JPH0353865Y2 - - Google Patents

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JPH0353865Y2
JPH0353865Y2 JP19259586U JP19259586U JPH0353865Y2 JP H0353865 Y2 JPH0353865 Y2 JP H0353865Y2 JP 19259586 U JP19259586 U JP 19259586U JP 19259586 U JP19259586 U JP 19259586U JP H0353865 Y2 JPH0353865 Y2 JP H0353865Y2
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mold
molding
protrusion
core
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JP19259586U
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JPS6397530U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は新規な射出成形用金型に関し、更に詳
しくはシヨートシヨツト、バリ、ウエルドライン
等の成形不良を解消した射出成形用金型に関する
ものである。
「従来技術と問題点」 射出成形は熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応
硬化性樹脂等の成形材料の成形方法として広く実
施されている。しかし乍ら、第1図に示した如き
CRTデイスプレイのキヤビネツト6の場合を例
に挙げて説明すると、金型は第2図に示す如くコ
ア金型1とキヤビテイ金型2との間に型窩3が形
成され、該型窩3はスプルー4を介してノズル口
5に連絡されている。Pはパーテイング面であ
る。上記の如き金型を用いて射出成形によりキヤ
ビネツトを成形すると、型窩内の一部に成形材料
が充填されない成形不良(シヨートシヨツト)が
発生する場合があり、その結果、第3図に図示す
る如く、成形品6の一部に成形不良部7が発生す
る。この原因としては射出圧力不足、成形温度が
低い、射出容量不足等が考えられる。射出容量不
足はさらに容量の大きい成形機に金型を付け換え
る等により比較的容易に解決できるが、射出圧力
不足の場合は射出圧力を上げると部分的に過充填
を生じ、バリ発生、成形品のガスヤケ等問題が発
生し、その調整は容易ではない。また、成形温度
を上げて熱可塑性樹脂の溶融粘度を下げて対処し
ようとすると、樹脂の熱劣化による成形品の物性
低下が発生する等の問題が生じる。同様の問題は
熱可塑性樹脂以外、即ち熱硬化性樹脂や反応硬化
性樹脂についても起こる。そこで、射出容量以外
の原因によるシヨートシヨツトの対策は、従来第
4図A,Bに示すようにコア金型の表面を部分的
に削ることにより形成された削除部8によりキヤ
ビテイ金型とコア金型の隙間のバランスをとつて
型窩内各部が均一充填になるよう図つてきた。し
かし、かかる方法にあつては、コア金型を広範囲
に削るため、成形機から金型を取り外し、金型修
正を行なわなければならないため、非常に時間と
労力を要し、金型改修にコストがかかるばかりで
なく、修正後の金型で成形した成形品の肉厚が広
い範囲で厚くなる為に成形品重量が重くなり、ま
た肉厚が部分的に不均一であるため成形品の変形
等の問題が避けられない。
「問題点を解決するための手段」 本考案は上記の問題を解決するもので、金型修
正範囲が狭く、かつ金型を成形機に取り付けたま
まで容易に金型修正を行うことができ、金型修正
に要する時間と労力を大巾に軽減できる金型を提
供しようとするものである。
即ち、本考案はコア金型とキヤビテイ金型とか
らなる射出成形用金型において、ゲート部より流
入した成形材料の流量を制御するための突起部を
前記コア金型の表面に設けたことを特徴とする射
出成形用金型を内容とするものである。
本考案において、コア金型面に予め設けられる
突起部はゲート部に比較的近い位置であることが
好ましい。該突起部はコア金型面上でゲート部の
位置又はゲート部に対応する位置を完全に囲い込
む様に設てもよいし、又、部分的に設けてもよ
い。更に又、この突起部の設けられるコア金型の
面はスプルーに垂直な面、略垂直な面、あるいは
テーパー面等があるが、成形体を金型から取り出
す際の作業性の点からは垂直な面あるいは略垂直
な面上に設けることが好ましい。
本考案の金型を用い成形材料を射出成形する
際、該突起部は成形材料の金型内での流量や方向
を調整し、シヨートシヨツトを修正防止する。し
かして、成形材料や成形条件によりコア金型面の
最適な場所に最適な形状、大きさの突起部が設け
られる。突起部の形状や大きさの変更は突起部全
体を均一に削つたり、部分的に削つたり、部分的
に切り欠いたりして行うことができる。
「実施例」 以下、本考案の実施態様を示す図面に基づいて
説明する。
第5図A,B及び第6図A,Bはそれぞれ本考
案の実施態様を示すもので、コア金型1のスプル
ー部9に対し垂直な面にゲート部(図示せず)を
包囲する様に突起部10aが突設されている。第
6図A,Bに示す様に、突起部10aをコア金型
1のコーナー部に位置させれば、成形品の外表面
の突起部に対応する部分のヒケの発生を目立たな
くさせるという効果が得られる。これらの場合は
第7図に示す如く、金型、即ちコア金型1、キヤ
ビテイ金型2を成形機に取り付けたまま容易に修
正作業が行える位置に突起部10aが設けられて
おり、また第8図に示す如く、修正部14が突起
部10a上に限られるため、第4図に示した従来
法の場合に比し修正部面積が格段に狭く、作業能
率は飛躍的に向上する。第7図において、11は
成形機固定板、12はスクリユー部、13は成形
機可動板である。
第9図A,Bは本考案の他の実施態様を示し、
ゲート部(図示せず)から離れたコア金型の段状
部の垂直面に突起部10aが設けられている。上
記において2段形状のものが示されているが、3
段、4段等多数段形状になつた場合でもいずれか
の段に1個又はそれ以上の突起部を設ければ同様
の効果が得られる。
第10図は本考案の更に他の実施態様を示し、
コア金型1のテーパー面に突起部10bが設けら
れている。
第11図は本考案の更に別の実施態様を示し、
コア金型1のテーパー面にスライドコア状突起部
10cが設けられている。スライドコア状突起部
10cの駆動はアンギユラーピン等公知の装置で
良い。
「作用・効果」 叙上の通り、本考案によれば金型を成形機に取
り付けたまま突起部の形状、大きさ、位置等を変
えることにより、成形材料の種類や成形条件に最
適の充填様式とすることができるので、シヨート
シヨツトやバリ等の成形不良のない成形品が得ら
れるとともに、従来金型に比し作業能率を飛躍的
に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A、Bは成形品(RTデイスプレイ用キ
ヤビネツト)を示し、第1図Aは斜視図、第1図
BはA−A断面図、第2図は従来の射出成形金型
を示す断面図、第3図は成形不良の成形品を示す
斜視図、第4図A,Bは成形不良を改良した従来
金型(コア)を示し、第4図Aは斜視図、第4図
BはB−B断面図、第5図A、Bは本考案の実施
態様を示し、第5図Aは斜視図、第5図BはC−
C断面図、第6図A,Bは本考案の他の実施態様
を示し、第6図Aは斜視図、第6図BはD−D断
面図、第7図は本考案の金型を成形機に取り付け
た状態を示す概略図、第8図は本考案金型の修正
部を示す概略図、第9図A,Bは本考案の更に他
の実施態様を示し、第9図Aは斜視図、第9図B
はE−E断面図、第10図及び第11図はそれぞ
れ本考案の別の実施態様を示す断面図である。 1……コア金型、2……キヤビテイ金型、3…
…型窩、4……スプルー、5……ノズル口、6…
…成形品、7……成形不良部、8……削除部、9
……スプルー部、10a,10b,10c……突
起部、11……成形機固定板、12……スクリユ
ー、13……成形機可動板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 コア金型とキヤビテイ金型とからなる射出成
    形用金型において、ゲート部より流入した成形
    材料の流量を制御するための突起部を前記コア
    金型の表面に設けたことを特徴とする射出成形
    用金型。 2 突起部をゲート部に対して実質的に垂直なコ
    ア金型表面に設けた実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の金型。
JP19259586U 1986-12-15 1986-12-15 Expired JPH0353865Y2 (ja)

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JP19259586U JPH0353865Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

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JP19259586U JPH0353865Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

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JPS6397530U JPS6397530U (ja) 1988-06-24
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KR100248772B1 (ko) * 1997-10-24 2000-03-15 윤종용 가스사출성형시 제팅방지를 위한 사출금형

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JPS6397530U (ja) 1988-06-24

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