JPS5857406B2 - 貼り付け材 - Google Patents
貼り付け材Info
- Publication number
- JPS5857406B2 JPS5857406B2 JP15588779A JP15588779A JPS5857406B2 JP S5857406 B2 JPS5857406 B2 JP S5857406B2 JP 15588779 A JP15588779 A JP 15588779A JP 15588779 A JP15588779 A JP 15588779A JP S5857406 B2 JPS5857406 B2 JP S5857406B2
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- JP
- Japan
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- parts
- drug
- water
- polyacrylate
- polyacrylic acid
- Prior art date
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- Expired
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- Medicinal Preparation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は冷却効果と薬効を有する貼り付は材に関するも
のである。
のである。
従来、ポリアクリル酸塩にゼラチンを添加してなる系の
薬物含有層を柔軟な支持体に形成してなる貼り付は材が
提案されているが、この系のものは熱可塑性であるため
に使用中の所謂「ダレ」が生じると共に剥離時皮膚面に
含有層の一部が残留するという欠点がある。
薬物含有層を柔軟な支持体に形成してなる貼り付は材が
提案されているが、この系のものは熱可塑性であるため
に使用中の所謂「ダレ」が生じると共に剥離時皮膚面に
含有層の一部が残留するという欠点がある。
またゼラチンを添加しない系のものも提案されているが
、基剤の凝集性に欠け、長期間保存した場合に著しく変
形するという欠点もある。
、基剤の凝集性に欠け、長期間保存した場合に著しく変
形するという欠点もある。
そして上記の二つの系のものは、製造時加熱工程を必要
とするために、混合薬物が損失し、そのために予め損失
を見込んだ多量の薬物を配合する必要があるといった欠
点がある。
とするために、混合薬物が損失し、そのために予め損失
を見込んだ多量の薬物を配合する必要があるといった欠
点がある。
本発明はかかる欠点を解決した新規な貼り付は材を提案
するものである。
するものである。
即ち本発明は、柔軟な支持体上に、ポリアクリル酸及び
/又はポリアクリル酸塩、水、分子中に少なくとも2個
のエポキシ基を有する化合物及び薬効成分を主成分とす
る薬物含有含水ゲル層を形成してなる貼り付は材を提供
するものである。
/又はポリアクリル酸塩、水、分子中に少なくとも2個
のエポキシ基を有する化合物及び薬効成分を主成分とす
る薬物含有含水ゲル層を形成してなる貼り付は材を提供
するものである。
本発明の他の態様は、上記薬物含有含水ゲル層に多価ア
ルコールを含有せしめてなる貼り付は材を提供するもの
である。
ルコールを含有せしめてなる貼り付は材を提供するもの
である。
本発明によれば、加熱工程を必要とせず常温で製造でき
るので熱による薬効成分の損失もなく、また特定の架橋
材料を用いているので安定した湿潤性と40〜50°C
付近での保型性を有すること、ゲルにて保持された水分
と薬物とによって良好な冷感と薬効とを有すること、な
どによって特徴づけられる。
るので熱による薬効成分の損失もなく、また特定の架橋
材料を用いているので安定した湿潤性と40〜50°C
付近での保型性を有すること、ゲルにて保持された水分
と薬物とによって良好な冷感と薬効とを有すること、な
どによって特徴づけられる。
本発明に用いられるポリアクリル酸及び/又はポリアク
リル酸のナトリウム塩、アンモニウム塩などの塩として
は、平均重合度が1000〜100000、好ましくは
20000〜70000のものであれば特に限定されず
、その使用量は全薬物含有含水ゲルの約3〜30重量%
である。
リル酸のナトリウム塩、アンモニウム塩などの塩として
は、平均重合度が1000〜100000、好ましくは
20000〜70000のものであれば特に限定されず
、その使用量は全薬物含有含水ゲルの約3〜30重量%
である。
また分子中に少なくとも2個のエポキシ基を有する化合
物としては、ポリエチレングリコールジグリシジルエー
テル、エチレングリコールグリシジルエーテル、グリセ
リンジグリシジルエーテル、グリセリントリグリシジル
エーテル、トリグリシジルイソシアヌレートなどが挙げ
られ、その使用量は全薬物含有含水ゲルの約0.01〜
10重量%である。
物としては、ポリエチレングリコールジグリシジルエー
テル、エチレングリコールグリシジルエーテル、グリセ
リンジグリシジルエーテル、グリセリントリグリシジル
エーテル、トリグリシジルイソシアヌレートなどが挙げ
られ、その使用量は全薬物含有含水ゲルの約0.01〜
10重量%である。
これらの化合物はポリアクリル酸又はその塩成分の架橋
剤として作用する。
剤として作用する。
この範囲を外れると、含水ゲル層の凝集性、耐離水性な
どが低下するので好ましくない。
どが低下するので好ましくない。
本発明に用いられる多価アルコールは、含水ゲル層に皮
膚への密着性を高めるための粘着成分として、或いは含
水ゲル製造時ポリアクリル酸及び/又はポリアクリル酸
塩の溶解性を高める溶解助剤成分として機能するもので
あり、例えばエチレンクリコール、ジエチレングリコー
ル、l・ジエチレングリコール、ポリエチレンクリコー
ル、フロピレンゲリコール、ポリプロピレンクリコール
、クリセリンなどが使用でき、その使用量は全薬物含有
含水ゲルの約5〜90重量%である。
膚への密着性を高めるための粘着成分として、或いは含
水ゲル製造時ポリアクリル酸及び/又はポリアクリル酸
塩の溶解性を高める溶解助剤成分として機能するもので
あり、例えばエチレンクリコール、ジエチレングリコー
ル、l・ジエチレングリコール、ポリエチレンクリコー
ル、フロピレンゲリコール、ポリプロピレンクリコール
、クリセリンなどが使用でき、その使用量は全薬物含有
含水ゲルの約5〜90重量%である。
5重量%以下では添加したことによる顕著な効果が得ら
れず、90重量%以上では製造加工時の固化前のゲル液
の粘度が高すぎて作業性が悪いために好ましくないもの
である。
れず、90重量%以上では製造加工時の固化前のゲル液
の粘度が高すぎて作業性が悪いために好ましくないもの
である。
また薬効成分としては、サリチル酸、サリチル酸メチル
、メントール、1−メントール、ハツカ油、カンファー
などが目的に応じて適量使用される。
、メントール、1−メントール、ハツカ油、カンファー
などが目的に応じて適量使用される。
以下に本発明の実施例を示す。
文中部とあるのは重量部を示す。
なお以下の実施例及び参考例で用いる薬効成分は次の4
成分からなる混合薬物である。
成分からなる混合薬物である。
サリチル酸メチル 30部メント
ール 30部ハツカ油
20部カンファー
20部実施例 1 平均重合度40000のポリアクリル酸アンモニウム1
0部を水73部に溶解する。
ール 30部ハツカ油
20部カンファー
20部実施例 1 平均重合度40000のポリアクリル酸アンモニウム1
0部を水73部に溶解する。
一方エチレンクリコールシフリシジルエーテル2部を水
10部に加熱しつつ溶解する。
10部に加熱しつつ溶解する。
次いでポリアクリル酸アンモニウムの水溶液を攪拌シつ
つ、エチレングリコールジグリシジルエーテルの水溶液
及び上記の混合薬物5部を添加混合した薬物含有含水ゲ
ル用液を不織布上に厚みが0、5 mmとなるように塗
布し、本発明の貼り付は材を得る。
つ、エチレングリコールジグリシジルエーテルの水溶液
及び上記の混合薬物5部を添加混合した薬物含有含水ゲ
ル用液を不織布上に厚みが0、5 mmとなるように塗
布し、本発明の貼り付は材を得る。
実施例 2
平均重合度10000のポリアクリル酸10部及びプロ
ピレングリコール30部を水42部に溶解する。
ピレングリコール30部を水42部に溶解する。
一方グリセリンジグリシジルエーテル3部を水10部に
加熱しつつ溶解する。
加熱しつつ溶解する。
次いでポリアクリル酸−プロピレングリコールの混合水
溶液を攪拌しつつ、グリセリンジグリシジルエーテルの
水溶液及び上記の混合薬物5部を添加混合した薬物含有
含水ゲル用液をリンネル布上に厚みが1.5mmとなる
ように塗布し、本発明の貼り付は材を得る。
溶液を攪拌しつつ、グリセリンジグリシジルエーテルの
水溶液及び上記の混合薬物5部を添加混合した薬物含有
含水ゲル用液をリンネル布上に厚みが1.5mmとなる
ように塗布し、本発明の貼り付は材を得る。
実施例 3
平均重合度20000のポリアクリル酸すトリウム5部
及びグリセリン15部を水64.5部に溶解する。
及びグリセリン15部を水64.5部に溶解する。
一方トリグリシジルイソシアヌレート0.5部を水10
部に加熱しつつ溶解する。
部に加熱しつつ溶解する。
次いでポリアクリル酸ナトリウム−グリセリンの混合水
溶液を攪拌してつ、トリグリシジルイソシアヌレートの
水溶液及び上記の混合薬物5部を添加混合した薬物含有
含水ゲル用液をプラスチックフィルムに厚みが3朋とな
るように塗布し、本発明の貼り付は材を得る。
溶液を攪拌してつ、トリグリシジルイソシアヌレートの
水溶液及び上記の混合薬物5部を添加混合した薬物含有
含水ゲル用液をプラスチックフィルムに厚みが3朋とな
るように塗布し、本発明の貼り付は材を得る。
参考例 1
実施例2と同様の操作にて作成。
但しグリセリンジグリシジルエーテルを使用しない。
参考例 2
ポリアクリル酸ナトリウム(平均重合度 5部200
00) カオリ7 45部グリセ
リン 15部ゼラチン
5部水
25部混合薬物
5部上記配合物を加熱下で混合攪拌
して、薬物含有含水ゲル用液を得、これをリンネル布上
に厚さが2mmとなるように塗布して貼り付は材を得る
。
00) カオリ7 45部グリセ
リン 15部ゼラチン
5部水
25部混合薬物
5部上記配合物を加熱下で混合攪拌
して、薬物含有含水ゲル用液を得、これをリンネル布上
に厚さが2mmとなるように塗布して貼り付は材を得る
。
下記の第1表は、実施例1〜3及び参考例1〜2にて得
た貼り付は材の試験結果である。
た貼り付は材の試験結果である。
上記各実施例からも本発明の貼り付は材は優れた冷感効
果と薬効を有し、また経口による「夕゛し」などがない
事実が顕著である。
果と薬効を有し、また経口による「夕゛し」などがない
事実が顕著である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 柔軟な支持体上に、ポリアクリル酸及び/又はポリ
アクリル酸塩、水、分子中に少なくとも2個のエポキシ
基を有する化合物及び薬効成分を主成分とする薬物含有
含水ゲル層を形成してなる貼り付は材。 2 柔軟な支持体上に、ポリアクリル酸及び/又はポリ
アクリル酸塩、水、分子中に少なくとも2個のエポキシ
基を有する化合物、多価アルコール及び薬効成分を主成
分とする薬物含有含水ゲル層を形成してなる貼り付は材
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15588779A JPS5857406B2 (ja) | 1979-11-30 | 1979-11-30 | 貼り付け材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15588779A JPS5857406B2 (ja) | 1979-11-30 | 1979-11-30 | 貼り付け材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5678974A JPS5678974A (en) | 1981-06-29 |
JPS5857406B2 true JPS5857406B2 (ja) | 1983-12-20 |
Family
ID=15615667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15588779A Expired JPS5857406B2 (ja) | 1979-11-30 | 1979-11-30 | 貼り付け材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5857406B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58103317A (ja) * | 1981-12-12 | 1983-06-20 | Nitto Electric Ind Co Ltd | ヒドロゾル製剤 |
JPS60258114A (ja) * | 1984-06-05 | 1985-12-20 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 皮膚疾患治療用ゲル製剤 |
JP4536844B2 (ja) * | 1999-05-07 | 2010-09-01 | 久光製薬株式会社 | シート状パック剤 |
-
1979
- 1979-11-30 JP JP15588779A patent/JPS5857406B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5678974A (en) | 1981-06-29 |
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