JP2003165144A - スタックモールド金型 - Google Patents
スタックモールド金型Info
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- JP2003165144A JP2003165144A JP2001368475A JP2001368475A JP2003165144A JP 2003165144 A JP2003165144 A JP 2003165144A JP 2001368475 A JP2001368475 A JP 2001368475A JP 2001368475 A JP2001368475 A JP 2001368475A JP 2003165144 A JP2003165144 A JP 2003165144A
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Abstract
ナー構造でスタックモールドを実現すること。 【解決手段】 固定側型板1と可動側型板3が直接当接
する構造をとり、固定側型板1、中間型板2及び可動側
型板3間にランナー9を構成し、サブマリンゲート10
及び11で製品キャビティ空間4及び5に樹脂を充填さ
せる金型構造からなるスタックモールド金型。
Description
形装置に用いられるスタックモールド金型に関するもの
である。
製造する場合に、2個の射出成形面を有し、2部品を同
時に成形可能なスタックモールド金型装置が用いられて
きている。
クモールド金型による樹脂製品の成形工程を説明する。
の射出成形パートを形成し、マニホルド27を挾んで、
反対側に型板23及び型板24からなる他方の射出成形
パートが形成され、スタックモールド金型を構成する。
このスタックモールド金型においては、型板21と型板
22で形成されるキャビティ25に溶融樹脂を充填させ
ることで成形品32を成形し、型板23と型板24で構
成されるキャビティ26に溶融樹脂を充填させることで
成形品33を成形する。成形機ノズルより金型キャビテ
ィまでの間は、樹脂が凝固しないようにホットランナー
構造となっている。溶融樹脂は、成形機よりホットチッ
プ28及び29を通りマニホールド27へ流れ、マニホ
ールド27より、キャビティ25へは、ホットチップ3
0を通して樹脂が充填され、キャビティ26へは、ホッ
トチップ31を通して樹脂が充填される。次に、型板2
1と型板22の間が開き、成形品32が金型より取り出
され、型板23と型板24の間が開き、成形品33が金
型より取り出される。この時に溶融樹脂がホットチップ
28および29から漏れない様に、ホットチップ28お
よび29はバルブ開閉式構造となっている。
来の構成では、成形機ノズルより製品までの間のホット
ランナー構造部内で滞留する樹脂量が多くなり、長時間
ホットランナー内部に樹脂が滞留することになる。樹脂
製品の体積がマニホールド内の容量に対して小さいほど
この傾向は強くなる。このような場合には、特に長時間
樹脂が溶融した状態でホットランナー内部に滞留するこ
とになり、熱分解など樹脂の劣化が発生し、成形品の不
良を引き起こす原因となっていた。
あるため、金型価格が上昇する原因となり、また、マニ
ホールドの温度制御や、ホットチップのバルブの動作制
御などが必要であり、温度制御ユニットなどの成形付帯
設備の増加や、成形工程の複雑化に伴い、成形サイクル
が長くなる原因となっていた。
構造とすると、型板22内部のランナーを取出すことが
できず、量産成形が不可能であった。
ックモールド金型における問題を解決するもので、中間
型板を挾んで固定側型板と可動側型板を設け、型締め時
に、固定側型板、中間型板間、及び中間型板、可動側型
板間にキャビティがそれぞれ形成されるスタックモール
ド金型において、中間型板に穴部を設け、可動側型板の
突部を中間型板に設けた穴部に嵌入し、可動側型板の突
部端面と固定側型板と当接し、両型板の当接面の固定側
型板にランナーを設けたことを特徴とする。
固定側及び可動側型板に挿脱可能に嵌装されるサブマリ
ンゲートを備え、型開け時に、サブマリンゲートを固定
側型板から離型する離型手段を設けたことを特徴とす
る。
び中間型板と可動側型板間にキャビティを形成するとと
もに、固定側型板と可動側型板の端面が直接当接する金
型構造とし、かつ、当接面の固定側型板にランナーを設
け、サブマリンゲートを用い、型開き時に、ランナー及
びサブマリンゲートを固定側型板から離型できる構造と
したので、コールドランナー構造でスタックモールドを
可能にし、金型構造を簡素化できるとともに、従来のホ
ットランナー構造のスタックモールドに比べ、成形時に
おける樹脂の劣化による成形品不良の発生を低減でき、
低コストで、かつ、成形時における動作制御が少なく、
成形サイクルを短縮化できるスタックモールド金型を提
供できる。
固定側型板、中間型板、及び可動側型板を備え、型締め
時に、固定側型板、中間型板間、及び中間型板、可動側
型板間にキャビティがそれぞれ形成されるスタックモー
ルド金型において、可動側型板は中間型板に設けた穴部
を介して、固定側型板と当接し、両型板の当接面の固定
側型板にランナーを設けたことを特徴とするもので、固
定側型板、中間型板及び中間型板と可動側型板間にキャ
ビティを形成するとともに、固定側型板と可動側型板の
端面が直接当接する金型構造とし、かつ、当接面の固定
側型板にランナーを設けたので、サブマリンゲートを用
いたコールドランナー構造のスタックモールドを可能に
し、金型構造を簡素化できるとともに、従来のホットラ
ンナー構造のスタックモールドに比べ、成形時における
樹脂の劣化による成形品不良の発生を低減でき、低コス
トで、かつ、成形時における動作制御が少なく、成形サ
イクルを短縮化できるスタックモールド金型を提供でき
る作用を有する。
ビティと連通し、固定側及び可動側型板に挿脱可能に嵌
装されるサブマリンゲートを備えたことを特徴とするも
ので、サブマリンゲート構造とすることにより、コール
ドランナー構造でスタックモールドを可能にし、ホット
ランナー構造でないため、金型構造を簡素化できるとと
もに、溶融樹脂の滞留による熱劣化を防止できるスタッ
クモールド金型を提供できる作用を有する。
ナーを固定側型板から離型する離型手段を設けたことを
特徴とするもので、型開き時に、ランナー及びサブマリ
ンゲートを固定側型板から離型できる構造としたので、
コールドランナー構造のスタックモールド金型を提供で
きる作用を有する。
側型板に連動し、ランナーの上面と係着するアンダーカ
ットピンか、または、圧縮バネにより上方に付勢され、
ランナー下面に当接し、ランナーを上方に押上げる押上
げピンの少くとも一方であることを特徴とするもので、
確実にランナー及びサブマリンゲートを固定側型板から
離型することができる作用を有する。
クモールド金型装置について説明する。
面図、図2は型開き状態図である。
に穴部6が設けられた中間型板で、固定側型板1と可動
側型板3間に介装され、固定側型板1と可動側型板3間
に移動可能に支持され、型締め手段により駆動される。
3は可動側型板で、中間型板2の穴部6に嵌入する突部
7を有している。
1に対して開閉動作し、可動側型板3が中間型板2に対
して開閉動作するようになっており、型締め時には、固
定側型板1と中間型板2間にキャビティ4が形成され、
中間型板2と可動側型板3にキャビティ5が形成され
る。
動側型板3の当接面で、固定側型板1に設けたランナ
ー、10、11はランナー9とキャビティ4、5をそれ
ぞれ連通し、固定側型板1と可動側型板3に挿脱可能に
嵌装されるサブマリンゲート、14は先端がアンダーカ
ットピン形状でランナー9と係着し、可動側型板3に連
動して、型開き時にランナー9及びサブマリンゲート1
0を固定側型板1から離型するために設けたアンダーカ
ットピン、15は圧縮バネ、16は圧縮バネ15により
上方に付勢され、先端がランナー9の下側に当接するピ
ンで、ランナー9を上方に押し上げ、型開き時に、ラン
ナー9及びサブマリンゲート10を固定側型板1から離
型するランナー離型手段である。
は、固定側型板1と可動側型板3間に中間型板2を介装
し、中間型板2に設けた穴部6に嵌入される可動側型板
3の突部7の端面と、固定側型板1の端面が当接するよ
うに構成されており、型締め時には、固定側型板と中間
型板2間にキャビティ4が、中間型板2と可動側型板3
間にキャビティ5が形成される。キャビティ5に溶融樹
脂を充填させるためのランナー9は、固定側型板1と可
動側型板3の当接面で固定側型板1に設けられ、キャビ
ティ6を充填するためのランナー9は、中間型板2と可
動側型板3間に設けられる。
通するため、固定側型板1にはサブマリンゲート10
が、可動側型板3にはサブマリンゲート11がそれぞれ
挿脱可能に設けられており、溶融樹脂は、成形機よりホ
ットチップ8を通って、ランナー9、サブマリンゲート
10、11を充填した後、キャビティ4、5を充填し、
成形品12、13を成形する。
して、中間型板2が開方向に移動して型開きを行い、成
形品12を取出し、次に、中間型板2に対して、可動側
型板3が開方向に移動して型開きを行い、成形品13を
取出す。
側型板1よりランナー9及びサブマリンゲート10が離
型できるように、可動側型板3により移動し、先端がア
ンダーカットピン形状でランナー9と係着するアンダー
カットピン14を設けたので、型開き時には、ランナー
9はアンダーカットピン14により、可動側型板2側に
押上げられ、固定側型板1より離型され、中間型板2と
可動側型板3との間から、ランナー9を取り出すことが
可能となる。また、圧縮バネ15により上方に付勢され
る押上げピン15をランナー9の下側に当接し、ランナ
ー9を上方に押し上げるランナー離型手段を設け、型開
き時には、圧縮バネ15により上方に付勢される押上げ
ピン16により、ランナー9を上方に押出す構造とする
こともできる。
型手段として、アンダーカットピン14及び圧縮バネ1
5と押上げピン16を設けた形態について説明したが、
両手段を併用してもよいし、どちらから1つのみを用い
ても同様の効果が得られる。また、ランナー9及びサブ
マリンゲート10が確実に離型可能であれば、上記離型
手段は必要でない。
きる構造とすることにより、スタックモールド金型にお
いてコールドランナー構造を採用しても、中間型板2と
可動側型板3との間からランナー9を取り出すことが可
能となり、コールドランナー構造のスタックモールド金
型を提供することが可能となる。
を使用しているが、これは、成形後に破棄されるランナ
ー9の樹脂量の削減と型開き量の削減を目的とするもの
であり、スプルーを採用することも可能である。
及び中間型板と可動側型板間にキャビティを形成すると
ともに、固定側型板と可動側型板の端面が直接当接する
金型構造とし、かつ、当接面の固定側型板にランナーを
設け、サブマリンゲートを用い、型開き時にランナー及
びサブマリーンゲートを固定側型板から離型できる構造
としたので、コールドランナー構造でスタックモールド
を可能にし、金型構造を簡素化できるとともに、従来の
ホットランナー構造のスタックモールドに比べ、成形時
における樹脂の劣化による成形品不良の発生を低減で
き、低コストで、かつ、成形時における動作制御が少な
く、成形サイクルを短縮化できるスタックモールド金型
を提供できる。
ある。
き状態図である。
る。
状態図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 固定側型板、中間型板、及び可動側型板
を備え、型締め時に、固定側型板、中間型板間、及び中
間型板、可動側型板間にキャビティがそれぞれ形成され
るスタックモールド金型において、可動側型板は中間型
板に設けた穴部を介して、固定側型板と当接し、両型板
の当接面の固定側型板にランナーを設けたことを特徴と
するスタックモールド金型。 - 【請求項2】 ランナーは、キャビティと連通し、固定
側及び可動側型板に挿脱可能に嵌装されるサブマリンゲ
ートを備えたことを特徴とする請求項1記載のスタック
モールド金型。 - 【請求項3】 型開き時に、ランナーを固定側型板から
離型する離型手段を設けたことを特徴とする請求項1ま
たは2記載のスタックモールド金型。 - 【請求項4】 離型手段は、可動側型板に連動し、ラン
ナーの上面と係着するアンダーカットピンか、または、
圧縮バネにより上方に付勢され、ランナー下面に当接
し、ランナーを上方に押上げる押上げピンの少くとも一
方であることを特徴とする請求項3記載のスタックモー
ルド金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001368475A JP4025060B2 (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | スタックモールド金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001368475A JP4025060B2 (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | スタックモールド金型 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003165144A true JP2003165144A (ja) | 2003-06-10 |
JP2003165144A5 JP2003165144A5 (ja) | 2005-05-26 |
JP4025060B2 JP4025060B2 (ja) | 2007-12-19 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
JP (1) | JP4025060B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101966741A (zh) * | 2010-11-09 | 2011-02-09 | 风帆股份有限公司 | 一种蓄电池塑盖双层注塑模具开合装置 |
CN113370468A (zh) * | 2021-06-09 | 2021-09-10 | 宜宾职业技术学院 | 一种工程塑料轴承保持架温控精密模具 |
-
2001
- 2001-12-03 JP JP2001368475A patent/JP4025060B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN101966741A (zh) * | 2010-11-09 | 2011-02-09 | 风帆股份有限公司 | 一种蓄电池塑盖双层注塑模具开合装置 |
CN113370468A (zh) * | 2021-06-09 | 2021-09-10 | 宜宾职业技术学院 | 一种工程塑料轴承保持架温控精密模具 |
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