JPH09137662A - 蝶番および蝶番装置 - Google Patents

蝶番および蝶番装置

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JPH09137662A
JPH09137662A JP34649195A JP34649195A JPH09137662A JP H09137662 A JPH09137662 A JP H09137662A JP 34649195 A JP34649195 A JP 34649195A JP 34649195 A JP34649195 A JP 34649195A JP H09137662 A JPH09137662 A JP H09137662A
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JP
Japan
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hinge
shaft tube
door
pin
upper shaft
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JP34649195A
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English (en)
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Yoshio Sugiura
浦 善 夫 杉
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SUGIURA KK
Original Assignee
SUGIURA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付ネジを取り外すことなく、扉等の取付け
高さ位置の調整を容易に行うことのできる、蝶番および
蝶番装置を得る。 【解決手段】 一方の羽根板12は側端縁の上部に上部
軸管18が形成され、且つ羽根板12側端縁の下部に下
部軸管20が形成され、他方の羽根板14は、上部軸管
18と下部軸管20の間に配設されように、上部軸管1
8の下端から下部軸管20の上端までの長さより短く形
成された中央軸部22が側端縁に形成された蝶番であっ
て、下部軸管20に固着され、中央軸部22に緩嵌され
る固定ピン34と、上部軸管18に挿通され、中央軸部
22の内面に螺合される調整ピン28を備え、調整ピン
28を回動して一方の羽根板12に対し他方の羽根板1
4を調整ピン28の軸方向に移動自在としたことを特徴
とする蝶番であり、蝶番装置は、前記蝶番または前記蝶
番の調整ピンを、前記上部軸管に係止し、回動自在のま
ま軸方向位置が固定した蝶番の複数個の組合わせから構
成されることを特徴とする蝶番装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は蝶番および蝶番装
置に関し、特にたとえば、建築物や家具の開き戸などの
開閉軸に用いられる蝶番および蝶番装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の蝶番の一例を示す正面
図である。この蝶番1は、羽根板2および他方の羽根板
3を含む。羽根板2および他方の羽根板3には、扉等に
ネジ等を用いて蝶番1を固定するための貫通穴である、
取付穴4が形成されている。また、羽根板2側端縁の上
端および下端には、それぞれ、円筒形の上部軸管5およ
び下部軸管6が形成され、他方の羽根板3の側端縁の中
央部には、円筒形の中央軸部7が形成されている。そし
て、上部軸管5、中央軸部7および下部軸管6に軸8が
連通される。軸8は、少なくとも軸方向上端を上部軸管
5内径より大きくするなどして上部軸管5より抜け落ち
ないように手段が施されている。これにより、羽根板2
および羽根板3は軸8を軸として開閉自在となる。この
蝶番1は、構造が簡単であるので、建築物や家具の開き
戸などの開閉軸として多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の蝶番1
では、扉等を取付けた後、扉等の取付け高さ位置を調整
する場合には、取付穴4に取付けた取付ネジ等を一旦取
外してから再度取付作業を行うか、または、羽根板の上
縁ないし下縁を金槌等を使って叩き、羽根板の位置をず
らして調整していたため、調整に多くの時間を要した。
【0004】また、羽根板の上縁ないし下縁を金槌等を
使って叩き、羽根板の位置をずらして調整する場合に
は、位置を大きく動かすことが出来ないうえ、叩いた時
に取付ネジに不要な応力がかかるため、取付ネジ等の頭
部が破断する等の問題があった。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、取
付ネジを取外すことなく、扉等の取付け高さ位置の調整
を容易に行うことのできる、蝶番および蝶番装置の提供
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1は、一方の羽根
板は側端縁の上部に上部軸管が形成され、且つ羽根板側
端縁の下部に下部軸管が形成され、他方の羽根板は、上
部軸管と下部軸管の間に配設されように、上部軸管の下
端から下部軸管の上端までの長さより短く形成された中
央軸部が側端縁に形成された蝶番であって、下部軸管に
固着され、中央軸部に緩嵌される固定ピンと、上部軸管
に挿通され、中央軸部の内面に螺合される調整ピンを備
え、調整ピンを回動して一方の羽根板に対し他方の羽根
板を調整ピンの軸方向に移動自在としたことを特徴とす
る、蝶番である。
【0007】請求項2は、調整ピンは、上部軸管に係止
し、回動自在のまま軸方向位置が固定された請求項1に
記載の、蝶番である。
【0008】請求項3は、請求項1または請求項2に記
載の蝶番の複数個の組合わせから構成され、調整ピンが
一直線上に並ぶように蝶番を配置したことを特徴とす
る、蝶番装置である。
【0009】請求項4は、請求項3に記載の蝶番装置で
あって、請求項2に記載の蝶番が単数でのみ使用される
ことを特徴とする、蝶番装置である。
【0010】請求項5は、請求項1または請求項2に記
載の蝶番と、中央軸管の長さを上部軸管の下端から下部
軸管の上端までの長さより短く形成し、両羽根板を軸方
向に移動可能とした蝶番との複数個の組合わせから構成
されることを特徴とする、蝶番装置である。
【0011】
【作用・効果】この発明の蝶番は、調整ピンが中央軸部
に螺合されているので、調整ピンの中央軸部との螺合位
置を変化させることにより、中央軸部が上部軸管下端と
下部軸管上端の間において軸方向位置を変位させること
ができ、他方の羽根板の軸方向高さ位置を調節すること
ができる。したがって、他方の羽根板に取付けられた扉
等の取付高さ位置の調整を、取付ネジを外さずに容易に
行うことができる。
【0012】調整ピンを上部軸管に係止し、回動自在の
まま軸方向位置を固定させた場合は、他方の羽根板に限
らず、一方の羽根板に扉等を取付けたときでも、調整ピ
ンの中央軸部との螺合位置を変化させることにより、扉
等の取付高さ位置の調整を取付ネジを外さずに容易に行
うことができる。また、上下逆さに使用したときでも、
一方の羽根板および他方の羽根板に取付けられた扉等の
取付け高さ位置を調整することができる。
【0013】この発明の蝶番装置は、請求項1または請
求項2に記載の蝶番を複数個どのような組合わしても、
取付ネジを外さずに、一方または他方の羽根板に取り付
けられた扉等の取付け高さ位置を調整することができ
る。
【0014】この発明の蝶番装置において、請求項2に
記載の蝶番を単数でのみ使用した場合には、請求項2に
記載の蝶番を調整した後、単数または複数の請求項1に
記載の蝶番の調整ピンを調整することにより、取付ネジ
を外さず容易に、一方または他方の羽根板に取り付けら
れた扉等の取付け高さ位置を調整することができる。ま
た、一方または他方の羽根板に取り付けられた扉等の加
重が、各蝶番に均等に配分されるので、蝶番の製品寿命
を延ばすことができる。
【0015】請求項1または請求項2に記載の蝶番と、
中央軸管の長さを上部軸管の下端から下部軸管の上端ま
での長さより短く形成し、両羽根板が軸方向に移動可能
とした蝶番の複数の組合わせより蝶番装置を構成した場
合は、請求項1または請求項2に記載の蝶番の調整ピン
の中央軸部との螺合位置を変化させるだけで、扉等の取
付け高さ位置の調整作業を終えることができる。
【0016】この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態を
示す正面図解図である。図2は、図1に示す実施形態の
変形の一例を示す正面図である。蝶番10は、たとえば
鉄、ステンレス等の金属板からなる羽根板12および他
方の羽根板14を含む。羽根板12および他方の羽根板
14には、円形の貫通穴である取付穴16が形成され
る。この取付穴16は、ネジや釘等を用いて蝶番10を
扉等に取付けるために用いられる。なお、この実施形態
では、羽根板12および他方の羽根板14は略同じ大き
さに形成しているが、蝶番10が取付けられる部位の状
況によって、たとえば羽根板12の長さを他方の羽根板
14の長さより短く形成してもよい。すなわち、たとえ
ば建築物や家具の開き戸等に取付けるときの蝶番の取付
け位置の寸法に応じて、適宜、羽根板の大きさを変更す
るものである。
【0018】羽根板12の側端縁上部および下部には、
それぞれ上部軸管18ならびに下部軸管20が形成され
ている。この実施形態において、上部軸管18および下
部軸管20は、羽根板12の一部を円筒状に折り曲げて
軸管を形成しているが、羽根板12に円筒形パイプを溶
接等などの方法により固着して形成してもよい。
【0019】そして、上部軸管18の下端と下部軸管2
0の上端の間には、他方の羽根板14の側端縁に形成さ
れた中央軸部22が並設される。この中央軸部22は、
上部軸管18や下部軸管20と同様に他方の羽根板14
の一部を折り曲げ円筒状に形成しているが、他方の羽根
板14に円筒形パイプを溶接等などの方法により固着し
て形成してもよい。
【0020】なお、この中央軸管22は、上部軸管18
の下端から下部軸管20の上端までの長さより短く形成
される必要性がある。これは、上部軸管18の下端から
下部軸管20の上端において、中央軸部22が軸方向位
置に変位できるようにして、他方の羽根板14の軸方向
位置を変位させるためである。
【0021】また、中央軸部22内部上方には、上端か
ら略中央部付近までに雌ネジ部24が形成される。そし
て、中央軸部22上方より、雄ネジ部26が形成された
調整ピン28が、上部軸管18を挿通してから雌ネジ部
24に螺合される。
【0022】調整ピン28の上端には、上部軸管18の
内径より大きい外径である、調整ピン頭部30が形成さ
れており、調整ピン頭部30が上部軸管18の上端に掛
止している。したがって、調整ピン28上端が上部軸管
18の上端より下方に移動することが規制される。
【0023】また、調整ピン頭部30には十文字形の溝
32が形成されている。したがって、調整ピン28を回
動させるときには、十字ドライバーを用いて容易に回動
することができる。なお、この実施形態においては、調
整ピン頭部30に十文字形の溝32を形成しているが、
一文字形や六角形の溝を形成してもよい。また、調整ピ
ン頭部30の形状を六角柱状に形成してもよい。
【0024】中央軸管22内部下方には、固定ピン34
が下部軸管20を挿通して、中央軸部22の略中央部付
近までに達するように緩嵌される。この実施形態では、
固定ピン34の外径は、下部軸管20の内径より若干大
きく形成して、固定ピン34を下部軸管20に圧入する
ことにより、固定ピン34を下部軸管20に固定してい
る。もっとも、固定ピン34を下部軸管20に螺合する
ことにより固定してもよい。
【0025】これにより、中央軸部22は、軸方向に対
して横方向の動きが規制される。また、図2に示すよう
に、調整ピン28を回動させることにより、中央軸部2
2との螺合位置を変え、中央軸部22の軸方向位置を上
部軸管18の下端から下部軸管20上端までの長さと中
央軸部22の長さとの差異分だけ変位させることができ
る。したがって、他方の羽根板14に取付けられた扉等
の取付け高さ位置を調整することができる。
【0026】図3は、この発明の他の実施形態を示す正
面図であり、図4はその要部を示す断面図解図である。
図3に示す蝶番40は、図1に示した蝶番10と比べ
て、調整ピン28および上部軸管18の構造が相違す
る。すなわち、蝶番40の調整ピン28には、図4に示
すように、雄ネジ部26の上方に、たとえば環状溝から
なる抜け止め用溝36が形成され、そして、上部軸管1
8の内部には抜け止め用溝36に係合する抜け止め用突
起38が形成されている。
【0027】このように、調整ピン28に抜け止め用溝
36を設け、上部軸管18の内部に抜け止め用溝36と
係合する抜け止め用突起38を設けた場合は、調整ピン
28は、回動可動のままで軸方向位置が固定され、調整
ピン28が上部軸管18より抜け落ちることがない。し
たがって、扉等が他方の羽根板14に限らず一方の羽根
板12に取付けられた場合においても、調整ピン28を
回動することにより、扉等の取付け高さ位置の調節をす
ることができる。また、上下逆さに使用した場合におい
ても、一方の羽根板12および他方の羽根板14に取付
けられた扉等の取付け高さ位置を調整することができ
る。
【0028】なお、抜け止め用突起38は、調整ピン2
8が上部軸管18を挿通して、調整ピン頭部30が上部
軸管18の上端に掛止された後、少なくとも上部軸管1
8内部の一部に抜け止め用溝36と係合するように形成
される。この実施形態では、上部軸管18の一部に、ポ
ンチ等による打刻により抜け止め用突起38を形成して
いるが、上部軸管18に雌ネジ孔を形成し、ネジ等を螺
合することにより、抜け止め用突起38を形成してもよ
い。
【0029】図5は、この発明のさらに他の実施形態を
示す正面図解図であり、図6はその要部を示す平面図で
ある。図5に示す蝶番50は、図3に示す蝶番40とは
調整ピン28の上部軸管18との係合手段が相違する。
蝶番50では、調整ピン28が上部軸管18を挿通して
調整ピン頭部30が上部軸管18の上端に掛止されたと
きに、抜け止め用溝36の上端が上部軸管18の下端と
略同位置となるように、抜け止め用溝36を調整ピン2
8に形成している。そして、図6に示すような、E型止
め輪42を抜け止め用溝36に取り付けて、調整ピン2
8の軸方向位置を固定している。
【0030】この場合には、図3に示す実施形態と同様
の効果が得られるとともに、E型止め輪42を抜け止め
用溝36に取り付けるだけで、調整ピン28の軸方向位
置を固定することができるので、さらに組立て性が向上
する。
【0031】なお、この実施形態では、E型止め輪42
を使用して調整ピン28の軸方向位置を回動自在のまま
固定しているが、これに限らずC型止め輪等の他の止め
輪が使用されてもよい。また、止め輪の代わりに、環状
で抜け止め用溝36の溝幅と略同じ幅で弾性を有するプ
ラスチックリングを調整ピン28の下端から圧入し、抜
け止め用溝36に止めつけて、調整ピン28が上部軸管
18に対して軸方向位置が固定されるように形成しても
よい。
【0032】図7は、この発明のさらに別の実施形態を
示す正面図である。図7に示す蝶番60は、蝶番10の
円筒状に形成された中央軸部22の外周部に保護パイプ
44が嵌挿されている。保護パイプ44は、図8に示す
ように、たとえば円筒形パイプを上端から下端までに亘
って直線状に切欠いて形成した切欠き部46を含む。切
欠き部46は、他方の羽根板14と中央軸部22との結
合部分の厚み分だけの幅で切欠いて形成される。したが
って、保護パイプ44は、他方の羽根板14と中央軸部
22との結合部分に阻害されずに中央軸部22外周部
に、軸方向より嵌挿される。
【0033】この場合には、調整ピン28に形成された
雄ネジ部26が直接外部に露出することがなくなり、雄
ネジ部26に砂や埃等の異物が混入することを予防でき
るので、羽根板の高さ位置を調整するときに、調整ピン
の回転が困難になるといったことを予防することが出来
る。また、調整ピンに形成された雄ネジ部が外部に露出
しないので、美観を損なうことがない。なお、この実施
形態では、蝶番10に保護パイプ44を嵌挿している
が、蝶番40などの他の実施形態の蝶番に適用されても
よい。
【0034】引き続いて、この発明のさらに別の実施形
態である蝶番装置100について、図9および図10に
基づいて説明する。図9は、蝶番装置100を扉300
および扉枠302に取付けた状態を示す図解図であり、
図10は、扉300を開いた状態を示す図解図である。
蝶番装置100は、図1に示す実施形態である蝶番10
および図3に示す実施形態である蝶番40をそれぞれ1
個づつ含む。蝶番10は扉300の下方に、蝶番40は
扉300の上方に、それぞれ調整ピン28が上側となる
ように皿ねじ48を用いて取付けられている。
【0035】蝶番10および蝶番40は、それぞれ、一
方の羽根板12を扉300に、そして、他方の羽根板1
4を扉枠302に取付けられている。また、蝶番10お
よび蝶番40は、調整ピン28の中心が一直線上に並ぶ
ように配置され、扉300の開閉がスムースにできるよ
うに取付けられている。
【0036】扉300の扉枠302に対する取付位置を
下方向に調整する場合には、上方に取り付けられている
蝶番40の調整ピン28と中央軸部22との螺合部分が
増加するように、調整ピン28を締め込む。そして、扉
300の下方に取付けられている蝶番10の調整ピン頭
部30の下端が、上部軸管18の上端に係止するよう
に、調整ピン28を締め込むことにより、皿ねじ48を
取り外すことなく、扉300の扉枠302に対する取付
位置を下方向に調整することができる。
【0037】また、反対に扉300の扉枠302に対す
る取付位置を上方向に調整する場合には、扉300の下
方に取付けられている蝶番10の調整ピン28と中央軸
部22との螺合部分が減少するように、調整ピン28を
緩める。そして、扉300の上方に取付けられている蝶
番40の調整ピン28を緩めることにより、皿ねじ48
を取り外すことなく、扉300の扉枠302に対する取
付位置を上方向に調整することができる。
【0038】このように、この実施形態の蝶番装置10
0は、取付ねじ等を取外すことなく、容易に扉等の取付
け高さ位置を調整することができる。そして、それに加
え、調整ピン28の中央軸部22との螺合部分を調整す
ることにより、扉等の加重を各蝶番に均等に配分させる
ことができるので、各蝶番の製品寿命を長くすることが
できる。
【0039】なお、この実施形態では、蝶番10と蝶番
40との組合わせより、蝶番装置100を構成している
が、これに限らず、蝶番40の代わりに、蝶番10や蝶
番50を使用されてもよい。また、蝶番の総数は2個に
限らず、扉等の重量に合わせて3個や他の数になっても
よい。なお、複数の蝶番10でのみ構成される場合に
は、扉等の取付け高さ位置を調整するために、扉等が他
方の羽根板14に取付けられる必要性がある。そして、
蝶番40や蝶番50などの、調整ピン28の軸方向位置
が固定されている蝶番を複数使用する場合には、各蝶番
の調整ピン28を同時に調整する必要性があるため、蝶
番40や蝶番50などは、単数でのみ使用されることが
望ましい。
【0040】また、この実施形態の蝶番10の代わり
に、図11に示すような蝶番70が使用されてもよい。
なお、図11は、この発明のさらに他の蝶番装置に使用
される蝶番を示す正面図解図である。蝶番70は、羽根
板72および他方の羽根板74を含む。羽根板72およ
び他方の羽根板74には、扉等にネジ等を用いて蝶番7
0を固定するための貫通穴である、取付穴76が形成さ
れている。また、羽根板側端縁の上端および下端には、
それぞれ、円筒形の上部軸管78および下部軸管80が
形成され、他方の羽根板74の側端縁の中央部には、上
部軸管78の下端から下部軸管80の上端までの長さよ
り短く形成された円筒形の中央軸部82が形成されてい
る。そして、上部軸管78の上方および下部軸管80の
下方からは、支軸ピン84がそれぞれ圧入され、中央軸
部82に緩嵌されている。これにより、一方の羽根板7
2および他方羽根板74は支軸ピン84を軸にして開閉
自在であるが、一方の羽根板72および他方の羽根板7
4は支軸ピン84の軸方向に移動可能となっている。
【0041】このことより、蝶番70と他の調整ピン2
8を有する実施形態の蝶番を組合わせて蝶番装置を構成
した場合には、他の蝶番の調整ピン28の中央軸部22
との螺合位置を調整するだけで、蝶番70については、
調整が必要な部分がないので、取付ねじ等を取外すこと
なく、容易に扉等の取付け高さ位置を調整作業を終える
ことができるので効率的である。
【0042】なお、この実施形態では、蝶番40と蝶番
70を組合わせて蝶番装置を構成したが、これに限ら
ず、蝶番40の代わりに、蝶番10や蝶番50と組合わ
せてもよい。しかし、蝶番10のように、調整ピン28
の軸方向位置が固定されていない蝶番と組合わせる場合
には、扉等の取付け高さの調整機能を持たせるために、
扉等は他方の羽根板側に取付けられる必要性がある。ま
た、蝶番40のように、調整ピン28の軸方向位置が固
定されている蝶番を複数使用する場合には、各蝶番の調
整ピン28を同時に調整する必要性があるため、蝶番4
0や蝶番50などは、単数でのみ使用されることが望ま
しい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す正面図解図であ
る。
【図2】図1に示す実施形態の変形の一例を示す正面図
である。
【図3】この発明の他の実施形態を示す正面図である。
【図4】図3に示す実施形態の要部を示す断面図解図で
ある。
【図5】この発明のさらに他の実施形態を示す正面図解
図である。
【図6】図5に示す実施形態の要部を示す平面図であ
る。
【図7】この発明のさらに他の実施形態を示す正面図で
ある。
【図8】図7に示す実施形態の要部を示す斜視図であ
る。
【図9】蝶番装置100を扉300および扉枠302に
取付けた状態を示す図解図である。
【図10】扉300を開いた状態を示す図解図である。
【図11】この発明のさらに他の蝶番装置に使用される
蝶番を示す正面図解図である。
【図12】従来の蝶番の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
10,40,50,60,70 蝶番 12,72 羽根板 14,74 羽根板 16,76 取付穴 18,78 上部軸管 20,80 下部軸管 22,82 中央軸部 24 雌ネジ部 26 雄ネジ部 28 調整ピン 30 調整ピン頭部 32 溝 34 固定ピン 36 抜け止め用溝 38 抜け止め用突起 42 E型止め輪 44 保護パイプ 46 切欠き部 84 支軸ピン 100 蝶番装置 300 扉 302 扉枠

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の羽根板は側端縁の上部に上部軸管
    が形成され、 且つ前記羽根板側端縁の下部に下部軸管が形成され、 他方の羽根板は、前記上部軸管と前記下部軸管の間に配
    設されように、前記上部軸管の下端から前記下部軸管の
    上端までの長さより短く形成された中央軸部が側端縁に
    形成された蝶番であって、 前記下部軸管に固着され、前記中央軸部に緩嵌される固
    定ピンと、前記上部軸管に挿通され、前記中央軸部の内
    面に螺合される調整ピンを備え、前記調整ピンを回動し
    て一方の羽根板に対し他方の羽根板を調整ピンの軸方向
    に移動自在としたことを特徴とする蝶番。
  2. 【請求項2】 前記調整ピンは、前記上部軸管に係止
    し、回動自在のまま軸方向位置が固定された請求項1に
    記載の蝶番。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の蝶番の
    複数個の組合わせから構成され、前記調整ピンが一直線
    上に並ぶように前記蝶番を配置したことを特徴とする蝶
    番装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の蝶番装置であって、請
    求項2に記載の蝶番が単数でのみ使用されることを特徴
    とする蝶番装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の蝶番
    と、中央軸管の長さを上部軸管の下端から下部軸管の上
    端までの長さより短く形成し、両羽根板を軸方向に移動
    可能とした蝶番との複数個の組合わせから構成されるこ
    とを特徴とする蝶番装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100897333B1 (ko) * 2008-04-10 2009-05-15 현대자동차주식회사 도어힌지 기구
JP2014040745A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Taisei Kogyo Kk 丁番
CN108222728A (zh) * 2017-12-29 2018-06-29 东莞市天合机电开发有限公司 一种窗体或门体用可调节铰接机构
KR102014165B1 (ko) * 2018-11-15 2019-08-26 원종석 도어용 경첩

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