JPS594404B2 - 2,10−デヒドロ−4−ホモブレンダン及びその製造法 - Google Patents
2,10−デヒドロ−4−ホモブレンダン及びその製造法Info
- Publication number
- JPS594404B2 JPS594404B2 JP14922676A JP14922676A JPS594404B2 JP S594404 B2 JPS594404 B2 JP S594404B2 JP 14922676 A JP14922676 A JP 14922676A JP 14922676 A JP14922676 A JP 14922676A JP S594404 B2 JPS594404 B2 JP S594404B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dehydro
- homobrendan
- production method
- decane
- tetracyclo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なテトラシクロデカンに関し、詳しくは式
Iで表わされる2・10−デヒドロー410−ホモプレ
ンタン(テトラシクロ〔4・4・0・0204・ 03
0“〕デカン)に関するものである。
Iで表わされる2・10−デヒドロー410−ホモプレ
ンタン(テトラシクロ〔4・4・0・0204・ 03
0“〕デカン)に関するものである。
15巾 (I)
本発明の化合物Iは、4−ホモイソツイスタンク0(ト
リシクロ〔5・3・1・0308〕ウンデカン、■)の
合成原料として有用である。
リシクロ〔5・3・1・0308〕ウンデカン、■)の
合成原料として有用である。
即ち、Iの酸接触酢酸付加反応で得られるエキソー 2
−アセトキシー4−ホモプレンタン(エキソー2−アセ
トキシトリシクロ〔5・2・1 ・0308デカン、■
)’)5 から還元及び酸化によつて対応するケトン(
4−ホモブレンダンー2−オン、■)に導き、このもの
のシアンヒドリン(V)を経て2−ヒドロキシー 2−
アミノメチルー4−ホモプレンタン(■)を合成し、こ
のアミノアルコールのデミヤノフー30テイフエノーC
Demiyanow−Tiffeneau)転位によ
つて2・4−ビスホモブレンダンー2−オン(トリシク
ロ〔6 ・2・1・0409〕ウンデカンー2−オン、
■)を得る。このケトンを還元すれば対応する炭素水素
(■)が得られ、この炭化35水素は酸触媒によつて極
めて高収率で4−ホモイソツイスタン(■)を与える。
4−ホモイソツイスタンはさらに液体臭素で臭素化物(
X)となり、これを硫酸の存在下アセトニトリルと反応
させることによりアセチルアミノ化物(XI)が得られ
る。
−アセトキシー4−ホモプレンタン(エキソー2−アセ
トキシトリシクロ〔5・2・1 ・0308デカン、■
)’)5 から還元及び酸化によつて対応するケトン(
4−ホモブレンダンー2−オン、■)に導き、このもの
のシアンヒドリン(V)を経て2−ヒドロキシー 2−
アミノメチルー4−ホモプレンタン(■)を合成し、こ
のアミノアルコールのデミヤノフー30テイフエノーC
Demiyanow−Tiffeneau)転位によ
つて2・4−ビスホモブレンダンー2−オン(トリシク
ロ〔6 ・2・1・0409〕ウンデカンー2−オン、
■)を得る。このケトンを還元すれば対応する炭素水素
(■)が得られ、この炭化35水素は酸触媒によつて極
めて高収率で4−ホモイソツイスタン(■)を与える。
4−ホモイソツイスタンはさらに液体臭素で臭素化物(
X)となり、これを硫酸の存在下アセトニトリルと反応
させることによりアセチルアミノ化物(XI)が得られ
る。
これを加水分解し、塩酸塩としたもの()は抗ウイルス
剤として有用である。(J.Med.Chem.、 1
9.536(1976))。本発明の化合物(1)はす
でにホール(Hall.J.Org.Chem.、l運
42(1960))によつて合成された対応する8−ケ
トン(テトラシクロ〔4・4・O−02゜4゜0.3゛
7〕デカン−8−オン、)をボルフーキツシユナ一還元
(WOlf一KishherreductiOn)する
ことによつて得られる。
剤として有用である。(J.Med.Chem.、 1
9.536(1976))。本発明の化合物(1)はす
でにホール(Hall.J.Org.Chem.、l運
42(1960))によつて合成された対応する8−ケ
トン(テトラシクロ〔4・4・O−02゜4゜0.3゛
7〕デカン−8−オン、)をボルフーキツシユナ一還元
(WOlf一KishherreductiOn)する
ことによつて得られる。
この方法で得られた本発明の化合物1が、事実この化学
構造をもつことは、上記の合成法でI以外のものが生成
することは考えられないこと、及びIの13CNMRス
ペクトルが将しくIの構造の対応する相対強度と微細構
造を有することから明らかである。
構造をもつことは、上記の合成法でI以外のものが生成
することは考えられないこと、及びIの13CNMRス
ペクトルが将しくIの構造の対応する相対強度と微細構
造を有することから明らかである。
本発明化合物1を製造するに当つては、通常のボルフー
キツシユナ一還元条件で行うことができる。
キツシユナ一還元条件で行うことができる。
即ち水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムなどのアルカ
リ触媒を出発物質1重量部当り0.5〜10重量部、抱
水ヒドラジンを同じく1〜10重量部、ジエチレングリ
コール又はトリエチレングリコール等の溶媒を1〜20
重量部混合し、初め100〜170℃で1〜3時間、次
いで生成する水を留去しつつ180〜230℃で2〜5
時間反応させる。以下に本発明の実施例を示す。
リ触媒を出発物質1重量部当り0.5〜10重量部、抱
水ヒドラジンを同じく1〜10重量部、ジエチレングリ
コール又はトリエチレングリコール等の溶媒を1〜20
重量部混合し、初め100〜170℃で1〜3時間、次
いで生成する水を留去しつつ180〜230℃で2〜5
時間反応させる。以下に本発明の実施例を示す。
実施例
2・10−デヒドロ−4−ホモプレンタン−8−オン(
)121(0.081モル)、水酸化カリウム20y1
100%抱水ヒドラジン50m11及びジエチレングリ
コール80m1より成る混合物を140℃に保つて2時
間加熱攪拌する。
)121(0.081モル)、水酸化カリウム20y1
100%抱水ヒドラジン50m11及びジエチレングリ
コール80m1より成る混合物を140℃に保つて2時
間加熱攪拌する。
次いで生成した水を留去しつつ徐々に反応温度を上昇さ
せ210℃に達したらこの温度で4時間反応させる。反
応混合物を放冷後100m1づつのn−ヘキサンで3回
抽出する。ヘキサン液を併せて50aづつの水で2回洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後分留すれば、2・1
0−デヒドロ−4−ホモプレンタン(1)3.527(
収率32%)を得る。沸点、72℃/1977!77!
Hgir(液膜)3050、2930、1460、14
40、1390、920、800?−113CNMR(
CDCl3)δCl2.7(Dl2)12.9(d、1
) 18.0(t、1) 26・5(t・2) 34.
2(t、1) 37(d、1)40.2(d、2)マス
スペクトルm/e(相対強度) 134(91、M+)、119(42)、106(31
)、105(39)、93(31)、92(58)、9
1(100)、80(70)、79(57)、66(4
9)元素分析 分析値:C、89.6;HllO,3%
せ210℃に達したらこの温度で4時間反応させる。反
応混合物を放冷後100m1づつのn−ヘキサンで3回
抽出する。ヘキサン液を併せて50aづつの水で2回洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後分留すれば、2・1
0−デヒドロ−4−ホモプレンタン(1)3.527(
収率32%)を得る。沸点、72℃/1977!77!
Hgir(液膜)3050、2930、1460、14
40、1390、920、800?−113CNMR(
CDCl3)δCl2.7(Dl2)12.9(d、1
) 18.0(t、1) 26・5(t・2) 34.
2(t、1) 37(d、1)40.2(d、2)マス
スペクトルm/e(相対強度) 134(91、M+)、119(42)、106(31
)、105(39)、93(31)、92(58)、9
1(100)、80(70)、79(57)、66(4
9)元素分析 分析値:C、89.6;HllO,3%
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記の式( I )で表わされる2・10−デヒドロ
−4−ホモブレンダン(テトラシクロ〔4・4・0・0
^2^・^4・0^3^・^7〕デカン2式(II)で表
わされるテトラシクロ〔4・4・0・0^2^・^4・
0^3^・^7〕デカン−8−オンをボルフ・キツシユ
ナーを還元することを特徴とする式( I )で表わされ
る2・10−デヒドロ−4−ホモブレンダンの製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼(II)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14922676A JPS594404B2 (ja) | 1976-12-11 | 1976-12-11 | 2,10−デヒドロ−4−ホモブレンダン及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14922676A JPS594404B2 (ja) | 1976-12-11 | 1976-12-11 | 2,10−デヒドロ−4−ホモブレンダン及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5373554A JPS5373554A (en) | 1978-06-30 |
JPS594404B2 true JPS594404B2 (ja) | 1984-01-30 |
Family
ID=15470610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14922676A Expired JPS594404B2 (ja) | 1976-12-11 | 1976-12-11 | 2,10−デヒドロ−4−ホモブレンダン及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594404B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07328723A (ja) * | 1994-06-03 | 1995-12-19 | Kazunari Inoue | プレスブレーキなどによる板金の曲げ加工方法及びこれに 使用される可搬形曲がり角度計測装置 |
-
1976
- 1976-12-11 JP JP14922676A patent/JPS594404B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07328723A (ja) * | 1994-06-03 | 1995-12-19 | Kazunari Inoue | プレスブレーキなどによる板金の曲げ加工方法及びこれに 使用される可搬形曲がり角度計測装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5373554A (en) | 1978-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4982016A (en) | Conversion of diethyl phenylmalonate to 2-phenyl-1,3-propanediol | |
JPS594404B2 (ja) | 2,10−デヒドロ−4−ホモブレンダン及びその製造法 | |
JPS5925779B2 (ja) | 立体異性脂環ジアミンの異性化法 | |
US5091595A (en) | Reduction of diethyl phenylmalonate to 2-phenyl-1,3-propanediol | |
JPS5949221B2 (ja) | 3−アシルアミノ−4−ホモイソツイスタンの製造法 | |
US3435048A (en) | Process for preparing 5-aryl-3-aminoisoxazoles | |
JPS6377868A (ja) | α−(ω−ヒドロキシアルキル)フルフリルアルコ−ル及びその製造法 | |
JPH01186838A (ja) | 3−(4’−ブロモビフェニル)−4−フェニル酪酸の製造方法 | |
JPS6053015B2 (ja) | 5−n−ブチル−2−チオピコリンアニリドおよびその製造法 | |
US3631101A (en) | P - (p - (thionylamino)benzamido)benzoyl chloride and its hci addition product | |
JP3892963B2 (ja) | L−バリンベンジルエステルp−トルエンスルホン酸塩の製造方法 | |
JPS60237041A (ja) | 3−プロピオニルサリチル酸誘導体の製造法 | |
JPH01207266A (ja) | 3−ヒドロキシピロリジンまたはその誘導体の製造法 | |
JPS6039249B2 (ja) | 3−ヒドロキシメチル−4−ホモブレンダン | |
JPH0248594A (ja) | D−グルコフラノース又はd−キシロフラノース誘導体の製法 | |
KR910009234B1 (ko) | 2-(4-아미노페닐)-2-메틸프로필 알코올의 제조방법 | |
JPH04224525A (ja) | 9,9−ジアルキルフルオレンの製造方法 | |
JPS59130832A (ja) | 4−ハロゲノ−2−クロロ−3−フエニルクロトンアルデヒド | |
JPH1112204A (ja) | 9,10−ジクロロアントラセン類および9,10−ジハロアントラセン類の製造方法 | |
JPS62181294A (ja) | ステロイド誘導体の製造方法 | |
CN117603149A (zh) | 一种Resmetirom中间体及其制备方法以及关键中间体III的制备方法 | |
CN114805015A (zh) | 2,4-二氯-9,9-二甲基-9h-芴的合成工艺 | |
JPS5846513B2 (ja) | 2↓−アロイルホルミル置換ピロ−ル誘導体及びその製造方法 | |
JPS6197251A (ja) | 3−(2,2−ジメチル−3−アルキル−6−メチレンシクロヘキシル)アクリロニトリルの製法 | |
JPS6034530B2 (ja) | 3−カルボキシ−4−ホモプレンダン |