JPS643561Y2 - - Google Patents

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JPS643561Y2
JPS643561Y2 JP4546881U JP4546881U JPS643561Y2 JP S643561 Y2 JPS643561 Y2 JP S643561Y2 JP 4546881 U JP4546881 U JP 4546881U JP 4546881 U JP4546881 U JP 4546881U JP S643561 Y2 JPS643561 Y2 JP S643561Y2
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core
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cores
green sand
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は中空鋳造品の成形用の生砂鋳型の中
子と巾木との合せ面に生ずる湯もれ間隙を形成し
ないようにする技術分野に属する。
而して、この考案は、例えば、自動車のエンジ
ンのシリンダブロツクを鋳造する生砂鋳型が外型
内に中子を納める際に該中子が複数の隣接するブ
ロツクである態様で中子と外型の巾木との合せ面
に形成される中子の製造時のサイズバラツキ等に
よる湯もれ間隙の発生を防止する部分を該外型の
巾木表面に形成した生砂鋳型構造に関する考案で
あり、特に、外型の巾木表面の中子に対する当接
合せ面に少くとも1つの湯もれ防止用の突条を付
設して中子サイズの成形の際等のバラツキがあつ
ても、湯もれ間隙を形成させないようにした生砂
鋳型構造に係る考案である。
〈従来技術〉 周知の如く、各種工業製品、特に、機械製品に
は多くの鋳造品が用いられており、そのうち外型
内に中子を収納して注湯した中空製品も極めて多
く使用されている。
而して、例えば、自動車エンジンのシリンダブ
ロツクの如く設計の都合から複数の中子を相互に
隣接した状態で外型内に収納して鋳造する態様で
はしばしば各中子の成形過程によつて生じる中子
相互のサイズ誤差等から中子の全長に亘つて中子
と外型の巾木との合せ面に、所謂、湯もれ間隙が
形成されて注湯中に湯もれが生ずる不都合さがあ
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 これに対処するに、注湯前に鋳型の完成状態で
の湯もれ間隙を無くすべく中子納め後、該中子外
周の巾木当接面を突き固めて巾木に対する合せ面
に形成される湯もれ間隙を無くすようにした手段
を用いたり、又、中子と巾木との合せ面に所定の
モールドシールを介装させて湯もれ間隙を充填す
るようにした手段等が用いられてきているが、前
者は突き固めプロセスで合せ面以外の鋳砂部分を
損壊する虞れがある欠点があり、後者はシール材
のオーバーフロー分が生砂に侵入して鋳造後の型
ばらしの後の生砂再生に支障をきたしかねない難
点があり、又、いずれの場合も基本的に湯もれ間
隙の解消を確実に保証する確認がとれないという
不具合もあつた。
この考案の目的は上述従来技術に基づく生砂鋳
造に際しての中子を収納した生砂鋳型の複数相互
に隣接した該中子と巾木との合せ面の湯もれ間隙
処理の問題点を解決すべき技術的課題とし、外型
側面の巾木の中子に対して当接する合せ面に該中
子成形時等における複数の中子の各サイズの誤差
の不可避的な発生を前提としながらも、該誤差を
吸収することが出来る少くとも1つの押え突条を
設けて複数の組み付け中子の相互に隣接した状態
での鋳型納め時に中子のサイズ誤差を許容しつつ
も、湯もれ間隙を自動的に無くすことが出来るよ
うにして機械製造産業における鋳造技術利用分野
に益する優れた生砂鋳型構造を提供せんとするも
のである。
〈問題点を解決するための手段〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を
要旨とするこの考案の構成は前述課題を解決する
ために、外型の巾木の中子に対する合せ面に中子
に対して当接する押え突条を少くとも1つ設けて
おき、複数の相互に隣接する中子を外型に納める
に際し、中子のサイズ誤差の存在を許容しなが
ら、該中子の誤差サイズが設定量より小さい場合
は中子に対する当接面に形成した押え突条が中子
に当接して該中子と巾木との合せ面の湯もれ間隙
を吸収し、一方、中子の誤差サイズが設定量より
大きい場合は、押え突条が中子と干渉して砂を除
外して中子は確実に収納され、その結果、湯もれ
間隙は生ぜず、又、中子と巾木からの突条が干渉
する部分で除外された砂は外型に形成されたごみ
留め溝に排出されるようにした技術手段を講じた
ものである。
〈実施例〉 次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明
すれば以下の通りである。
第1〜5図に示す実施例において、1は自動車
のエンジンのシリンダブロツクの鋳造用の生砂鋳
型であり、外側の下金枠2、上金枠2′から金枠
内にそれぞれ生砂鋳型の外型としての下鋳型3と
上鋳型3′が所定に形成されてセツトされる。
而して、4は中子であり、フロント中子41、
クランクケース中子42、リヤ中子43、ウオー
タジヤケツト中子44、スラブ中子45等の所定
数の複数の中子が下鋳型3、上鋳型3′との間に
製品部5を形成するように相互に隣接した状態で
セツトされ、収納されるようにされいる。
尚、堰鉢6に接続する湯口7は湯道8を介して
湯道兼堰9を通して製品部5(第2図でクロスハ
ツチング部分)に通じている。
而して、当該実施例において、外型の下鋳型
3、上鋳型3′にはその中子4の端部に対する当
接面10,10の各隅に4個の凹状のごみ留め溝
11,11…が、そして、これらの当接面10,
10に対応して下鋳型3、上鋳型3′に湯もれ防
止突条14,14が形成され中子4に当接してい
る。
而して、該各ごみ留め溝11、及び、湯もれ押
え突条14の形成については上下の鋳型3′,3
を形成するに際し、第3,4図に示す様に、型定
盤12に外型を設置する場合、その巾木模型1
3′の表面にごみ留め溝11,11…形成用の突
体11′,11′…を形成し、併せて湯もれ防止用
の押え突条14,14…形成用の凹溝14′,1
4′…を形成する。
尚、実際には第1図のA矢視部位の巾木模型1
3′の表面にごみ留め講形成用の突体11,11
…、及び、押え突条形成用の凹溝14′,14′…
を形成しておき、この凹溝14′の−断面に
当る押え突条14,14…を鋳型成形時に生砂に
転写することにより第5図に示す様に、巾木13
の表面に形成する。
第3,4図は外型成形時に用いる巾木部模型1
3′の表面の側面と斜視図であることから分かる
ように形成完了後の生砂鋳造型1を示す第1,2
図には定盤12は示されていない。
又、第3図には説明の都合上、ごみ留め溝1
1,11を形成する突体11′,11′、及び、そ
の位置が凹溝14′,14′との取合にて示されて
あるが、これによるごみ留め溝11,11が成形
時に上下の鋳型3′,3内に転写されて凹設され
ることは上述の通りである。
而して、押え突条14は第1図に示す中子4の
全長lの寸法と外型の下鋳型3、及び、上鋳型
3′の寸法、該中子4の成形時の寸法誤差のバラ
ツキや中子折れ、ごみ対策不良等の工程の状態に
より中子4のサイズについて、例えば、正規サイ
ズが押え突条14の高さの半分の部位に位置する
サイズであるようにバラツキがあることを前提と
して予め設計して形成しておく。
尚、第2図の15は方案堰であり、17は巾木
模型13′の上面に形成されたタイトプラグ穴で
ある。
上述構成において、外型の下鋳型3、上鋳型
3′は在来の一般態様通り、製品部5と中子4に
対する成形部を作ると共に前述した如く、ごみ留
め溝11,11…を巾木13′の突熱11′,1
1′…の転写により形成し、且つ、中子4に対す
る外型の巾木13の当接する合せ面に押え突条1
4,14…を第3,4,5図に示す様に、巾木部
模型13′を定盤12に対してセツトする時に形
成した該巾木部模型13′の凹溝14′,14′…
により転写を介して形成する。
而して、別途成形したシリンダブロツクの中子
4をフロント中子41、クランクケース中子4
2、リヤ中子43を相互に隣接した状態で組み付
けして外型の下鋳型3に納め、次いで上鋳型3′
を上から型合せしてセツトする。
この場合、例えば、中子4はその設計全長lが
100mmで正寸であるとされている態様で±2mmの
誤差があるとすれば、98〜102mmの少寸、大寸の
幅内でサイズにバラツキがあることになる。
そこで、中子4のサイズが98mmの少寸のような
場合の組み付けでは、該中子4のサイズ誤差を許
容し、これを前提としながらも、フロント中子4
1、リヤ中子43が巾木13との当接面10,1
0…に於いて、湯もれ防止用の押え突条14,1
4…に接し(正確には中子内のリブ対応位置に対
して)、第1図に示す様に、中子4に対する巾木
13の表面の湯もれ多発部16に於ける中子4の
湯もれ間隙を吸収し、これを無くすことが出来
る。
一方、中子4が組み付け状態で102mmの大寸の
ような場合は、その納めプロセスにおいて、湯も
れ防止用の押え突条14,14…と中子4とが当
接面10,10…に於て干渉することになり、干
渉分の砂は削られ、その結果、中子4は正しく納
まり、湯もれ間隙は形成されることなく吸収され
て、除外された生砂やごみ留め溝11に取り除か
れるため、ごみ不良や中子納まり不良が無くな
る。
このようにして、鋳型1が形成されれば、堰鉢
6から注湯して製品部5に製品を形成する。
そして、製品凝固後に型ばらしを行つて、砂は
再生ラインに移行されて再利用される。
又、押え突条14は第5図に示す実施例以外に
第6a〜6d図に示す様に台形状141、二段突
条型142、三角状143、半円状144等種々
の態様が採用可能である。
尚、この考案の実施例は上述各実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、押え突条に
ついては直線状、弯曲状、蛇行状等種々の態様が
採用可能であり、又、対象とする鋳造品は自動車
部品に限らないことも勿論である。
〈考案の効果〉 以上この考案によれば、複数の相互に隣接する
中子を用いた外型が中子と巾木との当接面に湯も
れ防止部を有する生砂鋳型において、外型の巾木
の中子に対して当接する合せ面に湯もれ防止用の
押え突条を少くとも1つ形成して付設するように
したことにより、基本的に中子のサイズに長短の
サイズ誤差があつても、即ち、該サイズ誤差の発
生を許容し、それを前提としながらも、小さい場
合は押え突条により中子が押えられて納められる
ことが出来、確実に中子と巾木との合せ面の湯も
れ間隙が形成されることなく、又、大きい場合は
突条と中子が干渉して突条側が削られ、この場合
も中子納めは確実に出来るのみならず、湯もれ間
隙も形成されないという優れた効果が奏される。
又、押え突条は予め外型に形成しておくために
巾木の中子当接面の合せ面を突き固め等をするこ
とがないことにより、外型、中子ともに傷つける
ことがない効果があり、更に、モールドシールを
介装することもないため、生砂再生にも何ら支障
はないという効果がある。
そして、予め、設計により押え突条を形成して
おくため、湯もれ間隙は確実に吸収される効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すものであり、第
1図は1実施例の縦断面図、第2図は第1図−
横断面図、第3図は第1図A視から見た外型巾
木表面図、第4図は第3図の斜視図、第5図は湯
もれ防止用押え突条の巾木との取合断面図、第6
a〜6d図は押え突条の他の実施例の断面図であ
る。 4,41〜45……中子、13……巾木、3,
3′……外型、1……鋳型、10……当接面、1
4,141〜144……湯もれ防止用の押え突
条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の中子を相互に隣接して収納する外型が該
    中子と該外型の巾木との合せ面に対して湯もれ防
    止部を有している生砂鋳型構造において、上記外
    型の巾木の中子に対する当接面に湯もれ間隙吸収
    用の湯もれ防止用の押え突条が少くとも1つ付設
    されていることを特徴とする生砂鋳型構造。
JP4546881U 1981-04-01 1981-04-01 Expired JPS643561Y2 (ja)

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JP4546881U JPS643561Y2 (ja) 1981-04-01 1981-04-01

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JP4546881U JPS643561Y2 (ja) 1981-04-01 1981-04-01

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JPS57160849U JPS57160849U (ja) 1982-10-08
JPS643561Y2 true JPS643561Y2 (ja) 1989-01-31

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ID=29842357

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6340283Y2 (ja) * 1984-12-07 1988-10-21

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JPS57160849U (ja) 1982-10-08

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