JP2560265B2 - 脚 立 - Google Patents

脚 立

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JP2560265B2
JP2560265B2 JP4353224A JP35322492A JP2560265B2 JP 2560265 B2 JP2560265 B2 JP 2560265B2 JP 4353224 A JP4353224 A JP 4353224A JP 35322492 A JP35322492 A JP 35322492A JP 2560265 B2 JP2560265 B2 JP 2560265B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脚立に関し、より特定
的には、前支脚および後支脚をヒンジによって開閉自在
にした脚立に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、実開平3−46700の公開公
報に示された従来の脚立のヒンジ付近を示す分解斜視図
である。この脚立は、左右一対の前支脚101、左右一
対の後支脚102並びに前支脚101および後支脚10
2を開閉自在に連結する左右一対のヒンジ103を備え
る(なお、図7においては右側部分のみを図示する)。
左右一対の前支脚101は、互いにほぼ平行に配置され
る。また、左右一対の後支脚102も同様に、互いにほ
ぼ平行に配置される。開却方向130前方の前支脚10
1および開却方向130後方の後支脚102は、いずれ
もアルミニウム等による押出形材によって形成されてい
る。
【0003】ヒンジ103は、ハウジング105,10
6、リベット104および蓋115等を含む。前支脚1
01の上端部は、ヒンジ103のハウジング106に固
定的に支持される。後支脚102の上端部は、ハウジン
グ105に固定的に支持される。一方のハウジング10
5は、ABS等の樹脂で略有底円筒状に一体成形されて
おり、筒状の環状部109、環状部109のほぼ中央に
形成される軸受110、一対のストッパー片111およ
び一対の孔132等を有する。環状部109の縁部に
は、滑り面133が形成される。軸受110には、リベ
ット104を挿通させるための挿通孔134が形成され
る。一対のストッパー片111は、環状部109の対向
箇所から軸受110に達する直線上の位置に配置され
る。ストッパー片111を補強するため、ストッパー片
111の裏面にリブが形成されている。一対の孔132
は、環状部109の対向箇所から軸受110に達する直
線上の位置に配置される。
【0004】他方のハウジング106は、ハウジング1
05と略同一にABS等の樹脂で一体成形されており、
環状部112、軸受113および一対のストッパー片1
14等を有する。環状部112の縁部には、ハウジング
105の滑り面133と当接されるとともに、滑り面1
33と摺動する滑り面135が形成される。軸受113
には、軸受110の挿通孔134と連通し、リベット1
04を挿通させるための挿通孔136が形成される。ス
トッパー片114は、ストッパー片111と相互に係止
可能な位置に配置される。
【0005】リベット104は、ハウジング106の挿
通孔136およびハウジング105の挿通孔134を挿
通し、そのリベット104の先端部がかしめられる。こ
れによって、各滑り面133,135の相互間に当接力
が働くとともに、各滑り面133,135が相互に摺動
する。そのため、ハウジング105およびハウジング1
06は、リベット104を中心軸として回動するように
連結される。蓋115には、一対の係止爪137が形成
される。係止爪137は、ハウジング105の孔132
にスナップ式に係合される。これによって、蓋115が
ハウジング105の外側に取り付けられる。このように
構成された脚立では、ヒンジ103のリベット104を
中心軸として前支脚101,後支脚102を開閉自在に
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の脚立で
は、ヒンジの両ハウジング105,106をリベット1
04でかしめて止めているので、両ハウジング105,
106の滑り面133,135間の当接力が弱い。この
ため、両滑り面133,135間の制動力が弱い。ま
た、両滑り面133,135を摺動させているので、両
滑り面133,135が短期間で摩耗する。このため、
滑り面133,135間の制動力が短期間で働かなくな
ってしまう。したがって、従来の脚立では、前支脚10
1および後支脚102がリベット104を中心軸として
わずかな力で開閉するため、使用者の意に反して急激に
閉じる場合があった。その結果、前支脚101および後
支脚102間に指等を挟む等の危険性が大きかった。
【0007】本発明は、上述の技術的課題を解決し、安
全性を向上させた脚立を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を解決
するために本発明は以下の構成をとる。請求項1の発明
に係る脚立は、互いにほぼ平行に配置される左右一対の
前支脚と、互いにほぼ平行に配置される左右一対の後支
脚と、各前支脚および各後支脚を開閉自在に連結する左
右一対のヒンジとを備える脚立であって、各ヒンジは、
前支脚を固定的に支持する第1のハウジングと、後支脚
を固定的に支持する第2のハウジングと、第1および第
2のハウジングを連結するとともに、第1および第2の
ハウジングを相互に回動自在に軸支する結合部材と、第
1および第2のハウジングのいずれか一方に固定的に設
けられ、このいずれか一方のハウジングと一体的にかつ
結合部材を中心軸として回動する第1の摺動部材と、第
1および第2のハウジングのいずれか他方に固定的に設
けられ、このいずれか他方のハウジングと一体的にかつ
結合部材を中心軸として回動する第2の摺動部材と、第
2の摺動部材を第1の摺動部材に圧接させる圧接手段と
を含み、前支脚と後支脚との開閉時において、第2の摺
動部材がいずれか他方のハウジングと一体的に回動する
ことによって第1および第2の摺動部材が相互に圧接摺
動することを特徴とする。
【0009】請求項2の脚立は、請求項1のものにおい
て、圧接手段は、第1および第2の摺動部材間の圧接力
を調整するための圧接力調整手段を含むことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】請求項1の脚立においては、第1の摺動部材
は、第1および第2のハウジングのいずれか一方に固定
的に設けられ、このいずれか一方のハウジングと一体的
にかつ結合部材を中心軸として回動する。第2の摺動部
材は、第1および第2のハウジングのいずれか他方に固
定的に設けられてこのいずれか他方のハウジングと一体
的にかつ結合部材を中心軸として回動する。圧接部材
は、第2の摺動部材を第1の摺動部材に圧接させる。前
支脚と後支脚との開閉時において、第2の摺動部材がい
ずれか他方のハウジングと一体的に回動することによっ
て第1および第2の摺動部材が圧接摺動する。これによ
って、第1および第2の摺動部材間に制動力が働く。ま
た、第1および第2のハウジング間に所定の制動力が働
く。結合部材は、第1および第2のハウジングを連結す
るとともに、第1および第2のハウジングを相互に回動
自在に軸支する。また、第1のハウジングは前支脚を固
定的に支持し、第2のハウジングは後支脚を固定的に支
持する。したがって、ヒンジの結合部材を中心軸として
開脚および閉脚する前支脚および後支脚間に所定の制動
力が働く。
【0011】請求項2の脚立においては、圧接手段の圧
力調整手段は、第1および第2の摺動部材間の圧接力を
調整する。したがって、第1および第2の摺動部材間の
圧接力を任意に調整することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例の脚立のヒンジ付近の構
成を示す分解斜視図であり、図2は図1に示す脚立の開
脚時における全体の構成を示す斜視図であり、図3は図
2に示す脚立の閉脚時の右側面図である。
【0013】この実施例に係る脚立は、左右一対の前支
脚2,4、左右一対の後支脚6,8並びに前支脚2,4
および後支脚6,8を開閉自在に連結する左右一対のヒ
ンジ10,12を備える(なお、図1においては右側部
分のみを図示する)。前支脚2,4間には、図2に示す
ように、所定長の横桟14,16が横設される。横桟1
4,16は、ネジ18によって前支脚2,4にネジ止め
される。これによって、前支脚2,4は、互いにほぼ平
行に配置される。なお、ネジ止め後には、ネジ18の挿
入されるネジ穴は、キャップ20によって封印される。
前支脚2,4の対向面側には、所定長のスライド溝22
が形成される。
【0014】左右一対の後支脚6,8間には、所定長の
踏台24,26が横設される。踏台24の左右両側面の
端部には、係合突起28が設けられる。係合突起28
は、ネジ30によって後支脚6,8にネジ止めされる。
踏台26の左右両側面の一端部には、係合突起32が設
けられる。踏台26の左右両側面の他端部には、係合突
起34が設けられる。係合突起32は、ネジ38によっ
て後支脚6,8にネジ止めされる。係合突起34は、移
動自在に前支脚2,4のスライド溝22内に嵌合されて
いる。これによって、後支脚6,8は、互いにほぼ平行
に配置される。なお、踏台24は、係合突起28回りに
回動自在である。また、踏台26は係合突起32回りに
回動自在であり、踏台26の係合突起34はスライド溝
22の上死点および下死点間をスライドする。
【0015】踏台24および踏台26の左右両側面間に
は、ハンガーリンク36が設けられる。これによって、
踏台24,26は一体的に係合突起28,32回りを回
動する。一方の前支脚2の上端部とヒンジ10の第1の
ハウジングとしてのハウジング40とは、ネジ42によ
って一体的に固着される。他方の前支脚4の上端部とヒ
ンジ12の第2のハウジングとしてのハウジング44と
は、ネジ42によって一体的に固着される。一方の後支
脚6の上端部とヒンジ10のハウジング44とは、ネジ
46によって一体的に固着される。他方の後支脚8の上
端部とヒンジ12のハウジング40とは、ネジ46によ
って一体的に固着される。ネジ30,38,46のネジ
止めが終わると、後支脚6,8の溝48に支脚カバー5
0が填められる。
【0016】図4はヒンジ10,12の断面図であり、
図5はヒンジ10,12を分解した場合のハウジング4
0の平面図であり、図6はヒンジ10,12を分解した
場合のハウジング44の平面図である。各ヒンジ10,
12は、ハウジング40,44、結合部材としてのボル
ト52およびナット54、第1の摺動部材としてのプレ
ート51、第2の摺動部材としてのディスク53、圧接
手段および圧力調整手段としてのボルト55ならびにサ
ークルナット56等を含む。
【0017】一方のハウジング40の内面には、円柱状
の凹部74が形成される。凹部74のほぼ中央には、円
柱状の軸受76が形成される。軸受76には、ボルト5
2を挿通させるための挿通孔78が形成される。プレー
ト51は、例えばウレタン樹脂材料からなり、ハウジン
グ40の凹部74に内装させるため、凹部74の底面と
ほぼ同径の円盤状に形成される。プレート51のほぼ中
央には、ハウジング40の軸受76を挿通させるため、
軸受76とほぼ同形状の略円形状の挿通孔79が設けら
れる。プレート51は、接着等によりハウジング40の
凹部74の底面に固着される。したがって、プレート5
1は、ハウジング40と一体的にボルト52を中心軸と
して回動する。なお、2色成形により、プレート51と
ハウジング40とを一体的に形成するようにしてもよ
い。また、ハウジング40にプレート51を係合するこ
と等により、プレート51をハウジング40に固定的に
設けるようにしてもよい。
【0018】他方のハウジング44の背面および内面に
は、円柱状の凹部62,64がそれぞれ形成される。凹
部64のほぼ中央には、円柱状の軸受66が形成され
る。軸受66には、ボルト52を挿通させるための挿通
孔68が形成される。ハウジング44の外周近傍には、
ボルト55をネジ止めするための4個のネジ孔60が形
成される。各ネジ孔60は、背面側の凹部62から内面
側の凹部64に貫通し、かつボルト52の中心軸と同方
向に形成される。また、各ネジ孔60は、ボルト52を
中心軸とする所定の半径の円周上であって、ボルト52
を中心軸とするハウジング44の回動方向に沿って所定
の角度間隔(例えば90度間隔)をあけて配置される。
ハウジング44の背面の外周近傍であって、挿通孔68
を中心としてほぼ180度対向し、かつネジ孔60のな
い位置には、一対の孔70が形成される。
【0019】サークルナット56は、例えば鉄製材料か
らなり、ハウジング44の凹部64に内装させるため、
凹部64の底面とほぼ同径の円盤状に形成される。サー
クルナット56のほぼ中央には、ハウジング44の軸受
66を挿通させるため、軸受66とほぼ同形状の円状の
挿通孔81が設けられる。また、サークルナット56の
外周近傍には、ボルト55をネジ止めするための4個の
ネジ孔82が形成される。各ネジ孔82は、サークルナ
ット56の一方主表面から他方主表面に貫通している。
また、各ネジ孔82は、ボルト52を中心軸とする所定
の半径の円周上であって、ボルト52を中心軸とするハ
ウジング44の回動方向に沿って所定の角度間隔(例え
ば90度間隔)をあけて配置される。なお、ネジ孔82
が配列された円周の半径は、前述のネジ孔60が配列さ
れた円周の半径と同じ値に選ばれている。ハウジング4
4の外周近傍であって、かつネジ孔82のない位置に
は、一対の挿通孔83が形成される。この挿通孔83
は、ボルト52を中心軸とする所定の半径の円周上であ
って、ボルト52を中心軸とするハウジング44の回動
方向に沿って所定の角度間隔(例えば180度間隔)を
あけて配置される。
【0020】各ボルト55は、ハウジング44の凹部6
2,64間の厚さとサークルナット56の厚さとの合計
を越える長さに形成される。各ボルト55の外周面に
は、ネジ85が螺設される。ボルト55の頭部には、ド
ライバ溝86が形成される。ハウジング44の凹部64
にサークルナット56を内挿し、ハウジング44の各ネ
ジ孔60およびサークルナット56の各ネジ孔82を一
致させ、ドライバをドライバ溝86に嵌合してボルト5
5を回転させると、ボルト55はネジ孔60およびネジ
孔82を螺進する。これにより、4個のボルト55をハ
ウジング44の各ネジ孔60およびサークルナット56
の各ネジ孔82に螺着する。したがって、サークルナッ
ト56をハウジング44に固定することができる。さら
に、各ボルト55を回転させて螺進させると、ボルト5
5の先端がサークルナット56のディスク53側の面か
ら突出する。したがって、各ボルト55の回転量に応じ
てボルト55が螺進し、サークルナット56から突出す
る各ボルト55の突出長さが調整される。また、この突
出長さを揃えることができる。
【0021】ディスク53は、例えば鉄製材料からな
り、ハウジング40の凹部74に内装させるため、凹部
74の底面とほぼ同径の円盤状に形成される。ディスク
53のほぼ中央には、ハウジング40の軸受76を挿通
させるため、軸受76とほぼ同形状の円状の挿通孔80
が設けられる。また、ハウジング44と対向する側のデ
ィスク53の表面には、サークルナット56の挿通孔8
3に係合させるため、2個の係合突起72が形成され
る。各係合突起72は、ボルト52を中心軸とする所定
の半径の円周上であって、ボルト52を中心軸とするハ
ウジング44の回動方向に沿って所定の角度間隔(例え
ば180度間隔)をあけて配置される。なお、係合突起
72が配列された円周の半径は、前述の挿通孔83が配
列された円周の半径と同じ値に選ばれている。
【0022】ハウジング40の凹部74のプレート51
上にディスク53を内装する。また、ハウジング44の
凹部64にサークルナット56を内装し、ボルト55で
ハウジング44にサークルナット56を固着する。この
状態でハウジング40とハウジング44の内面同士を合
わせ、ディスク53の係合突起72とサークルナット5
6の挿通孔83とを係合させる。また、ボルト52をハ
ウジング44の挿通孔68およびハウジング44の挿通
孔78に挿通し、ボルト52の先端突出部をナット54
で締め付ける。そして、各ボルト55の螺進量を調整
し、各ボルト55の先端でディスク53を押圧し、ディ
スク53をプレート51に圧接させる。
【0023】一方、ディスク53は、プレート51から
の反力によって、ディスク53の係合突起72がサーク
ルナット56の挿通孔83に係合した状態でボルト55
の先端に押しつけられる。また、サークルナット56
は、ハウジング44に固定されている。したがって、デ
ィスク53は、ハウジング44に固定的な状態となり、
ハウジング44と一体的にかつボルト52を中心軸とし
て回動する。キャップ84には、一対の係止爪96が形
成される。係止爪96は、ハウジング44の孔70にス
ナップ式に係合される。これによって、キャップ84が
ハウジング44の外側に取り付けられる。その結果、ボ
ルト52等の露出を防止することができる。
【0024】上記のように、プレート51はハウジング
40に固定的に設けられており、ディスク53はハウジ
ング44に固定的に設けられいる。また、ボルト55
は、ディスク53をプレート51に圧接させる。したが
って、ハウジング40およびハウジング44間にボルト
52回りの力を加えると、この力はプレート51および
ディスク53間に働く。このため、プレート51および
ディスク53は、ボルト52を中心軸として圧接摺動し
ながら回転移動する。したがって、ハウジング40およ
びハウジング44は、ボルト52を中心軸として回動す
るように連結される。また、前支脚2,4はハウジング
40に固定され、後支脚6,8はハウジング44に固定
されている。したがって、ヒンジ10,12のボルト5
2を中心軸として前支脚2,4および後支脚6,8を開
閉自在にすることができる。
【0025】図3に示す閉脚状態から図2に示す開脚状
態にする場合、前支脚2,4の一方と後支脚6,8の一
方を持ち、離反方向に力を加えると、ヒンジ10,12
のボルト52を中心軸として前支脚2,4および後支脚
6,8が開脚する。前支脚2,4および後支脚6,8の
開脚に伴って、踏台26の係合突起34は、スライド溝
22の上死点から下死点までスライドし、停止する。し
たがって、踏台26は係合突起32回りに回転し、係合
突起34の停止に伴ってその上面を水平にして止まる。
また、踏台24は、踏台26の回転に伴って係合突起2
8回りに回転し、踏台26の停止に伴ってその上面を水
平にして止まる。
【0026】図2に示す開脚状態から図3に示す閉脚状
態にする場合、前支脚2,4の一方と後支脚6,8の一
方を持ち、近接方向に力を加えると、ヒンジ10,12
のボルト52を中心軸として前支脚2,4および後支脚
6,8が閉脚する。前支脚2,4および後支脚6,8の
閉脚に伴って、踏台26の係合突起34は、スライド溝
22の下死点から上死点までスライドし、停止する。し
たがって、踏台26は係合突起32回りに回転し、係合
突起34の停止に伴ってその上面を後支脚6,8と平行
にして止まる。また、踏台24は、踏台26の回転に伴
って係合突起28回りに回転し、踏台26の停止に伴っ
てその上面を後支脚6,8と平行にして止まる。
【0027】一方、開脚時および閉脚時には、プレート
51とディスク53とが圧接摺動し、プレート51およ
びディスク53間にボルト52回りの制動力が働く。こ
こで、プレート51とディスク53との当接面は広い。
また、ボルト55によって、プレート51のディスク5
3側の面をディスク53のプレート51の面に十分な力
で圧接することができる。したがって、プレート51お
よびディスク53間にボルト52回りの十分な制動力を
働かせることができる。これによって、ハウジング4
0,44間に制動力が働き、ボルト52を中心軸として
前支脚2,4および後支脚6,8間に所定の制動力が働
く。したがって、前支脚2,4および後支脚6,8のボ
ルト52を中心軸とするわずかな力による急激な開脚、
閉脚動作が防止されるので、指等を挟む等の危険性がな
くなる。なお、プレート51およびディスク53間の制
動力が大きくても、開脚力、閉脚力がてこの原理で働く
ので、開脚、閉脚に支障が生じることはない。また制動
力が強すぎる場合や、弱すぎる場合には、ボルト55の
捻り量により、制動力を調整することができる。また、
プレート51が摩耗して制動力が弱くなっても、各ボル
ト55の回転量を再調整することにより、十分な制動力
を復活させることができる。
【0028】なお、上述の実施例では、ハウジング40
側にプレート51を固定的に設けるとともに、ハウジン
グ44側にディスク53を固定的に設けるようにした
が、ハウジング44側にプレート51を固定的に設ける
とともに、ハウジング40側にディスク53を設けるよ
うにしてもよい。また、ボルト55を4個設けるように
したが、単一または他の複数設けるようにしてもよい。
また、プレート51にウレタン製材料のものを使用する
ようにしたが、他の合成樹脂や金属等の他の材料のもの
を使用するようにしてもよい。さらに、ディスク53に
鉄製材料のものを使用するようにしたが、アルミ等の他
金属や合成樹脂等の他の材料のものを使用するようにし
てもよい。また、ハウジング40,44は前支脚2,4
および後支脚6,8の上端部をそれぞれ固定的に支持す
るようにしたが、ハウジング40,44は前支脚2,4
および後支脚6,8の上端部と下端部の間の部分をそれ
ぞれ固定的に支持するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明では圧接
手段で第2の摺動部材を第1の摺動部材に圧接させ、第
1および第2の摺動部材間に制動力を与え、第1および
第2のハウジング間、前支脚および後支脚間に所定の制
動力が働くようにしているので、前支脚および後支脚の
結合部材を中心軸とするわずかな力による急激な開脚、
閉脚動作が防止されるので、指等を挟む等の危険性がな
く、安全性が向上する。請求項2の発明では圧接手段が
第1および第2の摺動部材間の圧接力を調整する圧力調
整手段を含むので、第1および第2の摺動部材間の制動
力を適宜調整することができ、長期間制動力を維持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のヒンジ付近の構成を示す分
解斜視図である。
【図2】図1に示す脚立の開脚時における全体の構成を
示す斜視図である。
【図3】図2に示す脚立の閉脚時の右側面図である。
【図4】ヒンジ10,12の断面図である。
【図5】ヒンジ10,12を分解した場合のハウジング
40の平面図である。
【図6】ヒンジ10,12を分解した場合のハウジング
44の平面図である。
【図7】従来の脚立のヒンジ付近を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
2,4…前支脚 6,8…後支脚 10,12…ヒンジ 40,44…ハウジング 51…プレート 52,55…ボルト 56…サークルナット 85…ネジ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにほぼ平行に配置される左右一対の
    前支脚と、互いにほぼ平行に配置される左右一対の後支
    脚と、各前記前支脚および各前記後支脚を開閉自在に連
    結する左右一対のヒンジとを備える脚立であって、 各前記ヒンジは、 前記前支脚を固定的に支持する第1のハウジングと、 前記後支脚を固定的に支持する第2のハウジングと、 前記第1および第2のハウジングを連結するとともに、
    前記第1および第2のハウジングを相互に回動自在に軸
    支する結合部材と、 前記第1および第2のハウジングのいずれか一方に固定
    的に設けられ、当該いずれか一方のハウジングと一体的
    にかつ前記結合部材を中心軸として回動する第1の摺動
    部材と、 前記第1および第2のハウジングのいずれか他方に固定
    的に設けられ、当該いずれか他方のハウジングと一体的
    にかつ前記結合部材を中心軸として回動する第2の摺動
    部材と、 前記第2の摺動部材を前記第1の摺動部材に圧接させる
    圧接手段とを含み、 前記前支脚と前記後支脚との開閉時において、前記第2
    の摺動部材が前記いずれか他方のハウジングと一体的に
    回動することによって前記第1および第2の摺動部材が
    相互に圧接摺動することを特徴とする脚立。
  2. 【請求項2】 前記圧接手段は、前記第1および第2の
    摺動部材間の圧接力を調整するための圧接力調整手段を
    含むことを特徴とする請求項1の脚立。
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