JPS5842106Y2 - 磁気テ−プカ−トリツジのハ−フケ−スの射出成形用金型 - Google Patents

磁気テ−プカ−トリツジのハ−フケ−スの射出成形用金型

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Publication number
JPS5842106Y2
JPS5842106Y2 JP17556978U JP17556978U JPS5842106Y2 JP S5842106 Y2 JPS5842106 Y2 JP S5842106Y2 JP 17556978 U JP17556978 U JP 17556978U JP 17556978 U JP17556978 U JP 17556978U JP S5842106 Y2 JPS5842106 Y2 JP S5842106Y2
Authority
JP
Japan
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mold
half case
space
magnetic tape
back wall
Prior art date
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Expired
Application number
JP17556978U
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English (en)
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JPS5590427U (ja
Inventor
伸一 加賀野
良武 加藤
成雄 佐々木
修 山本
重信 東
Original Assignee
日立マクセル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、磁気テープカートリッジの本体ケースを構
成する上下の各プラスチック製ハーフケースを射出成形
するための金型に係り、金型内の空気及び溶融材料中の
ガスを外部にいかにして流出させるか、の点について改
良したものである。
すなわち、一般にこの種の射出成形用金型は、第1図及
び第2図を参照しつつ第5図で説明すると、上下の金型
4,6間に形成されるハーフケース形成空間(キャビテ
ィ)Aの一端部を、ハーフケース1の前面にある、いわ
ゆる前歯9の形成用空間部aとし、この前歯形成用空間
部aに原料注入ゲート10を臨ませる。
そして、ハーフケース形成空間Aの最奥部を、ハーフケ
ース1の背壁11を形成するための空間部すとし、この
背壁形成用空間部すの最奥端面12が上金型4と下金型
6との分割面PLになっている。
このような金型で問題なのは、金型成形時にハーフケー
ス形成空間A内の空気及び溶融材料から出るガスが背壁
形成用空間部すに高圧で凝縮されることになるか゛、こ
れらガスをいかに流出させるかである。
この点、従来では第5図に示すように、ガス流出通路1
4を上下金型4,6の分割面PLに沿って形成していた
しかし、このガス流出通路14は、図上前後の長手方向
に局部的に形成したものであるうえに、矢印で示す原料
流入方向に対して直交する方向に形成されたものである
そのため、ガス流出性能が不充分であり、背壁形成用空
間部すの奥端隅部にガスが残溜しやすく、これが原因し
てまず第1に、過熱で金型寿命が短かくなる。
第2に、材料の充填不足を生じやすくなるため、注入時
間を長くしてガスの流出を待つ必要が生じ、或形サイク
ルの短縮化の障害となっていた。
第3に、背壁形成用空間部すの奥端隅部に材料の充填不
足を生じると、製品ハーフケース1の背壁11の蓋合わ
せ面11 aに不良個所が出るので、ハーフケース1.
1を蓋合わせ状に結合して本体ケースCを構成したとき
、蓋合わせ面11 aに外部からの塵埃の侵入を許す空
隙が生じる、という製品の品質上重大な欠陥を招いてい
た。
この考案は、かかる従来欠点を改善し、ハーフケース形
成空間内の凝縮ガスの流出をスムーズにして、金型寿命
を長くしかつ製品の品質向上を図るとともに、成形サイ
クルの短縮化と金型損傷時の修理の容易化を図ることを
目的とするものである。
以下、その詳細を図面に基づき説明する。
第1図はフィリップス型磁気テープカートリッジを例示
している。
これの本体ケースCは、後述するところの本案金型によ
って射出成形された上下のプラスチック製ハーフケース
1,1を蓋合わせ状にねし結合して構成され、内部に左
右一対のバブ2.2に巻かれた磁気テープ3をその他の
部品とともに所定の要領で組付けである。
第2図は、前記ハーフケース1を複数個同時に射出成形
する本案金型を示している。
図において、4は上金型であり、それは外周の支持枠5
とともに国外の固定ベースに取付けられている。
6は下金型であり、これは中間金型7及びこれらの外周
を囲む支持枠8とともに国外の可動ベースに取付けられ
ている。
上金型4と下金型6との間がハーフケース形成空間Aで
ある。
このハーフケース形成空間Aの一端部がハーフケース1
の前面にある、いわゆる前歯9の形成用空間部aとなっ
ており、この前歯形成用空間部aに溶融プラスチック原
料を加圧注入する原料注入ゲート10をそれぞれ臨ませ
る。
そして、ハーフケース形成空間Aの他端の最奥部がハー
フケース1の背壁11を形成するための空間部すとなっ
ており、この背壁形成用空間部すの最奥端面12が上金
型4と下金型6との分割面PLになっている。
因みに、背壁形成用空間部すの最奥端面12は、前記ケ
ース背壁11の蓋合わせ面11 aを形成する面となる
ところである。
さて、第3図において、下金型6には支持枠8との間に
別体の入子13を取外し自在に組込む。
そして、この入子13と下金型6とで前記最奥端面12
を構成するとともに、両者6.13の合わせ面Bを背壁
形成用空間部すにのぞませる。
この合わせ面Bは、前記空間部すの深さ方向、つまり原
料流れ方向と平行しており、かつ合わせ面Bには外部に
連通ずるガス流出通路14を入子13の全長(図上前後
方向)に亙って連設し、このガス流出通路14より空間
部すの凝縮ガスが外部に流出するようになっている。
なお、第4図において、製品ハーフケース1を上下にね
じ結合して本体ケースCを構成したとき、その各背壁1
1の蓋合わせ面11 aは、外部からの塵埃が侵入しな
いように、密着状態であらねばならない。
そこで、元来は下金型6の上面6aと、入子13の上面
13aとは面一になっていることが望ましいが、加工誤
差を考慮して下金型側の上面6aを入子13の上面13
aよりも僅かに高く設定しである。
かかる本案金型によれば、射出成形時に背壁形成用空間
部すの奥端部に凝縮された空気を含むガスは、該空間部
すの全長において下金型6と入子13の合わせ面Bから
原料流れ方向に平行してスムーズにガス流出通路14に
導かれ外部に流出する。
また、金型の長期使用中に、入子13の合わせ面Bの端
部15が第4図に示す如く損傷するなどして製品にパリ
の生ずることがあるが、かかる場合には入子13を取外
して下金型6や入子13の不良個所を研摩修復し、その
合わせ面BをB′の位置にまで変位させるなどの手段を
講じることができ、更にま新たな入子13に切換えるこ
とも容易に行なえるに至ったものである。
なお、図の例では上金型4を固定し、下金型6を可動に
したが、これらは説明の便宜上のものであって、上下を
逆にしても同じことである。
また、この考案の対象とする磁気テープカートリッジの
ハーフケース1は、図示例のものに限られず、例えばエ
ンドレステープ式やビテ゛オ用の磁気テープカートリッ
ジのそれらにも適用できること、云うまでもない。
以上説明したように、この考案に係る金型によれば、ハ
ーフケース形成空間Aの奥端部にある背壁形成用空間部
すから凝縮ガスを原料流れ方向に沿って入子13の合わ
せ面Bに連設のガス流出通路14に極めてスムーズに流
出させることができる。
したがって、金型の耐久性向上を期すことができるとと
もに、原料注入時間が短くて済み成形サイクルの短縮化
を図り、かつ製品の品質向上を期すことができる。
しかも、背壁形成用空間部すの最奥端面12に損傷が生
じても入子13を取外して簡単に部分修理できるうえに
、修理不可能な場合でも入力13を新たに交換して済む
ことが多いであろうから、金型の保守管理上からも有利
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁気テープカートリッジの分解斜視図、第2図
はこの考案に係る金型の断面図、第3図はその要部拡大
断面図、第4図は第3図中の要部を更に拡大した断面図
、第5図は従来金型の要部断面図である。 1・・・・・・ハーフケース、2・・・・・・ハブ、3
・・・・・・磁気テープ、4・・・・・・上金型、5・
・・・・・支持枠、6・・・・・・下金型、7・・・・
・・中間金型、8・・・・・・支持枠、9・・・・・・
ハーフケースの前歯、10・・・・・・原料注入ゲート
、11・・・・・・ハーフケース背壁の蓋合わせ面、1
2・・・・・・最奥端面、13・・・・・・入子、14
・・・・・・ガス流出通路、A・・・・・・ハーフケー
ス形成空間、a・・・・・・前歯形成用空間、b・・・
・・・背壁形成用空間、B・・・・・・下金型と入子と
の合わせ面、PL・・・・・・金型分割面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上金型4と下金型6との間に形成されたハーフケース形
    成空間Aの最奥部を、ハーフケース1の背壁11の形成
    用空間部すとし、この背壁形成用空間部すの最奥端面1
    2が上金型4と下金型6との分割面PLになっている、
    磁気テープカートリッジのハーフケースの射出成形用金
    型において、下金型6に入子13を取外し自在に組付け
    、下金型6の上面6aと入子13の上面13aとで前記
    最奥端面12を構威し、下金型6と入子13との合わせ
    面Bにガス流出通路14を背壁形成用空間部すの深さ方
    向、つまり原料流入方向と平行に形成しであることを特
    徴とする、磁気テープカートリッジのハーフケースの射
    出成形用金型。
JP17556978U 1978-12-19 1978-12-19 磁気テ−プカ−トリツジのハ−フケ−スの射出成形用金型 Expired JPS5842106Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17556978U JPS5842106Y2 (ja) 1978-12-19 1978-12-19 磁気テ−プカ−トリツジのハ−フケ−スの射出成形用金型

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JP17556978U JPS5842106Y2 (ja) 1978-12-19 1978-12-19 磁気テ−プカ−トリツジのハ−フケ−スの射出成形用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5590427U JPS5590427U (ja) 1980-06-23
JPS5842106Y2 true JPS5842106Y2 (ja) 1983-09-22

Family

ID=29183258

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17556978U Expired JPS5842106Y2 (ja) 1978-12-19 1978-12-19 磁気テ−プカ−トリツジのハ−フケ−スの射出成形用金型

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JPS57152936A (en) * 1981-03-18 1982-09-21 Bridgestone Corp Manufacture of elastic endless band

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JPS5590427U (ja) 1980-06-23

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