JPS6034530B2 - 3−カルボキシ−4−ホモプレンダン - Google Patents
3−カルボキシ−4−ホモプレンダンInfo
- Publication number
- JPS6034530B2 JPS6034530B2 JP6178077A JP6178077A JPS6034530B2 JP S6034530 B2 JPS6034530 B2 JP S6034530B2 JP 6178077 A JP6178077 A JP 6178077A JP 6178077 A JP6178077 A JP 6178077A JP S6034530 B2 JPS6034530 B2 JP S6034530B2
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- Japan
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- homobrendan
- carboxy
- reaction
- homoprendan
- solution
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は次の式(1)
で表わされる新規3−カルボキシー4−ホモブレンダン
(3−カルボキシトリシクロ〔5.2.1.ぴ,8〕デ
カン)に関する。
(3−カルボキシトリシクロ〔5.2.1.ぴ,8〕デ
カン)に関する。
本発明の(1)式で表わされる3ーカルボキシ−4−ホ
モブレンダンは医薬品および非医療用薬品の合成原料と
して有用なものある。例えば、3ーカルボキシ−4ーホ
モブレンダンを水素化アルミニウムリチウム等の還元剤
で還元すれば3ーヒドロキシメチル−4−ホモブレンダ
ンに導くことができ、更にこの3−ヒドロキシメチルー
4ーホモブレンダンは水素アニオン源および酸触媒、例
えばnーベンタンおよび濃硫酸の存在下で転位−還元反
応を行えば抗ウイルス剤として有用な3−アミノー4ー
ホモイソツイスタン〔J.MedChem.19.53
6(1976)〕の原料である4−ホモィソツイスタン
に高選択率で導くことができる。本発明の3ーカルボキ
シ−4ーホモブレンダンは既に公知の3一フロムー4ー
ホモブレンダン〔E.M.Englerら;J.Ame
r.Chem.S。
モブレンダンは医薬品および非医療用薬品の合成原料と
して有用なものある。例えば、3ーカルボキシ−4ーホ
モブレンダンを水素化アルミニウムリチウム等の還元剤
で還元すれば3ーヒドロキシメチル−4−ホモブレンダ
ンに導くことができ、更にこの3−ヒドロキシメチルー
4ーホモブレンダンは水素アニオン源および酸触媒、例
えばnーベンタンおよび濃硫酸の存在下で転位−還元反
応を行えば抗ウイルス剤として有用な3−アミノー4ー
ホモイソツイスタン〔J.MedChem.19.53
6(1976)〕の原料である4−ホモィソツイスタン
に高選択率で導くことができる。本発明の3ーカルボキ
シ−4ーホモブレンダンは既に公知の3一フロムー4ー
ホモブレンダン〔E.M.Englerら;J.Ame
r.Chem.S。
c.95,5769(1973)〕に濃硫酸中ギ酸を作
用させる、いわゆるコッホ(Koce)反応によって製
造される。斯くして得られる本発明の3ーカルボキシ−
4ーホモブレンダンの構造は次の如くして確認された。
すなわち、次の反応式に従って、3ーカルボキシー4−
ホモブレンダン(1)に四酢酸鉛を反応させて3−アセ
トキシ−4−ホモブレンダン(□)となし〔J.Che
m.Soc.Chem.Commun.,371(19
75)およびその中の引用文献〕、次いでこれを水素化
アルミニウムリチウムで還元すれば3−ヒドロキシー4
ーホモブレンダン(m)が得られる。そして、この3ー
ヒドロキシー4ーホモブレンダン(m)は、Corey
ら 〔J.Amer.Chem.SM.,89,260
0(1967)〕の方法によって合成された3ーヒドロ
キシ−4ーホモブレンダンと物理恒数および各種スペク
トルデータにおいて完全に一致したことから確認された
。
用させる、いわゆるコッホ(Koce)反応によって製
造される。斯くして得られる本発明の3ーカルボキシ−
4ーホモブレンダンの構造は次の如くして確認された。
すなわち、次の反応式に従って、3ーカルボキシー4−
ホモブレンダン(1)に四酢酸鉛を反応させて3−アセ
トキシ−4−ホモブレンダン(□)となし〔J.Che
m.Soc.Chem.Commun.,371(19
75)およびその中の引用文献〕、次いでこれを水素化
アルミニウムリチウムで還元すれば3−ヒドロキシー4
ーホモブレンダン(m)が得られる。そして、この3ー
ヒドロキシー4ーホモブレンダン(m)は、Corey
ら 〔J.Amer.Chem.SM.,89,260
0(1967)〕の方法によって合成された3ーヒドロ
キシ−4ーホモブレンダンと物理恒数および各種スペク
トルデータにおいて完全に一致したことから確認された
。
次に参考例および実施例を挙げて説明する。
参考例 13−カルボキシー4ーホモブレンダン1.8
夕(0.01モル)、酢酸カリ8.4夕、四酢酸鉛7.
2夕および酢酸60の‘の混合液を鷹拝下4時間還流す
る。反応終了後、放冷し、水を加え、エーテルで抽出す
る。エーテル層を飽和重曹水、ついで水洗浄し、乾燥後
、エーテルを蟹去すれば無色液体の3ーアセトキシ−4
ーホモブレンダン0.87夕(収率45%)が得られる
。元素分析値C,2日,802として 計算値(%):C 74.19 日 9.34実測値(
%):C 74.02,日 9.481R 2950、
1725 1370 126以I25与 I220・I
070弧‐10MS(相対強度)194(M、1)、1
52(24)、135(21)、134(100)、1
19(23)、106(12)、105(17)、97
(17)、92(27)、80(45)。
夕(0.01モル)、酢酸カリ8.4夕、四酢酸鉛7.
2夕および酢酸60の‘の混合液を鷹拝下4時間還流す
る。反応終了後、放冷し、水を加え、エーテルで抽出す
る。エーテル層を飽和重曹水、ついで水洗浄し、乾燥後
、エーテルを蟹去すれば無色液体の3ーアセトキシ−4
ーホモブレンダン0.87夕(収率45%)が得られる
。元素分析値C,2日,802として 計算値(%):C 74.19 日 9.34実測値(
%):C 74.02,日 9.481R 2950、
1725 1370 126以I25与 I220・I
070弧‐10MS(相対強度)194(M、1)、1
52(24)、135(21)、134(100)、1
19(23)、106(12)、105(17)、97
(17)、92(27)、80(45)。
参考例 2
3−アセトキシ−4−ホモプレンダン0.49夕(2.
5ミリモル)の無水エーテル溶液5机上を水素化アルミ
ニウムリチウム95の9(2.5ミリモル)の無水エー
テル10の‘懸濁液に櫨梓下滴下し、さらに室温で1.
5時間嬢拝をつづける。
5ミリモル)の無水エーテル溶液5机上を水素化アルミ
ニウムリチウム95の9(2.5ミリモル)の無水エー
テル10の‘懸濁液に櫨梓下滴下し、さらに室温で1.
5時間嬢拝をつづける。
反応終了後、水0.0仇‘、洲−水酸化ナトリウム水溶
液0.01の‘、ついで水0.04のとを順次加える。
反応溶液を猿遇し、櫨液を濃縮すれば、融点161〜1
6が0を示す白色結晶の3−ヒドロキシー4ーホモブレ
ンダン350の9(収率92%)が得られる。元素分析
値C,虹.60として 計算値(%):C 78.89,H IO.59実測値
(%):C 78.92,H IO.481R(ヌジヨ
ール)3325、2925、1375、1340、11
20 110ふ 109以 駆り 890伽一10MS
(相対強度)152(M十100)、137(15)、
134(16)、124(20)、119(16)、1
11(17)、110(36)、109(45)、10
8(18)、97(90)。
液0.01の‘、ついで水0.04のとを順次加える。
反応溶液を猿遇し、櫨液を濃縮すれば、融点161〜1
6が0を示す白色結晶の3−ヒドロキシー4ーホモブレ
ンダン350の9(収率92%)が得られる。元素分析
値C,虹.60として 計算値(%):C 78.89,H IO.59実測値
(%):C 78.92,H IO.481R(ヌジヨ
ール)3325、2925、1375、1340、11
20 110ふ 109以 駆り 890伽一10MS
(相対強度)152(M十100)、137(15)、
134(16)、124(20)、119(16)、1
11(17)、110(36)、109(45)、10
8(18)、97(90)。
実施例 1
濃硫酸50の‘に、鷹梓冷却下、3−フロム−4−ホモ
ィソッィスタン3夕(0.014モル)の四塩化炭素1
5奴溶液と、ギ酸30の‘を同時に滴下する。
ィソッィスタン3夕(0.014モル)の四塩化炭素1
5奴溶液と、ギ酸30の‘を同時に滴下する。
その際反応温度は0〜1000に保つ。滴下終了後、室
温でさらに2時間蝿拝する。この反応溶液を氷水に注ぎ
、四塩化炭素で抽出し、有機層を5%水酸化ナトリウム
水溶液で抽出する。水層を濃塩酸で酸性にし、再び四塩
化炭素で抽出し、四塩化炭素層を飽和食塩水で洗浄後、
乾燥する。溶媒を留去すれば、融点66〜67℃を示す
白色結晶の3−カルボキシ−4−ホモブレンダン1.8
夕(収率71%)が得られる。元素分析値C,.日,6
02として 計算値(%):C 73.30,日 8.95実測値(
%):C 73.15 日 9.031R(ヌジヨ−ル
):3400〜2900、1690、1310、129
い 1260、1220、1200、1110、950
。
温でさらに2時間蝿拝する。この反応溶液を氷水に注ぎ
、四塩化炭素で抽出し、有機層を5%水酸化ナトリウム
水溶液で抽出する。水層を濃塩酸で酸性にし、再び四塩
化炭素で抽出し、四塩化炭素層を飽和食塩水で洗浄後、
乾燥する。溶媒を留去すれば、融点66〜67℃を示す
白色結晶の3−カルボキシ−4−ホモブレンダン1.8
夕(収率71%)が得られる。元素分析値C,.日,6
02として 計算値(%):C 73.30,日 8.95実測値(
%):C 73.15 日 9.031R(ヌジヨ−ル
):3400〜2900、1690、1310、129
い 1260、1220、1200、1110、950
。
MS(相対強度):180(M+,9)136(12)
、135(100)、93(11)、79(12)、6
7(14)。
、135(100)、93(11)、79(12)、6
7(14)。
IHNMR(CDCそ3 ):1.1〜2.2(m.1
鞘)、12.1(s,IH−C。
鞘)、12.1(s,IH−C。
○H)pPmo13CNMR(CDC〆3 ):15.
26(t)、26.35( t )、 30.78(
t )、 32.97 ( t )、 33.25 ( d )、 36.75 ( t )、 37.23 ( d )、 40.60 ( t )、 44.10 ( d )、 49.29 ( s )、186.08 (s)pPmo
26(t)、26.35( t )、 30.78(
t )、 32.97 ( t )、 33.25 ( d )、 36.75 ( t )、 37.23 ( d )、 40.60 ( t )、 44.10 ( d )、 49.29 ( s )、186.08 (s)pPmo
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる3−カルボキシ−4−ホモブレンダン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6178077A JPS6034530B2 (ja) | 1977-05-27 | 1977-05-27 | 3−カルボキシ−4−ホモプレンダン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6178077A JPS6034530B2 (ja) | 1977-05-27 | 1977-05-27 | 3−カルボキシ−4−ホモプレンダン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53147055A JPS53147055A (en) | 1978-12-21 |
JPS6034530B2 true JPS6034530B2 (ja) | 1985-08-09 |
Family
ID=13180938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6178077A Expired JPS6034530B2 (ja) | 1977-05-27 | 1977-05-27 | 3−カルボキシ−4−ホモプレンダン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6034530B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103360241B (zh) * | 2012-03-29 | 2016-08-03 | 中国药科大学 | 光学纯5-氧代三环[2,2,1,02,6]庚烷-3-羧酸的制备方法 |
-
1977
- 1977-05-27 JP JP6178077A patent/JPS6034530B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53147055A (en) | 1978-12-21 |
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