JPH0579488B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0579488B2 JPH0579488B2 JP60135167A JP13516785A JPH0579488B2 JP H0579488 B2 JPH0579488 B2 JP H0579488B2 JP 60135167 A JP60135167 A JP 60135167A JP 13516785 A JP13516785 A JP 13516785A JP H0579488 B2 JPH0579488 B2 JP H0579488B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- side plate
- cassette tape
- plate part
- core rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 32
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 32
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 27
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 27
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/2628—Moulds with mould parts forming holes in or through the moulded article, e.g. for bearing cages
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、略箱状のカセツトテープ上セース
に関する。
に関する。
従来、この種のカセツトテープ上ケースとして
は、たとえば、第4図に示すようなものが知られ
ている。このカセツトテープ上ケースAは、全体
が略箱状に形成されており、下板部1の両側部に
側板部2,2がそれぞれ設けられ、側板部2,2
の上に下板部1より奥行方向の寸法が大きい上板
部3が設けられ、これら下板部1、側板部2,2
および上板部3からなる空間の前側が前板部4に
よつて覆われた構成になつている。
は、たとえば、第4図に示すようなものが知られ
ている。このカセツトテープ上ケースAは、全体
が略箱状に形成されており、下板部1の両側部に
側板部2,2がそれぞれ設けられ、側板部2,2
の上に下板部1より奥行方向の寸法が大きい上板
部3が設けられ、これら下板部1、側板部2,2
および上板部3からなる空間の前側が前板部4に
よつて覆われた構成になつている。
なお、側板部2,2には、カセツトテープ下ケ
ースの突起(それぞれ図示せず)が回転自在に嵌
合する孔5,5が形成されており、側板部2,2
によつてカセツトテープ上ケースAが支持される
ようになつている。そこで、側板部2,2は、他
の板部より厚く形成されている。
ースの突起(それぞれ図示せず)が回転自在に嵌
合する孔5,5が形成されており、側板部2,2
によつてカセツトテープ上ケースAが支持される
ようになつている。そこで、側板部2,2は、他
の板部より厚く形成されている。
第6図は、上記構成のカセツトテープ上ケース
Aを射出成形する金型6を示すものであつて、こ
の図に示す金型6は、ダイプレート7に固定され
た下型8と、この下型8に突き合わせられる上下
動可能な上型9と、下型8と上型9との突き合わ
せ面間に形成される空間内に一部が位置し、箱状
をなすカセツトテープ上ケースAの内部空間を形
成するための中子型10と、前記側板部2,2の
孔5,5を形成するためのコアロツド11とを主
な構成とするものであり、下型8、上型9、中子
型10およびコアロツド11とによつて形成され
るキヤビテイ12内に溶融樹脂が注入されて上記
カセツトテープ上ケースAを成形するようになつ
ている。
Aを射出成形する金型6を示すものであつて、こ
の図に示す金型6は、ダイプレート7に固定され
た下型8と、この下型8に突き合わせられる上下
動可能な上型9と、下型8と上型9との突き合わ
せ面間に形成される空間内に一部が位置し、箱状
をなすカセツトテープ上ケースAの内部空間を形
成するための中子型10と、前記側板部2,2の
孔5,5を形成するためのコアロツド11とを主
な構成とするものであり、下型8、上型9、中子
型10およびコアロツド11とによつて形成され
るキヤビテイ12内に溶融樹脂が注入されて上記
カセツトテープ上ケースAを成形するようになつ
ている。
ところで、上記金型6においては、溶融樹脂を
キヤビテイ12内に射出する射出口が、第4図に
示すように、カセツトテープ上ケースAの側面部
の特定部分R、S、Tのいずれかの部分に対応す
る下型8の内面に形成されており、溶融樹脂が中
子型10の側面に対して垂直に射出されるように
なつている。そのため、中子型10に溶融樹脂が
直接衝突して押し出され、中子型10の摺動部の
損耗が著しくなるという問題があつた。また、キ
ヤビテイ12内に射出された溶融樹脂が、一度中
子型10の側面に当つてからキヤビテイ12内に
流れるため、カセツトテープ上ケースAの射出口
に対応する部分を中心として外観上有害な模様が
発生し、不良品が発生するという問題があつた。
キヤビテイ12内に射出する射出口が、第4図に
示すように、カセツトテープ上ケースAの側面部
の特定部分R、S、Tのいずれかの部分に対応す
る下型8の内面に形成されており、溶融樹脂が中
子型10の側面に対して垂直に射出されるように
なつている。そのため、中子型10に溶融樹脂が
直接衝突して押し出され、中子型10の摺動部の
損耗が著しくなるという問題があつた。また、キ
ヤビテイ12内に射出された溶融樹脂が、一度中
子型10の側面に当つてからキヤビテイ12内に
流れるため、カセツトテープ上ケースAの射出口
に対応する部分を中心として外観上有害な模様が
発生し、不良品が発生するという問題があつた。
そこで本発明者は、上記のような問題を解決す
るために、第5図に示すように、射出口13を、
カセツトテープ上ケースAの側板部2の上側面2
aに対応する金型6の内面に形成することを考え
た。このようにすれば、溶融樹脂が中子型10に
直接衝突して押し出されることがない。したがつ
て、中子型10に過負荷がかかることがなく、そ
の摺動部の損耗を軽減することができる。また、
カセツトテープ上ケースAの射出口13に対応す
る部分に外観上有害な模様が発生することなく、
良品質の製品を安定して供給することができる。
なお、図中二点鎖線は、金型6に形成された孔を
示す。
るために、第5図に示すように、射出口13を、
カセツトテープ上ケースAの側板部2の上側面2
aに対応する金型6の内面に形成することを考え
た。このようにすれば、溶融樹脂が中子型10に
直接衝突して押し出されることがない。したがつ
て、中子型10に過負荷がかかることがなく、そ
の摺動部の損耗を軽減することができる。また、
カセツトテープ上ケースAの射出口13に対応す
る部分に外観上有害な模様が発生することなく、
良品質の製品を安定して供給することができる。
なお、図中二点鎖線は、金型6に形成された孔を
示す。
ところが、上記のように、側板部の上側面に射
出口を設けた場合には、第5図に示すように、製
品の射出口の近傍部にジエツテイング14が発生
し、製品の外観が悪化するという問題があつた。
出口を設けた場合には、第5図に示すように、製
品の射出口の近傍部にジエツテイング14が発生
し、製品の外観が悪化するという問題があつた。
この発明は、上記のような問題を解決するため
になされたもので、金型等の損耗がすくなくて済
むのはもちろんのこと、ジエツテイング等の有害
な模様が発生することのない良品質のカセツトテ
ープ上ケースを供給することを目的とするもので
ある。
になされたもので、金型等の損耗がすくなくて済
むのはもちろんのこと、ジエツテイング等の有害
な模様が発生することのない良品質のカセツトテ
ープ上ケースを供給することを目的とするもので
ある。
上記目的を達成するために、本発明は、下板部
の両側部に側板部がそれぞれ設けられ、これら側
板部の上に下板部より奥行方向の寸法が大きい上
板部が設けられ、かつこれら下板部、両側板部お
よび上板部からなる空間の前側が前板部によつて
覆われた略箱状の樹脂製のカセツトテープ上ケー
スにおいて、 上記両側板部に、それぞれ、カセツトテープ下
ケースの突起が回転自在に嵌合する孔が、型開閉
方向に直交する方向に移動するコアロツドによつ
て形成され、上記側板部の上側面に射出口跡が上
記側板部の孔に対向して形成され、かつこの射出
口跡と孔との間の側板部に凹部が、上記コアロツ
ドと同一方向に移動するピンによつて形成された
ものである。
の両側部に側板部がそれぞれ設けられ、これら側
板部の上に下板部より奥行方向の寸法が大きい上
板部が設けられ、かつこれら下板部、両側板部お
よび上板部からなる空間の前側が前板部によつて
覆われた略箱状の樹脂製のカセツトテープ上ケー
スにおいて、 上記両側板部に、それぞれ、カセツトテープ下
ケースの突起が回転自在に嵌合する孔が、型開閉
方向に直交する方向に移動するコアロツドによつ
て形成され、上記側板部の上側面に射出口跡が上
記側板部の孔に対向して形成され、かつこの射出
口跡と孔との間の側板部に凹部が、上記コアロツ
ドと同一方向に移動するピンによつて形成された
ものである。
本発明のカセツトテープ上ケースにあつては、
側板部の孔に対向した状態で側板部の上側面に形
成される射出口跡に対応して金型に形成された射
出口から溶融樹脂を射出することによつて、該溶
融樹脂が肉厚の側板部を流通する際、上記側板部
の凹部に対応する金型のピン及び上記側板部の孔
に対応する金型のコアロツドによつて溶融樹脂が
撹拌され、それによつて、ジエツテイングの発生
が防止されるのはもちろんのこと、寸法が大きく
かつ肉薄の上板部に、より迅速にかつ円滑にかつ
優先的に溶融樹脂が誘導され供給されることによ
つて、上板部、両側板部、下板部、及び前板部の
各部に均一にかつ満遍なく溶融樹脂がいきわた
り、均質で品質の良好な製品が確実に成形される
上に、金型に損傷を与えることが少ないと共に、
キヤビテイ内の製品が冷却固化した後の型開工程
において、上記金型のコアロツドおよびピンを、
型開閉方向に直交する方向であつて同一方向に移
動することにより、コアロツドおよびピンが容易
に引き抜かれ、側板部の孔及び凹部が円滑に形成
される一方、コアロツドを中子型に突き合わせれ
ば、ピンの位置決めが容易に行え、金型製作が簡
単で、しかも直接、樹脂がコアロツドに衝突しな
いため、コアロツドに損傷が加わることがなく、
ピンと中子型との間に適当なすきまが形成されて
いることにより、直接、ピンに加わる樹脂圧力が
軽減される。
側板部の孔に対向した状態で側板部の上側面に形
成される射出口跡に対応して金型に形成された射
出口から溶融樹脂を射出することによつて、該溶
融樹脂が肉厚の側板部を流通する際、上記側板部
の凹部に対応する金型のピン及び上記側板部の孔
に対応する金型のコアロツドによつて溶融樹脂が
撹拌され、それによつて、ジエツテイングの発生
が防止されるのはもちろんのこと、寸法が大きく
かつ肉薄の上板部に、より迅速にかつ円滑にかつ
優先的に溶融樹脂が誘導され供給されることによ
つて、上板部、両側板部、下板部、及び前板部の
各部に均一にかつ満遍なく溶融樹脂がいきわた
り、均質で品質の良好な製品が確実に成形される
上に、金型に損傷を与えることが少ないと共に、
キヤビテイ内の製品が冷却固化した後の型開工程
において、上記金型のコアロツドおよびピンを、
型開閉方向に直交する方向であつて同一方向に移
動することにより、コアロツドおよびピンが容易
に引き抜かれ、側板部の孔及び凹部が円滑に形成
される一方、コアロツドを中子型に突き合わせれ
ば、ピンの位置決めが容易に行え、金型製作が簡
単で、しかも直接、樹脂がコアロツドに衝突しな
いため、コアロツドに損傷が加わることがなく、
ピンと中子型との間に適当なすきまが形成されて
いることにより、直接、ピンに加わる樹脂圧力が
軽減される。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示す
図である。
図である。
第1図において符号Bは、この発明によるカセ
ツトテープ上ケースである。このカセツトテープ
上ケースBは、側板部2の上側面2aから溶融樹
脂が射出充填されて成形されたもので、上側面2
aであつて孔5の上方部が金型の射出口に対応す
る部分(射出口跡)15となつている。また、側
板部2の射出口に対応する部分(射出口跡)15
の近傍であつてその下方には、凹部16が形成さ
れている。なお、その他の構成は上記従来のもの
と同一であるので、同一構成要素には同一の符号
を付し、その説明を省略する。
ツトテープ上ケースである。このカセツトテープ
上ケースBは、側板部2の上側面2aから溶融樹
脂が射出充填されて成形されたもので、上側面2
aであつて孔5の上方部が金型の射出口に対応す
る部分(射出口跡)15となつている。また、側
板部2の射出口に対応する部分(射出口跡)15
の近傍であつてその下方には、凹部16が形成さ
れている。なお、その他の構成は上記従来のもの
と同一であるので、同一構成要素には同一の符号
を付し、その説明を省略する。
第3図は上記構成のカセツトテープ上ケースB
を射出成形する金型17を示すものである。この
図に示す金型17は、コアロツド11の上方に先
端部がキヤビテイ12内に突出するピン18を配
置し、ピン18の先端部に鉛直上方の上型9内面
に射出口19を形成したものであり、溶融樹脂を
射出口19から射出したときに、溶融樹脂がピン
18の先端部に当つてからキヤビテイ12内を流
れ、充填されるようになつている。なお、ピン1
8は、溶融樹脂が冷却固化して後にコアロツド1
1とともに図中矢印P方向に移動せしめられ、カ
セツトテープ上ケースBを金型6内から取り出せ
るようになつている。その他の構成要素は従来の
ものと同一である。
を射出成形する金型17を示すものである。この
図に示す金型17は、コアロツド11の上方に先
端部がキヤビテイ12内に突出するピン18を配
置し、ピン18の先端部に鉛直上方の上型9内面
に射出口19を形成したものであり、溶融樹脂を
射出口19から射出したときに、溶融樹脂がピン
18の先端部に当つてからキヤビテイ12内を流
れ、充填されるようになつている。なお、ピン1
8は、溶融樹脂が冷却固化して後にコアロツド1
1とともに図中矢印P方向に移動せしめられ、カ
セツトテープ上ケースBを金型6内から取り出せ
るようになつている。その他の構成要素は従来の
ものと同一である。
上記構成の金型17によつて成形されるカセツ
トテープ上ケースBにおいては、射出口に対応す
る部分(射出口跡)15の近傍に凹部16を形成
しているので、キヤビテイ12内に溶融樹脂を射
出充填する際して、射出口19から射出された溶
融樹脂が上記凹部16を形成するピン18の先端
部によつて攪拌されることにより、ジエツテイン
グ等の有害な模様が発生することがなく、しかも
寸法の大きくかつ肉薄の上板部に、より迅速にか
つ円滑にかつ優先的に溶融樹脂が誘導され供給さ
れることによつて、上板部、両側板部、下板部、
及び前板部の各部に均一にかつ満遍なく溶融樹脂
がいきわたり、均質で品質の良好な製品を確実に
製造することができる。
トテープ上ケースBにおいては、射出口に対応す
る部分(射出口跡)15の近傍に凹部16を形成
しているので、キヤビテイ12内に溶融樹脂を射
出充填する際して、射出口19から射出された溶
融樹脂が上記凹部16を形成するピン18の先端
部によつて攪拌されることにより、ジエツテイン
グ等の有害な模様が発生することがなく、しかも
寸法の大きくかつ肉薄の上板部に、より迅速にか
つ円滑にかつ優先的に溶融樹脂が誘導され供給さ
れることによつて、上板部、両側板部、下板部、
及び前板部の各部に均一にかつ満遍なく溶融樹脂
がいきわたり、均質で品質の良好な製品を確実に
製造することができる。
以上説明したように、本発明は、下板部の両側
部に側板部がそれぞれ設けられ、これら側板部の
上に下板部より奥行方向の寸法が大きい上板部が
設けられ、かつこれら下板部、両側板部および上
板部からなる空間の前側が前板部によつて覆われ
た略箱状の樹脂製のカセツトテープ上ケースにお
いて、 上記両側板部に、それぞれ、カセツトテープ下
ケースの突起が回転自在に嵌合する孔が、型開閉
方向に直交する方向に移動するコアロツドによつ
て形成され、上記側板部の上側面に射出口跡が上
記側板部の孔に対向して形成され、かつこの射出
口跡と孔との間の側板部に凹部が、上記コアロツ
ドと同一方向に移動するピンによつて形成された
ものであるから、側板部の孔に対向した状態で側
板部の上側面に形成される射出口跡に対応して金
型に形成された射出口から溶融樹脂を射出するこ
とによつて、該溶融樹脂が肉厚の側板部を流通す
る際、上記側板部の凹部に対応する金型のピン及
び上記側板部の孔に対応する金型のコアロツドに
よつて溶融樹脂が攪拌され、それによつて、ジエ
ツテイングの発生が防止されるのはもちろんのこ
と、寸法が大きくかつ肉薄の上板部に、より迅速
にかつ円滑にかつ優先的に溶融樹脂が誘導され供
給されることによつて、上板部、両側板部、下板
部、及び前板部の各部に均一にかつ満遍なく溶融
樹脂がいきわたり、均質で品質の良好な製品を確
実に成形することができる上に、金型に損傷を与
えることを抑制することができると共に、キヤビ
テイ内の製品が冷却固化した後の型開工程におい
て、上記金型のコアロツドおよびピンを、型開閉
方向に直交する方向であつて同一方向に移動する
ことにより、コアロツドおよびピンが容易に引き
抜くことができ、側板部の孔及び凹部を円滑に形
成することができる一方、コアロツドを中子型に
突き合わせれば、ピンの位置決めが容易に行え、
金型製作が簡単で、しかも直接、樹脂がコアロツ
ドに衝突しないため、コアロツドに損傷が加わる
ことがなく、ピンと中子型との間に適当なすきま
が形成されていることにより、直接、ピンに加わ
る樹脂圧力を軽減することができる。
部に側板部がそれぞれ設けられ、これら側板部の
上に下板部より奥行方向の寸法が大きい上板部が
設けられ、かつこれら下板部、両側板部および上
板部からなる空間の前側が前板部によつて覆われ
た略箱状の樹脂製のカセツトテープ上ケースにお
いて、 上記両側板部に、それぞれ、カセツトテープ下
ケースの突起が回転自在に嵌合する孔が、型開閉
方向に直交する方向に移動するコアロツドによつ
て形成され、上記側板部の上側面に射出口跡が上
記側板部の孔に対向して形成され、かつこの射出
口跡と孔との間の側板部に凹部が、上記コアロツ
ドと同一方向に移動するピンによつて形成された
ものであるから、側板部の孔に対向した状態で側
板部の上側面に形成される射出口跡に対応して金
型に形成された射出口から溶融樹脂を射出するこ
とによつて、該溶融樹脂が肉厚の側板部を流通す
る際、上記側板部の凹部に対応する金型のピン及
び上記側板部の孔に対応する金型のコアロツドに
よつて溶融樹脂が攪拌され、それによつて、ジエ
ツテイングの発生が防止されるのはもちろんのこ
と、寸法が大きくかつ肉薄の上板部に、より迅速
にかつ円滑にかつ優先的に溶融樹脂が誘導され供
給されることによつて、上板部、両側板部、下板
部、及び前板部の各部に均一にかつ満遍なく溶融
樹脂がいきわたり、均質で品質の良好な製品を確
実に成形することができる上に、金型に損傷を与
えることを抑制することができると共に、キヤビ
テイ内の製品が冷却固化した後の型開工程におい
て、上記金型のコアロツドおよびピンを、型開閉
方向に直交する方向であつて同一方向に移動する
ことにより、コアロツドおよびピンが容易に引き
抜くことができ、側板部の孔及び凹部を円滑に形
成することができる一方、コアロツドを中子型に
突き合わせれば、ピンの位置決めが容易に行え、
金型製作が簡単で、しかも直接、樹脂がコアロツ
ドに衝突しないため、コアロツドに損傷が加わる
ことがなく、ピンと中子型との間に適当なすきま
が形成されていることにより、直接、ピンに加わ
る樹脂圧力を軽減することができる。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示す
図であつて、第1図はカセツトテープ上ケースを
示す斜視図、第2図は凹部の詳細を示す断面図、
第3図は金型を示す断面図、第4図および第5図
は従来のカセツトテープ上ケースの一例を示す図
であつて第4図はその斜視図、第5図はジエツテ
イングが発生した状態を示す断面図、第6図は従
来の金型を示す断面図である。 B……カセツトテープ上ケース、1……下板
部、2……側板部、2a……上側面、3……上板
部、4……前板部、5……孔、11……コアロツ
ド、15……射出口に対応する部分(射出口跡)、
16……凹部、18……ピン。
図であつて、第1図はカセツトテープ上ケースを
示す斜視図、第2図は凹部の詳細を示す断面図、
第3図は金型を示す断面図、第4図および第5図
は従来のカセツトテープ上ケースの一例を示す図
であつて第4図はその斜視図、第5図はジエツテ
イングが発生した状態を示す断面図、第6図は従
来の金型を示す断面図である。 B……カセツトテープ上ケース、1……下板
部、2……側板部、2a……上側面、3……上板
部、4……前板部、5……孔、11……コアロツ
ド、15……射出口に対応する部分(射出口跡)、
16……凹部、18……ピン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下板部の両側部に側板部がそれぞれ設けら
れ、これら側板部の上に下板部より奥行方向の寸
法が大きい上板部が設けられ、かつこれら下板
部、両側板部および上板部からなる空間の前側が
前板部によつて覆われた略箱状の樹脂製のカセツ
トテープ上ケースにおいて、 上記両側板部に、それぞれ、カセツトテープ下
ケースの突起が回転自在に嵌合する孔が、型開閉
方向に直交する方向に移動するコアロツドによつ
て形成され、上記側板部の上側面に射出口跡が上
記側板部の孔に対向して形成され、かつこの射出
口跡と孔との間の側板部に凹部が、上記コアロツ
ドと同一方向に移動するピンによつて形成された
ことを特徴とするカセツトテープ上ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13516785A JPS61291113A (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 | 射出成形製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13516785A JPS61291113A (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 | 射出成形製品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61291113A JPS61291113A (ja) | 1986-12-20 |
JPH0579488B2 true JPH0579488B2 (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=15145396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13516785A Granted JPS61291113A (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 | 射出成形製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61291113A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0241915U (ja) * | 1988-09-17 | 1990-03-22 | ||
JPH0729337B2 (ja) * | 1990-01-31 | 1995-04-05 | 豊田合成株式会社 | 射出成形方法 |
JPH0773860B2 (ja) * | 1990-05-10 | 1995-08-09 | 修 浜田 | 成形金型装置 |
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JPS5860421U (ja) * | 1981-10-21 | 1983-04-23 | カルソニックカンセイ株式会社 | 射出成形用金型 |
JPS59187425U (ja) * | 1983-05-30 | 1984-12-12 | トヨタ自動車株式会社 | 射出成形金型 |
-
1985
- 1985-06-20 JP JP13516785A patent/JPS61291113A/ja active Granted
Also Published As
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