JP3521572B2 - 情報記録媒体収納カセット - Google Patents

情報記録媒体収納カセット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体を収
納する一対のハーフの少なくとも一方に、記録及び/又
は再生装置への装着時の位置決め基準となるガイド溝を
設けた情報記録媒体収納カセットに関し、特に、ガイド
溝部分の肉厚が、これに連続する部分の肉厚よりも薄肉
とされるものであって、金型内において溶融材料を注入
するゲートがガイド溝よりも内側に一対形成されている
カセットハーフに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、上下に重ね合わせること
によって情報記録媒体収納カセットを構成するカセット
ハーフは、その材料としてABS樹脂やPOM(ポリア
セタール)等の熱可塑性樹脂が用いられていて、射出成
形機によって射出成形されている。
【0003】この射出成形の一般的な成形操作工程は、
次のからに述べる如くである。 型締め(金型を閉じる) 型締めは、冷却時間経過後に型が開くまで保持される。 ノズル前進 ノズルは、金型に押し付けられて樹脂漏れを防ぐ。 射出(充填、スクリュー前進) 加熱筒内で溶融された樹脂を、圧力をかけて金型内に射
出して成形する。 保圧(スクリュー前進) 樹脂の充填完了後、ゲートが固化するまでの間、適当な
圧力をかけて冷却による樹脂の収縮分を補い、成形品の
精度を得る。 冷却・可塑化 金型内の樹脂を、取り出し可能となるまで十分に冷却し
て固化する。 型開き(金型を開く) 冷却固化された成形品を取り出すために金型を開き、エ
ジュクタピンを突き出して成形品を取り出す。
【0004】このような射出成形工程を経て製造され
る、従来のカセット用ハーフの一例を図6及び図7に示
す。このカセット用ハーフ1は、ベータ方式のラージサ
イズ・カセットの下ハーフを示すものである。この下ハ
ーフ1は、V字形の切欠きが設けられた略長方形をなす
底面板1aと、この底面板1aの周囲を囲う正面板1
b、背面板1c及び左右の側面板1d,1dとからな
り、全体として上面に開口した箱型をなしている。
【0005】かかる下ハーフ1の内部には、図7に示す
ように、複数の隔壁1e,1eによって囲まれたリール
収納部2が2箇所に設けられている。これらリール収納
部2の中央には貫通穴3が設けられていて、各貫通穴3
の周囲には補強等の目的のために厚肉部3aが形成され
ている。そして、各厚肉部3aと隔壁1e、外壁である
正面板1b、背面板1c及び左右両側面板1dとの間に
は、底面板1aの補強をなすリブ4が放射状に設けられ
ている。
【0006】更に、底面板1aの各貫通穴3の外側であ
る側面板1d側には樹脂が注入された一対のゲート跡3
bが設けられていて、各ゲート跡3bは正面側に延びる
厚肉の湯道3cによって正面側に位置する段部3dと結
ばれている。従って、金型のゲートから注入された溶融
樹脂は、両側のゲート跡3bからキャビティ内に入って
八方へ広がり、底面板1aから周囲の正面板1b、背面
板1c、側面板1d及び隔壁1e等に隙間なく充填され
ることになる。
【0007】また、図6に示すように、底面板1aの背
面板1c側には左右方向に延びるガイド溝5が、一方の
側面板1dから他方の側面板1dまで貫通するように設
けられている。このガイド溝5は、本カセットテープが
記録再生装置に装着される時の位置決めの基準面となる
部分であり、その断面形状は図8に示す通りである。こ
の図8から明らかなように、ガイド溝5が位置決め時の
基準面となるため、その幅及び深さをある程度の大きさ
に確保する必要がある一方、内側のリール収納部2の収
納空間を確保するためにガイド溝5の周囲のみを内側に
突出させることができない。そのため、ガイド溝5のあ
る薄肉部6の肉厚tは、これに連続している部分の肉厚
Tよりも極端に薄くなっている。
【0008】尚、図7に示す7は、下ハーフ1を上ハー
フにねじ止めするためのネジ挿入穴であり、このネジ挿
入穴7は固定部に設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような形状を有する下ハーフ1において、成形サイク
ルの短縮(保圧及び冷却時間の短縮)を試みたところ、
肉厚tの薄肉部6より背面板1c側の部分の反りが、製
品スペックとなっている0.5mmより大きな値になっ
て現れるという課題が発生した。これは、樹脂の流れが
ガイド溝5によって遮られ、薄肉部6だけでは樹脂に付
加されている圧力が背面板1c側まで十分には伝わらな
いことによるものと考えられる。
【0010】この試験による反りの測定部位を示すもの
が図9であって、各測定部位における反りの大きさを示
すものが図10である。図9に示すように、反りの測定
部位を前後及び左右各3箇所の合計9箇所に設定してい
る。このうち、A線は左右の貫通穴3の中心を左右方向
に結んだ線、B線は中央後部のネジ挿入穴を左右方向
に延在させた線、C線は薄肉部6より背面板1c側の部
分を左右方向に延在させて線である。そして、これらA
線、B線及びC線において、それぞれ中央部及び左右両
側部の3箇所に測定点a1〜a3、b1〜b3及びc1
〜c3をそれぞれ設定している。
【0011】この試験は、従来の金型を用いて射出成形
を行うに際し、保圧・冷却時間を3秒短縮して27秒と
したものである。この試験結果を示す図10A〜Cから
明らかなように、基準線を0として下方への変位をプラ
ス、上方への変位をマイナスとすると、各測定点におけ
る反りの大きさは、A線においてa1点では+0.325m
m、a2点では−0.125 mm、a3点では+0.375 mm
であった。また、B線における反りの大きさは、b1点
では+0.225 mm、b2点では+0.075 mm、b3点で
は+0.325 mmであった。そして、C線における反りの
大きさは、c1点及びc3点では共に+0.1 〜0.2 mm
程度であったが、c2点では+0.55mmであった。
【0012】この試験結果によれば、射出成形時におけ
る樹脂の保圧・冷却時間を27秒にすると、薄肉部6よ
り背面板1c側のC線中央のc2点において、反りの大
きさが製品スペックの0.50mmを超えることになっ
てしまう。因みに、射出成形時の保圧・冷却時間を、従
来の30〜31秒とした場合には、図10Dに示すよう
に、中央のd点において、反りの大きさは+0.30mm程
度であって、製品規格を十分に満足するものであった。
【0013】このように成形サイクルの保圧・冷却時間
を短縮したところ、新たに反りの問題が生じたため、本
発明者は、成形条件のうち保圧を高めることによって反
りの改善を試みた。その結果、保圧の増加によってC線
上の反りは減少したが、これとは逆にA線及びB線上の
中央a2点及びb2点における盛り上がりが増加すると
共に、金型を開く力が増大して製品まわりにバリが発生
するという新たな課題が生ずることになった。
【0014】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、溶融材料の保圧を高めることな
く、ガイド溝部分より外側にも溶融材料が容易に行き渡
ることができるような構成とすることにより、その外側
の反りを改善して成形サイクルを短縮できるようにする
ことを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
な課題等を解決し、上記目的を達成するために、重ね合
わされる一対のハーフの少なくとも一方に、位置決めの
ための基準となるガイド溝を設け、金型内において材料
が注入されるゲートがガイド溝部分よりも内側に一対形
成されている情報記録媒体収納カセットにおいて、一対
のハーフの少なくとも一方には、リール駆動軸が挿入さ
れる貫通穴の厚肉部が形成され、少なくとも厚肉部から
前後方向及び/又は左右方向に延在される第1のリブが
1つ設けられると共に、一対のゲートにそれぞれ連続さ
れる湯道を設け、この湯道は、正面側に位置する段部と
結ばれている他、ガイド溝が設けられた底面板の補強の
ために設けられている第2のリブと結ばれることを特徴
としている。
【0016】本発明は、上述のように構成したことによ
り、溶融された成形材料の保圧を高めることなく、ガイ
ド溝部分より外側に溶融材料を容易に行き渡らせること
ができる。従って、その外側の反りを増加させることな
く、ハーフの成形サイクルの短縮化を図ることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1〜図5は本発明をテープカセット
に適用した一実施例を示すもので、図1は本発明のテー
プカセットを正面側斜め下方から見た状態の外観斜視
図、図2は本発明のテープカセットの下ハーフを示す平
面図、図3は図2のX−X線拡大断面図、図4は図2の
Y−Y線拡大断面図、図5は図2に示すテープカセット
のガイド溝部分の薄肉部より背面側部分の反りの状態を
示すグラフである。
【0018】図1において、テープカセット10は、適
当な剛性を有する熱可塑性樹脂、例えば、ABS樹脂や
POM(ポリアセタール)等によって形成されたカセッ
ト筐体11及びカセット蓋12と、カセット筐体11内
に収納された情報記録媒体の一具体例を示す磁気テープ
とから構成されている。カセット筐体11は、上下に重
ね合わされた上ハーフ13と下ハーフ14とからなり、
両ハーフ13,14の正面側に設けられたマウス部15
がカセット蓋12によって開閉可能に構成されている。
このカセット筐体11の内部には、一対のリール16,
16によって両端から巻き取られた磁気テープが収納さ
れていて、マウス部15を貫通する磁気テープの露出部
がカセット蓋12で覆われて保護されている。
【0019】このカセット筐体11の下ハーフ14は、
図1及び図2に示すように、長方形の正面側の長辺に略
V字形をなす切欠きを設けた底面板14aと、この底面
板14aの正面側に連続して立ち上がる正面板14b
と、底面板14aの背面側に連続して立ち上がる背面板
14cと、底面板14aの左右両側面側に連続して立ち
上がる左右側面板14d,14dとからなり、全体とし
て上面に開口した箱型をなしている。この下ハーフ14
の内部には円弧状に湾曲形成された複数の隔壁14e,
14eが設けられており、これにより、複数の隔壁14
eの内側にリール16を2個収納することができる瓢箪
形をしたリール収納部17が形成されている。
【0020】この下ハーフ14の底面板14aのリール
収納部17の中心部分には、収納されたリールを回転駆
動するためのリール駆動軸がそれぞれ挿入される2つの
貫通穴18が左右方向に所定間隔あけて設けられてい
る。これら貫通穴18の周囲は補強等の目的のために厚
肉部18aとして形成されていると共に、これら厚肉部
18aと正面板14b及び背面板14cとの間には、底
面板14aの強度を補強するために前後方向に延在され
第1のリブとしての縦リブ19aが設けられている。
また、隣合う厚肉部18a,18a間及び各厚肉部18
aと両側面の側面板14dとの間には左右方向に延在さ
れた第1のリブとしての横リブ19bが、並びに厚肉部
18aと各隔壁14eとの間には斜め方向に延在された
第1のリブとしての斜リブ19cが、それぞれ同様に底
面板14aの補強のために設けられている。
【0021】更に、図1〜図3に示すように、底面板1
4aの背面板14c側には左右方向に延びるガイド溝2
0が、一方の側面板14dから他方の側面板14dまで
貫通するように設けられている。このガイド溝20は、
本テープカセットが記録再生装置に装着される時の位置
決めの基準面となる部分であり、記録再生装置に設けら
れたガイドピンやガイド突起等のガイド部材が摺動可能
に挿入される。このガイド溝20のリール収納部17側
は、ある程度の肉厚を確保するために当該リール収納部
17側に肉盛りすることによって薄肉部21を設け、こ
の薄肉部21により補強されている。
【0022】また、底面板14aの各貫通穴18の側面
板14d側には溶融した成形材料が注入された一対のゲ
ート跡22が形成されている。これらのゲート跡22
は、内面側には突出するが外面側には凹んでおり、この
凹み内にゲート端を収納することにより、当該ゲート端
が外面から外へ突出するのを防止している。このゲート
跡22の内面側の突出部は、従来と同様の正面側に延び
る肉厚の湯道23によって正面側に位置する段部14f
と結ばれている他、背面側に延びて隔壁14e及び斜リ
ブ19cと結ばれる湯道としての第2のリブである厚肉
部24と、同じく背面側に延びて斜リブ19cを貫通し
た後薄肉部21と結ばれる湯道としての第2のリブであ
厚肉部25とが設けられている。
【0023】これら厚肉部24,25は、湯道23と比
べると、高さは略同一であるが、その幅は2倍以上の大
きさに設定されている。これら厚肉部24,25の幅
は、使用される合成樹脂の消費量や材料費、製品の重量
の関係等から、できるだけ狭くする方が好ましいが、あ
る程度の効果を得るためには、従来から用いられている
湯道23の2倍又はそれ以上の大きさに設定することは
必要なことである。そして、厚肉部24,25の幅を更
に広くすれば、より良い効果が得られることは勿論であ
る。
【0024】因みに、本実施例のベータ方式のラージサ
イズ・テープカセットの場合、図3に示すように、ガイ
ド溝20より外側にある背面板14c側の各部の寸法
は、底面板14aの厚さT=2.5mm、ガイド溝20
の幅b×深さh=4.0×2.0mm、薄肉部21の幅
G×肉厚t=7.5×1.3mmであった。また、図4
に示すように、厚肉部24,25の寸法は、幅L×高さ
H=4.0×3.3mmであった。
【0025】かかる厚肉部24,25としての湯道が付
加された下ハーフ14に対応した金型を製作し、その金
型を射出成形機に用いて射出成形で下ハーフ14を製造
するようにする。この場合、本実施例においては、射出
成形の一般的な成形操作工程のうち、保圧・冷却時間の
みを従来の30〜31秒から27秒に短縮し、他は全て
同じ条件とする。
【0026】このような条件下において、下ハーフの射
出成形を実行したところ、図5に示すような結果が得ら
れた。図5において、Eは、図2に示した2つの湯道の
うち、隔壁14eと連結された外側の厚肉部24のみを
設けたときのガイド溝20より背面側の部分(図9に示
した従来のC線部分)の反りの状態を示し、また、F
は、厚肉部24に加えて内側の厚肉部25をも設け、両
厚肉部24,25を湯道としたときのガイド溝20より
背面側の部分の反りの状態を示すものである。
【0027】図5のEによれば、変位量の最も大きな中
央部の反りは0.125mmであり、図10のDに示し
た従来の金型によって保圧・冷却時間を30〜31秒と
したときの反りの大きさ(0.300mm)を大きく改
善することができた。また、図5のFによれば、変位量
の最も大きな中央部の反りは0.10mmであり、従っ
て、より一層反りの改善を図ることができた。尚、図5
E,Fにおいて、30はロゴマーク部分の凹凸である。
【0028】尚、湯道としての厚肉部24,25の形
状、大きさ、その設定位置等は上記実施例に限定される
ものではなく、これらの湯道が製品上からアンダーカッ
トにならず、貫通穴18の厚肉部18aや放射状に設け
られたリブ19a〜19cと同じ高さ(3.3mm)で
あれば、どのような形状、大きさ、設定位置を定めるこ
ともできる。従って、一端がゲートに結ばれた厚肉部2
4,25の他端は、背面板14c側に繋がっていれば図
2の位置でなくてもよく、例えば、外壁の一具体例を示
す側面板14dに接続することもできる。
【0029】以上説明したが、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、例えば、上記実施例において
は、テープカセットの下ハーフ14に適用した例につい
て説明したが、情報記録媒体としてディスクを用いるデ
ィスクカセットのハーフに適用することができ、また、
上ハーフにガイド溝を設ける構造のカセットに適用する
こともできる。このように、本発明は、その趣旨を逸脱
しない範囲で種々変更できるものである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
重ね合わされる一対のハーフの少なくとも一方に、位置
決めのための基準となるガイド溝を設け、金型内におい
て材料が注入されるゲートがガイド溝部分よりも内側に
一対形成されている情報記録媒体収納カセットにおい
て、一対のハーフの少なくとも一方には、リール駆動軸
が挿入される貫通穴の厚肉部が形成され、少なくとも厚
肉部から前後方向及び/又は左右方向に延在される第1
のリブが1つ設けられると共に、一対のゲートにそれぞ
れ連続される湯道を設け、この湯道は、正面側に位置す
る段部と結ばれている他、ガイド溝が設けられた底面板
の補強のために設けられている第2のリブと結ばれる
成としたため、射出成形によって製造されるカセットハ
ーフの成形サイクルを短縮することができ、その外側の
反りを十分に小さくして製品スペック内に収めることが
できる。
【0031】従って、この種カセットの生産効率を向上
させることができ、平面精度が高くて廉価に製造できる
情報記録媒体収納カセットを提供することができるとい
う効果が得られる。しかも、現在使用されている金型に
も適用できるため、本発明を実施するための金型を新規
に製作する必要がなく、既存設備を維持しつつ生産性の
効率化を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すテープカセットを正面
側斜め下方から見た状態の外観斜視図である。
【図2】本発明のテープカセットの下ハーフを示す平面
図である。
【図3】図2に示す本発明の下ハーフのX−X線拡大断
面図である。
【図4】図2に示す本発明の下ハーフのY−Y線拡大断
面図である。
【図5】図2に示す本発明の下ハーフのガイド溝部分の
薄肉部より背面側部分の反りの状態を示すもので、Eは
一方の厚肉部を設けたときのグラフ、Fは両方の厚肉部
を設けたときのグラフである。
【図6】従来のテープカセットの下ハーフの底面図であ
る。
【図7】従来のテープカセットの下ハーフの平面図であ
る。
【図8】図7に示す従来のテープカセットの下ハーフの
Z−Z線拡大断面図である。
【図9】従来のテープカセットの下ハーフの反りの測定
部分を示す説明図である。
【図10】従来のテープカセットの下ハーフの図9に示
す測定部分の反りの状態をそれぞれ示すグラフである。
【符号の説明】
10 テープカセット(情報記録媒体収納カセット) 11 カセット筐体 14 下ハーフ 14a 底面板 14c 背面板 14d 側面板 14e 隔壁 17 リール収納部 18 貫通穴 18a 厚肉部 19a〜19c リブ 20 ガイド溝 21 薄肉部 22 ゲージ跡 23 湯道 24,25 厚肉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/087 502 B29C 45/26 G11B 23/113 510

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ね合わされる一対のハーフの少なくと
    も一方に、位置決めのための基準となるガイド溝を設
    け、金型内において材料が注入されるゲートが上記ガイ
    ド溝部分よりも内側に一対形成されている情報記録媒体
    収納カセットにおいて、上記一対のハーフの少なくとも一方には、リール駆動軸
    が挿入される貫通穴の厚肉部が形成され、少なくとも上
    記厚肉部から前後方向及び/又は左右方向に延在される
    第1のリブが1つ設けられると共に、 上記一対のゲートにそれぞれ連続される湯道を設け、上
    記湯道は、正面側に位置する段部と結ばれている他、上
    記ガイド溝が設けられた底面板の補強のために設けられ
    ている第2のリブと結ばれることを特徴とする情報記録
    媒体収納カセット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報記録媒体収納カセッ
    トにおいて、 上記湯道は、上記隔壁に結びつけたことを特徴とする情
    報記録媒体収納カセット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の情報記録媒体収納カセッ
    トにおいて、 上記湯道は、外壁と結ぶことを特徴とする情報記録媒体
    収納カセット。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の情報記録媒体収納カセッ
    トにおいて、 上記湯道は、上記ガイド溝部分の薄肉部と結ぶことを特
    徴とする情報記録媒体収納カセット。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の情報記録媒体収納カセッ
    トにおいて、 上記湯道は、上記貫通穴の厚肉部及び/又は上記第1の
    リブと略同じ高さであることを特徴とする情報記録媒体
    収納カセット。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の情報記録媒体収納カセッ
    トにおいて、 上記湯道は、上記ゲートと上記第1のリブ及び/又は外
    壁及び/又は上記ガイド溝部分の薄肉部とを結ぶことを
    特徴とする情報記録媒体収納カセット。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の情報記録媒体収納カセッ
    トにおいて、 上記湯道は、上記ゲートと上記第1のリブ及び/又は外
    壁及び/又は上記ガイド溝部分の薄肉部とを結ぶ複数本
    の厚肉部であることを特徴とする情報記録媒体収納カセ
    ット。
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