JP2000141406A - 大型積層物の成形方法および成形用金型 - Google Patents

大型積層物の成形方法および成形用金型

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JP2000141406A
JP2000141406A JP10338438A JP33843898A JP2000141406A JP 2000141406 A JP2000141406 A JP 2000141406A JP 10338438 A JP10338438 A JP 10338438A JP 33843898 A JP33843898 A JP 33843898A JP 2000141406 A JP2000141406 A JP 2000141406A
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molding
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JP10338438A
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Shozo Nishida
正三 西田
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Japan Steel Works Ltd
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Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型の成形品も安価に成形できる大型積層
物の成形方法を提供する。 【解決手段】2個の第1、2の凹部(1、2)が形成さ
れているスライド金型(10)と、1個の凹部(21)
が形成されている可動金型(20)とを使用する。1次
成形時には可動金型(20)の凹部(21)とスライド
金型(10)の第1の凹部(1)とで形成されるキャビ
ティ(C11)に射出し、2次成形時には可動金型(2
0)に残っている1次半成形品(S11)と、スライド
金型(10)第2の凹部(2)とで形成されるキャビテ
ィ(C21)に射出する。1、2次成形とも金型の中心
部で実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャビティを構成
するための凹部が形成されているスライド金型を使用し
て1次成形と、2次成形とにより比較的大物を積層する
形で成形する、大型積層物の成形方法およびこの方法の
実施に使用される成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スライド金型を使用して1次成形と2次
成形とにより複合成形品を成形する成形方法は、本出願
人により例えば特開平9ー277305号により提案さ
れている。この方法の実施に使用される固定金型の略中
央部には、同公報に示されているように、1次成形用の
中央凹部が形成され、その両隣には2次成形用の第1、
2の凹部が設けられている。一方、この固定金型と対を
なすスライド金型には、1次成形用の第1、2の凹部が
設けられている。したがって、スライド金型を第1の位
置にして型締めすると、固定金型の中央凹部とスライド
金型の1次成形用の第2の凹部が整合すると共に、固定
金型の2次成形用の第1の凹部3とスライド金型の1次
成形用の第1の凹部とが整合する。そこで、第1の射出
ノズルから溶融樹脂を射出すると、固定金型の中央凹部
で1次成形される。また、このとき第2の射出ノズルか
ら溶融樹脂を射出すると、固定金型の2次成形用の第1
の凹部により、1次成形により成形された樹脂の上に積
層する形で2次成形される。スライド金型を第2の位置
へスライドさせて型締めし、そして同様にして射出する
と、固定金型の中央凹部で1次成形され、固定金型の2
次成形用の第2の凹部により、前回1次成形により成形
された樹脂の上に積層する形で2次成形される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、本出願
人が提案している複合成形品の成形方法によると、1次
成形は常に金型の中央部で、そして2次成形は金型の端
部で成形されるので、1次成形時に比較的大きな射出圧
で射出しても、金型に偏荷重が作用しないという、優れ
た効果が得られる。また、金型の中央部で1次成形して
いるときに、一方の端部で2次成形されるので、ショッ
ト毎に成形品が得られ、生産性が向上する利点もある。
ところで、最近は多品種少量の大型成形品の需要も高ま
りつつあるが、前述した成形方法は、少なくとも2個の
コアと3個のキャビティとが設けられている金型が使用
され、ショット毎に成形品が得られので、少品種の大量
生産には適している。しかしながら、1面の金型に2個
のコアと3個のキャビティとを設けなければならないの
で、大型成形品を得ようとすると金型は大きくなり、大
型成形品の成形には必ずしも適してはいない。また、1
面の金型に少なくとも2個のコアと3個のキャビティと
を設けなければならないので、複雑な形状の成形品の成
形には不向きで、さらにはコスト的にも高くなり多品種
の小量生産向きでもない。さらには、従来の成形方法で
大型の成形品を得ようとすると、大型の射出機が必要と
なり、設備費のイニシャルコストが高くなる問題もあ
る。本発明は、上記したような従来の成形方法の問題点
を解消した成形方法すなわち、大型の成形品も安価に成
形できる大型積層物の成形方法およびこの方法の実施に
使用される成形用金型を提供することを目的としてい
る。また、複雑な形状の成形品あるいは多品種で生産量
の少ない成形品の成形に適した大型積層物の成形方法お
よび成形用金型を提供することも目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明は、キャビティを
構成するための凹部が形成されているスライド金型を使
用して1次成形と、2次成形とにより比較的大物を積層
する形で成形する成形方法であって、1次成形により、
金型の型締方向における略中心部で1次半成形品を成形
し、2次成形は、前記スライド金型の凹部が金型の型締
方向における略中心部に位置するようにスライドさせ、
スライドさせた前記スライド金型の凹部と1次半成形品
とで構成されるキャビティに溶融樹脂を射出・充填し
て、1次半成形品と一体化された成形品を得るように構
成される。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の
1次成形には第1の射出ユニットを、そして2次成形に
は第2の射出ユニットを使用するように構成され、請求
項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の2次成
形を、1次半成形品が冷却する前に実施するように構成
される。請求項4に記載の発明は、スライド金型と、該
スライド金型に対して型締めされる可動金型とからな
り、前記スライド金型には、該スライド金型が第1の位
置へスライドされるとき金型の型締方向における略中心
部に位置する第1の凹部と、前記スライド金型が第2の
位置へスライドされるとき金型の型締方向における略中
心部に位置する第2の凹部とが形成され、前記可動金型
には、金型の型締方向における略中心部に位置する位置
に、前記第1、2の凹部と整合する1個の凹部が形成さ
れ、そして請求項5に記載の発明は、スライド金型と、
該スライド金型に対して型締めされる可動金型とからな
り、前記スライド金型には、該スライド金型が第1の位
置へスライドされるとき金型の型締方向における略中心
部に位置するコアと、前記スライド金型が第2の位置へ
スライドされるとき金型の型締方向における略中心部に
位置する凹部とが形成され、前記可動金型には、金型の
型締方向における略中心部に位置する位置に、前記コア
と凹部とに整合する1個の凹部が形成されるように構成
される。
【0005】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1の(イ)は、第1の本実施の形態に係わる金型を開
いた状態で示す模式的断面図であるが、同図に示されて
いるように本実施の形態に係わる金型は、概略的にはス
ライド金型10と、可動金型20とから構成されてい
る。そして、スライド金型10は、固定盤30に取り付
けられている固定型プレート40に対して、図1の
(イ)において上下方向にスライド可能に設けられ、可
動金型20は可動盤50に周知の態様で取り付けられて
いる。
【0006】スライド金型10には、そのパーティング
ラインP側に開口した第1、2の凹部1、2が設けられ
ている。この第1の凹部1は、1次成形用のキャビティ
を構成するもので、第2の凹部2は、2次成形用のキャ
ビティを形成する。そのために第2の凹部2は、第1の
凹部1よりも深くなっている。このような第1、2の凹
部1、2は、成形時には常に金型の中心部に位置するよ
うになっている。すなわち、第1の凹部1は、スライド
金型10が、図1の(イ)に示されている第1の位置に
在るときは、金型の略中心部すなわち固定盤30に対し
て型締めされる可動盤50の型締力の略中心部に位置
し、スライド金型10が下方の第2の位置へスライドさ
れると、第2の凹部2が金型の略中心部に位置するよう
になる。このように構成されている第1の凹部1の底部
には、第1のスプル3が、また第2の凹部2の底部には
第2のスプル4がランナ、ゲート等を介して開口してい
る。
【0007】固定盤30のノズルタッチ位置には、第
1、2の射出ユニット31、32が設けられ、第1の射
出ユニット31のノズルは、固定型プレート40に、こ
の固定型プレート40を横切るようにして形成されてい
る第1の固定型スプル41を介してスライド金型10の
第1のスプル3に連通している。また、第2の射出ユニ
ット32のノズルは、固定型プレート40に同様な態様
で別の位置に形成されている第2の固定型スプル42を
介してスライド金型10の第2のスプル4に連通するよ
うになっている。
【0008】固定型プレート40の上下端には、可動盤
50の方向へ延びたブラケット43、44が一体的に設
けられ、前述したスライド金型10は、これらの上下の
ブラケット43、44の間を上下方向へスライドする。
このスライド金型10をスライド的に駆動するために、
下方のブラケツト44の下側には、ピストン・シリンダ
ユニット45が取り付けられ、そのロッド46がスライ
ド金型10の下端部に接続されている。
【0009】可動金型20には、第1の実施の形態で
は、そのパーティングラインP側に開口した1個の凹部
21が形成されている。この凹部21は、金型の略中心
部に位置する。したがって、スライド金型10が、図1
の(イ)に示されている、第1の位置に在るときは、ス
ライド金型10の第1の凹部1と整合し、第2の位置へ
スライドされると、第2の凹部2と整合することにな
る。
【0010】次に、成形例について説明する。図1の
(イ)は、スライド金型10がピストン・シリンダユニ
ット45により上方へ駆動され、スライド金型10が第
1の位置に在る状態が示されているが、この状態で可動
盤50を駆動して固定盤30に対して型締めする。そう
すると、スライド金型10の第1の凹部1と、可動金型
20の凹部21とにより1次成形用のキャビティC11
が形成される。そこで、第1の射出ユニット31から1
次成形用の溶融樹脂を射出する。溶融樹脂は、固定型プ
レート40の第1の固定型スプル41を通ってスライド
金型10の第1のスプル3からキャビティC11に充填
される。この1次成形により1次半成形品S11が得ら
れる。1次成形が終わった状態は図1の(ロ)に示され
ている。
【0011】可動金型20を開く。このとき、可動金型
20の凹部21の形状、大きさ等により、1次半成形品
S11は可動金型20の方に残って開かれる。図1の
(ハ)に示されているように、スライド金型20をピス
トン・シリンダユニット45により、下方の第2の位置
へ駆動する。そうして、型締めする。そうすると、1次
半成形品S11とスライド金型10の第2の凹部2とに
より2次成形用のキャビティC21が、図2の(イ)に
示されているように形成される。そこで、第2の射出ユ
ニット32から2次成形用の溶融樹脂を射出する。この
第2の位置では、固定型プレート40の第2の固定型ス
プル42は、第2のスプル4に連通しているので、溶融
樹脂は、図2の(イ)に示されているように、スライド
金型10の第2のスプル4からキャビティC21に充填
される。この2次成形により、1次半成形品S11と2
次成形品S12とが一体化された大型の成形品S1が得
られる。可動金型20を開いて成形品S1を取り出す。
取り出している状態が図2の(ロ)に示されている。ス
ライド金型10を第1の位置へスライドさせて、以下同
様にして成形する。
【0012】以上のように、本実施の形態によると、1
次成形と2次成形とにより成形品S1を得るので、大型
の成形品も容量の小さな第1、2の射出ユニット31、
32で安価に得ることができる。このとき、1次成形と
2次成形とを常に金型の略中心部で成形するので、生産
性は上がらないが、大きな型締力が作用しも、スライド
金型10、可動金型20等に偏荷重が作用するようなこ
ともない。
【0013】上記の成形例の説明においては、樹脂材料
については格別に説明はしていないが、1次成形と2次
成形に同じ樹脂材料を射出することもできるし、異種樹
脂材料あるいは異色樹脂材料を射出できることも明らか
である。このとき、1次半成形品S11が比較的高温の
時に2次成形を実施すると、2次成形用の溶融樹脂が1
次半成形品S11に融着し、接合部の強度の大きい成形
品S1を得ることができる。また、スライド金型10の
第2の凹部2の底部に文字、図形等を施すことにより、
成形品S1の表面に模様を付けることもできる。
【0014】図3に、金型の第2の実施の形態が示され
ている。前述した第1の実施の形態の構成要素と同じよ
うな作用を奏する要素には同じ参照数字にダッシ
ュ「’」を付けて重複説明はしないが、第2の実施の形
態によると、スライド金型10’には所定大きさのコア
2’と、このコア2’と略同じ大きさの凹部1’とが設
けられている。そして、可動金型20’には、スライド
金型10’のコア2’と同じ大きさの1個の凹部21’
が形成され、この凹部21’の底部に更に小さな凹部2
1”が形成されている。
【0015】したがって、スライド金型10’が、図3
の(イ)に示されているように、下方の第1の位置に在
るときに型締めすると、可動金型20’の凹部21”と
スライド金型10’のコア2’とにより1次成形用のキ
ャビティC12が構成される。今度は、初めに2次成形
用の射出ユニット32から射出することになる。溶融樹
脂は、固定型プレート40’の第2の固定型スプル4
2’および第2のスプル4’からキャビティC12に充
填される。これにより、1次半成形品S12が得られ
る。1次半成形品S12が冷却する前に、可動金型2
0’を開いて、スライド金型10’を上方の第2の位置
へスライドさせ、そして型締めすると、図3の(ロ)に
示されているように、可動金型20’の比較的大きな凹
部21’と、先に成形された1次半成形品S12の表面
と、スライド金型10’の凹部1’とにより2次成形用
のキャビティC22が構成される。今度は、1次成形用
の射出ユニット31から射出する。2次成形用の溶融樹
脂は、固定型プレート40’の第1の固定型スプル4
1’および第1のスプル3’からキャビティC22に充
填される。これにより、図3には示されていないが、成
形品が得られる。本実施の形態によっても、第1の実施
の形態と同様な効果が得られ、そして同様な変形が可能
なことは明らかである。
【0016】可動金型は、型締あるいは型開きされ、さ
らにはエジェクタ装置等が設けられているので、構造的
には複雑になるが、可動金型の方をスライドさせる本発
明の第3の実施の形態が図4に示されている。本実施の
形態によると、概略的にはスライド金型60と固定金型
70からなっている。そして、これらの金型60、70
には、パーティングラインP側に開口した1個の凹部6
1、71がそれぞれ形成されている。さらに詳しく説明
すると、スライド金型60は、固定金型70に対して型
締めできると共に、可動盤65に対してスライドできる
ようになっている。そして、その上方部分にはパーティ
ングライン側に開口した1個の凹部61が形成されてい
る。この凹部61は、スライド金型60が下方の第2の
位置へスライドされると、金型の略中心部に位置するよ
うになっている。なお、スライド金型60のパーティン
グラインあるいはパーティング面Pは、本実施の形態で
は後述するように一種のコアの作用を奏する。
【0017】固定金型70は、固定盤75に周知の態様
で取り付けられ、そのパーティングラインP側には、1
個の凹部71が形成されている。この凹部71も、金型
の略中心部に位置している。そして、この凹部71の底
部には、第1の射出ユニット31のノズルに連通する第
1のスプル72がランナ、ゲート等を介して開口してい
る。なお、第2の射出ユニット32のノズルに連通する
第2のスプル73は、図4には正確には示されていない
が、スライド金型60の凹部61に開口している。
【0018】図4の(イ)は、スライド金型60が第1
の位置に在り、型締めされている状態を示している。こ
の状態では、スライド金型60のパーティング面Pと、
固定金型70の凹部71とにより、1次成形用のキャビ
ティC13が構成される。したがって、第1の射出ユニ
ット31から溶融樹脂を射出すると、溶融樹脂は第1の
スプル72からキャビティC13に充填され、1次半成
形品S13が成形される。スライド金型60を可動盤6
5により開いて、そうして図4には示されていないが、
ピストン・シリンダユニット等の駆動手段でスライド金
型60を下方の第2の位置へスライドさせる。そうし
て、図4の(ロ)に示されているように型締めする。そ
うすると、固定金型70の凹部71に残っている1次半
成形品S13とスライド金型60の凹部61とにより2
次成形用のキャビティC23が構成される。同様にして
2次成形用の溶融樹脂を第2の射出ユニット32から射
出すると、同様にして2次成形用のキャビティC23に
充填される。これにより、成形品が得られる。本実施の
形態によっても、第1、2の実施の形態と同様な効果が
得られ、そして同様な変形が可能なことは明らかであ
る。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、キャビ
ティを構成するための凹部が形成されているスライド金
型を使用して1次成形と、2次成形とにより比較的大物
を積層する形で成形するとき、1次成形により、金型の
型締方向における略中心部で1次半成形品を成形し、2
次成形は、前記スライド金型の凹部が金型の型締方向に
おける略中心部に位置するようにスライドさせ、スライ
ドさせた前記スライド金型の凹部と1次半成形品とで構
成されるキャビティに溶融樹脂を射出・充填して、1次
半成形品と一体化された成形品を得るように構成され、
1次成形と2次成形とが交互に行われるので、同じ容量
の射出ユニットで従来の2倍の大きさの成形品を成形す
ることができる。さらには、ショット毎には成形品は得
られないが、それだけ金型のコア、凹部等の数が少なく
なり、多種少量生産品において金型製作費の低減が達成
される。また、1次成形には第1の射出ユニットを、そ
して2次成形には第2の射出ユニットを使用する発明に
よると、2つの射出ユニットの特性を生かした樹脂温度
が1次成形と2次成形とで自由に設定できるので、上記
効果に加えて接合強度の大きい成形品を得ることができ
る。さらには、1次成形として第2の射出ユニットから
の成形を先行し、その1次成形品の上に第1の射出ユニ
ットからの2次成形を行うことも容易にできるため、成
形品の裏側における加飾の効果を得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す図で、その
(イ)は金型を開いた状態で一部断面にして示す模式的
断面図、その(ロ)、(ハ)は成形工程を示す(イ)と
同様な模式的断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の成形工程を示す
図で、その(イ)、(ロ)は図1の(ロ)、(ハ)に示
す工程の次の工程を示す模式的断面図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態を示す図で、その
(イ)は1次成形状態で金型の一部を断面にして示す模
式的断面図、その(ロ)は2次成形状態で金型の一部を
断面にして示す、(イ)と同様な模式的断面図である。
【図4】 本発明の第3の実施の形態を示す図で、その
(イ)は1次成形状態で金型の一部を断面にして示す模
式的断面図、その(ロ)は2次成形状態で金型の一部を
断面にして示す、(イ)と同様な模式的断面図である。
【符号の説明】
1、2 第1、2の凹部 10 ス
ライド金型 20 可動金型 21 凹
部 1’ 凹部 2’ コ
ア 10’ スライド金型 20’ 可
動金型 60 スライド金型 61 凹
部 70 固定金型 71 凹
部 31 第1の射出ユニット 32 第
2の射出ユニット C11、C12、C13 1次成形用のキ
ャビティ C21、C22、C23 2次成形用のキ
ャビティ S11、S12、S13 1次半成形品 S1 成形品

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティ(C11、C21、C12、
    C22、C13、C23)を構成するための凹部(1、
    2、1’、61)が形成されているスライド金型(1
    0、10’、60)を使用して1次成形と、2次成形と
    により比較的大物を積層する形で成形する成形方法であ
    って、 1次成形により、金型の型締方向における略中心部で1
    次半成形品(S11、S12、S13)を成形し、2次
    成形は、前記スライド金型(10、10’、60)の凹
    部(2、1’、61)が金型の型締方向における略中心
    部に位置するようにスライドさせ、スライドさせた前記
    スライド金型(2、1’、61)の凹部(2、1’、6
    1)と1次半成形品(S11、S12、S13)とで構
    成されるキャビティ(C21、C22、C23)に溶融
    樹脂を射出・充填して、1次半成形品(S11、S1
    2、S13)と一体化された成形品(S1)を得ること
    を特徴とする大型積層物の成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の1次成形には第1の射
    出ユニット(31)を、そして2次成形には第2の射出
    ユニット(32)を使用する大型積層物の成形方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の2次成形を、
    1次半成形品(S11、S12、S13)が冷却する前
    に実施する大型積層物の成形方法。
  4. 【請求項4】 スライド金型(10)と、該スライド金
    型(10)に対して型締めされる可動金型(20)とか
    らなり、 前記スライド金型(10)には、該スライド金型(1
    0)が第1の位置へスライドされるとき金型の型締方向
    における略中心部に位置する第1の凹部(1)と、前記
    スライド金型(10)が第2の位置へスライドされると
    き金型の型締方向における略中心部に位置する第2の凹
    部(2)とが形成され、 前記可動金型(20)には、金型の型締方向における略
    中心部に位置する位置に、前記第1、2の凹部(1、
    2)と整合する1個の凹部(21)が形成されているこ
    とを特徴とする大型積層物の成形用金型。
  5. 【請求項5】 スライド金型(10’)と、該スライド
    金型(10’)に対して型締めされる可動金型(2
    0’)とからなり、 前記スライド金型(10’)には、該スライド金型(1
    0’)が第1の位置へスライドされるとき金型の型締方
    向における略中心部に位置するコア(2’)と、前記ス
    ライド金型(10’)が第2の位置へスライドされると
    き金型の型締方向における略中心部に位置する凹部
    (1’)とが形成され、 前記可動金型(20’)には、金型の型締方向における
    略中心部に位置する位置に、前記コア(2’)と凹部
    (1’)とに整合する1個の凹部(21’、21”)が
    形成されていることを特徴とする大型積層物の成形用金
    型。
JP10338438A 1998-11-13 1998-11-13 大型積層物の成形方法および成形用金型 Pending JP2000141406A (ja)

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KR101785641B1 (ko) * 2016-08-01 2017-11-15 주식회사 리치온 화장 용구의 투 칼라 심재 성형 금형
JP2018008420A (ja) * 2016-07-13 2018-01-18 株式会社日本製鋼所 複合成形体の製造方法および製造装置
JP2019064209A (ja) * 2017-10-03 2019-04-25 株式会社日本製鋼所 積層成形品の製造装置

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