JP3073432B2 - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JP3073432B2
JP3073432B2 JP07225495A JP22549595A JP3073432B2 JP 3073432 B2 JP3073432 B2 JP 3073432B2 JP 07225495 A JP07225495 A JP 07225495A JP 22549595 A JP22549595 A JP 22549595A JP 3073432 B2 JP3073432 B2 JP 3073432B2
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徹 小林
松田  淳
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永和工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁、柱、枠板等で
構成された扉枠に対して扉を開閉可能に取り付ける場合
等に用いる蝶番に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種、蝶番としては、図7に例示する
ものが知られている。この蝶番は、扉枠側へ取り付けら
れる蝶番羽根100(以下、下側蝶番羽根と言う)と扉
側へ取り付けられる蝶番羽根101(以下、上側蝶番羽
根と言う)とが、心棒102まわりで蝶動可能に設けら
れたもので、各蝶番羽根100,101には心棒102
を挿通するための筒状をした心棒保持部103,104
が一体的に設けられている。心棒102の軸方向中央部
には下方への抜止めとなるフランジ105が設けられて
おり、このフランジ105より下部が、下側蝶番羽根1
00の心棒保持部103に対して固着される。
【0003】上側蝶番羽根101の心棒保持部104に
は、下向き縦長切欠溝106を有した上キャップ107
が外嵌状に固着され、また下側蝶番羽根100の心棒保
持部103には、上向き縦長切欠溝108を有した下キ
ャップ109が上下動自在に外嵌されている。下キャッ
プ109の上端縁は、心棒102のフランジ105を外
嵌した状態で上キャップ107の下端部に当接するよう
になされ、下キャップ109の下端面には、心棒102
の下端部へねじ込まれるネジ110を挿通するための貫
通孔111が形成されている。従って、このネジ110
を回すことで下キャップ109は下側蝶番羽根100に
対して上下動し、これによって上キャップ107及び上
側蝶番羽根101を介して扉が上下動することになる。
【0004】ところで、いずれか一方の蝶番羽根(通常
は、下側蝶番羽根100)には、取付ネジ(図示略)を
挿通させるための横長の取付孔112が複数形成されて
いる。従って、この蝶番羽根100に重合状に設けられ
るベースプレート(図示略)を介すか又は扉枠等に対し
て直接的に、蝶番羽根100における左右方向の位置調
節ができるようになっている。この左右位置調節は、扉
枠に対する閉扉時の扉の出入度合を調節するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来において行う左右
位置調節は、扉枠に対し、全部の取付孔112について
取付ネジを緩めておき、蝶番羽根100をガタガタの状
態にしたうえで、その左右位置付けと水平・垂直姿勢と
を調節し、調節後に全部の取付ネジを締め付けるという
手順で行う。従って、ガタガタの状態にある蝶番羽根1
00につき、その水平・垂直姿勢を保持させながら左右
位置調節だけを慎重に行うという作業が必要であり、非
常に面倒であった。また、ある程度その作業に慣れた者
でないと正確な位置調節ができないという欠点があっ
た。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、扉枠に対する扉の左右位置調節が簡単且つ迅
速に行えるようにした蝶番を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本願
発明は、一対の蝶番羽根が心棒まわりで蝶動可能に設け
られた蝶番において、一方の蝶番羽根は心棒保持部に一
体的に設けられたスライド片と、該スライド片に重合状
に結合されるベース片とを有し、スライド片には貫通部
が設けられて、該貫通部にベース片に対する左右移動を
可能にする操作手段が設けられていることを特徴として
いる。
【0008】このような構成であれば、スライド片の貫
通部に対して設けられている操作手段を操作するだけ
で、当該スライド片を(蝶番羽根として)左右移動させ
ることができる。すなわち、それぞれの蝶番羽根を扉及
び扉枠に対してしっかりと固定したうえで、扉の左右位
置調節ができるわけであるから、この時点で扉の荷重
は、蝶番自体が支持していることになる。
【0009】これに対して従来の蝶番では、前記したよ
うに扉枠に対してガタガタの状態にした蝶番羽根につ
き、その水平・垂直姿勢を保持しつつ位置調節だけを行
わなければならず、この場合作業者は扉の荷重をも負担
しなければならない(又は扉を支持する仮置き台を特別
に準備しなければならない)ものであった。なお、この
ようなことを避けるには、他方の蝶番羽根に扉を固定し
ない状態、すなわち、蝶番単独の状態で、これをまず扉
枠へ取り付けて位置調節を行い、その後、蝶番に対して
扉を取り付けるという面倒且つ困難な作業が必要とな
る。
【0010】このようなことから、本発明では、作業の
飛躍的な容易化を図ることができるものである。なお、
ベース片とスライド片との間で、スライド片の左右移動
を案内するようなガイドレール構造を設けておけば、作
業の一層の容易化及び迅速化を図ることができる。
【0011】また、本願発明では、前記操作手段とし
、ベース片に回転自在に保持された回動部と、該回動
部の径方向へ突設された係合凸部とを有し、前記スライ
ド片に設けられた貫通部は上記回動部を嵌合可能な横長
孔部と、該横長孔部に連通して上記係合凸部と係合可能
な係合孔部とを有したものを採用している。このような
構成であれば、係合凸部と係合孔部との係合による比較
的簡潔な構造により、強固且つ円滑な駆動伝達性を得る
ことができる。そのため、例えばラックとピニオンギヤ
との噛合構造を採用した場合等に比較して加工が容易且
つ低廉にできるという利点があり、また偏心カムを採用
した場合等に比較して軽快で確実な操作性を得ることか
できるという利点がある。
【0012】前記スライド片には、ベース片へ向けた突
出量を可変としてベース片に対するスライド片の傾きを
調節可能にした第2の操作手段を設けることができる
(請求項)。上記のようにスライド片に対してベース
片が重合状に設けられるものであるため、スライド片に
対して第2の操作手段を設けることも可能である。この
第2の操作手段を操作することにより、チリ寸法(閉扉
時における扉端と扉枠との突き合わせ間隔)を調節する
ことができる。
【0013】なお、このような第2の操作手段は、請求
で特定したような操作手段の具体的構成を採用した
ことによる一つの効果であるということができる。すな
わち、例えばラックとピニオンギヤとの噛合構造を採用
したような場合では、ベース片に対するスライド片の傾
きを変えた場合に噛合条件が悪化し、適正な操作ができ
なくなるためである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の実施形態の一つで
ある蝶番1を一部破砕して示したもので、この蝶番1
は、上下一対の蝶番羽根2,3と、これら両蝶番羽根
2,3を相対的に蝶動自在に保持する心棒4とを有して
いる。
【0015】図4乃至図6に示すように、この蝶番1は
例えば上側に配される蝶番羽根2が扉6の端面に取り付
けられ、下側に配される蝶番羽根3が扉枠7に取り付け
られて、扉枠7に対する扉6の開閉を保持するように用
いられる。下側の蝶番羽根3は、金属製板材の一辺部を
筒状に曲成することで形成されたもので、この筒状部分
が心棒4を挿入可能な心棒保持部9とされている。ま
た、この心棒保持部9から一体的に張り出す板状部分が
取付板部10とされている。従ってこの取付板部10に
は、取付ネジ(図示略)を挿通させるための取付孔10
aが複数(図例では4個)形成されている。
【0016】心棒保持部9の下部内周面には雌ねじが刻
設され、ここに頭無しネジを用いた高さ調節ネジ12が
螺入されている。この高さ調節ネジ12は、心棒保持部
9へその上から心棒4を挿入するとき、当該心棒4の下
端部に対して当接するようになされている。そして、こ
の状態で下向きとなる端部に、プラスドライバーや六角
レンチ等の工具に対応した工具係合凹部(図示略)が形
成されている。
【0017】従って、心棒保持部9の下から工具を挿入
して高さ調節ネジ12の螺入度合を変えることにより、
心棒4を上下動させることができる。このように高さ調
節ネジ12が心棒保持部9の内部にあるため、従来のも
のとは異なり見栄えが悪くなることはない。また構造上
の簡潔化が図れ、心棒4まわりをスマートにできる利点
がある。
【0018】また、心棒保持部9の下部には、雌ねじに
軽く内接するかたちで化粧下キャップ15が圧入されて
いる。この化粧下キャップ15には、心棒保持部9への
装着状態のまま、高さ調節ネジ12の螺入調節が可能と
なるように中心部を貫通する工具挿入孔15aが形成さ
れている。なお、この化粧下キャップ15の形成素材
は、樹脂、金属、ゴム等、何ら限定されるものではな
い。
【0019】上記心棒4には、その軸方向の略中央部に
フランジ16(図2参照)が周設されており、下側蝶番
羽根3の心棒保持部9に対する挿入量を所定範囲で制限
できるようにしてある。なお、このフランジ16の外径
は、心棒保持部9と同径又はやや径小に形成されてい
る。また、心棒4には、図2から明らかなようにフラン
ジ16よりも下となる周面部分から径方向外方へ向けて
小舌片17が突設されている。この小舌片17は、蝶番
羽根3において、心棒保持部9と取付板部10との接続
部に形成される僅かな内隅(矢符A参照)に係合するよ
うになされたものである。すなわち、これにより心棒4
の回止め作用が奏されるようになっている。
【0020】心棒4のフランジ16には、その上から中
間キャップ20が外嵌されるようになっている。この中
間キャップ20は、短い有底円筒体を倒立させた如き形
状をしたもので、下側蝶番羽根3の心棒保持部9を外嵌
可能な内径を有し、その上面部には心棒4を通す中央孔
21が形成されている。また、中間キャップ20の周壁
は、高さ調節ねじ12によって心棒4を最高位置まで上
昇させた場合にも、心棒保持部9を外嵌できるような高
さを有しており、その周方向の一部には取付板部10と
の干渉を避けるための下向き縦長切欠溝22が形成され
ている。
【0021】この中間キャップ20は、心棒4を高さ調
節する場合に、心棒4と一緒に上下動することは言うま
でもない。しかし、中間キャップ20が最上位置へ上昇
しても心棒保持部9の上端部が露呈することはないの
で、心棒4と心棒保持部9との周間へ塵埃や水等が侵入
するのを防止できると共に、見栄えが悪くなることを防
止できる利点がある。
【0022】上側の蝶番羽根2は、図3に示すように金
属製板材の一辺部を筒状に曲成することによってそのう
ちの筒状部分として形成された心棒保持部25及びこの
心棒保持部25から一体的に張り出す板状部分として形
成されたスライド片26と、これらとは別部材としてス
ライド片26に重合状に結合されるベース片27とを有
している。
【0023】心棒保持部25は、その内・外径が下側の
蝶番羽根3の心棒保持部9と同じに形成され、心棒4に
おけるフランジ16より上側部分(厳密に言えば、中間
キャップ20より上側)に挿入可能になっている。そし
て、この心棒保持部25の上端部には、樹脂、金属、ゴ
ム等の適宜素材によって形成された化粧上キャップ29
が取り付けられている。
【0024】なお、この化粧上キャップ29は心棒保持
部25の上下双方の開口端に対して着脱自在になってお
り、心棒保持部25は図1に示す状態から上下反転させ
て心棒4に取り付けることができる。これにより、当該
蝶番1は左開き用及び右開き用の扉6の双方に兼用でき
るようになっている。ベース片27は金属製、樹脂製又
は木製等であり、スライド片26をその上下方向で嵌め
込んで左右への移動を案内可能にした段部状のガイドレ
ール部30を有している。そして、これらガイドレール
部30の上側及び下側に、扉6等への取り付け時に用い
られる取付ネジ挿通用の取付孔27aが複数(図例では
4個)形成されている。
【0025】ベース片27にはロックネジ32が螺合可
能になされており、スライド片26にはこのロックネジ
32を差し込む横長孔33が形成されている。従って、
この横長孔33の長さ分だけ、スライド片26の左右移
動が許容されるものとなっている。そして、スライド片
26には貫通部35が設けられて、この貫通部35に
は、ベース片27に対する左右移動を可能にする操作手
段36が設けられている。
【0026】この操作手段36は、ベース片27に対し
て回転自在に保持された短円柱状の回動部38と、この
回動部38の外周面で軸方向に沿って突設された係合凸
部39とを有している。ベース片27に対する回動部3
8の保持(抜止め)は、図4及び図5に示すように回動
部38において軸端部を細く形成させると共に、ベース
片27の裏側に形成させた凹帯部41内で、回動部38
の軸端部にカシメを施すこと等によって行われている。
この回動部38の突端面には、プラスドライバーや六角
レンチ等の工具に対応した工具係合凹部が形成されてい
る。
【0027】また係合凸部39は、図1に示すように突
端側の両側がアール状に面取りされている。一方、スラ
イド片26の貫通部35は、操作手段36の回動部38
を嵌合可能な横長孔部42と、この横長孔部42の開口
内縁を凹設することで上記係合凸部39と係合可能にし
た係合孔部43とを有している。
【0028】このようなことから、ロックネジ32を緩
めた状態にしておき、操作手段36(回動部38)を工
具で回動させることで、係合凸部39が係合孔部43の
内縁部を右又は左へ押し、これによってベース片27に
対するスライド片26の左右移動が可能になる。スライ
ド片26には、貫通部35及び操作手段36の隣に第2
の操作手段45が設けられている。
【0029】この第2の操作手段45は、頭無しネジを
用いた出入調節ネジ46によって構成されたもので、ス
ライド片26に対する出入調節ネジ46の螺入度合を変
えることで、当該出入調節ネジ46におけるベース片2
7へ向けた突出量が可変となっている。出入調節ネジ4
6の突端部(ベース片27へ向く端部)は一段細く形成
されており、ベース片27には、この細くなった部分を
嵌める横長孔47が形成されている。これにより、出入
調節ネジ46がベース片27に対して当接する部分の面
圧を抑え、ベース片27に押し傷がつかないようにして
ある。この出入調節ネジ46の他端部にはプラスドライ
バーや六角レンチ等の工具に対応した工具係合凹部が形
成されている。
【0030】このようなことから、出入調節ネジ46を
回動操作することにより、ベース片27に対するスライ
ド片26の傾きが調節できるものであり(図4及び図5
参照)、その結果、図6に示すようなチリ寸法S(閉扉
時における扉6と扉枠7との突き合わせ間隔)を調節す
ることができる。なお、ベース片27には、出入調節ネ
ジ46の螺入度合に応じてスライド片26の傾きが顕著
となるようにするために、前記操作手段36の回動部3
8を挟んだ上下部分でスライド片26の裏面に当接可能
となる傾斜支点台50が設けられている。
【0031】このような構成の上側蝶番羽根2では、図
3に示すようにベース片27に対し、スライド片26の
重合部分(操作手段36,45等)を隠すためのカバー
52が被蓋可能になっている。このカバー52は、ベー
ス片27の上下部に形成された係合凹部53に対して係
合可能な係合舌片54を有しており、ベース片27に対
する着脱が簡単に行えるようになっている。
【0032】この蝶番1を用いて扉枠7へ扉6を取り付
けるには、上側蝶番羽根2を扉6へ、また下側蝶番羽根
3を扉枠7へしっかりと固定し、この蝶番1によって扉
6の荷重を支持させた状態にする。そして、この状態で
ベース片27に対してロックネジ32を緩め、操作手段
36を操作して扉6の左右位置調節を行う。また必要に
応じて、高さ調節ねじ12による扉6の高さ調節、及び
第2の操作手段45による扉6のチリ寸法調節を行う。
そして最後にロックネジ32を締め付けることで作業は
完了する。
【0033】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではない。例えば、下側蝶番羽根3においてスライド片
26とベース片27との組合せ構造を採用し、上側蝶番
羽根2において取付板部10を採用するような構成とし
てもよい。また、スライド片26とベース片27との間
で設けるガイドレール構造は、図例のものに限定される
ものではなく、ロックネジ32とこれを差し込む横長孔
33との組合せにおいて構成させたり、両片26,27
の接面間において凹凸係合部を設ける構成にしたりでき
る。
【0034】操作手段36において、係合凸部39はピ
ン状物でもよい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願発
では、一方の蝶番羽根がスライド片とこれに重合状に
結合されるベース片とを有し、スライド片には貫通部が
設けられて、該貫通部にベース片に対する左右移動を可
能にする操作手段が設けられた構成であるので、操作手
段の操作だけで、スライド片を(蝶番羽根として)左右
移動させることができるものである。従って、それぞれ
の蝶番羽根を扉と扉枠とに完全に固定したうえで、扉の
左右位置調節ができるわけであるから、この時点で扉の
荷重は蝶番自体が支持していることになる。このような
ことから、作業が飛躍的に容易且つ迅速に行える。
【0036】また、本願発明では、操作手段が回動部と
係合凸部とを有し、かつスライド片の貫通部が横長孔部
と係合孔部とを有しているので、構造簡潔にして強固且
つ円滑な駆動伝達性を得ることができる。そのため、加
工の容易性及び低廉性が図れると共に、操作性として軽
快且つ確実なものにできる。スライド片に対し、ベース
片へ向けた突出量を可変としてベース片に対するスライ
ド片の傾きを調節可能にした第2の操作手段を設ければ
(請求項)、チリ寸法の調節も可能となる。
【0037】なお、このような第2の操作手段は、扉の
左右位置調節を行う操作手段の具体 的構成として上記の
構成を採用した場合に、特に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一つである蝶番を一部破砕
して示す正面図である。
【図2】下側の蝶番羽根と心棒とを示す分解斜視図であ
る。
【図3】上側の蝶番羽根を示す分解斜視図である。
【図4】図1のB−B線に相当して取付状態を示す断面
図である。
【図5】図4に対して左右位置調節を行った状態を示す
断面図である。
【図6】扉への取付状態を示す平面図である。
【図7】従来の蝶番を分解して示す一部破砕正面図であ
る。
【符号の説明】
1 蝶番 2 上側の蝶番羽根 3 下側の蝶番羽根 4 心棒 6 扉 7 扉枠 9 心棒保持部(下側の蝶番羽根) 25 心棒保持部(上側の蝶番羽根) 26 スライド片 27 ベース片 35 貫通部 36 操作手段 38 回動部 39 係合凸部 42 横長孔部 43 係合孔部 45 第2の操作手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の蝶番羽根(2,3)が心棒(4)
    まわりで蝶動可能に設けられた蝶番において、一方の蝶
    番羽根(2)は心棒保持部(25)に一体的に設けられ
    たスライド片(26)と、該スライド片(26)に重合
    状に結合されるベース片(27)とを有し、スライド片
    (26)には貫通部(35)が設けられて、該貫通部
    (35)にベース片(27)に対する左右移動を可能に
    する操作手段(36)が設けられ 前記操作手段(36)は、ベース片(27)に回転自在
    に保持された回動部(38)と、該回動部(38)の径
    方向へ突設された係合凸部(39)とを有し、前記スラ
    イド片(26)に設けられた貫通部(35)は上記回動
    部(38)を嵌合可能な横長孔部(42)と、該横長孔
    部(42)に連通して上記係合凸部(39)と係合可能
    な係合孔部(43)とを有し ていることを特徴とする蝶
    番。
  2. 【請求項2】 前記スライド片(26)には、ベース片
    (27)へ向けた突出量を可変としてベース片(27)
    に対するスライド片(26)の傾きを調節可能にした第
    2の操作手段(45)が設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の蝶番。
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