設置す
る床面の材質などに応じて使い分けられるもので、杭先
形脚先6を使用する場合はゴム脚先1を上側に移動させ
てこのゴム脚先1に設けられている孔部8から杭先形脚
先6を突出させればよく、またゴム脚先7を使用する場
合は、ゴム脚先7を下側に移動させて第2図に示すよう
にゴム脚先7内に杭先形脚先6を収納すればよい。
なお、9は前記ゴム脚先6を固定するためのナツトであ
る。
一方、前記ベース部材1は、第4図及び第5図に示すよ
うに、ドラム胴体の外周面に合致するように彎曲する台
座1aの前面に円形端面をもつ突出部1bを形成したも
ので、このベース部材1は、前記台座1aの裏面側に突
設した複数のねじ孔付突部10,10をドラム胴体に設
けたベース部材取付穴に挿入し、この突部10,10の
ねじ孔にドラム胴体の内側から止めねじ11.IN第1
1図参照)を螺合させて締付けることにより、ドラム胴
体に固定されるようになっている。
また、このベース部材1には、その円形端面(突出部1
bの端面)の中心にスプリング受は穴12が凹入形成さ
れており、さらにこのスプリング受は穴12の底部には
ねじ孔13が形成されている。
また、前記ベース部材10円形端面には、水平にとった
直径線に沿う共用条溝14aと、水平直径線に対し脚体
回動角θ(第12図参照)と同角度で交差する2本の直
径線にそれぞれ沿う専用条溝14b。
14cが形成されると共に、この円形端面の上縁部には
、前記両専用条溝14b、14cの中間に対向位置して
脚体回動範囲(脚体取付部材20回動範囲)を規制する
ストッパ15が突設されている。
また、前記脚体取付部材2は、第6図〜第8図に示すよ
うに、前記ベース部材10円形端面と同径の円板部2a
の下端に、前記脚体3の基端(上部脚3aの上端)が嵌
合固定される脚体取付部2bを設けたものであり、前記
円板部2aの両面は前記ベース部材1の円形端面に接面
させ得るような板面部a、bとされており、またこの円
板部2aの中心には締付けねじ挿通孔16が設けられて
いる。
この脚体取付部材2は、前記脚体取付部2bに嵌合固定
される脚体3と一体化されて1つの部品とされ、前記板
面部a、bのいずれか一方をベース部材10円形端面と
対向させて取付けられるもので、この脚体取付部材2は
表裏対称形のものとされており、ドラム胴体の右側(第
11図において右側)VC取付けられる場合は第6図に
示す板面部aをベース部材10円形端面と対向させて取
付けられ、ドラム胴体の左側に取付けられる場合は第8
図に示す板面部すをベース部材1の円形端面と対向させ
て取付けられる。
また、前記画板面部a、bには、その両方に、脚体3の
軸線と一致する基準直径線に沿う突条17aが形成され
ており、さらにこの画板面部a、bには前記基準直径線
に対し図上時計回りに脚体回動角θと同角度をもって交
差する1本の直径線に沿う突条17b、17cが表裏に
おいて正対するように形成されている。
前記一方の板面部aに形成された突条17a。
17bは、この板面部aをベース部材1の円形端面と対
向させた状態において前記条溝14a、14b。
14cのうち2条の条溝14a 、14bに交互に嵌合
されるもので、脚体3を下向き姿勢とした状態において
は一方の突条17aが専用条溝14bに、他方の突条1
7bが共用条溝14aにそれぞれ嵌合され、脚体3を横
向き姿勢とした状態においては一方の突条17aが共用
条溝14aに、他方の突条17bが専用条溝14bにそ
れぞれ嵌合されるようになっている(他方の板面部すを
ベース部材1の円形端面と対向させた場合は共用条溝1
4aともう1つの専用条溝14cに対して突条17a、
17cが交互に嵌合されるようになる)。
また、前記円板部2aの外周の一部は、前記ベース部材
1に突設されているストッパ15を避けるように円弧状
に切欠されており、この円弧状切欠部18の両端部は、
脚体3を下向き姿勢とした時と脚体3を横向き姿勢とし
た時に前記ストッパ15の側面に交互に当接するストッ
パ当接部19a。
19bとされている。
一方、第1図〜第3図において20は前記脚体取付部材
2の板面部a、bに選択的に当接される前面カバーであ
り、この前面カバー20は前記脚体取付部材20円板部
2aと同径の円板状のもので、その中心には締付けねじ
挿通孔21が設けられている。
また、この前面カバー20の裏面には、前記脚体回動角
θと同角度で交差する2本の直径線に沿う条溝22a
、22bと、前記脚体取付部材20円板部2aに設けた
円弧状切欠部18と同形の切欠段部23が形成されると
共に、この切欠段部230両端部には前記円弧状切欠部
18の両端に成形されたストッパ当接部19a、19b
と合致するストッパ当接部24a、24bが形成されて
いる。
この前面カバー20は、前記脚体取付部材2の一方の板
面部aに対しては突条17aと条溝22b及び突条17
bと条溝22aが互いに嵌合し、両ストッパ当接部19
a、24b及び19b 、24aが互いに合致する状態
で接面され、他方の板面部すに対しては突条17aと条
溝22a及び突条17cと条溝22bが互いに嵌合し、
両ストッパ当接部19a 、24a及び19b、24b
が互いに合致する状態で接面されるようになっている。
なお、前記ベース部材1及び上記前面カバー20に形成
された各条溝14a、14b、14c及び24a、24
bは全て同一の断面形状とされており、また前記脚体取
付部材2に形成された各突条17a、17b、17cは
前記各条溝に密に嵌合するような同一断面形状のものと
されている。
また、第1図〜第3図において、25は前記脚体取付部
材2の円板部2aをベース部材10円形端面に抑圧固定
するための締付けねじ、26は前記ベース部材1と前記
脚体取付部材2との間に介在されたコイルスプリングで
あり、前記締付けねじ25は頭部に操作つまみ25aを
有するものであって、上記前面カバー20と脚体取付部
材2に設けられている締付けねじ挿通孔21,16を通
してベース部材1に設けられているねじ孔13に螺合さ
れ、その締付は操作により頭部側の鍔部25bで前面カ
バー20をベース部材1側に抑圧移動させるようになっ
ている。
なお、27は平ワツシヤである。
また、前記コイルスプリング26は、前記ベース部材1
に設けたスプリング受は穴12内に一端側を保持させて
上記締付けねじ25の外側に遊嵌するように設けられて
おり、このコイルスプリング26の他端は脚体取付部材
2の円板部2aに当接してこの円板部2aをベース部材
1から離間させる方向に弾圧するようになっている。
なお、このコイルスプリング26は、前記円板部2aの
板面部aまたはbに対し突条11a。
17bまたは17a、17cの頂面と当接させてもよい
が、この実施例では前記突条17a、17b及び17a
、17cを締付けねじ挿通孔16から離間させて形成し
、この締付けねじ挿通孔16の周囲に確保した円形のス
プリング受は面(第6図及び第8図参照)に前記コイル
スプリング26を当接させるようにしている。
しかして、このバスドラム用支持脚は、ベース部材1の
スプリング受は穴12にコイルスプリング26を挿入し
た後、このベース部材1の前面(突出部1bの円形端面
)に脚体3を取付けた脚体取付部材2の円板部2aを対
向させ、さらにこの円板部2aの外側に前面カバー20
を接面させた後、前面カバー20と前記円板部2aの締
付けねじ挿通孔21.16及び前記コイルスプリング2
6内を通して締付けねじ25を挿入し、この締付けねじ
25をベース部材1のねじ孔13に螺合させることによ
って組立てられる。
この場合、前記脚体取付部材2を、その一方の板面部a
をベース部材1に対向させて取付ければ、脚体取付部材
2に取付けられている脚体3は、ストッパ当接部19a
をストッパ15に当接させ突条17a、17bを条溝1
4b、14aに嵌合させた下向き姿勢において第2図に
実線で示す状態となり、この姿勢から図上反時計回りに
横向き姿勢となるまで(ストッパ当接部19bがストッ
パ15に当接するまで)回動できるようになる。
また、前記脚体取付部材2を、その他方の板面部すをベ
ース部材2に対向させて取付ければ、前記脚体3は、ス
トッパ当接部19aをストッパ15に当接させ突条17
a、17cを条溝14c、14aに嵌合させた下向き姿
勢において第2図に二点鎖線で示す状態となり、この姿
勢から図上時計回わりに横向き姿勢となるまで(ストッ
パ当接部19bがストッパ15に当接するまで)回動で
きるようになる。
従って、第11図においてドラムの右側に取付けられる
支持脚は前記脚体取付部材2の一方の板面部aをベース
部材1に対向させて組立てればよく、またドラムの左側
に取付けられる支持脚は前記脚体取付部材2の他方の板
面部すをベース部材1に対向させて組立てればよいので
あり、このように組立てた支持脚をドラム胴体Aに取付
ければ、左右いずれの支持脚も第12図に示すようにド
ラム後面側(演奏席と対対側)に向って斜め下向きに簡
いた状態で床面に当接する下向き姿勢(ドラム支持状態
)から、ドラム胴体Aの外側面に沿って水平に格納され
る横向き姿勢となるまでの間で脚体3を回動させること
ができるようになる。
ところで、上記のように脚体取付部材2をその板面部a
、bのいずれかをベース部材1に当接すせることにより
右側の支持脚としても左側の支持脚としても使用できる
ようにした場合、脚体取付部材2を裏返えせばこれに取
付けられている脚体3も180度回わされた状態となる
ために脚体3に設けられている下部脚保持部材4も逆向
きになり、従って左右いずれかの支持脚は脚体3の伸縮
をロックするロック操作ねじ5がドラム胴体A側にくる
ようになる(このロック操作ねじ5は操作のしやすさを
考えれば第11図及び第12図に示すようにドラム胴体
Aと反対側にあることが望ましい)。
そこで、この実施例では、前記脚体取付部材2を裏返え
しにした場合でも上記ロック操作ねじ5をドラム胴体A
と反対側に位置させることができるようにするために、
前記下部脚保持部材4を次のような構造としている。
すなわち、第13図〜第15図において4aは前記下部
脚保持部材40本体であり、この本体4aは上部脚3a
の下端外周に嵌合固定されている。
この本体4a(′ま、下部脚3bがほぼ密に挿通される
下部脚挿通孔30を有し、かつ前記下部脚挿通孔30と
直交する方向に、この下部脚挿通孔30の側部を横切る
ナツト挿通孔31を前記下部脚挿通孔30とラップさせ
て設けたものであり、前記ナツト挿通孔31は例えば六
角孔とされ、前記本体4aの両側面に開放されている。
また、32は前記ナツト挿通孔31にスライド可能に回
わり止め嵌合された下部脚締付はナツトであり、このナ
ツト32の一端部には、下部脚挿通孔31に面する角部
をテーパー面状に切削して形成された下部脚当接面33
が設けられている。
34は前記ナツト挿通孔31の端部に着脱可能に嵌挿さ
れる鍔付ブツシュであり、このブツシュ34の外周は前
記ナツト挿通孔31に回わり止め嵌合されるように六角
筒状とされており、またこのブツシュ34の鍔部34a
は前記本体4aの側面に当接してロ゛ンク操作ねじ5の
頭部側を受けるようになっている。
なお、35は平ワツシヤである。この下部脚保持部材4
は、前記ナツト挿通孔31の一端に前記鍔付ブツシュ3
4を嵌装し、前記ナツト挿通孔31内にその他端側から
前記ナツト32を挿入して、前記鍔付ブツシュ34を通
してナツト挿通孔31丙に挿入したロック操作ねじ5を
前記ナツト32に螺合させたもので、前記ロック操作ね
じ5を回わしてナツト32を下部脚挿通孔30側に引き
寄せれば、ナツト32の下部脚当接面33が下部脚挿通
孔30に挿通されている下部脚3bの側方に進入して下
部脚3bを下部脚挿通孔30の内壁に強く押圧するよう
になるから、下部脚3bはその外側に”くさび″を打込
んだのと同様にしてロックされるし、このようにして下
部脚3bをロックするためにロック操作ねじ5を回わす
力も少なくてすむ。
そしてこの下部脚保持部材4においては、ナツト挿通孔
31を本体4aの両側面に開放させ、ロック操作ねじ5
を前記ナツト挿通孔31に挿脱可能に嵌挿される鍔付ブ
ツシュ34によって受けるようにしているから、前記鍔
付ブツシュ34を前記ナツト挿通孔31の反対側の端部
に嵌挿し、前記ナツト32を逆向きに挿入することによ
って反対側からロック操作ねじ5を挿入して下部脚3b
をロックすることもできる。
従ってこの実施例では、脚体取付部材2を裏返えしにし
て取付ける場合でも脚体3の伸縮をロックするロック操
作ねじ5がドラム胴体Aと反対側にくるようにして外側
からロック操作ねじ5を操作することができる。
一方、前記脚体3を下向き姿勢から横向き姿勢に回動す
るには、まず締付けねじ25を緩めてコイルスプリング
260弾圧力で脚体保持部材2の板面部a(またはb)
をベース部材1の前面から離間させ、条溝14b、14
a(または14c。
14a)から突条17a、17b(または11a。
17c)が完全に抜は出すまで前記締付けねじ25を緩
めた後に脚体3を手で持って上方に回動させてやればよ
く、脚体3を脚体取付部材2のストツバ当接部19bが
ベース部材1側のストッパ15に当るまで回動させれば
、前記突条17a、17b(または17a、17c)が
条溝14a、14b(または14a、14c)に対向す
る位置にくるから、この状態で前記締付けねじ25を締
付ければ前記突条17a、17b(または17a、17
c)と条溝14a 、14b(または14a、14c)
との嵌合により胴体3をドラム胴体Aの外側面に沿わせ
た横向き姿勢に確実に固定しておくことができる。
これは前記脚体3を横向き姿勢から下向き姿勢にする場
合も同様であり、締付けねじ25を緩めて脚体3をスト
ッパ当接部19aがストッパ15に当るまで回わせば前
記突条1γa、1γb(または17a、17c)が条溝
14b、14a(または14c、14a)と対向する位
置にくるから、締付けねじ25の締付けにより突条17
a。
17b(または17a、17cを条溝14b。
14a(または14c、14a)に嵌合させて脚体3を
ドラム後面側に向って斜め下向きに傾けた状態で確実に
固定することができる。
すなわち、この実施例の支持脚は、脚体取付部材2の一
方の板面部aをベース部材1に対向させれば左側用の支
持脚となり、また脚体取付部材2の他方の板面部すをベ
ース部材1に対向させれば左側用の支持脚となるもので
あり、従ってこの支持脚によれば従来のように右側用と
左側用の2種類のものを用意する必要はなくなるし、ま
たドラム胴体Aへの取付けに際しても、右側、左側の別
なく支持脚を取付けた後に脚体取付部材2をセットし直
せばよいから、ドラム胴体Aへの取付けも簡単に行なう
ことができ、しかも下部脚保持部材4に設けられている
ロック操作ねじ5と下部脚締付はナツト32及び鍔付ブ
ツシュ34を逆向きにすることによって前記ロック操作
ねじ5の締付は操作を右側の支持脚においても左側の支
持脚においても外側から行なえるようにすることができ
る。
なお、上記実施例においては脚体取付部材2を回動でき
るようにして、脚体3をドラム胴体Aの外側面に沿わせ
て横向き姿勢に格納できるようにしているが、この脚体
3はドラム運搬時等に脚体取付部材2と共にベース部材
1から取外されるものとしてもよい。
また、上記実施φ1では下部脚保持部材4に設けられる
ロック操作ねじ5の頭部側を下部脚保持部材本体4aの
側面に受は止めさせるのに鍔付ブツシュ34を使用して
いるが、前記ロック操作ねじ50頭部側にナツト挿通孔
31より大径な鍔部を設けてこの鍔部を前記本体4aの
側面で直接受けるようにすれば前記鍔付ブツシュ34は
不要となる。
さらに上記実施例では脚体取付部材2の板面部a、bに
突条17a、17b及び17a、17cを設け、ベース
部材1に条溝14a、14b。
14cを設けてこれらの嵌合により脚体取付部材2をベ
ース部材1に係止するようにしているが、前記脚体3を
下向き姿勢とした状態(脚体3を回動させるようにした
場合は下向き姿勢とした状態と横向き姿勢とした状態)
において脚体保持部材2をベース部材1に係止させるた
めに脚体保持部材2の板面部a、bとベース部材1の前
面に設けられる係止部は前記突条と条溝に限られるもの
ではなく、例えば両者に傘歯車の一部と同様な噛合部を
扇状に設けて、下向き姿勢の脚体3の角度を微調整でき
るようにしてもよい。
この考案のバスドラム用支持脚は上記のようなものであ
るから、脚体取付部材を逆向きに組み替えることにより
右側の支持脚としても左側の支持脚としても使用するこ
とができ、従って従来のように右側用と左側用の2種類
のものを用意する必要はなくなるし、またドラム胴体へ
の取付けに際しても右側、左側の別なく簡単に取付ける
ことができ、しかも下部脚保持部材に設けられているロ
ック操作ねじ及び下部脚締付はナツトを逆向きにするこ
とによって右側の支持脚とした場合でも左側の支持脚と
した場合でもロック操作ねじの締付は操作を楽に操作で
きる位置で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は正面
図、第2図は側面図、第3図は縦断正面図、第4図及び
第5図はベース部材の縦断正面図及び側面図、第6図、
第7図、第8図は脚体取付部材の左側面図、正面図、右
側面図、第9図及び第10図は前面カバーの側面図及び
一部縦断正面図、第11図及び第12図はドラムに取付
けた状態の縦断正面図及び側面図、第13図は脚体に設
けられた下部脚保持部材の一部縦断側面図、第14図は
第13図のZ−Z線に沿う断面図、第15図は下部脚保
持部材の分解図である。 A・・・ドラム胴体、1・・・ベース部材、2・・・脚
体取付部材、a、b・・・板面部、3・・・脚体、3a
・・・上部脚、3b・・・下部脚、4・・・下部脚保持
部材、5・・・ロック操作ねじ1.13−・・ねじ孔、
14a、14b。 14c・・・条溝、16.21・・・締付けねじ挿通孔
、17a、17b、17cm=突条、20 ・・・前面
カバ22a 、22b・・・条溝、25・・・締付けね
じ、4a・・・下部脚保持部材の本体、30・・・下部
脚挿通孔、31・・・ナツト挿通孔、32・・・下部脚
締付はナツト、33・・・下部脚当接面、34・・・鍔
付ブツシュ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドラム胴体の外側面に取付けられるベース部材と、この
    ベース部材の前面に接面させ得る板面部を表裏両面にも
    った脚体取付部材と、前記脚体取付部材の2つの板面部
    のうち前記ベース部材と接面されない側の板面部に接面
    される前面カバーと、前記脚体取付部材の板面部中心及
    び前面カバーの中心に設けた締付けねし挿通孔に挿通さ
    れ前記ベース部材の中心に設けたねじ孔に螺合されて前
    面カバーを介し脚体取付部材の板面部をベース部材前面
    に押圧する締付けねじと、前記脚体取付部材に取付けら
    れたパイプ製上部脚及びこの上部脚内に挿通された下部
    脚とからなる伸縮脚体と、前記上部脚の下端に設けられ
    て前記下部脚をロックする下部脚保持部材とからなり、
    前記脚体保持部材の画板面部には表裏において正対する
    位置に係止部を設け、かつ前記ベース部材の前面には前
    記脚体をその先端が床面に当接する下向き姿勢とした状
    態において前記係止部と係合する係止部を設けると共に
    、前記下部脚保持部材は、前記上部脚の下端に嵌合固定
    される下部脚挿通孔をもった本体に前記下部脚挿通孔と
    ラップさせてその側部を横切るナツト挿通孔を本体両側
    面に開放させて設け、このナツト挿通孔に端縁部に下部
    脚当接面を形成した下部脚締付はナツトをスライド可能
    に回わり止め嵌合し、かつこのナツトには前記本体の側
    面に頭部側を受は止めさせて前記ナツト挿通孔内に挿入
    したロック操作ねじを螺合させてなるバスドラム用支持
    脚。
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