JPS6229685Y2 - - Google Patents

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JPS6229685Y2
JPS6229685Y2 JP1982172288U JP17228882U JPS6229685Y2 JP S6229685 Y2 JPS6229685 Y2 JP S6229685Y2 JP 1982172288 U JP1982172288 U JP 1982172288U JP 17228882 U JP17228882 U JP 17228882U JP S6229685 Y2 JPS6229685 Y2 JP S6229685Y2
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JP
Japan
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head
eccentric cam
locking rod
round hole
cam
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JP1982172288U
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JPS5975906U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の技術分野 本考案は家具またはこれと同様な構造部材の緊
結に用いられる締付金具に関する。
(2) 従来技術とその問題点 従来、ノツダウン式家具やユニツト家具などの
一方部材と、他方部材を緊結して組立てるに際
し、第1図示のような締付金具が用いられること
がある。この締付金具は一方部材Aに回動自在に
装着される偏心カム1と、他方部材Bから突出さ
れるロツキングロツド2とを備え、このロツキン
グロツド2の頭部3を偏心カム1のカム面4に係
入させ、偏心カム1を矢印X方向に回動させるこ
とによつて一方部材Aと他方部材Bを締付ける構
造になつている。しかし、この従来の締付金具に
あつては、第2図示のように偏心カム1の回動中
心Oとカム面4の回動中心O′とが偏心している
にもかかわらず。頭部3がロツキングロツド2の
径方向へ鍔のように突出しているため、偏心カム
1の回動方向(矢印X方向)の前後に位置する頭
部3の一方の外周縁3aがカム面4に接触し、頭
部3の他方の外周縁3bがカム面4と未接触な片
当り状態となる。この頭部3とカム面4の接触後
において、一方部材Aと他方部材Bを、よりしつ
かりと締付けるために、偏心カム1を矢印X方向
へ回動することにより、カム面4に接触している
一方の外周縁3aのみが引張られることになる。
これを解消するものとしては、実公昭52−1532号
に示すようにロツキングロツド頭部を面取りした
構造がある。斯る構造においても、一方部材に回
動自在に装着された偏心カム自体を、周方向にお
いての回動を阻止できる構造ではない。上記構造
に対して、偏心カム内部の偏心板を回動自在とす
るものもある。然しながら、この構造において
も、偏心カム部材内部における偏心板の回動緩み
が回避されていない。いずれにしても、カム面の
高低差による緩みが回避できないものであつた。
この結果、締付部分に振動が加わることによつ
て、一方部材Aと他方部材Bの緊結が緩む欠点が
ある。
(3) 考案の目的 本考案の目的は前述した従来の実情に鑑み、偏
心カムとロツキングボルトの締付けの緩みを防止
することができる締付金具を提供することであ
る。
(4) 考案の構成 そして、上記目的を達成するために、本考案の
構成は、偏心カムの軸心方向に穿たれロツキング
ロツドの頭部を突出させる有底の丸穴と、この丸
穴に固定状態で装着されロツキングロツドの頭部
を固定する押え部材とを備え、上記押え部材の下
端面の外周部分に前記ロツキングロツド頭部3の
はめ込み溝が設けられていることを特徴とするも
のである。
(5) 考案の一実施例 以下、第3図〜第5図に基づいて本考案の施さ
れた締付金具の一実施例を詳細に説明する。
この締付金具は第3図示のように偏心カム10
と、ロツキングロツド20と、押え部材30とを
備える。上記偏心カム10は従来の一方部材Aに
相当する図示を省略する一方部材に回転自在に装
着される。この偏心カム10は円板状になつてお
り、偏心カム10の内部周方向にはカム面11が
偏心した状態で形成される。このカム面11と偏
心カム10の外周面には挿通溝12が周方向へ細
長く貫通され、挿通溝12の長手方向一端には後
述するロツキングロツド20の頭部22を挿通す
るための逃げ穴13が連通される。また、上記偏
心カム10の軸心方向には丸穴14が穿たれる。
この丸穴14は孔壁の一部がカム面11に重畳す
るように偏心されている。丸穴14は有底状にな
つており、この丸穴14の底面15は挿通溝12
よりも深い位置にあるが、逃げ孔13の下部と略
面一となる位置にある。また、丸穴14の開放さ
れた偏心カム10の端面には回動操作用の凹溝1
6が刻設されている。
前記ロツキングロツド20は従来の他方部材に
相当する図示を省略した他方部材から突出され
る。このロツキングロツド20は棒状になつてお
り、ロツキングロツド20の先端は前記挿通溝1
2に貫通される縮径部21になつている。この縮
径部21の先端には頭部22を備え、この頭部2
2の縮径部21側に位置する基部22aは円弧面
からなる面取りにて形成されている。頭部22の
外径Dは挿通溝12の短手幅dよりも大きい。
前記押え部材30は前記丸穴14に装着される
合成樹脂からなる円板状になつている。この押え
部材30は上端面30aの外径l1よりも下端面3
0bの外径l2がわずかに小さい截頭円錐形になつ
ている。そして上記下端面30bの外径l2は丸穴
14の孔径よりもわずかに小さく、上端面外径l2
は丸穴14の孔径よりもわずかに大きい。したが
つて、下端面30bから押え部材30を丸穴14
に押込むことによつて押え部材30は丸穴14内
に固定状態で装着される。
一方、押え部材30の下端面30bの外周の一
部に寄つた部分には径方向断面視C字状のはめ込
溝31が上端面に向けて刻設されている。このは
め込溝31には前記頭部22が収納され、押え部
材の外周面に開放されたはめ込溝31の開口32
には前記縮径部21が貫通される。開口32の周
方向両縁部分32a,32aは頭部22の基部面
22aの一部を受けるようになつている。また、
押え部材30の上端面30aには径方向に互いに
向かい合う細長い凹溝33,33が形成されてい
る。
以上のように構成された前記実施例の締付金具
にて図示を省略する一方部材Aと他方部材Bを緊
結して組立てるには、従来と同様に偏心カム10
を一方部材Aに回転自在に装着させるとともにロ
ツキングロツド20を他方部材Bに突出させる。
そして、頭部22を逃げ穴13から丸穴14内に
突出させた後凹溝16にドライバなどの適当な工
具を差込んで偏心カム1を矢印X方向に回動させ
ることによつて一方部材Aと他方部材Bを締付け
る。上記偏心カム1の回動開始時において、前記
実施例によれば逃げ溝13の下部と丸穴14の底
部15が略面一になつているので、頭部22の一
部を底部15に接触させつつ偏心カム10を回動
させることにより、縮径部21が挿通溝12へ円
滑に貫挿配置され、偏心カム10の回動に支障が
ない。
そして、一方部材Aと他方部材Bの適当な締付
け後において、頭部22をはめ込溝31内に収納
させつつ押え部材30を丸穴14に装着させる。
この結果、頭部22は押え部材30によつて丸穴
14内に固定される。しかも、押え部材30の上
端面30aの外径l1が丸穴14の孔径よりもわず
かに大きいので、押え部材30を丸穴14に押込
むことにより押え部材30は偏心カム10に固定
される。したがつて、カム面11の周方向への頭
部22の移動が規制されるので、偏心カム10と
ロツキングロツド20の締付け状態に緩みを生じ
ない。また、頭部22の一部は第5図示のように
丸穴14の底部15とはめ込み溝31の頂面31
bとに接触され、偏心カム10の軸心方向への移
動も規制される。この結果、丸穴14と押え部材
30との共働によつて、頭部22は偏心カム10
の周方向と軸心方向の2方向の移動が規制される
こととなり、偏心カム10とロツキングロツド2
0の締付けが、より確保されることになる。
また、前記実施例によれば、頭部22の基部が
面取りされているので、偏心カム10の全回動範
囲において、第4図示のように縮径部21の径方
向両側に位置する頭部22の基部の左右局部と、
この左右局部と直交する頭部22の基部の上下局
部とがカム面11に支持される。この結果、頭部
22のカム面2への片当り状態が防止され、偏心
カム10とロツキングロツド20が常に好適な状
態で係止される。
(6) 考案の変形例 第6図は本考案の変形例を示す第3図に相当す
る斜視図であつて、前記実施例と同一部材には同
一符号を付して重複説明を省略する。
この変形例の特徴は前記実施例の逃げ穴13に
相当する逃げ溝13Aが丸穴14の開放された偏
心カム10の上端面17にも開放されていること
と、前記実施例の押え部材30に相当する押え部
材30Aの周面の一部に突起34が突出されてい
ることである。符号18は偏心カム10の上端面
17に設けられた目印であつて、この目印18に
よつて偏心カム10の回動量即ち締付量が明確に
なる。
したがつて、この変形例によれば、頭部22を
丸穴14内に突出させる際、ロツキングロツド2
0を偏心カム10の上端面17側から装着させる
ことができる。
また、この変形例によれば、突起34を挿通溝
12の上端面12aに係止させることによつて、
押え部材30Aを偏心カム10に固定させること
が可能である。
本考案にあつては押え部材30,30Aはゴム
や軟質合成樹脂などのような弾性素材で単に棒状
に形成してもよい。また、押え部材30,30A
にはめ込み溝31を設けずに、ロツキングロツド
20の頭部22を押圧して固定することも可能で
ある。また、頭部22の基部22aの面取りは円
弧面に限定されるものではなく、縮径部21側か
ら頭部22の先端側に向かつて拡大するテーパ面
あるいは截頭円錐形を呈するように構成してもよ
い。
(7) 考案の効果 以上説明したように本考案によれば次のような
効果がある。
(イ) 偏心カムの丸穴に突出されるロツキングロツ
ドの頭部を、丸穴に装着される押え部材によつ
て固定させるので、偏心カムの回動によつて一
方部材と他方部材の締付けに緩みを生じること
がない。
(ロ) 又、ロツキングロツド頭部が丸穴の底面と押
え部材のはめ込み溝とにはめ込まれることによ
つて、ロツキングロツド頭部は偏心カムの周方
向と軸心方向の二方向での移動が規制されるの
で、偏心カムとロツキングロツドの締付けを一
層強固に確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の締付金具を分解した斜視図、第
2図は同締付金具の組立て状態での第1図の−
線断面図、第3図は本考案の締付金具を分解し
た斜視図、第4図は同締付金具の組立て状態での
第3図の−線断面図、第5図は第4図の−
線断面図、第6図は本考案の変形例を示す第3
図に相当する斜視図である。 A……一方部材、B……他方部材、10……偏
心カム、12……挿通溝、13……逃げ穴、14
……丸穴、20……ロツキングロツド、22……
頭部、22a……基部、30……押え部材、31
……はめ込み溝、32……開口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一方部材に回動自在に装着される偏心カムと、
    他方部材から突出され上記偏心カムの径方向に径
    方向に係入されるロツキングロツドとを備え、上
    記カムの回動によつて一方部材と他方部材が締付
    けられる締付金具において、 上記偏心カムの軸心方向に穿たれロツキングロ
    ツドの頭部を突出させる有底の丸穴と、この丸穴
    に固定状態で装着されロツキングロツドの頭部を
    固定する押え部材とを備え、上記押え部材の下端
    面の外周部分には前記ロツキングロツド頭部のは
    め込み溝が設けられていることを特徴とする締付
    金具。
JP17228882U 1982-11-16 1982-11-16 締付金具 Granted JPS5975906U (ja)

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JP17228882U JPS5975906U (ja) 1982-11-16 1982-11-16 締付金具

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JP17228882U JPS5975906U (ja) 1982-11-16 1982-11-16 締付金具

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Publication Number Publication Date
JPS5975906U JPS5975906U (ja) 1984-05-23
JPS6229685Y2 true JPS6229685Y2 (ja) 1987-07-30

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ID=30375586

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JP17228882U Granted JPS5975906U (ja) 1982-11-16 1982-11-16 締付金具

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JPS521532U (ja) * 1975-06-19 1977-01-07

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