JPS589092B2 - メタ−置換−n−メチルアニリン誘導体の製造法 - Google Patents

メタ−置換−n−メチルアニリン誘導体の製造法

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JPS589092B2
JPS589092B2 JP18807780A JP18807780A JPS589092B2 JP S589092 B2 JPS589092 B2 JP S589092B2 JP 18807780 A JP18807780 A JP 18807780A JP 18807780 A JP18807780 A JP 18807780A JP S589092 B2 JPS589092 B2 JP S589092B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、 構造式: で表わされるN−メチルアニリンクロムトリカルボニル
を、水素化アルカリ金属で処理する工程、次いで、t−
プチルジメチルクロロシランと反応させて、構造式: で表わされる化合物を得る工程、該化合物を塩基の存在
下アルキルリチウムと反応させる工程、次いで、 親電子試薬E (但し、Eは脂肪族アルデヒド、芳香族アルデヒド、ハ
ロゲン化アルキル、N−置換ホルムアミド、脂肪族ジス
ルフイドから成る群から選ばれる。
)を反応させる工程、次いで、カンファスルホン酸の存
在下、ヨウ素で処理する工程、次いで、アセチル化する
工程、あるいは、アセチル化した後、加水分解する工程
を連結したことを特徴とする一般式: 〔但し、式中、Xは、−CH(Rは、芳香族基又はアル
キル基を示す)、アルキル基、ホルミル基、チオアルキ
ル基を示す。
〕で表わされるメター置換一N−メチルアニリン誘導体
の製造法に関するものである。
ベンゼン核に陽性試薬を反応させて、2個の置換基を導
入する場合、第1に導入された置換基の種類によって、
第2の置換基が導入される位置が決定されることは、有
機電子論的k容易に理解できるところである。
例えば、第1の置換基が、−N(CH3)2、一NH2
、−OH等である場合、一般に、オルト・パラ置換が起
り易く、メタ置換は極めて困難であり、メタ置換体を得
るには極めて苛酷な条件を必要とする。
そこで、本発明者らは、N−メチルアニリンのメタ位置
に選択的に置換基を導入する合成方法につき鋭意研究を
行った結果、高収率且つ高選択率でメター置換−N〜メ
チルアニリン誘導体を合成することに成功し、本発明を
完成するに至ったものである。
以下に、本発明を詳述する。
まず本発明の出発物質であるN−メチルアニリンクロム
トリカルボニル(1)は、N−メチルアニリンをデカリ
ン中、Cr(CO)6と反応させることにより容易に得
ることができる(B.Nicholls and M.
C.Whiting J.Chem.、551(195
9)参照)。
かくして得られた化合物(1)を、水素化アルカリ金属
、例えば水素化カリウム、水素化ナトリウムで処理する
が、この反応は次の如く行う。
まず、上記水素化アルカリ金属を適当な溶媒中に懸濁し
、クラウンエーテル(18−クラウン−6)を加え、攪
拌する。
溶媒としては、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキ
サン、エーテルあるいはこれらの混合溶媒を用いるのが
適当である。
得られた懸濁液に、化合物(1)を上記と同じ溶媒に溶
かした溶液を滴下して加え、攪拌する。
反応温度は、KHを用いる場合、室温で充分であるが、
NaHを用いる場合は加熱下に、例えば、50〜60℃
で行うのが好ましい。
次に、上記生成物をN−シリル化するが、この反応は次
の如く行う。
すなわち、上記生成物に、t−プチルジメチルクロロシ
ランを前記溶媒に溶かした溶液を加えて攪拌反応させる
反応温度は室温で充分である。得られた反応生成物を、
常法により、抽出、洗浄、乾燥、精製を行うと、N−シ
リル化合物(I)が高収率で得られる。
次に、得られたN−シリル化合物(I)をリチオ化した
後、種々の親電子試薬と反応させて核置換を行う。
次に、脱クロムトリカルボニル化及び脱アルキルシリル
化を行い、常法によりアセチル化した後、必要により加
水分解を行って、目的化合物のメター置換一N−メチル
アニリン誘導体を得る。
この反応は次の如く行われる。すなわち、N−シリル化
合物(n)を、適尚な溶媒に溶かし、これに、n−ブテ
ルリチウムのヘキサン溶液及び塩基としてテトラメチル
エチレンジアミン(TMEDA)を加え、−60℃以下
で充分攪拌するとりチオ化合物(I)が得られる。
溶媒としては、−60℃以下でも用いることができるも
の、例えば、THF,ヘキサン等が適当である。
次に、リチオ化合物(I)を含む溶液に、各種親電子試
薬を適当な溶媒に溶かした溶液を滴下し攪拌下に反応さ
せる。
この反応は、まず、−60℃以下で攪拌を行った後、室
温に戻して再び攪拌を行うのがよい。
又、用いる親電子試薬の使用量は、前記N−シリル化合
物(I)の2〜5倍モル量が適当である。
次いで、常法により抽出、洗浄、乾燥、溶媒留去等の操
作を行うと、油状の生成物が得られるがこれは精製する
ことなく次の反応に用いる。
上記親電子試薬としては各種の化合物を用いることがで
きるが、例えば、アセトアルデヒド、プロパナール、ブ
タナーノ,ペンタナール、ヘキサナール等の脂肪族アル
デヒド、ベンズアルデヒドナフチルアルデヒド等の芳香
族アルデヒド、ヨウ化メチル、臭化エチル、ヨウ化プロ
ビル等のハロゲン化アルキル、アセトニトリル、ベンゾ
ニトリル等の脂肪族及び芳香族ニトリル、ジメチルジス
ルフイド、テトラエチルチウラムジスルフイド、ジフエ
ニルジスルフイド等の脂肪族及び芳香族ジスルフイド、
ジメチルホルムアミドの如きN一置換ホルムアミド、N
一置換アセトアミド、N−アセチルイミダゾール等のN
一置換アミド化合物を挙げることができる。
かくして、上記親電子試薬を反応させた後、脱シリル化
、脱トリクロム力ルボニル化を行うが、この反応は次の
如く行う。
すなわち、上記親電子試薬と反応させて得られた油状の
生成物を適当な溶媒に溶かし、水冷下で10%−HC1
及びd1−カンファスルホン酸(CSA)を加え、更に
攪拌しながらヨウ素を加え、室温に戻して、更に攪拌す
る。
その後、常法により、洗浄、抽出、乾燥、溶媒留去り操
作を行うと油状の生成物が得られる。
得られた生成物は、精製することなく次の反応に用いる
上記脱クロムトリカルボニル化及び脱アルキルシリル化
は、ヨウ素の他、セリウムアンモニウムナイトレートを
用いて行ってもよいし、光照射を行ってもよいが、ヨウ
素を用いるのが最適である。
次に、得られた生成物を、常法により、例えば、無水酢
酸一ピリジンを用いてアセチル化を行って、目的化合物
のメタ−置換一Nメチルアニリン誘導体(V)を得るこ
とができる。
又、必要により例えば10%KOH/MeOHにより加
水分解を行ってもよい。
すなわち、用いる親電子試薬により加水分解を行うかど
うかを決定してやればよい。
例えば、脂肪族アルデヒド、芳香族アルデヒド等のアル
デヒド類を用いた場合、加水分解して第2アルコール基
とする。
又、ハロゲン化アルキル、ジメチルホルムアミド、N−
アセチルイミダゾール等のアミド化合物、脂肪族ジスル
フイド、芳香族ジスルフイド等のジスルフイド化合物を
用いた場合には加水分解することなく、そのまま、それ
ぞれアルキル基、ホルミル基、アセチル基、アルキルチ
オ基、アリールチオ基となる。
か《して、本発明の目的化合物が得られるが、これらの
化合物は、各種医薬の合成中間体あるいは染料の原料化
合物として有用である。
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例 1 アルゴン気流下、無水THF(50ml)中に水素化カ
リウム1.382(34.6mM)を懸濁させクラウン
テーテル(18−クラウン−6)1−9P(7.2mM
)を加えて室温にて20分攪拌する。
原料化合物のN−メチルアニリンクロムトリカルボニル
(1)7.0P(28.8mM)を無水THF(15m
l)に溶かした溶液を滴下し(水素発生)30分室温に
て攪拌する。
水冷下、t−プチルジメチルクOOシラy5.64?(
37.4mM)をTHF(10ml)に溶かした溶液を
加え、室温で30分攪拌する。
10%一NH4Cl水溶液を加えエーテルで抽出し、エ
ーテル層は飽和食塩水で洗浄後芒硝で乾燥する。
溶媒溜去後結晶性残渣をヘキサンで洗浄し、黄色結晶9
.11を得る。
エーテルーヘキサンより再結晶すると化合物(I)の黄
色プリズム晶72が得られる。
洗浄ヘキサン溶液及び再結晶母液は濃縮後シリカゲルク
ロマトグラフイー(流出溶媒ジクロルメタン:ベンゼン
−13)で精製し、化合物(I)1.2Pを得る。
この結果、合計8.21の化合物(I)が得られた(収
率80%)。
〔化合物(I)の物理的性質〕
m,p,:108〜109℃ 元素分析:(C16H23CrNO3Siとして)
C H N計算値(%)
53、76 6,48 3.92実測値(%) 53
.7, 6,50 3.85■.R.νNuj0Icm
−1:1940、1860(br)、1530 N.M.R(d6−アセトン)δ:0.37(6H,s
、SiMe2)、 1.05(9H1s1Si−t−Bu)、2.90(3
H,s,N−CH3)、 5.02(IH,t,J=7.2Hz,Ar−H)、5
.25(2H,d1J=7.2Hz,Ar−H)、5.
79(2H,m,Ar−H) 実施例 2 アルゴン気流下、クロム錯体(ロ)1.2g(3.36
mM)を無水THF(12ml)に溶解し、一60℃以
下に冷却する。
n−BuLi(10%v/wヘキサン溶液、4.7mJ
)及びTMEDA1.28gの混合液を滴下し−60℃
以下で3時間攪拌する。
ベンズアルデヒド1.7mlをTHF1mlで希釈して
滴下し、−60℃で30分攪拌後更に室温で1時間攪拌
する。
10%NI4CI水溶液を加えてエーテル抽出し、エー
テル層を飽和食塩水で洗浄し芒硝を加えて乾燥後溶媒留
去すると赤色油状物が得られる。
この残渣油状物にTHF15mlを加え、水冷下10%
−HCl10ml及びdl一カンファスルホン酸1.1
7Pを加える。
攪拌しながらヨウ素3.31’を少しずつ加え冷却浴を
はずして30分室温にて攪拌する。
40%NaHSO3水溶液を反応液が緑色になるまで加
え、エーテルで洗浄する。
更にエーテル層は10%HcIで抽出し、酸性層を合わ
せ水冷下20%−NaOHでアルカリ性とする。
ジクロルメタンで抽出し、芒硝乾燥後溶媒を留去し、残
渣黄色油状物を得る。
この残渣にピリジン3ml及び無水酢酸2mlを加え室
温で一夜攪拌する。
ジクロルメタンで希釈し、10%HCI、10%NaO
Hで順次洗浄し、芒硝乾燥後溶媒留去すると黄色油状物
を得る。
10%KOH/MeOH10mlを加え室温で1時間攪
拌し、水を加えてジクロルメタンで抽出する。
芒硝乾燥後溶媒を留去すると黄色油状物が得られるがこ
れをシリカゲルクロマトグラフイー(溶媒、酢酸エチル
:ベンゼン−2:1)で精製し無色油状物0.594S
を得る(収率69%)。
これをガスクロマトグラフイーに付して分析したところ
、m一体98%、p一体2%が生成していた。
これは、別途合成した試料(authentic sa
mple)とIR,GLCが一致した 〔化合物(V−1)の物理的性質〕 I.R,J/neatcm−1:3350(br)、m
aX 1635、1600 N.M.R.(CDCl3)δ:1.79(3H,s,
N−COCH3)、 3.14(IH1br,s,−OH)、 3.20(3H%s,N−CH3)、 5.81(IH1s,一C−H)、 6.86 〜7.45(9H,m,Ar−H)実施例
3 ベンズアルデヒドに代えてアセトアルデヒド0.94m
lを用いた以外は、実施例2と同様に反応を行った結果
、無色油状の化合物0.372P(収率57%)が得ら
れた。
m一体:p一体−96:4であった。
これは、別途合成した試料(authentic sa
mple)とI,R,、G.L.C.が一致した。
〔化合物(V−2)の物理的性質〕 ■.R.vneatcm−1:335o(br)、ma
X 1640、1600、1585 N.M,R.(CDCI3)δ:1.51(3H,d,
J=6.6Hz,CH3)、 1.88(3H,s,N COCH3)、2.67(I
H,s,−OH)、 3.25(3H1s.N−CH3)、 4−91(lH1q,J=6.6Hz,cH)、6.9
2−7.45(4H,m,Ar−H)実施例 4 実施例2と同様に化合物(n)をn−BuLi及びTM
EDAの混合液と反応させた後、ベンズアルデヒドに代
えて、ジメチルホルムアミド4mlと反応させ反応液を
氷を含む濃塩酸中に注ぎ、エーテル抽出し、エーテル層
を水洗後、芒硝乾燥する。
溶媒留去後、実施例2と同様にヨウ素処理及びアセチル
化を行うと、無色油状の化合物0.362?が得られる
(収率61%)。
m一体:p一体=98:2であった。
これは別途合成した試料(authentic sam
ple)とI,R,、G.L.C.が一致した。
なお上記油状物は結晶性が良好であり、四塩化炭素で再
結晶するとm一体(V−3)のみが無色プリズム晶とし
て得られる。
〔化合物(V−3)の物理的性質〕 m,p.:108〜110℃ I.R.nujolcm−1:1690、1635、m
aX 1600、1585 N.M.R.(CDCl3)δ:1.97(3H,s1
N−COCH3)、 3.29(3H,s,N−CH3)、 7.42−8.02(4H1m,Ar−H)、10.0
7(IH,s,CHO) 実施例 5 ベンズアルデヒドに代えて、ヨウ化メチル1.05ml
を用いた以外は実施例2と同様に反応を行うと(加水分
解は行わない)、無色油状の化合物0.4792(収率
87%)が得られた。
m一体:p一体=80:20であった。
これは別途合成した試料(authentic sam
ple)とI.R.、GLCが一致した。
上記油状物をヘキサンで結晶化すると、無色プリズム晶
のm一体化合物(V−4)が得られる。
〔化合物(V−4)の物理的性質〕 m,p.:73〜74.5C I.R.nuj0cm−1:1655、1605、ma
X 1585 N.M.R.(CCI4)δ:1.77(3H,s、N
−COCH3)、 2.37(3H,s1Ar−CH3)、 3.06(3H,s,N−CH3)、 6.80−7.38(4H1m1Ar−H)実施例 6 ヨウ化メチルに代えて、ジメチルジスルフイド0.95
yを用いた以外は、実施例5と同様に反応を行い、無色
油状の化合物0.48?(収率73%)得、これを液体
クロマトグラフイー(Lobarcolumn)で分離
して、m一体化合物(V−15)を得た。
なお、ガスクロマトグラフィーによる分析では、m一体
:p一体−85:15であった。
〔化合物(V−5)の物理的性質〕 ■.R.neatcm−1:1660、1580maX N.M.R.(CCI4)δ:1.80(3H,s、N
−CH3)、 2.47(3H,s,SCH3)、 3.15(3H,s,N−CH3)、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 構造式: で表わされるN−メチルアニリンクロムトリカルボニル
    を、水素化アルカリ金属で処理する工程、次いで、t−
    ブチルジメチルクロロシランと反応させて、構造式: で表わされる化合物を得る工程、該化合物を塩基の存在
    下アルキルリチウムと反応させる工程、次いで、 親電子試薬E (但し、Eは、脂肪族アルデヒド又は芳香族アルデヒド
    を示す。 )を反応させる工程、次いで、カンファスルホン酸の存
    在下、ヨウ素で処理する工程、次いで、アセチル化する
    工程、次いで、加水分解する工程を連結したことを特徴
    とする一般式: 〔但し、式中、Xは、−CH(Rは、芳香族基又はアル
    キル基を示す)を示す。 〕で表わされるメター置換一N−メチルアニリン誘導体
    の製造法。 2 構造式: で表わされるN−メチルアニリンクロムトリカルボニル
    を、水素化アルカリ金属で処理する工程、次いで、t−
    プチルジメチルク口ロシランと反応させて、構造式: で表わされる化合物を得る工程、該化合物を塩基の存在
    下アルキルリチウムと反応させる工程、次いで、 親電子試薬E (但し、Eは、・ロゲン化アルキル、N一置換ホルムア
    ミド及び脂肪族ジスルフイドから成る群から選ばれる。 )を反応させる工程、次いで、カンファスルホン酸の存
    在下、ヨウ素で処理する工程、次いで、アセチル化する
    工程を連結したことを特徴とする一般式: 〔但し、式中、Xは、アルキル基、ホルミル基、チオア
    ルキル基を示す。 〕で表わされるメタ−置換一N−メチルアニリン誘導体
    の製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02123994A (ja) * 1988-10-31 1990-05-11 Okuma Mach Works Ltd 電動機の電流制御装置

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JPH02123994A (ja) * 1988-10-31 1990-05-11 Okuma Mach Works Ltd 電動機の電流制御装置

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