JPH07608Y2 - ピボットヒンジ - Google Patents

ピボットヒンジ

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JPH07608Y2
JPH07608Y2 JP1228992U JP1228992U JPH07608Y2 JP H07608 Y2 JPH07608 Y2 JP H07608Y2 JP 1228992 U JP1228992 U JP 1228992U JP 1228992 U JP1228992 U JP 1228992U JP H07608 Y2 JPH07608 Y2 JP H07608Y2
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JP
Japan
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door
side member
hole
slide plate
building
Prior art date
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JP1228992U
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English (en)
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JPH0575379U (ja
Inventor
眞美 古元
克明 高橋
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Shibutani Co Ltd
Original Assignee
Shibutani Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、扉などを取付けるピ
ボットヒンジに関するもので、このピボットヒンジは、
扉を建物に取付けたままで扉の取付位置を修正できるも
のである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】建物などにピボットヒンジ
を用いて取付けた扉は、使用年数が長くなると取付け位
置に狂いを生じる場合がある。これは、年数の経過とと
もに建物に狂いを生じるためである。
【0003】上記のように狂いが生じた場合、従来では
ピボットヒンジを一たん扉から外してピボットヒンジの
取付位置を調整しなけばならない。
【0004】例えば扉が木製の場合、ヒンジの建物側ま
たは扉側の取付部を固定していた木ネジを外し、木ネジ
を外したあとの孔に木栓を打ち込んで孔を埋める。つぎ
に扉を正しい位置にセットしたのち、ヒンジの取付部を
扉に当てがい、木ネジにより固定する。
【0005】上記のような従来の修正方法の場合、木ネ
ジを外したあとの孔に木栓を埋込む作業には相当な熟練
を要する。また、木栓でネジ孔を埋めたあとに木ネジを
ねじ込んで扉の取付け状態を修正する作業も相当な熟練
を要するという問題がある。
【0006】また、扉や建物の扉取付部が金属製の場合
は、上記のような木栓でネジ孔を埋めるような作業がで
きないのでさらに修正が困難となる。
【0007】そこで、この考案の課題は、扉を取付けた
ままで簡単に扉を左右方向に移動させて狂いを修正する
ようにしたピボットヒンジを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案は、ピボットヒンジに於ける扉側部材の
片面に適宜のガイド装置により左右方向のみ案内される
スライド板を重ね合わせると共に、このスライド板に前
記スライド板のスライド方向に対して直角に長軸が交差
する長孔を設け、また、上記扉側部材に設けてある孔に
回転体を回転自在に嵌め込むと共に、前記扉側部材に前
記回転体の回転を止める固定手段を設け、さらに、上記
回転体の端面偏心位置に設けてある偏心軸を上記長孔に
回転自在に嵌め合わせ、また、上記スライド板に設けて
ある軸承孔に建物側部材のピボット軸を回転自在に嵌め
込むと共に、上記扉側部材に設けた上記ピボット軸の貫
通孔を、左右方向に前記扉側部材の移動を許容する長孔
とした構成を採用したものである。
【0009】
【作用】この考案は、上記のように構成してあるから、
扉の取付けに狂いが生じた場合、まず回転体の固定手段
を自由にしたのち、回転軸の回動操作により偏心軸の偏
心方向を修正しながら、平面左方向或は右方向にスライ
ド板をスライドさせると、共に同方向に扉側部材がスラ
イドする。このため、共に扉を同方向に移動し、狂いの
修正後に固定手段により回転体を固定する。
【0010】
【実施例】以下、この考案に係る実施例を添付図面に基
づいて説明する。
【0011】図1から図4に示すように、1は複数のセ
ットビス2により扉Aに固定する扉側部材、3は複数の
ビス(図示省略)により建物Bに固定する建物側部材で
ある。
【0012】上記扉側部材1の片面には、適宜のガイド
装置により左右方向(平面)のみ案内されるスライド板
4が重ね合わせてある。上記のガイド装置は、図示の場
合スライド板4に設けた複数の長孔6と、このそれぞれ
の長孔6に一致するよう扉側部材1に設けた透孔7と、
この透孔7及び長孔6に貫通する鋲8とで構成してあ
る。
【0013】また、スライド板4には、スライド板4の
スライド方向に対して直角に長軸を交差させた長孔9が
設けられている。
【0014】さらに、扉側部材1に孔10を設けて、こ
の孔10に回転体11を回転自在に嵌め込むと共に、扉
側部材1には、回転体11の回転を止める固定手段が設
けられている。上記の固定手段は、図示の場合、扉側部
材1にネジ孔12を設けて、このネジ孔12にねじ込ん
だ止めビス13の先端を回転体11の外周面に押し付け
るようになっている。
【0015】また、回転体11の端面偏心位置に偏心軸
14を設けると共に、この偏心軸14は長孔9に回転自
在に(長孔9の長軸に平行する両側面と偏心軸14の外
周面とが接触するよう)嵌め合わせてある。
【0016】なお、回転体11の回転操作には、図示の
場合偏心軸14の端面に設けてある係合穴15に工具を
嵌め込み係合して行なう。
【0017】16は建物側部材3に末端を支持させたピ
ボット軸で、このピボット軸16の先端は、スライド板
4に設けてある軸承孔17に嵌め合わせてある。
【0018】なお、図示の場合、ピボット軸16の先端
外側に筒状体18を嵌装して、軸承孔17に筒状体18
と共にピボット軸16の先端を嵌め合わせてある。
【0019】また、扉側部材1に設けてあるピボット軸
16の貫通孔19は、左右方向に扉側部材1の移動を許
容する長孔になっている。
【0020】20はカバー、21はスラストベアリン
グ、22はビス2の挿通孔である。
【0021】上記構成したピボットヒンジは、図1に示
すように、建物Bの上部枠bと下部枠bとに建物側部材
3を、扉Aの上框面と下框面とに扉側部材1をそれぞれ
固定する。
【0022】いま、年月の経過にともなって建物に狂い
を生じ、建物Bの開口部b’と扉Aとの間の間隙に狂い
が生じた場合、これを修正しなければならない。
【0023】この場合、まず止めビス13を緩めて回転
体11を自由とし、この回転体11の回動操作により偏
心軸14の偏心方向を修正すると、長孔9と偏心軸14
との嵌め合わせによりスライド板4がスライドする。
【0024】このため、スライド板4と共に扉側部材1
を介し扉Aを同方向(平面左或は右)にスライドさせ
て、図3から図2に示すように間隙が修正できる。
【0025】修正後には、止めビス13をねじ込んで回
転体11を固定する。
【0026】
【効果】以上のように、この考案に係るピボットヒンジ
によれば、回転体の回動操作にともない嵌め合わせてあ
る偏心軸と長孔とによりスライド板と共に扉側部材及び
扉を平面左右方向にスライドさせるので、扉を建物に取
付けたままで扉の間隙を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピボットヒンジを介し扉を取付けた縦断正面図
【図2】調整後の横断平面図
【図3】調整前の横断平面図
【図4】同上の要部を示す分解斜視図
【符号の説明】
1 扉側部材 2 ビス 3 建物側部材 4 スライド板 6 長孔 7 透孔 8 鋲 9 長孔 10 孔 11 回転体 12 ネジ孔 13 止めビス 14 偏心軸 15 係合穴 16 ピボット軸 17 軸承孔 18 筒状体 19 貫通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピボットヒンジに於ける扉側部材の片面
    に適宜のガイド装置により左右方向のみ案内されるスラ
    イド板を重ね合わせると共に、このスライド板に前記ス
    ライド板のスライド方向に対して直角に長軸が交差する
    長孔を設け、また、上記扉側部材に設けてある孔に回転
    体を回転自在に嵌め込むと共に、前記扉側部材に前記回
    転体の回転を止める固定手段を設け、さらに、上記回転
    体の端面偏心位置に設けてある偏心軸を上記長孔に回転
    自在に嵌め合わせ、また、上記スライド板に設けてある
    軸承孔に建物側部材のピボット軸を回転自在に嵌め込む
    と共に、上記扉側部材に設けた上記ピボット軸の貫通孔
    を、左右方向に前記扉側部材の移動を許容する長孔とし
    たことを特徴とするピボットヒンジ。
JP1228992U 1992-03-12 1992-03-12 ピボットヒンジ Expired - Lifetime JPH07608Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1228992U JPH07608Y2 (ja) 1992-03-12 1992-03-12 ピボットヒンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1228992U JPH07608Y2 (ja) 1992-03-12 1992-03-12 ピボットヒンジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0575379U JPH0575379U (ja) 1993-10-15
JPH07608Y2 true JPH07608Y2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=11801192

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1228992U Expired - Lifetime JPH07608Y2 (ja) 1992-03-12 1992-03-12 ピボットヒンジ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114127379A (zh) * 2019-08-01 2022-03-01 穆坦尼公司 家具单元铰接结构和家具单元

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JPH0575379U (ja) 1993-10-15

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