JPH0328686Y2 - - Google Patents

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JPH0328686Y2
JPH0328686Y2 JP4088086U JP4088086U JPH0328686Y2 JP H0328686 Y2 JPH0328686 Y2 JP H0328686Y2 JP 4088086 U JP4088086 U JP 4088086U JP 4088086 U JP4088086 U JP 4088086U JP H0328686 Y2 JPH0328686 Y2 JP H0328686Y2
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hinge bracket
door
opening frame
frame side
side hinge
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、三方向調整蝶番に関する。
(従来の技術) 一般に、外部からの電波や室内からの発生電波
を遮断したり外気を完全に遮断するように構成さ
れた電波暗室や気密室の扉は、その機能を低下さ
せないように細心の位置調整をして取付ける必要
があるが、その多くは蝶番によつて取付けられ、
この蝶番によつて扉の位置調整がおこなわれてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、従来の蝶番は、扉の取り付けに際し、
鉛直に設けられた開口枠側ヒンジピンに扉側ヒン
ジ孔を勘合させるものが多く、扉の位置調整が全
くできないか、できても扉の位置調整ごとに扉を
取り外す必要があり、扉の取り付けがきわめて面
倒であつた。
また最近では、竪軸に偏心をもたせ、この偏心
軸をウオーム機構によつて回転させ、その位置を
偏心機構によつて修正させるため、前後、左右と
いつた二方向調整自在な蝶番も考案されている
が、いづれも調整に多大な時間と熟練を必要と
し、総じて扉の取付けがきわめて面倒であつた。
しかも、上下方向の調整の可能なものは全くな
く、したがつて扉の上部蝶番と下部蝶番の負荷分
担を等しくする調整ができず、扉の位置調整には
限界があつた。
さらに、電磁波を遮蔽する電波暗室、ほこりや
騒音の遮蔽を目的とする気密室の扉には、一般に
銅製のフイガーコンタクトや防塵ゴムなどが設け
られている。これらは、扉と開口枠が全周におい
て密着させなければならない。特に電波暗室にお
いては、フイガーコンタクトとこれに接する接合
片が全周においてナイフとさやの如く嵌合させる
必要があり、単に前後・左右だけでなく、上下方
向の調整をも必要であり、その調整には困難をき
わめている。
この考案は、前記従来の問題点を解消するため
に提案されたもので、扉を取付けたまま扉の位置
調整をきわめて簡単におこなうことができ、しか
し前後・左右方向だけでなく上下方向の位置調整
もきわめて簡単におこなうことができる三方向調
整蝶番を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案は、開口枠の正面および開口枠に取り
付ける扉の側面にねじ止めして取り付けられるヒ
ンジブラケツトベース2,2′と、こられのヒン
ジブラケツトベース2,2′に、さらにねじ止め
される開口枠側ヒンジブラケツト3および扉枠側
ヒンジブラケツト4と、これらのヒンジブラケツ
ト3,4と前記ヒンジブラケツトベース2,2′
との間に介在されるライナー5,5′と、前記開
口枠側ヒンジブラケツト3にねじ式によつて固定
される上向きに突出した主軸6と、当該主軸6を
抱持するスリーブ18およびスラストベアリング
17を設けてなる扉側ヒンジブラケツト4より構
成され、前記目的を達成するものである。
(実施例) 以下、この考案を図示する一実施例によつて説
明する。
図は、外部からの電波や室内からの発生電波を
完全に遮断するように構成されたいわゆる電波暗
室の扉が三方向調整蝶番1によつて取付けられた
状態を示したものである。
三方向調整蝶番1はヒンジブラケツトベース
2,2′と開口枠側ヒンジブラケツト3と扉枠側
ヒンジブラケツト4とライナー5,5′と主軸6
とから構成されている。
ヒンジブラケツトベース2,2′は扉7の基端
側側面およびこの扉7を取付ける開口枠8の竪枠
8aの正面に複数本の固定ボルト9,9′によつ
てそれぞれボルト止めされている。
開口枠側ヒンジブラケツト3は開口枠8の竪枠
8aにボルト止めされたヒンジブラケツトベース
2にこれに重ねられ、複数の固定ボルト10によ
つてボルト止めされている。
開口枠側ヒンジブラケツト3の上端部には膨出
部3aが水平に突出して形成され、この膨出部3
aに真上に開口する略円形の穴部11が形成さ
れ、さらにその底部に真上に開口し、かつ穴部1
1より一回り小さいねじ穴12が一定深さに形成
されている。
また、開口枠側ヒンジブラケツト3のほぼ中央
部には、調整ねじ13がその先端部がヒンジブラ
ケツトベース2の表面に当接するように螺合され
ている。そして、固定ボルト10を一時、緩める
とともに調整ねじ13を螺入し、この調整ねじ1
3先端の突出長さを適宜変更することにより開口
枠側ヒンジブラケツト3をその前後方向に自由に
移動できる構成になつている。
ライナー5は、開口枠側ヒンジブラケツト3と
ヒンジブラケツトベース2との間に介在されてい
る。また、ライナー5は開口枠側ヒンジブラケツ
ト3およびヒンジブラケツトベース2とほぼ同一
大きさに形成され、かつ中央部を境に左右二つに
分割して形成されている。さらにライナー5には
固定ボルト10および調整ねじ13を挿通可能な
切欠部14が真横に開開放して形成されている。
そして、ライナー5は開口枠側ヒンジブラケツト
3をボルト止めしたままでも開口枠側ヒンジブラ
ケツト3とヒンジブラケツトベース2間に横方向
から挿入することにより取付けることができる構
成になつている。
扉枠側ヒンジブラケツト4は扉7の基端側側面
にボルト止めされたヒンジブラケツトベース2′
にこれに重ねられ、複数本の固定ボルト10′に
よつてボルト止めされている。
扉側ヒンジブラケツト4の下端部には膨出部4
aが水平に突出して形成され、この膨出部4aに
真下に開口する略円形の穴部15が形成され、さ
らにこの穴部15の上端部に穴部15より一回り
小さい透孔16が形成されている。
また、扉側ヒンジブラケツト4のほぼ中央部に
は開口枠側ヒンジブラケツト3の調整ねじ13と
全く同じ働きをする調整ねじ13′が螺合されて
いる。
また、ヒンジブラケツトベース2′と扉側ヒン
ジブラケツト4間にはヒンジブラケツトベース2
と開口枠側ヒンジブラケツト3間と同じようにラ
イナー5′が介在されている。このライナー5′
は、大きさがヒンジブラケツトベース2′および
扉側ヒンジブラケツト4とほぼ同一に形成されて
いること以外は、ヒンジブラケツトベース2と開
口枠側ヒンジブラケツト3との間に介在されたラ
イナー5と全く同じものである。
主軸6は、略円柱形の基部6aの下端と上端に
基部6aより細い径の雄ねじ部6bと軸部6cを
所定長さに形成し、さらに軸部6cの上端に多角
形状のレンチ掛け6dを設けることにより形成さ
れている。
軸部6cの基端部にはスラストベアリング17
が取付けられ、このスラストベアリング17の上
にラジアルベアリング18が取付けられている。
ラジアルベアリング18は止めねじ19により、
扉側ヒンジブラケツト4に固定されているため、
扉7と一体となり軸部6cを中心に自由に回転す
ることができるものである。
このように形成された主軸6は開口枠側ヒンジ
ブラケツト3の上端部に雄ねじ部6bをねじ穴1
2に螺合するとともに基部6aを穴部11に挿入
することにより垂直に取付けられている。
したがつて扉7を蝶番を介在して開口枠8に建
付ける場合に、開口枠側ヒンジブラケツト3を開
口枠8に取付け、開口枠側ヒンジブラケツト3に
主軸6を螺合により固定した後、主軸6にスラス
トベアリング17を挿入する。
一方、扉側ヒンジブラケツト4を扉7に取付
け、扉側ヒンジブラケツト4の穴部15にラジア
ルベアリング18を嵌合させて固定する。
このような構成において、扉7を扉側ヒンジブ
ラケツト4のラジアルベアリング18が開口枠側
ヒンジブラケツト3の主軸6の軸部6cに嵌合す
るように取付けることにより扉7は、軸部6cを
中心に自由に回転することができ、開口枠8に対
して開閉自在に建付けることができる。
続いて、扉7の位置調整について説明する。扉
7の前後又は、左右方向の調整は、開口枠側ヒン
ジブラケツト3又は扉側ヒンジブラケツト4の固
定ボルト10,10′を一時緩めるとともに調整
ネジ13,13′を螺合して、この調整ねじ13,
13′先端の突出長さを適当に変更することによ
り開口枠側ヒンジブラケツト3又は扉側ヒンジブ
ラケツト4をこれらの前後又は左右方向に適当に
移動することによりおこなう。そして、位置調整
により開口枠側ヒンジブラケツト3および扉側ヒ
ンジブラケツト4とヒンジブラケツトベース2,
2′間にできた間隔部には所要の調整量に応じた
厚さのライナー5,5′を介在させ、固定ボルト
10,10′を締付ける。
また、扉7の上下方向の位置調整は扉側ヒンジ
ブラケツト4の透孔16にレンチを挿入するとと
もにレンチを主軸6上端のレンチ掛け6dに差し
こむ。
そして、レンチを回転し、主軸雄ねじ部6bの
ねじ穴12に対する螺合深さを適宜変更すること
によつておこなう。
(考案の効果) この考案は、以上の構成からなるので、以下の
効果を有する。
開口枠の正面にヒンジブラケツトベースに重
ねて取付けられる開口枠側ヒンジブラケツトお
よび扉の側面にヒンジブラケツトベースに重ね
て取付けられる扉側ヒンジブラケツトは、これ
らの部品とヒンジブラケツトベースとの間に所
定厚のライナーを介在することにより前後又は
左右方向に移動することができ、さらに扉側ヒ
ンジブラケツトは主軸の開口枠側ヒンジブラケ
ツトへの螺合深さを変えて主軸上部分の突出長
さを適当に変えることにより上下方向に移動で
きるため、扉の前後又は左右方向だけでなく上
下方向の位置調整もおこなうことができる。
しかし、開口枠側ヒンジブラケツトおよび扉
側ヒンジブラケツトは、ヒンジブラケツトベー
スにボルト止めされ、かつ主軸は開口枠側ヒン
ジブラケツトにねじ式によつて取付けられてい
るので、扉を取付けたままで扉の位置調整をき
わめて簡単におこなうことができる。したがつ
て、未調整のまま現場搬入し、現場において扉
を取付けた後でもきわめて簡単におこなうこと
ができる。
扉の取付けに際し、扉上端部と下端部にそれ
ぞれ取付けられた三方向調整蝶番の主軸の突出
長さを一方は長く他方は短くすることにより扉
の取付けをきわめて容易におこなうことができ
る。しかも扉を取付けた後、主軸を上下方向に
操作することにより扉重量を上下蝶番に均等に
負担さることができるので、蝶番の機能が低下
せず、扉の開閉を円滑におこなうことができ
る。
扉の上下両端部の蝶番で主軸の長さを異にす
る必要がなく、また扉の左側取付け用、右側取
付け用に区別する必要のない勝手自在な蝶番で
あるため、一形式の蝶番を自由に使い分けるこ
とができ、変用性が高い。
さらに、電磁波を遮蔽する電波暗室、ほこり
や騒音の遮蔽を目的とする気密室の扉には、一
般に銅製のフイガーコンタクトや防塵ゴムなど
が設けられているが、これらは、扉と開口枠が
全周において密着させなければならない。特に
電波暗室においては、フイガーコンタクトとこ
れに接する接合片が全周においてナイフとさや
の如く嵌合させる必要があり、単に前後・左右
だけでなく、上下方向の調整をも必要であり、
従来、その調整には困難をきわめているが、そ
の三方向調整蝶番を使用すれば、難無く行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、この考案の一実施例を示し
たもので第1図は電波暗室の扉の正面図、第2図
は第1図におけるA部拡大平面図、第3図は第1
図におけるA部拡大一部破断側面図、第4図は第
1図におけるA部拡大側面図、第5図はライナー
の正面図である。 1……三方向調整蝶番、2,2′……ヒンジブ
ラケツトベース、3……開口枠側ヒンジブラケツ
ト、4……扉側ヒンジブラケツト、5,5′……
ライナー、6……主軸、7……扉、8……開口
枠、9,9′,10,10′……固定ボルト、11
……穴部、12……ねじ穴、13,13′……調
整ねじ、14……切欠部、15……穴部、16…
…透孔、17……スラストベアリング、18……
ラジアルベアリング、19……止めねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開口枠の正面および開口枠に取り付ける扉の側
    面にねじ止めして取り付けられるヒンジブラケツ
    トベース2,2′と、これらのヒンジブラケツト
    ベース2,2′にさらにねじ止めされる開口枠側
    ヒンジブラケツト3および扉枠側ヒンジブラケツ
    ト4と、これらの開口枠側ヒンジブラケツト3お
    よび扉枠側ヒンジブラケツト4と前記ヒンジブラ
    ケツトベース2,2′との間に介在されるライナ
    ー5,5′と、前記開口枠側ヒンジブラケツト3
    にねじ式によつて固定される上向きに突出した主
    軸6と、当該主軸6を抱持するスリーブ18およ
    びスラストベアリング17を設けてなる扉枠側ヒ
    ンジブラケツト4より構成してあることを特徴と
    する三方向調整蝶番。
JP4088086U 1986-03-20 1986-03-20 Expired JPH0328686Y2 (ja)

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JP4088086U JPH0328686Y2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20

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JP4088086U JPH0328686Y2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20

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JPS62154176U JPS62154176U (ja) 1987-09-30
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JP3468286B2 (ja) * 1999-10-06 2003-11-17 日本放送協会 防音扉装置

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