JP2831490B2 - 砂鋳型の組立て方法 - Google Patents

砂鋳型の組立て方法

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JP2831490B2 JP15770491A JP15770491A JP2831490B2 JP 2831490 B2 JP2831490 B2 JP 2831490B2 JP 15770491 A JP15770491 A JP 15770491A JP 15770491 A JP15770491 A JP 15770491A JP 2831490 B2 JP2831490 B2 JP 2831490B2
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公吉 嵯峨崎
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  • Casting Devices For Molds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は上下砂鋳型を鋳ばりが発
生しないように隙間をなくして組み立てる方法に関す
る。
【0002】
【従来技術と問題点】従来砂鋳型を造型してパターンプ
レートから型抜きする場合に砂落ち、砂かけ等が起こら
ないように砂鋳型の面尻り部(コーナー部)にはRがつ
くようにパターンプレートを予じめ製作しておきこれを
使用しているのが一般的である。このため造型された砂
鋳型には面尻り部分に肉ぬすみができ上下両砂鋳型を型
合わせした場合に面尻り部を中心にくさび状の隙間がで
き、このくさび状の隙間には、注湯の際に溶湯がさし込
んで鋳ばりとなる問題があった。本発明は上記の問題に
鑑みて成されたものであって、上下砂鋳型を型合せする
ことによって、面尻り部の隙間が完全にシール剤により
シールされるようにした砂鋳型の組立て方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0003】
【問題解決のための手段】上記の目的を達成するために
本発明における砂鋳型の組立て方法は、見切り面におけ
るキャビティー部外周縁に凹み溝を環状に成形した下砂
鋳型と、前記下砂鋳型の凹み溝に対し挿入可能な突起条
部を環状に成形すると共に該凹み溝からキャビティー部
に至る間に相当する位置に前記突起条部の体積分に相当
する空間領域を前記下砂鋳型とにより構成する凹み帯部
を設けた上砂鋳型とを、前記凹み溝にガム状シール剤を
満杯に充填した状態で型合わせして前記突起条部を凹み
溝に挿入し、もってガム状の自硬性シール剤を該突起条
部と同一体積分を凹み溝から押し出して前記空間領域を
シール剤により埋めることを特徴とするものである。
【0004】
【作用】本発明は上記のような解決手段を採用すること
によって上下砂鋳型を型合わせした組立て鋳型には溶湯
のさし込む隙間がなくなり、ひいては鋳ばりをなくすこ
とができるようにする。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。鋳枠1付の下砂鋳型2にはキャビティー部3が成形
されていて、見切面における該キャビティー部3の面尻
り部にはRがつけられている。(図2参照)また該キャ
ビティー部3の外周縁には凹み溝4が環状(図面では省
略)に設け。られている共にこの凹み溝4の外側には突
条ダボ5が成形されている(図2参照)。さらに図3に
示す上砂鋳型12には、キャビティー部3の外周縁にお
ける前記凹み溝4に対応する位置には、突起条部14が
環状に設けられていると共に外凹み溝4からキャビティ
ー部3に至る間に相当する位置には前記突起条部14の
体積分に相当する空間領域(格子線)を前記下砂鋳型2
とにより構成する凹み帯部15が成形されている。尚前
記突起ダボ5に対応する位置には凹みダボ5Aが設けら
れている。
【0006】このように構成されたものは、図2におい
て下砂鋳型2に環状に設けられた凹み溝4内にガム状の
自硬性シール剤Sを満杯に充填する。次に砂鋳型12を
下砂鋳型2にダボ5、5A合わせにより位置決めして型
合わせをする。この際前記突起条部14が凹み溝4内の
ガム状の自硬性シール剤Sを該突起条部14の体積分だ
け押し出して図3のように凹み帯部15の部分を埋める
ようになる。この状態で若干時間放置しておくことによ
りシール剤Sが硬化して完成鋳型となる。したがって肉
ぬすみされた上下砂鋳型のR部がシール剤により埋めら
れて隙間がなくなり、ひいては鋳ばりの発生がない鋳造
品を得ることが可能になる。
【0007】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなように
砂鋳型の見切面におけるキャビティー面尻り部に所定容
積の空間領域を作りこの空間領域にガム状の自硬性シー
ル剤を所定量だけ押し出して埋めるようにしたから砂鋳
型の見切面におけるキャビティー面尻り部の隙間を完全
に目つぶしすることができるようになりひいては鋳ばり
の発生がない砂鋳型として完成させることがてきその効
果は著大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する鋳枠付下砂鋳型の断面図であ
る。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】本発明の実施状態を示す要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
2 下砂鋳型 3 キャビティー部 4 凹み溝 12 上砂鋳型 14 突起条部 15 凹み帯部 S ガム状の自硬性シール剤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】見切面におけるキャビティー部外周縁に凹
    み溝を環状に成形した下砂鋳型と、前記下砂鋳型の凹み
    溝に対し挿入可能な突起条部を環状に成形すると共に該
    凹み溝からキャビティー部に至る間に相当する位置に前
    記突起条部の体積分に相当する空間領域を前記下砂鋳型
    とにより構成する凹み帯部を設けた上砂鋳型とを、前記
    凹み溝にガム状の自硬性シール剤を満杯に充填した状態
    で型合せして前記突起条部を凹み溝に挿入しもってガム
    状の自硬性シール剤を該突起条部と同一体積分凹み溝か
    ら押し出して前記空間領域をシール剤により埋めること
    を特徴とする砂鋳型の組立て方法。
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