JP2859494B2 - 複数材射出成形機 - Google Patents

複数材射出成形機

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JP2859494B2
JP2859494B2 JP4220070A JP22007092A JP2859494B2 JP 2859494 B2 JP2859494 B2 JP 2859494B2 JP 4220070 A JP4220070 A JP 4220070A JP 22007092 A JP22007092 A JP 22007092A JP 2859494 B2 JP2859494 B2 JP 2859494B2
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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SUMITOMO JUKIKAI PURASUCHITSUKU MASHINARII KK
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1615The materials being injected at different moulding stations

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数材射出成形機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、少なくとも2個以上の加熱シリン
ダを有し、複数材(例えば2材)又は複数色(例えば2
色)の樹脂で成形を行う射出成形機(以下、「複数材射
出成形機」という。)においては、前記加熱シリンダを
固定プラテン側に配設したり、金型の上面又は側面に配
設したりして溶融した樹脂を射出するようになってい
る。
【0003】前記加熱シリンダを金型の上面又は側面に
配設して樹脂を射出するようにした複数材射出成形機に
おいては、成形品の取出機を操作するのが困難であった
り、コストが高くなったりするだけでなく、特に金型の
側面に配設するものにおいては、複数材射出成形機の幅
が広くなって占有スペースが大きくなってしまう。そこ
で、通常は、加熱シリンダを固定プラテン側に配設する
ようになっている。この場合、複数材射出成形機は、金
型を反転させる反転タイプのもの、コアの一部を後退さ
せるコアバックタイプのもの、及び一つの金型をスライ
ドさせるスライドタイプのものがある。
【0004】図2は従来の反転タイプの複数材射出成形
機における第1工程図、図3は従来の反転タイプの複数
材射出成形機における第2工程図、図4は従来の反転タ
イプの複数材射出成形機における第3工程図、図5は従
来の反転タイプの複数材射出成形機における第4工程図
である。図2において、11は固定プラテン、12は該
固定プラテン11に対向して配設され、図示しない型開
閉装置によって進退させられる可動プラテン、13は前
記固定プラテン11に取り付けられた固定金型、14は
該固定金型13に対向して配設され、反転装置15を介
して可動プラテン12に取り付けられた可動金型であ
る。
【0005】18は1材目の樹脂を溶融する第1加熱シ
リンダ、19は2材目の樹脂を溶融する第2加熱シリン
ダである。前記1材目の樹脂と2材目の樹脂は、互いに
種類又は色が異ならせてあり、それぞれ第1射出ノズル
20及び第2射出ノズル21から射出され、前記固定金
型13と可動金型14によって形成されるキャビティ内
に充填(じゅうてん)される。
【0006】この場合、第1加熱シリンダ18側におい
ては、第1射出ノズル20から射出された1材目の樹脂
がキャビティ内に充填され、第1成形品部25を成形す
る。一方、第2加熱シリンダ19側においては、第2射
出ノズル21から射出された2材目の樹脂がキャビティ
内に充填され、前のショットで成形された第1成形品部
25の表面に第2成形品部26を成形する。
【0007】続いて、図3に示すように型開きが行わ
れ、第1加熱シリンダ18側においては、第1成形品部
25のスプルー・ランナ部28が除去される。一方、第
2加熱シリンダ19側においては、第1成形品部25及
び第2成形品部26から成る成形品27が突き出され
る。次に、図4に示すように可動金型14が反転装置1
5によって反転させられ、第1成形品部25が第1加熱
シリンダ18側から第2加熱シリンダ19側に移動す
る。
【0008】そして、図5に示すように型閉じ及び型締
めが行われ、第1加熱シリンダ18側においては、第1
射出ノズル20から射出された1材目の樹脂がキャビテ
ィ内に充填され、第1成形品部25を成形する。一方、
第2加熱シリンダ19側においては、第2射出ノズル2
1から射出された2材目の樹脂がキャビティ内に充填さ
れ、前のショットで成形された第1成形品部25の表面
に第2成形品部26を成形する。
【0009】前記第2加熱シリンダ19側のスプルーブ
ッシュは、第1成形品部25のスプルー・ランナ部28
に対応する位置に配設されているが、スプルー・ランナ
部28はこの時点で第1成形品部25から除去されてい
るため、邪魔にならない。図6は従来のスライドタイプ
の複数材射出成形機における第1工程図、図7は従来の
スライドタイプの複数材射出成形機における第2工程
図、図8は従来のスライドタイプの複数材射出成形機に
おける第3工程図、図9は従来のスライドタイプの複数
材射出成形機における第4工程図である。
【0010】図6において、31は固定プラテン、32
は該固定プラテン31に対向して配設され、図示しない
型開閉装置によって進退させられる可動プラテン、33
は前記固定プラテン31に取り付けられた固定金型、3
4は該固定金型33に対向して配設され、可動プラテン
32に取り付けられた可動金型、35は該可動金型34
をスライドさせる可動金型スライド装置である。
【0011】38は1材目の樹脂を溶融する第1加熱シ
リンダ、39は2材目の樹脂を溶融する第2加熱シリン
ダである。前記1材目の樹脂と2材目の樹脂は、互いに
種類又は色が異ならせてあり、それぞれ第1射出ノズル
40及び第2射出ノズル41から射出され、前記固定金
型33と可動金型34によって形成されるキャビティ内
に充填される。
【0012】この場合、第1加熱シリンダ38側におい
て、第1射出ノズル40から射出された1材目の樹脂が
キャビティ内に充填され、第1成形品部45を成形す
る。続いて、型開きが行われ、図7に示すように可動金
型スライド装置35によって可動金型34が第2加熱シ
リンダ39側にスライドさせられる。この時、第1成形
品部45のスプルー・ランナ部48はそのまま第1加熱
シリンダ38側に残される。
【0013】次に、図8に示すように型閉じ及び型締め
が行われ、第2射出ノズル41から射出された2材目の
樹脂がキャビティ内に充填され、前のショットで成形さ
れた第1成形品部45の表面に第2成形品部46を成形
する。そして、図9に示すように型開きが行われ、成形
品47が可動金型34から突き出されるとともに、スプ
ルー・ランナ部48が固定金型33から突き出される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の複数材射出成形機においては、反転タイプの複数材
射出成形機の場合、前記第1成形品部25を成形した後
にスプルー・ランナ部28を除去する必要があり、作業
が煩わしく射出成形サイクルが長くなってしまう。
【0015】また、スライドタイプの複数材射出成形機
の場合、スプルー・ランナ部48が固定金型33に形成
されるため、両射出ノズル40,41を避けてキャビテ
ィを形成しなければならず、さらに固定金型33側に突
出し部を設ける必要があるためにランナが長くなり、樹
脂がランナ内で固化しながらキャビティ内に充填される
ことがある。
【0016】そこで、第2加熱シリンダ19,39側の
スプルーを第1加熱シリンダ18,38側より太くし
て、前記第1成形品部25,45のスプルー・ランナ部
28,48と第2加熱シリンダ19,39側のスプルー
間に環状空間を形成し、該環状空間を介して樹脂を供給
するようにしたものが提供されている。図10は従来の
複数材射出成形機におけるスプルーの斜視図である。
【0017】図において、51は1材目の樹脂のスプル
ー、52は1材目の樹脂のランナ、53は2材目の樹脂
のスプルー、54は2材目の樹脂のランナである。前記
2材目の樹脂のスプルー53は1材目の樹脂のスプルー
51より太く形成されるため、第1成形品部25,45
(図3,図9)のスプルー・ランナ部28,48の周囲
に2材目の樹脂のための樹脂流路が形成される。
【0018】したがって、第2成形品部26,46を成
形する際にスプルー・ランナ部28,48が邪魔になる
ことがない。ところが、この場合、スプルー53が太く
なるため、1材目の樹脂の熱伝導率が悪い場合には冷却
時間が長くなってしまう。本発明は、前記従来の複数材
射出成形機の問題点を解決して、第1成形品部を成形し
て型開きを行った後に、スプルー・ランナ部を除去する
ことなく第2成形品部を成形することができ、固定金型
側に突出し部を設ける必要がなく、冷却時間が長くなる
ことのない複数材射出成形機を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の複
数材射出成形機においては、並列に配設された複数個の
加熱シリンダと、固定プラテンと、該固定プラテンに対
向して配設された可動プラテンが設けられる。前記固定
プラテンには固定金型が取り付けられていて、該固定金
型の前記加熱シリンダに対応する位置にスプルーが設け
られる。また、前記可動プラテンには可動金型が移動自
在に配設され、可動金型スライド装置が該可動金型を前
記各加熱シリンダによる成形位置にスライドさせる。
【0020】そして、各成形位置において前記可動金型
を位置決めするための位置決め手段が設けられ、可動金
型上のそれぞれ異なる位置に前記各スプルーを対応させ
る。また、前記固定金型は、他の成形位置において形成
されたスプルー・ランナ部を収容するための捨て穴を備
える。
【0021】
【作用】本発明によれば、前記のように複数材射出成形
機には複数個の加熱シリンダが並列に配設され、各加熱
シリンダによって複数材又は複数色の樹脂で成形が行わ
れる。固定プラテンと、該固定プラテンに対向して配設
された可動プラテンが設けられ、型開閉装置によって型
閉じ、型締め及び型開きが行われる。
【0022】前記固定プラテンには固定金型が取り付け
られていて、該固定金型の前記加熱シリンダに対応する
位置にスプルーが設けられる。また、前記可動プラテン
には可動金型が移動自在に配設され、可動金型スライド
装置が該可動金型を前記各加熱シリンダによる成形位置
にスライドさせる。したがって、可動金型スライド装置
が可動金型を各成形位置にスライドさせ、各成形位置に
対応する加熱シリンダから樹脂を射出して各樹脂ごとの
成形を行う。
【0023】そして、各成形位置において前記可動金型
を位置決めするための位置決め手段が設けられ、可動金
型上のそれぞれ異なる位置に前記各スプルーを対応させ
るようになっている。したがって、各成形位置において
成形を行うたびにスプルー・ランナ部がそれぞれ異なる
位置に形成されることになる。また、前記固定金型は、
他の成形位置において形成されたスプルー・ランナ部を
収容するための捨て穴を備える。各成形位置において成
形を行うたびに形成されたスプルー・ランナ部がいずれ
も前記捨て穴に収容されるため、各ショットの邪魔にな
らない。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示す複
数材射出成形機の部分平面図、図11は本発明の実施例
を示す複数材射出成形機における可動金型と射出ノズル
の位置関係図、である。
【0025】図1において、61は固定プラテン、62
は該固定プラテン61に対向して配設され、図示しない
型開閉装置によって進退させられる可動プラテン、63
は前記固定プラテン61に取り付けられた固定金型、6
4は該固定金型63に対向して配設され、可動金型スラ
イド装置65を介して可動プラテン62に取り付けられ
た可動金型である。この場合、該可動金型64は1材目
の樹脂の成形が終了し、2材目の樹脂の成形が開始され
る前の位置に置かれている。前記可動金型スライド装置
65は、可動金型64を左右にスライドさせるロッドレ
スシリンダ81、及び可動プラテン62を案内するスラ
イドガイド82から成る。
【0026】68は1材目の樹脂を溶融する第1加熱シ
リンダ、69は2材目の樹脂を溶融する第2加熱シリン
ダである。前記1材目の樹脂と2材目の樹脂は、互いに
種類又は色が異ならせてあり、それぞれ第1射出ノズル
70及び第2射出ノズル71から射出され、前記固定金
型63と可動金型64によって形成されるキャビティ内
に充填される。
【0027】この場合、第1加熱シリンダ68側におい
て、第1射出ノズル70から射出された1材目の樹脂が
キャビティ内に充填され、第1成形品部を成形する。続
いて、型開きが行われ、可動金型64が可動金型スライ
ド装置65によって第2加熱シリンダ69側にスライド
させられる。この時、第1成形品部のスプルー・ランナ
部78はそのまま可動金型64と共に第2加熱シリンダ
69側に移動する。
【0028】次に、型閉じ及び型締めが行われ、この
時、前記スプルー・ランナ部78は固定金型63に形成
された捨て穴79に収容される。そして、第2射出ノズ
ル71から射出された2材目の樹脂がキャビティ内に充
填され、前記第1成形品部の表面に第2成形品部を成形
する。ここで、前記第1加熱シリンダ68及び第2加熱
シリンダ69は並行に配設され、そのピッチL1 は可動
金型64のスライド量と同じ値に設定される。そして、
該可動金型64は、スライドガイド82に案内され、ロ
ッドレスシリンダ81に吊(つ)り下げられて移動す
る。この場合、可動金型64のスライドは射出成形機フ
レームの左右端に取り付けられたストッパ83によって
規制される。
【0029】そして、前記可動金型64の両端の前記ス
トッパ83に対向する位置には、可動金型64を位置決
めするための位置決め手段として調整ストッパ84が取
り付けられていて、可動金型64が左右にスライドする
のに伴い前記ストッパ83と接離するようになってい
る。この場合、該調整ストッパ84は厚みをL2 に設定
してある。
【0030】したがって、前記可動金型64をスライド
させて調整ストッパ84を第1加熱シリンダ68側のス
トッパ83に接触させた時、可動金型64の中心が第1
加熱シリンダ68の中心の点Aより第2加熱シリンダ6
9側に距離L2 だけずれる。また、前記可動金型64を
移動して調整ストッパ84を第2加熱シリンダ69側の
ストッパ83に接触させた時、可動金型64の中心が第
2加熱シリンダ69の中心の点Bより第1加熱シリンダ
68側に距離L2 だけずれる。
【0031】そして、第1加熱シリンダ68側において
第1成形品部が成形されるのと同時に形成されたスプル
ー・ランナ部78は点Aに対応する箇所に残り、そのま
ま第2加熱シリンダ69側に移動し、前記捨て穴79に
収容される。該捨て穴79は前記点Aに対応する点Cに
形成してあるため、前記スプルー・ランナ部78は該捨
て穴79に収容され、スプルー・ランナ部78を除去す
る必要がなくなる。
【0032】次に、第1成形品部の成形時のランナを除
去することなく第2成形品部の成形を行うためのランナ
・ゲート部について説明する。図12は本発明の実施例
を示す複数材射出成形機におけるゲート部分の拡大図で
ある。図において、86は1材目の樹脂で成形された第
1成形品部、87は2材目の樹脂で成形された第2成形
品部、89は1材目の樹脂のゲート、90は1材目の樹
脂のランナである。
【0033】スプルー・ランナ部78(図1)は1材目
の樹脂の成形時及び2材目の樹脂の成形時にそれぞれ別
に形成される。そこで、前記1材目の樹脂のゲート89
やランナ90を可動金型64側のみに形成すると、2材
目の樹脂を充填する時には可動側にゲート89やランナ
90の凹部がない状態になる。したがって、1材目の樹
脂のランナ90に邪魔されることなく2材目の樹脂の充
填を行うことができる。 また、1材目の樹脂のゲート
89と2材目の樹脂の第2成形品部87は互いに接合し
にくい。したがって、第2成形品部87を成形した後、
ゲート89及びランナ90を容易に分離することが可能
である。
【0034】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、複数材射出成形機には複数個の加熱シリンダが並
列に配設され、各加熱シリンダによって複数材又は複数
色の樹脂で成形が行われる。そして、固定プラテンと可
動プラテンが設けられ、前記固定プラテンには固定金型
が取り付けられていて、該固定金型の前記加熱シリンダ
に対応する位置にスプルーが設けられる。また、前記可
動プラテンには可動金型が移動自在に配設され、可動金
型スライド装置が該可動金型を前記各加熱シリンダによ
る成形位置にスライドさせる。
【0036】したがって、可動金型スライド装置が可動
金型を各成形位置に移動し、各成形位置に対応する加熱
シリンダから樹脂を射出して各樹脂ごとの成形を行う。
そして、各成形位置において前記可動金型を位置決めす
るための位置決め手段が設けられ、可動金型上のそれぞ
れ異なる位置に前記各スプルーを対応させるようになっ
ている。したがって、各成形位置において成形を行うた
びにスプルー・ランナ部がそれぞれ異なる位置に形成さ
れることになる。
【0037】また、前記固定金型は、他の成形位置にお
いて形成されたスプルー・ランナ部を収容するための捨
て穴を備える。各成形位置において成形を行うたびに形
成されたスプルー・ランナ部がいずれも前記捨て穴に収
容されるため、各ショットの邪魔にならない。そして、
各成形位置における成形ごとにスプルー・ランナ部を除
去する必要がなく、射出成形サイクルを短くすることが
できる。また、成形品を突き出す際にスプルー・ランナ
部を突き出すことができるので、樹脂片や樹脂粉などの
飛散を防止することができる。さらに、1材目の樹脂に
よる成形品部と2材目の樹脂による成形品部のそれぞれ
の形状に合わせてゲートの位置を選択することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す複数材射出成形機の部分
平面図である。
【図2】従来の反転タイプの複数材射出成形機における
第1工程図である。
【図3】従来の反転タイプの複数材射出成形機における
第2工程図である。
【図4】従来の反転タイプの複数材射出成形機における
第3工程図である。
【図5】従来の反転タイプの複数材射出成形機における
第4工程図である。
【図6】従来のスライドタイプの複数材射出成形機にお
ける第1工程図である。
【図7】従来のスライドタイプの複数材射出成形機にお
ける第2工程図である。
【図8】従来のスライドタイプの複数材射出成形機にお
ける第3工程図である。
【図9】従来のスライドタイプの複数材射出成形機にお
ける第4工程図である。
【図10】従来の複数材射出成形機におけるスプルーの
斜視図である。
【図11】本発明の実施例を示す複数材射出成形機にお
ける可動金型と射出ノズルの位置関係図である。
【図12】本発明の実施例を示す複数材射出成形機にお
けるゲート部分の拡大図である。
【符号の説明】
61 固定プラテン 62 可動プラテン 63 固定金型 64 可動金型 65 可動金型スライド装置 68 第1加熱シリンダ 69 第2加熱シリンダ 78 スプルー・ランナ部 79 捨て穴 84 調整ストッパ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−206015(JP,A) 特開 平5−42562(JP,A) 特開 平5−31757(JP,A) 特開 平3−264318(JP,A) 特開 昭63−100211(JP,A) 特開 昭62−152822(JP,A) 特開 昭62−25025(JP,A) 特開 平2−179714(JP,A) 特公 昭38−325(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/00 - 45/84

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)並列に配設された複数個の加熱シ
    リンダと、(b)固定プラテンと、(c)該固定プラテ
    ンに対向して配設された可動プラテンと、(d)前記固
    定プラテンに取り付けられ、前記各加熱シリンダに対応
    する位置にスプルーが設けられた固定金型と、(e)前
    記可動プラテンに移動自在に配設された可動金型と、
    (f)該可動金型を前記各加熱シリンダによる成形位置
    にスライドさせる可動金型スライド装置と、(g)各成
    形位置において前記可動金型を位置決めし、可動金型上
    のそれぞれ異なる位置に前記各スプルーを対応させる位
    置決め手段を有し、(h)前記固定金型は、他の成形位
    置において形成されたスプルー・ランナ部を収容するた
    めの捨て穴を備えたことを特徴とする複数材射出成形
    機。
JP4220070A 1992-08-19 1992-08-19 複数材射出成形機 Expired - Fee Related JP2859494B2 (ja)

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