JPS5826770Y2 - ガスケツト装着治具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフランジの締付作業に際し、該フランジ間に装
着されるガスケットの脱落を防止するためのガスケット
装着治具に関する。

第１図および第２図に本考案の第１の実施例が示され、
１Ａと１Ｂはコンフラツトフランジ、ＩＣは締付ボルト
用の挿通穴、２はガスケット、３は本考案による治具を
示す。

この治具３は断面形状がコ型とされ、その両端辺３Ａ、
３Ｂはフランジ１Ａの表面および裏面に沿って延伸し、
中込３Ｃがフランジ１Ａの外周に沿って延伸するように
フランジ１Ａの外周に跨って嵌挿可能とされている。

そして、端辺３Ａにガスケット２の係止部３Ｄが設けら
れている。

端辺３Ａはフランジ１Ａの表面に設けられたＨｅリーク
テスト用の溝４内に収容可能とされる。

また、ガスケット２にはシール機能に無関係な外周面に
穴５が凹設されている。

しかして、フランジ１Ａに設けられた２ケ所の溝４内に
端辺３Ａが収容されるように夫々治具３をフランジ１Ａ
の外周に跨って嵌装し、係止部３Ｄを穴５に差し込めば
ガスケット２は係止され、この状態で他方のフランジ１
Ｂをフランジ１Ａと結合した後、治具３を取り外せばよ
い。

なお、ガスケット２の穴５は溝としてもよく、またこれ
らは必ずしも必要でない。

第３図および第４図には本考案の第２の実施例が示され
、１０はヘリコツレックスガスケット、２０Ａはガスケ
ット１０の嵌め込み用の溝２１が凹設されたフランジ、
２０Ｃは締付ボルト用の挿通穴、３０は治具で断面形状
がコ型とされ、かつ、その端辺３０Ａ、３０Ｂの中一方
３０Ａにはガスケット１０の係止部３０Ｄが設けられて
いる。

３０Ｃはフランジ２０Ａの外周に沿って延伸する中込を
示す。

しかして、フランジ２０Ａの外周を跨ってその対角線位
置に夫々治具３０を自らの弾性作用により嵌装し、係止
部３０Ｄをガスケット１０の開口１０Ａに差し込めば、
ガスケット１０は係止されこの状態で他方のフランジ２
０Ｂとフランジ２０Ａとを結合した後、治具３０を抜き
取ればよ０）。

以上述べた様に本考案によるガスケット装着治具は、フ
ランジの表裏両面に沿って延伸する端辺とフランジの外
周に沿って延伸する中込を具え、断面形状がコ型とされ
、かつ、該端辺の１方にガスケットの係止部を具えたも
のなので、フランジの締付作業に際し、本考案の治具を
フランジの外周に跨って嵌装し該フランジ間に装着され
るガスケットを係止すれば、ガスケットは正確に所定の
位置に保持され脱落しないので、フランジの締付作業を
容易にかつ手間が掛らず迅速に行いうる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本考案の第１の実施例を示し、第
１図は断面図、第２図は斜視図である。 第３図および第４図は本考案による第２の実施例を示し
、第３図は断面図、第４図は斜視図である。 フランジ・・・ＩＡ、ＩＢ、２０Ａ、２０Ｂ、治具・・
・３，３０、係止部・・・３Ｄ、３０Ｄ、端辺・・・３
Ａ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. フランジの表、裏画面に沿って延伸する端辺とフランジ
   の外周に沿って延伸する中込を具え、断面形状がコ型と
   され、かつ該端辺の１方にガスケットの係止部を具えた
   ことを特徴とするガスケント装着治具。