JPH03190714A

JPH03190714A - ２色成形用金型

Info

Publication number: JPH03190714A
Application number: JP32962189A
Authority: JP
Inventors: Junji Yoshida; 淳史吉田; Michio Komatsu; 道男小松
Original assignee: Alps Electric Co Ltd
Current assignee: Alps Alpine Co Ltd
Priority date: 1989-12-21
Filing date: 1989-12-21
Publication date: 1991-08-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、１つの金型で１次成形と２次成形を行う２色
成形用金型に係り、特に、多品種少量生産に好適な２色
成形用金型に係る。

第７図（ａ）〜（ｄ）は、従来の１つの金型で２色成形
を行う成形工程の説明図である。

図面において４１は２色成形用金型の固定型で、フレー
ム４２の上面には、第１のスプール４３と第２のスプー
ル４４とが形成されており、これ等スプール４３．４４
にはそれぞれ異なる射出機のノズルが連通されている。

このフレーム４２の図示右半分には、一対の１次側のキ
ャビティ４５が、左半分には一対の２次側のキャビティ
４６がそれぞれ形成されており、２次側のキャビティ４
６は１次側のキャビティ４５に比べて太き目に形成され
ている。

一方、可動型４７は、前記キャビティ４５．４６と同形
のキャビティ４８．４９を設けたフレーム５０と、該フ
レーム５０と接離可能なランナ突出板５１と、該ランナ
突出板５１に対して接離可能な第１．第２の製品突出板
５２．５３を備えており、ランチ突出板５１に立設され
たランナ突出ピン５４がフレーム５０を貫通して上方に
のび、製品突出板５２．５３に立設された製品突出ピン
５５がランナ突出板５１．フレーム５０を貫通して上方
にのびている。

また、可動型４７は１８０度旋度旋きるようになってお
り、前記フレーム５０には、固定型４１の１次側キャビ
ティ４５に対応するキャビティ４８と２次側キャビティ
４６に対応するキャビティ４９とが同一形状で形成され
ている。

次に、上記した金型での成形工程を簡単に説明すると、
まず、第７図（ａ）の型開き状態から可動型４７を図示
せぬ駆動源によって上方へ移動し、（ｂ１図の型閉めの
状態にする。この型閉め状態時に、射出機のノズルから
溶融状態の樹脂を第１のスプール４３を経由して１次側
のキャビティ４５．４８に充填し、次に（ｂ１図の状態
から可動型４７を下方に移動すると、可動型４７のフレ
ーム５０は固定側のフレーム４２から離間して（Ｃ）図
の型開き状態となり、１次成形品５６及びランナ５７が
形成される。

この状態から（ｄ１図に示すように第２の製品突出板５
３を上昇すると、それに連動してランナ突出板５１が固
定型４１のフレーム５０に近接するため、ランナ突出ピ
ン５４が可動型４７のフレーム５０の上面より突出し、
これによって不要のランナ５７が排出され、その後第２
の製品突出板５３は元の位置に復帰する。

次に図示は省略するが可動型４７を１８０度旋回し、１
次成形品５６を固定型４１の２次側のキャビティ４６に
対向させた後、型締め後、別の色の樹脂を第２のスプー
ル４４から１次成形品５６と２次側のキャビティ４６間
の空間内に充填し、これによって１次成形品５６の一部
に他色の成形体が被着されて２次成形品を得るようにな
っている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上記のように１つの金型で同形の２色成形品
を生産する場合は、上記の金型でもよいが、１つの金型
で大きさの異なる２色成形品を生産する場合は、可動型
に、成形品の大きさに合わせて製品突出ピン５５を配置
する必要があり、製品突出ピン５５は前述のようにラン
ナ突出板５１の孔５８を貫通しているため、成形品の大
きさが変る度毎に前記孔５８の位置の異なったランナ突
出板５１を用意せねばならず、また、新たなランナ突出
板５１の組込みのための型の分解も大へんであり、従っ
て１つの金型で大きさの異なる２色成形品を生産するの
は非常に困難であるという課題があった。

本発明は、上記のような課題を解消しようとするもので
あり、本発明の目的は大きさの異なる２色成形品を従来
に比し容易に生産し得る２色成形用金型を提供しようと
するものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記のような課題を解決するために、フレー
ムにキャビティを形成するコアを有する固定型と、前記
固定型のコアに対応した形状のコアを有する可動型と、
ランチ突出ピンを立設せるランナ突出板と、製品突出ピ
ンを立設せる製品突出板を有する２色成形用金型におい
て、大きさの異なる任意形状のコアと製品突出ピンとを
有する可動ユニットを複数個備え、該ユニットを可動型
に選択的に収納すると共に、前記製品突出板に固定され
、かつ上記ユニットごとに設けられるマルチエジェクタ
の先端に該ユニットを着脱自在にした。

〔作用〕

本発明の上記の構成によれば、任意形状を有するコアを
有する可動ユニットを可動型のフレームに選択的に収納
すると共に、該ユニットを製品突出板に立設したマルチ
エジェクタに着脱自在としたので、ランナ突出板及びマ
ルチエジェクタを共通にして種々の形状のコアを有する
可動ユニットが可動型に交換可能であり、多品種少量生
産の２色成形用金型として好適である。

〔実施例〕以下に、本発明の実施例を添付の図面に基づき説明する
。

第１図は、２色成形用金型の断面図、第２図は、固定型
の底面図、第３図は、可動型の平面図、第４図は、可動
ユニットの斜視図、第５図は、可動ユニットを可動型に
嵌合する状態を示す断面図、第６図（イ）〜（へ）は、
２色成形工程を示す説明図であり、第１図は第２図のＡ
−Ａ線断面、および第３図のＢ−Ｂ線断面に各々対応し
ている。

第１図において、符号１，２で総括的に示したのは固定
型及び可動型であり、ＰＬは型開き面を示している。

前記固定型１のフレーム３には、第１のスプール４と第
２のスプール５とが形成されており、フレーム３の下面
まで貫通している。

両スプール４．５には、それぞれ異なる射出機のノズル
が連通されており、第１のスプール４からは第１の樹脂
が、第２のスプール５からは第１の樹脂とは色を異にす
る第２の樹脂が射出されるようになっている。

第２図から明らかなように、前記固定型１のフレーム３
の図面の右半分のコアの上方には、大きさの異なる１次
側のキャビティ６Ａ、６Ｂ、６Ｃ。

６Ｄが下方には６Ｅ、６Ｆ、６Ｇ、６Ｈが形成され、図
面の左半分のコアの上方には、２次側のキャビティ７Ｅ
、７Ｆ、７Ｇ、７Ｈが、下方には、７Ａ、７Ｂ、７Ｃ，
７Ｄが形成されており、２次側キャビティ７Ａ、７Ｂ、
７Ｃ，７Ｄ及び７Ｅ。

７Ｆ、７Ｇ、７Ｈは１次側のキャビティ６Ａ、６Ｂ、６
Ｃ，６Ｄ及び６Ｅ、６Ｆ、６Ｇ、６Ｈより太き目に形成
されている。

１次側のキャビティ６Ａ、６Ｂ、６Ｃ，６Ｄ及び６Ｅ、
６Ｆ、６Ｇ、６Ｈは１次側のゲート部８及び１次側のラ
ンナ部９を介して前記第１のスプール４と連通しており
、２次側のキャビティ７Ａ。

７Ｂ、７Ｃ，７Ｄ及び７Ｅ、７Ｆ、７Ｇ、７Ｈは、２次
側ゲート部１０と２次側のランチ部１１を介して第２の
スプール５と連通している。

一方、可動型２は、フレーム１３を備えており、第１図
の１点鎖線で示す回転軸Ｋを中心として１８０度旋回出
来るようになっている。

一方、第１図に示すように、可動型２のフレーム１３に
対して接離可能なランナ突出板１４と、該ランナ突出板
１４に対して接離可能な第１．第２の製品突出板１５．
１５を備えている。

第３図から明らかなように、可動型２のフレーム１３に
は、固定型１のキャビティ６Ａ、６Ｂ、６Ｃ，６Ｄに対
応する突部１６Ａ、１６Ｂ、１６Ｃ，１６Ｄが形成され
ており、固定型１のキャビティ６Ｂ。

６Ｆ、６Ｇ、６Ｈに対応する突部１６Ｅ、　１６Ｆ、　
１６Ｇ、　１６Ｈが形成されている。

前記突部１６Ａ、１６Ｂ、１６Ｃ，１６Ｄ及び突部１６
Ｅ。

１６Ｆ、１６Ｇ、１６Ｈは第４図、第５図に示すように
、コア１７に形成されており、各コア１７はバンキング
プレート１８にねじ１９によって固定されている。

また、バンキングプレート１８から若干の距離をへだて
てユニット突出板２０が設けられ、該ユニット突出板２
０には、製品突出ピン２１が立設され、コア１７を貫通
して上面までのびている。バンキングプレート１８とユ
ニット突出板２０との間には、製品突出ピン２１を取り
巻いて螺締バネ２２が設けられており、２３はユニット
突出板２０が上方へ移動する際のガイドピンであり、３
５はコア１７、バンキングプレート１８を取り囲むガイ
ドプレートである。

そして、各突部１６Ａ・・・・・・１６Ｄ、　１６Ｅ・
・・・・・１６Ｈを突出する各コア１７と製品突出ピン
２１を立設するユニット突出板２０とで可動ユニット２
４を構成しており、各可動ユニット２４は、第３図に示
す様に、可動型２のフレーム１３の上側面２５及び下側
面２６の蓋板２７．２８を取除いた後、上側面２５及び
下側面２６よリフレーム１３に嵌合後、蓋板２７．２Ｂ
をねじ３６でフレーム１３に締着することによって固定
される。

また、上記の各ユニット突出板２０は第１図に示すよう
に、製品突出板１５ａ、１５ｂに立設さたマルチエジェ
クタ３０に締着されている。なお、２９はランナ突出板
１４に立設されたランナ突出ピンである。

次に、第６図（イ）〜（へ）を用いて成形手段を説明す
る。先づ、第６図（イ）は型開きの状態であり、この状
態から可動型２を図示せぬ駆動源によって上方へ移動し
、（Ｉｌ＋）図の型閉め状態にする。この型閉め状態時
に、射出機のノズルから溶融状態の第１の樹脂を第１の
スプール４．１次側のランナ部９．１次側のゲート部８
を経由して固定型１の１次側のキャピテイ６Ｆ、６Ｈと
可動型２の突部１６Ｆ、１６Ｈ間に出来る各空間に充填
する。この注入された樹脂は各々形状の異なる１次成形
品３１゜３２となる。

次に（ハ）図に示す様に、左側の製品突出板１５を上方
に移動すると、該製品突出板１５はランナ突出板１４を
上方に移動させ、ランナ突出ピン２９は可動型２０ラン
ナ９ａを上方に突き出し、不要なランナ９ａが排出され
る。

次いで、（ニ）図に示すように、可動型２を回転軸Ｋを
中心に１８０度旋回し、１次成形品３１．３２を固定型
１の２次側のキャビティ７Ｆ、７Ｈと対向させる。

しかる後、（本）に示すように再び型締めし、別の射出
機のノズルから溶融状態の第２の樹脂を第２のスプール
５，２次側ランナ部１１．２次側ゲート部１０を経由し
て１次成形品３１．３２の外周と２次側キャビティ７Ｆ
、７Ｈ間の空隙内に充填する。

この注入された第２の樹脂は、第１次成形品３１゜３２
の外面を覆い、２色の２次成形品３３．３４が得られる
。最後に（へ）図に示すように、型開きをし、左側の製
品突出板１５を上方に移動すると、製品突出ピン２１と
ランナ突出ピン２９によって、２次成形品３３．３４が
ランナｌｌａと共に排出され、最終の２色成形品３３．
３４が得られる。

本発明は上述したように、任意形状のコア１７を有する
可動ユニット２４を可動型２のフレーム１３に収納する
と共に、該ユニット２４は製品突出板１５゜１５に立設
したマルチエジェクタ３０に着脱自在としたので、ラン
ナ突出板１４及びマルチエジェクタ３０を共通にして種
々の形状のコア１７を有する可動ユニット２４が交換可
能であり、多品種少量生産の２色成形用金型として好適
である。

〔発明の効果〕

本発明の金型によれば、多品種少量生産の２色成形品を
容易に製造し得るという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は本発明の詳細な説明図で、第１図は２
色成形用金型の断面図、第２図は固定型の底面図、第３
図は可動型の平面図、第４図は可動ユニットの斜視図、
第５図は可動ユニットを可動型に嵌合した状態を示す断
面図、第６図（イ）〜（へ）は２色成形工程を示す説明
図で、第１図は第２図のＡ−Ａ線断面および第３図のＢ
−Ｂ線断面に各々対応している。第７図（ａ）〜（ｄ）は、従来の２色成形工程の説明図
である。１・・・・・・固定型、３・・・・・・フレーム、６Ａ
、６Ｂ。６Ｃ，６Ｄ、６Ｅ、６Ｆ、６Ｇ、６Ｈ・・・・・・１次
側のキャビティ、７Ａ、７Ｂ、７Ｃ，７Ｄ、７Ｅ。７Ｆ、７Ｇ、７Ｈ・・・・・・２次側のキャビティ、１
４・・・・・・ランナ突出板、１５・・・・・・製品突
出板、１６Ａ、　１６Ｂ１６Ｃ，１６Ｄ、　１６Ｅ、　
１６Ｆ、　１６Ｇ、　１６Ｈ・・・・・・突部、１７・
・・・・・コア、２１・・・・・・製品突出ピン、２４
・・・・・・可動ユニット、２９・・・・・・ランナ突
出ピン、３０・・・・・・マルチエジェクタ。第１図 −７と第２図ＩＯ第４図１に５１１Ｊ０慎３図６６８６６第７図５２

Claims

【特許請求の範囲】

　フレームにキャビティを形成するコアを有する固定型
と、前記固定型のコアに対応した形状のコアを有する可
動型と、ランナ突出ピンを立設せるランナ突出板と、製
品突出ピンを立設せる製品突出板を有する２色成形用金
型において、大きさの異なる任意形状のコアと製品突出
ピンとを有する可動ユニットを複数個備え、該ユニット
を可動型に選択的に収納すると共に、前記製品突出板に
固定され、且つ上記ユニット毎に設けられるマルチエジ
エクタの先端に該ユニットを着脱自在にしたことを特徴
とする２色成形用金型。