JPH0328181Y2 - - Google Patents

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JPH0328181Y2
JPH0328181Y2 JP16941988U JP16941988U JPH0328181Y2 JP H0328181 Y2 JPH0328181 Y2 JP H0328181Y2 JP 16941988 U JP16941988 U JP 16941988U JP 16941988 U JP16941988 U JP 16941988U JP H0328181 Y2 JPH0328181 Y2 JP H0328181Y2
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fitting
joint body
sliding contact
groove
locking screw
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  • Connection Of Plates (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は洋服ダンスなどの二部材を、互いに連
結状態に締着させるのに用いて好適な締結金具の
改良に関する。
《従来の技術》 従来この種の金具としては、第6図a,bに示
す如く、一つの被締結部材に先細りの第1取付金
具Aを、その第1取付孔Bにより、ビスを用いて
取着し、さらに先細りの第2取付金具Cを、これ
また、その第2取付孔Dにより、ビスを用いて取
着した後、第1、第2取付金具A,Cに夫々設け
た第1係止舌片Eと第2係止舌片Fとを係合さ
せ、この状態にて別途用意した先細りの連結蓋金
具Gを被せ、その取付孔H1と前記第1取付金具
Aの取付長孔H2とを用いて、当該連結蓋金具G
を一方の被取付部材に固着させるようにしたもの
が知られている。
このように従来のものでは、三部材を必要と
し、しかも多数の木ねじなどを必要とするだけで
なく、その取付けには可成りの時間と労力を費す
こととなる欠陥がある。
《考案が解決しようとする課題》 本考案は、上記従来例の難点に鑑み、止螺子は
2本ですみ、しかも他の構成部材は止螺子に係嵌
するだけでよいジヨイント体と、このジヨイント
体に被嵌し、かつ回動させるだけで取付け作業が
すむソケツト体との2部材にて構成可能となし、
これによつて、極めて少ない部品点数により、単
時間内に軽い労力により取り付けることができ、
しかも取り外しの作業も簡易迅速に行い得ると共
に、締結状態も強固で、がたつきのないようにす
るのがその目的である。
《課題を解決するための手段》 本考案は上記の目的を達成するために請求項(1)
にあつては、各被締結部材の夫々に、所定深度に
て螺止する止螺子と、合成樹脂等の可撓性素材に
よつて厚肉円板状に形成されたジヨイント体と、
このジヨイント体に所定回転角だけ回動可能なる
よう被嵌されたソケツト体とからなり、上記ジヨ
イント体には、前記止螺子の頭部を抜止状態にて
係嵌可能な蟻溝が、その嵌入用溝口を外周部に開
口すると共に、前記各被締結部材の表面に跨つて
当接する底面に開成され、前記ソケツト体の周側
壁には、その回動により上記ジヨイント体の外周
部に設けた受承摺接部を軸心側に押圧して、当該
ジヨイント体を変形することで前記蟻溝の挟持縁
により、止螺子を挟持自在とした押圧摺接部が内
接されると共に、前記ジヨイント体の嵌入用溝口
と合致する位置に嵌入口が開設されてなる締結金
具を提供しようとしており、請求項(2)では、受承
摺接部が、ソケツト体の周側壁から内側に突設し
た突部としての押圧摺接部を嵌合する嵌合凹所
と、当該凹所から次第に浅くなるよう周方向へ連
接されたカム溝とによつて形成されていること、
そして請求項(3)は止螺子が、螺杆の上端部にあつ
て下向きに細成された頭部と、その下位にあつて
形成した深度規制鍔とを具備していることを、
夫々その内容としている。
《作用》 請求項(1)による締結金具によるときは、止螺子
を連結しようとする各被締結部材に所要深さだけ
螺入させてあり、従つてこのとき止螺子の頭部は
被締結部材の表面から所定長さだけ突出してい
る。
次にジヨイント体の底面を被締結部材の表面に
置いてスライドさせることで、嵌入口そして嵌入
用溝口から蟻溝に当該頭部が抜止状態にて係嵌さ
れる。
さらに、上記ジヨイント体に被嵌されているソ
ケツト体を所要回転角だけ回転させてやれば、ソ
ケツト体の押圧摺接部が、ジヨイント体の受承摺
接部を内側へ押圧するので、ジヨイント体が変形
し、この結果蟻溝の巾が狭小となり、その挟持縁
によつて止螺子が強く挟着されるに至り、このこ
とで、各被締結部材の強固な締結がなされる。
《実施例》 本考案を図示の実施例によつて詳記すれば、第
2図a,b,c,dによつて詳細に示されている
合成樹脂などの可撓性素材により厚肉円板状に形
成されたジヨイント体1と、第3図a,b,cに
より明示した金属等により蓋状に形成されたソケ
ツト体2と、そして使用状態の第1図a,b,c
によつて示されている二本の止螺子3とによつて
構成されている。
先ず、上記ジヨイント体1は、特に正面図であ
る第2図bと背面図である同図dとにより明示の
如く、その直径位置にあつて刻設された蟻溝1a
が、底面1b側に向けて開成されており、当該実
施例では、前記の止螺子3にあつて、その頭部3
aが嵌合される寸法の底面側に向け先細りとした
係嵌溝部1cと、これに連設されて底面1bに開
口された段溝部1dとからなつており、当該段溝
部1dは、係嵌溝部1cの細成巾よりも大きな巾
員としてある。
上記の蟻溝1aは少なくとも、その一端側が、
ジヨイント体1の外周部1eに、その嵌入用溝口
1fを開口させるのであり、この外周部1eにあ
つて、その底面1b側には受承摺接部1gが、対
向位置にあつて形成されている。
ここで、図示した受承摺接部1gは、外周部1
eに深く欠設した凹弧状の嵌合凹所1hと、これ
から次第に浅くなるよう周方向へ連続して欠設さ
れているカム溝1iとによつて形成されており、
当該一対の受承摺接部1gは、前記の蟻溝1aを
挟んで設定されている。
ここで、第1図、第2図に示した蟻溝1aはジ
ヨイント体1の底面1bにあつて、全直径にわた
り刻設してあるのに対し、第4図の場合は一端側
にのみ前記嵌入用溝口1fが開口され、他端側が
閉止されており、図中1jは蟻溝1aの細成箇所
に形成された対向する一対の挟持縁を示してい
る。
次に前記のソケツト体2は、第3図の如く天面
部2aと周側壁2bとからなつており、当該周側
壁2bには、下方に開成した嵌入口2cが欠設さ
れていると共に、押圧摺接部2dを設けるのであ
るが、図示例では周側壁2bの相対向する箇所
に、一対だけ軸心側へ突出させた突部によつて形
成するようにしている。
このソケツト体2は、第1図に示す如く前記の
ジヨイント体1に被嵌されており、この際上記の
押圧摺接部2dである突部がジヨイント体1の受
承摺接部1gにおける嵌合凹所1hに、抜止めの
状態にて嵌合されており、このとき、ソケツト体
2の嵌入口2cが、前記ジヨイント体1の嵌入用
溝口1fと合致した位置に存する。
さらに、前記の止螺子3は、通常の木螺子を用
いるようにしてもよいが、第1図bに示すように
螺杆3bの上部にあつて、頭部3aの近傍下位に
深度規制鍔3cを形成したものがよく、これによ
つて家具などの被締結部材a,bに螺止する際、
労せずして頭部3aの延出長を一定に規制するこ
とができる。
そこで、上記の締結金具を使用するには、第1
図aに明示の如く、先ず、被締結部材a,bに
夫々一本宛の止螺子3を螺止し、上記の如くその
頭部3aを何れも所定長だけ延出させておく。
ここで、第5図の場合には、頭部3aを丁度こ
れが嵌合し、下方へ向け細成した環状座3dに嵌
合して、当該止螺子3を螺止するようにしてお
り、このようにしても頭部3aの延出長を規制で
きると共に、小さな木螺子を用いても頭部3aだ
けを実質的に大形化しての使用が可能となる。
次に、ジヨイント体1とソケツト体2とを、前
記の如くして一体化した金具本体4を用い、ジヨ
イント体1の底面1bを、被締結部材aの表面に
置い、これと当接した被締結部材bの表面に向け
スライドさせることにより、両止螺子3の頭部3
aを蟻溝1aの係嵌溝部1cに、深度規制鍔3c
を、蟻溝1aの段溝部1dに嵌入する。
次に、上記金具本体4のソケツト体2を、適宜
の道具を用いるなどして所要回転角だけ、第1図
aでは右回転させるのであり、これによつて嵌合
凹所1hに係嵌していたソケツト体2の突部であ
る押圧摺接部2dが、受承摺接部1gのカム溝1
i側に進み、このため当該突部がカム溝1iを内
側へ押圧するから、ジヨイント体1が変形するこ
とで、蟻溝1aの巾が狭くなり、挟持縁1jによ
つて止螺子3が、強固に挟着され、かくして、被
締結部材a,bの締結が完了する。
尚、図示の押圧摺接部2dは突起で、受承摺接
部1gは凹設されているが、もちろんこの凹凸関
係は逆にして、受承摺接部1gの方を突出させる
ようにしてもよい。
《考案の効果》 本考案は上記のようにして構成されているか
ら、請求項(1)の締結金具によるときは、少ない部
材によつて事足り、しかも止螺子を途中まで2本
螺止した後、金具本体の嵌入操作と、僅かな回転
角度だけのソケツト体回動操作だけで、締結作業
を簡易迅速に行うことができる。
次に、請求項(2)によれば、受承摺接部が嵌合凹
所からカム溝に連続して形成され、この嵌合凹所
に押圧摺接部の突部が嵌合しているので、ジヨイ
ント体とソケツト体とが離脱しないように構成で
き、しかもソケツト体の回動操作も円滑に行うこ
とができる。
また、請求項(3)の止螺子が深度規制鍔を有する
ことから、本締結金具の取付作業は一層簡易迅速
に行い得ることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cは、本案締結金具の使用状態
を示す夫々横断平面図、一部切欠の正面図と背面
図、第2図a,b,c,dは上記金具の一部材で
あるジヨイント体の夫々平面図、正面図、側面図
と底面図、第3図a,b,cは同上他部材である
ソケツト体の夫々正面図、側面図と底面図、第4
図はジヨイント体の他実施例を示す平面図、第5
図は、第1図に示されている止螺子の異種例を示
した使用状態の縦断正面図、第6図a,bは締結
金具の一従来例を示す夫々連結蓋金具と第1,第
2取付金具の各斜視図である。 1……ジヨイント体、1a……蟻溝、1b……
底面、1e……外周部、1f……嵌入用溝口、1
g……受承摺接部、1h……嵌合凹所、1i……
カム溝、1j……挟持縁、2……ソケツト体、2
b……周側壁、2c……嵌入口、2d……押圧摺
接部、3……止螺子、3a……頭部、3b……螺
杆、3c……深度規制鍔、a,b……被締結部
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 各被締結部材の夫々に、所定深度にて螺止す
    る止螺子と、合成樹脂等の可撓性素材によつて
    厚肉円板状に形成されたジヨイント体と、この
    ジヨイント体に所定回転角だけ回動可能なるよ
    う被嵌されたソケツト体とからなり、上記ジヨ
    イント体には、前記止螺子の頭部を抜止状態に
    て係嵌可能な蟻溝が、その嵌入用溝口を外周部
    に開口すると共に、前記各被締結部材の表面に
    跨つて当接する底面に開成され、前記ソケツト
    体の周側壁には、その回動により上記ジヨイン
    ト体の外周部に設けた受承摺接部を軸心側に押
    圧して、当該ジヨイント体を変形することで前
    記蟻溝の挟持縁により、止螺子を挟持自在とし
    た押圧摺接部が内接されると共に、前記ジヨイ
    ント体の嵌入用溝口と合致する位置に嵌入口が
    開設されてなる締結金具。 (2) 受承摺接部が、ソケツト体の周側壁から内側
    に突出した突部としての押圧摺接部を嵌合して
    いる深い嵌合凹所と、当該嵌合凹所から次第に
    浅くなるよう周方向へ連設されたカム溝とによ
    つて形成されている請求項(1)記載の締結金具。 (3) 止螺子が、螺杆の上端部にあつて下向きに細
    成された頭部と、その下位にあつて形成した深
    度規制鍔とを具備している請求項(1)記載の締結
    金具。
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