JPS6341604Y2 - - Google Patents

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JPS6341604Y2
JPS6341604Y2 JP1980168024U JP16802480U JPS6341604Y2 JP S6341604 Y2 JPS6341604 Y2 JP S6341604Y2 JP 1980168024 U JP1980168024 U JP 1980168024U JP 16802480 U JP16802480 U JP 16802480U JP S6341604 Y2 JPS6341604 Y2 JP S6341604Y2
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JP
Japan
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front core
magnetic head
core
case body
gap
Prior art date
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Expired
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JP1980168024U
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English (en)
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JPS5791128U (ja
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Priority to JP1980168024U priority Critical patent/JPS6341604Y2/ja
Publication of JPS5791128U publication Critical patent/JPS5791128U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、V、T、R、或いはテープレコー
ダ等に使用される磁気ヘツドに係り、特にケース
本体にヘツド部を嵌挿して樹脂モールドを施す際
に、ヘツド部のフロントコアをケース本体に精度
良く位置決めするとともに樹脂モールドを確実に
行なえるようにした磁気ヘツドに関するものであ
る。
従来、磁気ヘツドを構成するケース本体1は、
第1図に示すように、ヘツド部2を構成するフロ
ントコア3の嵌合部1a1、バツクコア4の嵌合部
1a2、コイル5の嵌合部1a3、及び端子取付部6
の嵌合部1a4等が形成されており、これらの嵌合
部1a1〜1a4にヘツド部2を嵌挿した後第2図に
示すようにエポキシ樹脂等の樹脂モールド7を施
すものである。
しかしながら第3図に示す如くフロントコア3
と嵌合部1a1の溝幅との隙間が少なく、加工上角
隅部に丸味が残つており、フロントコア3が浮き
上がるなど位置決め不良をひき起すものである。
このために第4図に示す如く、ケース本体1のフ
ロントコア3が嵌合する嵌合部1a1の溝底面側に
空隙部1bを形成したものもあるが、ヘツド部2
を嵌挿したとき、フロントコア3が空隙部1bを
覆つてしまい上方から見えず、樹脂モールド7を
施しても空隙部1bに十分充填されず、目詰りし
て空隙が残つてしまい、テープ走行面10を研磨
加工したとき、空隙部1bが露出するなど外観上
好ましくないものであつた。すなわち、上記フロ
ントコア3が嵌めこまれる嵌合部1a1の溝底に形
成した空隙部1bは両側で0.025mm程度であるか
ら、ほぼ全面的にフロントコア3で覆われてしま
い、エポキシ樹脂等の注型樹脂が充填され難く、
殊に無機質フイラーを多量に含有した樹脂では目
詰りを起して空隙部1b内に空隙が残つてしまう
ものである。
この考案は、上述した事情にもとづいてなされ
たものであり、ケース本体の嵌合部にヘツド部を
正確に位置決めして嵌挿できるとともに、エポキ
シ樹脂等の注型樹脂が十分に充填され、テープ走
行面を研磨加工しても、研磨面に空隙が露呈しな
いように形成した磁気ヘツドを提供するものであ
る。
以下、この考案による実施例を第5図ないし第
8図にもとづいて具体的に説明する。図において
従来例と対応する箇所及び部品は同一符号を付し
て説明する。第5図はこの考案によるケース本体
1の要部側面図であり、ヘツド部2のフロントコ
ア3の嵌合部1a1の溝底両側に従来例の如く全長
に亘つて空隙部1b,1bを形成し、この空隙部
1b,1bにはそこからバツクコア4の嵌合部1
a2の領域に直角に延長する凹部溝1d,1dが延
長部として形成され、その結果空隙部1b,1b
と凹部溝1d,1dとがL字形をなすことにな
る。
また、第6図には本考案の別に実施例が示され
ており、この実施例では、フロントコア3の嵌合
部1a1の溝底両側に全長に亘つて形成される空隙
部1b,1bはバツクコア4の嵌合部1a2の領域
に侵入するように延設され、その先端部から直角
に延びる凹部溝1d,1dが延長部として形成さ
れ、その結果空隙部1b,1bと凹部溝1d,1
dとがL字形をなすことになる。
上述したように、この考案によれば、ケース本
体1にヘツド部2を嵌挿した場合、第7図ないし
第8図に示す如く空隙部1b,1b及び凹溝部1
d,1dがフロントコア3にて覆われても塞がる
ことがなく、エポキシ樹脂等の注型樹脂をモール
ドしても凹溝部1d,1dより樹脂充填が矢印の
方向に流れていくのでフロントコア3の先端部ま
で確実に充填がなされるものである。このとき、
フロントコア3の先端部と嵌合部1a1との隙間
は、注型樹脂が流れてくる場合の空気の逃げ場所
となつている。
第7図ないし第8図において、バツクコア4の
嵌合部1a2におけるフロントコア3の基準面部
に、フロントコア3が浮き上らず、精度良く位置
決め可能に嵌合するために、底面の角部に凹溝1
eを形成しておくとケース本体1の嵌合部にな
お、第9図および第10図には第5図に示した実
施例が斜視図として示されており、第9図では、
ヘツド部2を収容する嵌合部1a2と、空隙部1
b,1b、凹部溝1d,1dおよび凹溝1eとの
空間的な配置関係を明確にするために、空隙部1
b,1b、凹部溝1d,1dおよび凹溝1eの箇
所が斜線領域として図示され、一方第10図で
は、空隙部1b,1bおよび凹部溝1d,1dが
それぞれ溝部として描かれている。
以上詳細に説明したように、この考案のケース
本体は、注型樹脂の樹脂モールドがフロントコア
先端部まで十分に行なわれるので、樹脂モールド
後にテープ走行面まで研磨しても、空隙部内に樹
脂が確実に充填されており、空隙が露呈するなど
の弊害が解消される。従つて磁気ヘツドの製造に
おける不良品が少なく量産化が可能である等、工
業上の利得が著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の実施例を示す、磁気ヘツドのケ
ース本体及びヘツド部の側面図、第2図は第1図
の組立状態を示す側面図、第3図ないし第4図は
従来例における第2図のA−A線断面図、第5図
はこの考案による一実施例を示すケース本体の側
面図、第6図はこの考案による他の実施例を示す
ケース本体の側面図、第7図ないし第8図はこの
考案によるヘツド部組込時の樹脂の流れを示す説
明図、第9図は第5図の実施例の斜視図であつ
て、空隙部1b,1b、凹部溝1d,1dおよび
凹溝1eが斜線領域として示されている斜視図、
第10図は第9図の部分拡大図である。 1……ケース本体、1a1……フロントコアの嵌
合部、1a2……バツクコアの嵌合部、1b……空
隙部、10……テープ走行面、1d……凹溝部、
1e……凹溝、2……ヘツド部、3……フロント
コア、7……樹脂モールド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 磁気ヘツドを構成するケース本体の嵌合部
    に、フロントコア、バツクコア、コイル等から
    なるヘツド部を嵌挿してエポキシ樹脂等の注型
    樹脂をモールドして構成される磁気ヘツドにお
    いて、上記ヘツド部のフロントコアが嵌合す嵌
    合部の溝底両側に全長に亘つて空隙部を形成す
    るともに、上記空隙部をバツクコアの嵌合部内
    の所定位置まで延設し、その位置よりL字型に
    屈曲した凹溝部を形成したことを特徴とする磁
    気ヘツド。 (2) 上記磁気ヘツドのケース本体において、フロ
    ントコア嵌合部の溝底両側に全長に亘つて空隙
    部及びL字型に屈曲した凹溝部を有するととも
    に上記フロントコアの基準面におけるバツクコ
    アの嵌合部底面角部にフロントコアの基準面位
    置決め用凹溝を形成したことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の磁気ヘツド。
JP1980168024U 1980-11-22 1980-11-22 Expired JPS6341604Y2 (ja)

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JP1980168024U JPS6341604Y2 (ja) 1980-11-22 1980-11-22

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JP1980168024U JPS6341604Y2 (ja) 1980-11-22 1980-11-22

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Publication Number Publication Date
JPS5791128U JPS5791128U (ja) 1982-06-04
JPS6341604Y2 true JPS6341604Y2 (ja) 1988-11-01

Family

ID=29526639

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JP1980168024U Expired JPS6341604Y2 (ja) 1980-11-22 1980-11-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4831261A (ja) * 1971-08-27 1973-04-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4831261A (ja) * 1971-08-27 1973-04-24

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Publication number Publication date
JPS5791128U (ja) 1982-06-04

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