JPH046470Y2 - - Google Patents

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JPH046470Y2
JPH046470Y2 JP1985113250U JP11325085U JPH046470Y2 JP H046470 Y2 JPH046470 Y2 JP H046470Y2 JP 1985113250 U JP1985113250 U JP 1985113250U JP 11325085 U JP11325085 U JP 11325085U JP H046470 Y2 JPH046470 Y2 JP H046470Y2
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screw
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、扉取付箇所に対する扉のかぶせ量が
扉取付後においても調整することのできる蝶番に
関する。
[従来の技術] 蝶番の一つに、扉取付箇所への扉取付後、扉の
かぶせ量を調整するものがある。
このタイプの蝶番のうち、第4図、第5図に例
示するものは、構成が最も簡単である。
第4図、第5図に示す蝶番は、扉aに取りつけ
るべき固定体b、および、キヤビネツト(家具)
の側板(扉開口枠)cに取りつけるべき取付基体
dが、複数本のアームe,e′と、これらアーム端
の各軸ピンf,f′,f″,fとを介して相対回転
自在かつ相対屈伸自在に枢着された基本構成にお
いて、取付基体dが締付ねじgを介して一体に固
定された取付座板d′と可動板d″との組み合わせか
らなり、側板cの板面に対して直角となるよう、
取付座板d′に穿設されたねじ孔hに調節ねじiが
螺合され、かつ、調節ねじiの鍔部jが可動板
d″の長孔kの下縁に当接されたものである。
かかる蝶番の場合、可動板d″が、調節ねじiの
鍔部jと締付ねじgの頭部との間に挟まれて取付
座板d′に固定されているので、扉取付後におい
て、扉aのかぶせ量を調節すべく扉aを第5図の
矢印l方向または矢印l′方向へ移動させるとき、
調節ねじiと締付ねじgとの両方を回数となく操
作しなければなず、当該調整後、そのかぶせ量に
狂いが生じる虞もある。
前記第4図、第5図に例示したものと異なるタ
イプの蝶番が、実開昭60−58767号公報に開示さ
れている。
この公知例の場合、取付座板を要せずして、直
接、固定部材(取付基体)を扉開口枠(側板)の
内面に取りつけることができるほか、固定部材の
平板部に形成された鍵孔形状の孔を利用して、既
述のかぶせ量を調節することができる。
[考案が解決しようとする課題] 上述した公知例における固定部材の構成とこれ
の取付態様について検討した場合、以下に述べる
のような不都合がある。
すなわち、この公知例の固定部材は、平板部、
枢着部、位置決め片、横断面略L字形状の板部な
ど、各方向へ折れ曲がつた複数の部分により形成
されているので、これの構成が複雑となる。
しかも、鍵孔形状の孔が、板部側でなく、平板
部側に形成され、扉開口枠に対する固定部材の取
付角度が、通常のケースと比べ、90°ずれている
ので、強度を含めた仕様面で新たな設計が要求さ
れる。
さらに、扉開口枠の地板が垂直面、水平面のい
ずれであつても、扉を支えながら固定部材の取付
を行わねばならず、その上、鍵孔形状の孔、長孔
より扉開口枠へねじこんだ各ビスを緩めた不安定
な状態にて固定部材を扉と共に所定の方向へ微調
筋するので、かぶせ量の調節がむずかしい。
本考案はこのような技術的課題に鑑み、扉のか
ぶせ量を調節するタイプの蝶番において、構成の
簡潔化をはかり、取付精度、調節易度を高めるこ
とのできる蝶番を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は所期の目的を達成するため、扉の内面
に取りつけられる固定体と扉開口枠の内面に取り
つけられる取付基体とが、これらの連結端部にわ
たるアームを介して相対回転自在かつ相対屈伸自
在に枢着されている蝶番において、前記取付基体
が、延期扉開口枠の内面に当接されてねじ止めさ
れる取付板と、該取付板の両側から立ち上がる両
側板とを備えていて、その両側板に前記アームの
一端が枢着されており、前記取付基体の取付板に
は、その板面の長さ方向に連続して径大孔部と長
孔部とを有する鍵孔形状のねじ受、および、該ね
じ受以外の箇所を開口する取付孔がそれぞれ形成
されており、前記取付基体に関連する部品とし
て、前記ねじ受と相対係止される調節ねじと、前
記扉開口枠内に埋めこまれて調節ねじと相対螺合
される筒状の雌ねじ部材と、前記取付孔を貫通し
て前記扉開口枠にねじこまれる締付ねじとが組み
合わされており、かつ、調節ねじが、前記径大孔
部の内径よりも小さく、前記長孔部の幅よりも大
きい外径の頭部と、その頭部の下面より突出した
ねじ部と、前記長孔部の幅よりも小さい外径にて
その頭部の軸方向中間の外周面に形成された首部
とを有しており、雌ねじ部材には、調節ねじのね
じ部に対応するねじ孔が形成されていることを特
徴とする。
[作用] 本考案に係る蝶番は、固定体を扉の内面に取り
つけ、取付基体を扉開口枠の内面に取りつけて、
扉を扉開口枠に対して開閉自在に備えつける。
上記において取付基体を扉開口枠の内面に取り
つけるとき、扉開口枠の所定位置には、あらかじ
め、その内面より雌ねじ部材を埋めこみ、該雌ね
じ部材に、調節ねじをねじこんでおく。
つぎに、ねじ受の径大孔部内に調節ねじの頭部
を嵌めて調節ねじの首部とねじ受の長孔部とを互
いに同レベルに保持し、かかる状態にて取付基体
を長孔部の長さ方向へスライドさせると、調節ね
じの首部がその長孔部の終端に当たり、ねじ受と
調節ねじとが相対係止される。
かくて、ねじ受と調節ねじとが相対係止された
とき、取付基体は所定の位置に保持される。
その後、取付基体の取付孔より扉開口枠に締付
ねじをねじこみ、この締付ねじと前記調節ねじと
で取付基体を扉開口枠の内面に固定する。
かかる取付状態において、調節ねじを回転させ
てこれの軸方向に移動させたとき、調節ねじの首
部とねじ受の長孔部とが互いに係り合つているの
で、取付基体は調節ねじの移動方向すなわち扉開
口枠の内面から遊離する方向または接近する方向
へ牽引され、扉のかぶせ量が調節される。
[実施例] 本考案に係る蝶番の一実施例について、図面を
参照して説明する。
第1図、第2図において、1は扉、2は扉1に
取りつけられる固定体、3はキヤビネツトのごと
き家具の扉開口枠、4は扉開口枠3に取りつけら
れる取付基体をそれぞれ示す。
固定体2は、上面開口縁の周囲(連結端側を除
く)に鍔部2aを備えたカツプ形状からなる。
取付基体4は、加圧成形、金型成形など、公知
ないし周知の手段で作製された断面略溝形の部材
からなり、これは、扉開口枠3の内面に沿う取付
板4aと、取付板4a両側から立ち上がる両側板
4bとを備え、両側板4bの連結端側が固定体2
側へ突出している。
取付基体4の取付板4aには、その板面の長さ
方向に連続して径大孔部9aと長孔部9bとを有
する鍵孔形状のねじ受9、および、ねじ受9以外
の箇所を開口する取付孔11がそれぞれ形成され
ている。
取付基体4には、これ関連する部品として、ね
じ受9と相対係止される調節ねじ10、扉開口枠
3内に埋めこまれて調節ねじ10と相対螺合され
る筒状の雌ねじ部材14、および、取付孔11を
貫通して扉開口枠3にねじこまれる締付ねじ12
が組み合わされる。
上記において、調節ねじ10は、径大孔部9a
の内径よりも小さく、長孔部9aの幅よりも大き
い外径の頭部10bと、頭部10bの下面より突
出したねじ部10cと、長孔部9bの幅よりも小
さい外径にて頭部10bの軸方向中間の外周面に
形成された首部10aとを有しており、雌ねじ部
材14の軸心には、ねじ部10cに対応するねじ
孔13が形成されているとともに、雌ねじ部材1
4の外周面には、断面鋸歯状の抜糸突条14aが
形成されている。
なお、調節ねじ10において、首部10aは、
頭部10bの外周に環状溝を形成するとか、ある
いは、頭部10bとねじ部10cとの間に鍔部を
形成することにより作製される。
上述した固定体2と取付基体4とは、これらの
連結端部にわたる二本のアーム6,6′を主体に
し、かつ、該各連結端部と両アーム6,6′の各
端部とを貫通する各軸ピン7,7′,8,8′を介
して相対回転自在かつ相対屈伸自在に枢着されて
いる。
この場合、両アーム6,6′の各一端部は、固
定体2内に枢着されており、両アーム6,6′の
各他端部は、取付基体4側において、両側板4b
の突出した先端部に枢着されている。
本考案に係る蝶番において、固定体2の扉1の
内面に取りつけ、取付基体4を扉開口枠3の内面
に取りつけて、扉1を扉開口枠3に対して開閉自
在に備えつけるとき、扉開口枠3の内面の所定位
置に、あらかじめ、扉開口枠3の内面の所定位置
に雌ねじ部材14を埋めこむとともに、雌ねじ部
材14に調節ねじ10をねじこみ、しかる後、こ
れらの部材を以下のようにして所定位置に組みつ
ける。
はじめ、固定体2を扉1の内面に設けられた凹
所1a内に嵌めこみ、鍔部2aを貫通するねじ5
にて固定体2を扉1側に固定する。
つぎに、ねじ受9の径大孔部9a内に調節ねじ
10の頭部10bを嵌めて、これらの首部10a
と長孔部9bとを互いに同レベルに保持し、かか
る状態で取付基体4を長孔部9bの長さ方向へス
ライドさせて、首部10aを長孔部9bの終端に
当てることにより、ねじ受9と調節ねじ9とを相
対係止する。
かくて、ねじ受9と調節ねじ10とが相対係止
されたとき、取付基体4は、所定の位置に保持さ
れる。
その後、取付基体4の取付孔11より扉開口枠
3の内部に締付ねじ12をねじこみ、この締付ね
じ12と調節ねじ10とで取付基体4を扉開口枠
3の内面に固定する。
かかる取付状態において、調節ねじ10を回転
させてこれをその軸方向に移動させたとき、調節
ねじ10の首部10aとねじ受9の長孔部9bと
が互いに係り合つているので、取付基体4は、調
節ねじ10の移動方向、すなわち、扉開口枠3の
内面から遊離する方向(第1図の矢印n方向)、
あるいは、扉開口枠3の内面に接近する方向(第
1図の矢印m方向)へ牽引され、扉1のかぶせ量
が調節される。
なお、第1図、第2図の実施例では、雌ねじ部
材14を扉開口枠3に穿設された小孔に打ちこむ
ことによりねじ孔13を形成し、雌ねじ部材14
としても、断面鋸歯状の抜止突条14aを有する
ものを用いたが、第3図に示す他の実施例では、
雌ねじ部材14として抜止突条14aのないもの
を用い、これを固定に際して、既述の打ちこみと
接着剤とを併用している。
[考案の効果] 本考案に係る蝶番の場合、つぎのような効果が
得られる。
扉開口枠に埋めこまれた雌ねじ部材に調節ね
じをねじこんでおき、該調節ねじの首部と取付
基体のねじ受(長孔部)とを相対係止すること
により、扉開口枠に対する取付基体の取付位置
が定まるので、その後、取付基体の取付孔より
扉開口枠に締付ねじをねじこむだけで、取付基
体を扉開口枠の内面に正確に固定することがで
きる。
取付基体のねじ受を単に調節ねじの頭部側に
係けるだけであるから、扉を支えながらでも上
記の作業を容易に行なうことができる。
扉開口枠の開口枠端面に対する扉のかぶせ量
を調節するとき、締付ねじを操作せずとも調節
ねじのみを回せばよく、しかも、この際、取付
基体が不正な方向へずれ動くことがないから、
簡易な操作で既述のかぶせ量を精度高く調節す
ることができる。
取付基体が、取付板とその取付板の両側から
立ち上がる両側板とを主体にして構成されてお
り、しかも、90°のひねりのない標準仕様を保
持しているので、当該取付基体の形状構造が複
雑化せず、特別な設計仕様も要しない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案に係る蝶番の一実施例
を示した使用状態の縦断側面図と平面図、第3図
は本考案に係る蝶番においてねじ孔部分の他実施
例を示した縦断側面図、第4図、第5図は従来例
係る蝶番の使用状態を示した平面図と縦断側面図
である。 1……扉、2……固定体、3……扉開口枠、4
……取付基体、4a……取付板、4b……両側
板、6……アーム、6′……アーム、9……ねじ
受、9a……径大孔部、9b……長孔部、10…
…調節ねじ、10a……首部、10b……頭部、
10c……ねじ部、11……取付孔、12……締
付ねじ、13……ねじ孔、14……雌ねじ部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扉の内面に取りつけられる固定体と扉開口枠の
    内面に取りつけられる取付基体とが、これらの連
    結端部にわたるアームを介して相対回転自在かつ
    相対屈伸自在に枢着されている蝶番において、前
    記取付基体が、前記扉開口枠の内面に当接されて
    ねじ止めされる取付板と、該取付板の両側から立
    ち上がる両側板とを備えていて、その両側板に前
    記アームの一端が枢着されており、前記取付基体
    の取付板には、その板面の長さ方向に連続して径
    大孔部と長孔部とを有する鍵孔形状のねじ受、お
    よび、該ねじ受以外の箇所を開口する取付孔がそ
    れぞれ形成されており、前記取付基体に関連する
    部品として、前記ねじ受と相対係止される調節ね
    じと、前記扉開口枠内に埋めこまれて調節ねじと
    相対螺合される筒状の雌ねじ部材と、前記取付孔
    を貫通して前記扉開口枠にねじこまれる締付ねじ
    とが組み合わされており、かつ、調節ねじが、前
    記径大孔部の内径よりも小さく、前記長孔部の幅
    よりも大きい外径の頭部と、その頭部の下面より
    突出したねじ部と、前記長孔部の幅よりも小さい
    外径にてその頭部の軸方向中間の外周面に形成さ
    れた首部とを有しており、雌ねじ部材には、調節
    ねじのねじ部に対応するねじ孔が形成されている
    ことを特徴とする蝶番。
JP1985113250U 1985-07-24 1985-07-24 Expired JPH046470Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6058767B2 (ja) * 1980-09-17 1985-12-21 住友金属工業株式会社 複式焼鈍炉の加熱制御方法

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JPS6058767U (ja) * 1983-09-30 1985-04-24 スガツネ工業株式会社 蝶番

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JPS6058767B2 (ja) * 1980-09-17 1985-12-21 住友金属工業株式会社 複式焼鈍炉の加熱制御方法

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