JP3646230B2 - 蝶番 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は出入り口開口部に取りつけられたドアにおいて、開口部とドアとの間の上下の隙間、左右の隙間の調整、およびドアの厚さ方向の位置調整を可能にした蝶番に関する。
【0002】
【従来の技術】
二枚のヒンジ板の一方に回動可能に軸支した舌片を他方のヒンジ板の挿入部に挿入固定してなる舌片を用いた従来の蝶番の代表例として、特開平3−39581号公報に開示されているものを図7に示し、これにより舌片を用いた蝶番の概略を説明する。この従来の蝶番の分解組立斜視図を示す図7において、蝶番1は一方のヒンジ板6と他方のヒンジ板7およびこのヒンジ板7に設けられた挿入部8に挿入する舌片9とで大略形成されている。ヒンジ板6には間隔をおいて二個の巻回部10、11が一体に形成されており、その間にこれら巻回部10、11とは別個に製作されたCリング12が装着できるようにしてある。ヒンジ板6の平面部には柱等に取りつけるための孔13が複数個明けられている。
【0003】
舌片9の先端部は前述のようにヒンジ板7の挿入部8に挿入されるが、これと反対側の軸支されている端部には切欠16により舌片9の幅を狭くしてCリング12の内径よりも小さな外径で円筒状に巻回された巻回部14が形成され、この巻回部14の長さは図8に現れているように、巻回部10、11の間の隙間よりも所定長さ短い長さになっている。また、この巻回部14の内面には螺子29が切られている。舌片9の板厚寸法はCリング12の開口部寸法15より僅かに薄く形成されていることにより、巻回部14をCリング12内に装着したとき、舌片9はCリング12に対し回動が拘束され、かつ、軸方向への移動が可能になっている。符号17、18で示すものは蝶番の軸の役割をするボルトである。
【0004】
図8に示すように、舌片9の巻回部14をCリング12内に装着し、その状態でこのCリング12をヒンジ板6の巻回部10、11の間に位置させ、ボルト17、18を上下から巻回部10、11内に挿入して、螺子部27、28を巻回部14の内面に形成された螺子29に螺合させ、舌片9をヒンジ板6に取り付けている。そして、ボルト17、18のねじ込み量を調節することにより、巻回部10と11の間の任意の位置に舌片9を位置決め保持することにより、図10に示すドア2と出入り口開口3との間の上部隙間T1 と底部隙間B1 を調節できるようにしている。
【0005】
次に、図8に示すように舌片9をヒンジ板7の挿入部8に挿入して固定することにより、柱または壁面側に取りつけられたヒンジ板6とドア側に取りつけられたヒンジ板7とを結合する。両者の結合は、図9に示すように舌片9の裏面側からボルト22のねじ込み量を調整して、舌片9を挿入部8の隙間内で舌片の厚さ方向に移動させることにより、図10に示すドア2の上部左右の隙間L1 、R1 と下部隙間L2 、R2 を調節し、ドア2が出入り口開口3に対して傾きがないように調整した後に、図9に示すボルト20により舌片9を挿入部8の隙間内に固定するようにしている。
【0006】
このように、舌片を使用して出入り口開口とドアとの間の上下左右の隙間を調整するようにした上記以外の従来例として、特開平3−137380号公報、特開平3−137381号公報、特開平5−321526号公報、実開平6−1667号公報および実開平6−8654号公報に開示されており、また舌片を使用して出入り口開口とドアとの間の左右のみの隙間を調整するものとして、特開平6−8579号公報に開示されている。
【0007】
【発明が解決しょうとする課題】
上記従来の蝶番は、出入り口開口部とドアとの間の上下の隙間および上下左右の隙間の調整ができるので、出入り口開口部に対するドアの正面が正規の位置に取りつけることができるのであるが、これら上記従来例はいづれも、ドアの厚み方向への調整ができないので次のような改良すべき問題がある。
【0008】
図6に示すように、出入り口開口3にはヒンジ板6を取りつけるための取り付け凹穴4が掘られる。そして、ドア2の厚さ方向(矢印A方向)の位置は、出入り口開口3に掘られる凹穴4の位置によって決められる。そこで例えばヒンジ板6の幅Wに対して、凹穴4の幅がLだけ広く掘られた場合に、出入り口開口3の面 301とドア2の面 201に寸法Lだけ段差ができることになって見栄えが悪くなり、また出入り口開口3とドア2との間の隙間を隠すために、例えば部材5が予め出入り口開口3に取りつけられているような場合には、ドア2の縁がこの部材5に当接してドア2が閉まらなくなる場合がある。
【0009】
このような事態が発生した場合には、このドア2の取り付けを直さなければならない。そこで、ヒンジ板6を凹穴4から寸法Lだけ引き出した状態で出入り口開口3に取りつけなければならないので、出入り口開口3の表面に寸法Lの凹穴が現れて見栄えを損なうと共に、ヒンジ板6に設けられた孔13(図7)に螺子を通してヒンジ板6を出入り口開口3に取りつけるので、寸法Lが少ない時には出入り口開口3に明けられた螺子孔に近接または干渉した状態で新たな螺子孔をあけることができず、実質的にドア2の幅方向の取り付けを修正することができないという問題がある。
【0010】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、出入り口開口部とドアとの間の上下隙間および上下左右の隙間の調整ができると共に、更にドアの厚さ方向への調整をも可能にした蝶番を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための、請求項1の記載から把握される本発明にかかる手段は、二枚のヒンジ板の一方に舌片を回動可能に軸支し、該舌片を他方のヒンジ板に設けた挿入部に差し込んで固定することによって、前記二枚のヒンジ板を結合してなる、出入り口開口とドアとの間の上下左右の隙間の調整を可能にした蝶番において、前記他方のヒンジ板の挿入部側面に、爪部を形成した回動板を設け、舌片を挿入部に挿入した時に該回動板の爪部に係合する係合爪を舌片の側面に設けたことを特徴とする。
【0012】
請求項2の記載から把握される本発明にかかる手段は、上記請求項1の記載から把握される発明において、他方のヒンジ板の挿入部に舌片を挿入して回動板を回動し、回動板の爪部を舌片に設けた係合爪に当接させて、舌片の挿入を規制し、舌片の挿入量を一定にすることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
請求項1の記載から把握される本発明の実施の形態は次の通りである。図8に示すように、二枚のヒンジ板6および7のうち、一方のヒンジ板6に舌片9を回動可能に軸支し、この舌片9を他方のヒンジ板7の挿入部8に差し込んで、図9に示すように、舌片9をボルト20および22で固定することによって、二枚のヒンジ板6および7を結合し、出入り口開口とドアとの間の上下左右の隙間の調整を可能にする。そして更に、図1に示すように他方のヒンジ板7の挿入部8の側面に、爪部 321、 322を形成した回動可能な回動板32を設け、舌片9を挿入部8に挿入した時に、この回動板32の爪部 321、 322に係合する係合爪 901、 902を舌片9の側面に設ける。
【0014】
次に、請求項2の記載から把握される本発明の実施の形態は次の通りである。上記請求項1の記載から把握される発明において、他方のヒンジ板7の挿入部8に舌片9を挿入し、図3(イ)に示すように回動板32を矢印の方向に回動し、(ロ)に示すように、爪部 321を舌片9に設けた係合爪 902に当接させて、舌片9の挿入を規制し、舌片9の挿入量X1 を一定にする。
【0015】
【実施例】
次に、本発明の一実施例について説明する。図4において、舌片9が挿入される側のヒンジ板7は挿入部8を形成する部分が左右対称になるように、突出部30が形成されている。また螺子孔(螺子貫通孔)26も挿入部8を挟んで対象にあけられており、例えばドアが内開きから外開きになったような場合でも、このヒンジ板7の天地を逆にして、ドアに掘られたヒンジ板7の取り付け孔および螺子孔にそのまま取りつけることができるようになっている。
【0016】
また、このヒンジ板7の挿入部8の裏面には図9に示すボルト20と調整螺子22が螺合する螺子孔21と23(図7参照)があけられており、また図4に示すように挿入部8の表面には図9に示すボルト20の頭部がある程度締め込まれる大きさの孔2101および調整螺子22を挿入部8の表側からドライバなどの工具を用いて螺子孔23に螺合して、舌片9の裏面側にボルト22の段部を圧接するための孔2301があけられている。
【0017】
図1において、ヒンジ板7には回動板32が挿入される円形の穴33があけられており、この穴33の内側に突出するようにストッパ部 701が設けられている。一方回動板32は円盤の周縁部を所定の形状に切り欠いた形状のもので、穴33の内周面に摺接する摺接部 325が設けられていると共に、爪部 321および 322が設けられており、この摺接部 325が穴33の内周面に摺接して、回動板32が回動するようになっている。そして、このように穴33に挿入された回動板32が回動することにより、爪部 321および 322が挿入部8の側面に露出するように穴33の一部が挿入部8の側面に開口している。
【0018】
また、回動板32に設けられた摺接部 325には、穴33の内側に突出して設けられたストッパ部 701に当接するストッパ面 324および 326が形成されている。そして、穴33に回動板32を挿入する時に、ストッパ部 701がストッパ面 324と 326の間に位置するように挿入する。これにより、回動板32の自由回転を規制して、爪部 321および 322が挿入部8の側面に露出するように、穴33に回動板32を挿入するようにしている。また、回動板32の中心には六角孔 327が貫通するように設けられていて、図4に示すようにこの六角孔 327が他方のヒンジ板7の表面に現れるようになっており、ヒンジ板7がドア側に取りつけられた状態で、この六角孔 327に工具を挿入して、回動板32を外部から回動できるようになっている。
【0019】
図1に示すように、舌片9の側面には係合爪 901と 902が設けられている。この係合爪 901および 902と、回動板32に設けられた爪部 321および 322との関係について説明すると、図3(イ)に示すようにストッパ部 701(図1)とストッパ面 324とが当接している状態において、爪部 321は挿入部8の側面から出ないようになっており、舌片9を挿入部8に挿入する時に、係合爪 901が爪部 321に干渉しないように挿入されて、係合爪 901が爪部 322に係合するようになっている。そして、舌片9が挿入部8内に更に挿入されると、係合爪 901によって爪部 322が押されて、回動板32を回動し、図3(ロ)に示すように係合爪 902と爪部 321とが当接し、舌片9の挿入が規制されるようになっている。
【0020】
そして、このように係合爪 902と爪部 321とが当接し、舌片9の挿入が規制された時の舌片9の挿入位置が、蝶番1における舌片9の標準差し込み位置になるようになっている。また、係合爪 902と爪部 321との間の当接の解除は、舌片9を挿入部8から少し引き抜いた状態で、六角孔 327に工具を挿入して、回動板32を回動することにより行われる。そして、図3(ハ)に示すように回動板32を矢印の方向に回動することにより、爪部 321または 322と係合爪 901とが係合し、舌片9を矢印の方向に移動させることができるようになっている。また、この舌片9の移動を可能にするために、図9に示したボルト20および22が挿入される孔 903は長孔になっている。
【0021】
調整螺子22の図9における左方頂部に角穴を形成しておき、これに図示しない工具を装着することによってヒンジ板7の表側から調整螺子22を回転できるようになっている。これにより、ヒンジ板7をドア2に取り付けた状態で調整螺子22を回転させることができ調整螺子22の先端の段部で舌片9を受け、舌片9の位置を図9における右方から規制するようになっている。そして、ボルト20と調整螺子22の螺合度によって、挿入部8に対する舌片9の厚み方向の位置調整ができるようになっている。
【0022】
図2はヒンジ板6と7を舌片9にて連結した状態を示している。舌片9には図7にも示しているように、巻回部14が設けられている。この巻回部14はヒンジ板6側に回動可能に取りつけるための取付部であり、ヒンジ板6に設けた巻回部10および11の間に隙間C1 およびC2 ができる幅になっており、ヒンジ板6に対して舌片9を上下移動できるようにしている。そして、図10に示す出入り口開口3とドア2との間の上下の隙間T1 およびB1 の調整が可能なようになっている。
【0023】
また、この巻回部14の内面に雌螺子29(図7)を設け、蝶番1のヒンジ軸となるボルト17、18の螺子部27、28を巻回部14の内面に設けられた雌螺子29に螺合し、ボルト17および18の螺子が切られていない軸部は略同一内径を有する巻回部10、11とCリング12にまたがった状態で挿入され、かつ、舌片9はCリング12に対して回動方向に拘束するようにして、ドア2の重量はボルト17および18の上記軸部で受けるようにし、螺子部27および28に荷重がかからないようにしている。このように、ボルト17および18の軸部でドア2の荷重を受け、螺子部27および28で荷重を受けないようにすることにより、ドア2を出入り口開口3に取りつけた状態で、ボルト17および18の回転を容易にし、出入り口開口3とドア2との間の上下方向の隙間T1 およびB1 を調整するようにする。
【0024】
このように構成した本実施例の作用について次に説明する。図5に示すように、ヒンジ板6は出入り口開口3側に、またヒンジ板7はドア2側に取りつけられる。まず、図10におけるドア2の上下の隙間T1 とB1 の調整について説明すると、図2(ヒンジ板6は一例でありこれに限定されない)においてボルト17、18の螺子部27、28を雌螺子29に螺合して舌片9をヒンジ板6に回動可能に取りつけ、ボルト17、18のねじ込み量を調節することにより、巻回部10と11の間の任意の位置に舌片9を位置決め保持することが可能になり、ドア2を上下方向に移動し、隙間T1 とB1 の調整をすることが可能になる。
【0025】
例えばボルト17、18のねじ込み量を等しくすれば舌片9を巻回部10、11の中央にボルト17と18により位置決め保持することができ、また、ボルト17の螺合を緩めながらボルト18を締めつけることにより、舌片9はその緩めた分だけ上方に移動してボルト17と18により位置決め保持され、その逆にボルト18の螺合を緩めながらボルト17を締めつけることにより、舌片9は下方に移動してボルト17と18により位置決め保持されることになる。このようにして、ドア2はボルト17と18のねじ込み量の調節により上下移動する。
【0026】
次に、図10におけるドア2の上部左右L1 とR1 および下部左右L2 とR2 の隙間の調整について説明する。舌片9の厚さに対して挿入部8の幅寸法が大きくとってあり、舌片9が挿入部8内でその厚さ方向に動き得るようにしてある。これにより、挿入部8内における舌片9の位置を任意に定めることによって、取り付け後のドア2を左右方向に移動させ、出入り口開口3とドア2の縁との間の隙間を調整することが可能になる。
【0027】
この隙間の具体的な調整は次のようにして行う。図10において、上側の蝶番1側を調整して隙間R1 が狭くなるようにすると、下側の隙間R2 が広くなり(L1 が広がりL2 が狭められる)出入り口開口3に対してドア2が傾いた状態になる。したがって、この隙間の調整はL1 =L2 およびR1 =R2 になるように調整する。図9において、調整螺子22を緩めながらボルト20を締め付けると、舌片9は図面の右側に移動して図10の矢印(イ)方向にドア2を移動させることができ、逆にボルト20を弛めながら調整螺子22を締め付けることにより、図10の矢印(ロ)方向にドア2を移動させることができる。これにより、例えば上部の蝶番1を基準にして、下部の蝶番1′を調整することにより隙間L1 =L2 およびR1 =R2 になるようにすることができる。
【0028】
次にドア2の厚み方向への調整について説明する。このドア2の厚み方向の調整に際して、上記ボルト20と調整螺子22を仮止めの状態にしておく。先ず、舌片9を挿入部8に挿入したままでは、図3(ロ)のように、爪部 321と係合爪 902とが当接していて、舌片9は挿入部8に対して標準位置になっている。したがって、出入り口開口3へのヒンジ板6の取り付けが正確であれば、ドア2の厚み方向のずれはないはずであり、舌片9を単に挿入部8に挿入するだけの簡単な組付作業で、ドア2を取りつけることができる。
【0029】
そこで、出入り口開口3へのヒンジ板6の取り付けが不正確で、ドア2の厚み方向にずれが出ている場合には、次のようにしてドア2の厚み方向の調整を行う。すなわち、舌片9を挿入部8から少し引き出すことにより、爪部 321と係合爪 902の当接が解除され、回転爪32の回動が可能になり、図3の(ハ)の状態にすることができる。そして、六角孔 327に工具を装着して回動板32を矢印の方向に回動することにより、舌片9をX2 の範囲内で矢印の方向に移動させることが可能となる。このように、舌片9を矢印の方向に移動させることにより、図5に示すようにドア2を矢印(ハ)の方向に移動して、ドア2の厚み方向の位置調整を行うことが可能となる。そして、この六角孔 327、図9に示すボルト20および調整螺子22は、ヒンジ板7の同一面側から工具によって操作することができるので、ドア2の取り付けの調整を容易に行うことができる。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述した通り請求項1の記載に基づいて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれば、二枚のヒンジ板の一方に舌片を回動可能に設け、この舌片を他方のヒンジ板の挿入部に差し込んでボルトによって、前記二枚のヒンジ板を結合し、出入り口開口とドアとの間の上下左右の隙間の調整を可能にした蝶番に対して、更に前記他方のヒンジ板の挿入部側面に、爪部を形成した回動可能な回動板を設け、舌片を挿入部に挿入した時にこの回動板の爪部に係合する係合爪を舌片の側面に設けたので、この回動板を回動して舌片を移動することにより、挿入部内での舌片の位置を任意に調整することができ、出入り口開口に対するドアの厚み方向の位置合わせをすることができる。
【0031】
これにより、ヒンジ板をドアに取りつけた状態で、出入り口開口に対するドアの上下左右の方向およびドアの厚み方向の調整ができるようになり、柱や壁に掘られた穴に多少の誤差があっても、出入り口開口に対してドアを的確に取りつけることができる。
【0032】
次に、請求項2の記載に基づいて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれば、上記請求項1の記載に基づいて把握される発明における、他方のヒンジ板の挿入部に舌片を挿入して回動板を回動し、回動板の爪部を舌片に設けた係合爪に当接させて、舌片の挿入を規制し、舌片の挿入量を一定にすることにより、舌片を単に挿入部に差し込むだけで、ドアに複数個取りつけられた蝶番の舌片の差し込み量が一定になり、ドア取り付けの作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を一部縦断面して示した図である。
【図2】図1に示した実施例を適用した蝶番を一部縦断面して示した図である。
【図3】図1における舌片と回動板との関係を示した図である。
【図4】図1における回動板を備えたヒンジ板の平面図である。
【図5】図2に示した蝶番をドアに取りつけた状態を一部縦断面して示した図である。
【図6】蝶番をドアに取りつけた状態を一部縦断面して示した説明用図である。
【図7】従来の蝶番の組み立て分解斜視図である。
【図8】従来の蝶番を一部縦断面して示した図である。
【図9】蝶番の挿入部を縦断面して示した図である。
【図10】出入り口開口とドアの取り合いを示す説明用図である。
【符号の説明】
1 蝶番
2 ドア
3 出入り口開口
6 ヒンジ板
7 ヒンジ板
701 ストッパ部
8 挿入部
9 舌片
901 係合爪
902 係合爪
903 長孔
10 巻回部
11 巻回部
12 Cリング
13 孔
14 巻回部
15 開口部寸法
16 切欠
17 ボルト
18 ボルト
20 ボルト
22 調整螺子
32 回転爪
321 爪部
322 爪部
323 段部
324 ストッパ面
325 摺動部
33 穴
Claims (2)
- 二枚のヒンジ板の一方に舌片を回動可能に軸支し、該舌片を他方のヒンジ板に設けた挿入部に差し込んで固定することによって、前記二枚のヒンジ板を結合してなる、出入り口開口とドアとの間の上下左右の隙間の調整を可能にした蝶番において、前記他方のヒンジ板に挿入部内に一部が達する大きさの円形の回動板用の穴を設け、該穴に回動板を嵌挿し、該回動板を円板の一部を周面に沿って切り欠いて挿入部側の切欠き部のほぼ中央部に爪部を設けた形状とし、且つ、舌片の回動板側の先端側面部の一部を切り欠いて段部を形成し、該切欠き段部に舌片を挿入部に挿入した時に該回動板の爪部に係合する係合爪と爪部の当接面を設け舌片の動きを規制するようにしたことを特徴とする蝶番。
- 回転板の挿入部側と反対側の周面に周面に沿った切欠き部を設け、該切欠き部内に突出するストッパ部を回動板用の穴に設けて回転板の回転量と舌片の挿入を規制するようにしたことを特徴とする請求項1記載の蝶番。
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Cited By (1)
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- 1995-09-05 JP JP25179695A patent/JP3646230B2/ja not_active Expired - Lifetime
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