JPH0413795Y2 - - Google Patents

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JPH0413795Y2
JPH0413795Y2 JP15534785U JP15534785U JPH0413795Y2 JP H0413795 Y2 JPH0413795 Y2 JP H0413795Y2 JP 15534785 U JP15534785 U JP 15534785U JP 15534785 U JP15534785 U JP 15534785U JP H0413795 Y2 JPH0413795 Y2 JP H0413795Y2
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overhang
knurling
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cassette
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案カセツトを以下の項目に従つて説明す
る。
A 産業上の利用分野 B 考案の概要 C 従来技術[第5図乃至第10図] D 考案が解決しようとする問題点[第11図] E 問題点を解決するための手段 F 作用 G 実施例[第1図乃至第4図] H 考案の効果 (A 産業上の利用分野) 本考案は新規なカセツト、特に、側壁外面にロ
ーレツト等上下方向に延びる凹部が配設された凹
部配置領域を有し、上記凹部配置領域の上側か下
側かにオーバーハング部を有するケースからなる
カセツトに関するものである。
(B 考案の概要) 本考案は、側壁外面にローレツト等上下方向に
延びる凹部が配設された凹部配置領域を有し、上
記凹部配置領域の上側か下側かにオーバーハング
部を有するケースからなるカセツトにおいて、ロ
ーレツト等の反オーバーハング部側にバリ等が発
生するのを防止するため、凹部配置領域の反オー
バーハング部側に切欠を設けることとするもので
あり、本考案によれば、カセツトのケースを射出
成形により樹脂で形成する際その切欠形成部に金
型の一部を存在させることができるので、凹部配
置領域らそれの反オーバーハング部側へのバリの
原因となる樹脂の流れ込みを上記金型の一部を有
効に活かして阻むことができ、延いてはバリの発
生を防止することができる。
(C 従来技術)[第5図乃至第10図] ビデオテープレコーダ用のテープカセツトとし
て第5図に示すものaが知られている。このテー
プカセツトaは磁気テープが巻かれた供給用及び
巻取り用のリールb,bを収納した箱状の筐体c
と、該筐体c前面の磁気テープ走行部を埃や機械
的損傷から保護するテープカバーdとから成り、
該テープカバーdは枢着部e,e(一方の枢着部
eは図面に現われない。)にて筐体cの両サイド
前端部に枢着されている。
筐体cは平面形状が長方形の下ケースfと同じ
く長方形の上ケースgとの2つのケース部材から
なり、その両ケースfとgとがそれらの間に上記
リールb,bを収納した状態でねじ止め等により
結合一体化されることにより形成される。
下ケースf及び上ケースgの外壁h及びiは下
ケースf及び上ケースgの周縁部に一体に突条を
設けることにより形成されている。この下ケース
f及び上ケースgからなる筐体cの両側面の後端
部にはローレツトj,j(尚、一方の側面のロー
レツトjは第5図に現われない。)が形成されて
いる。
そして、上記各ローレツトjの上下両側にはそ
のローレツトが形成された筐体c側面と同一平面
を有するオーバーハング部kが設けられ、オーバ
ーハング部kが筐体cの厚さ全体に渡るようには
形成されていない。このようにオーバーハング部
kをローレツトjの上下両側に設けるのは1つに
はそうする方がデザイン的に優れているからであ
り、他の一つには上下方向の辷りをなくすためで
ある。特に、オーバーハング部kにより上下方向
における辷りをなくすことの意義は少なくない。
というのは、ローレツトは元来辷りをなくすため
のものであるが、ローレツトはそれを構成する各
溝の向きに対して直角の方向の辷りを阻む機能し
か有しておらず、溝の向きに沿う方向の辷りを阻
むことはできない。それどころか溝の延びる方向
(上下方向)における辷りを助長することになる。
そこで、ローレツトjの上下にオーバーハング部
k,kを設けることとすれば、そのオーバーハン
グ部k,kにより上下方向における辷りを阻むこ
とができる。
以上がローレツトjの上下両側にオーバーハン
グ部k,kを設ける理由であるが、そのようにし
た場合、従来においてはテープカセツトの筐体c
を構成するケースgあるいはfのローレツトj形
成部は第6図に示す(第6図に示すのは上ケース
gのローレツトj形成部であるが、ローレツトj
形成部は上ケースgと下ケースfとでは上下対称
になつているにすぎない。)ように、ローレツト
jの一端がケースgあるいはfの下面あるいは上
面に達し、ローレツトjの他端側にオーバーハン
グ部kが設けられた形状になつている。そして、
このようなケースg,fは樹脂で射出成形により
形成される。第7図はその射出成形に用いる金型
を示すものであり、同図Aは型締り状態、同図B
は型開き状態における金型を示している。
第7図において、lはコア本体、m,mはロー
レツト形成用の補助ブロツクで、ローレツト形成
用の凹部n,n群を有しており、ねじo,oによ
りコア本体lに取り付けられている。pは固定側
型板である。このようにオーバーハング部k,k
を一端側に有するローレツトj,jを筐体cの側
面に形成するには、ローレツト形成用の部分(n
形成部分)が小さく、コア中心部側に突出してい
る場合にはコア側のローレツトを形成するための
補助ブロツクmをコア本体lと別体に取り付け、
立て押し切りにしなければならない。尚、第8図
はその補助ブロツクmとコア本体lとを一部を切
欠いて示す分解斜視図である。
ちなみに、第9図に示すように上下両端が筐体
のケース例えばgの上下両面に達するようなロー
レツトjを形成する場合には第10図A,Bに示
すように固定側型板pにローレツト形成用のロー
レツト状部n,nを設けたものを射出成形用金型
として用いれば良く、補助ブロツクm,mは全く
必要としない。しかし、このようなローレツトj
はデザイン的な面、辷り防止の面で問題があるこ
とは前述のとおりであり、ローレツトjの一端側
にオーバーハング部kを設けるには第8図に示す
ように補助ブロツクm,mを必要とする。
(D 考案が解決しようとする問題点)[第11
図] ところで、上述したように第7図に示すような
金型を用いて一端側にオーバーハング部kを有す
るローレツトj,jを形成する場合、次に述べる
ような問題があつた。
即ち、上述した補助ブロツクmはローレツト状
部nが形成された略上半部m′が側方へ(コア本
体lの丘陵状部l′側へ)突出した形状を有してお
り、補助ブロツクmのローレツト状部nが形成さ
れた側面が平坦ではなく下向きの段部qを有して
いる。尚、h1はコア本体lの丘陵状部l′(上ケー
スgの側壁の高さを決定する)の高さ、h2は補助
ブロツクmのローレツト状部nの高さであり、h1
とh2とは等しい。従つて、補助ブロツクm,mを
コア本体lに取り付けた場合、第11図に示すよ
うに段部qとコア本体lとの間に生じる僅かな隙
間rに樹脂sが流れ込むという現象が生じた。そ
して、その隙間rに流れ込んだ樹脂sにより糸状
のバリtがローレツトjの反オーバーハング部k
側に生じてしまい、成形不良が生じてしまう。こ
の成形不良は成形歩留りを低下させる一因とな
り、延いてはカセツトのコスト増を招く。
本考案は上記問題点を解決すべく為されたもの
で、側壁外面にローレツト等上下方向に延びる凹
部が配設された凹部配置領域を有し、上記凹部配
置領域の上側か下側かにオーバーハング部を有す
るケースを用いたカセツトにおいてローレツト等
の凹部の反オーバーハング部側にバリ等が発生す
るのを防止することを目的とするものである。
(E 問題点を解決するための手段) 本考案カセツトは、上記問題点を解決するた
め、凹部配置領域の反オーバーハング部側に切欠
を形成することを特徴とするものである。
(F 作用) 本考案カセツトによれば、ケースの形成時にお
いて、切欠形成部に金型の一部を存在させること
ができるので、その金型の一部分を有効に利用し
てバリの原因となる樹脂の入り込みを有効に阻む
ことができる。従つて、凹部の反オーバーハング
部側のバリの発生を防止することができる。
(G 実施例)[第1図乃至第4図] 以下に、本考案カセツトを添附図面に示した実
施例に従つて詳細に説明する。
第1図乃至第4図は本考案カセツトの実施の一
例を説明するためのものであり、第1図はカセツ
トの要部を示す分解斜視図である。
このカセツトの筐体は下ケース1と上ケース2
とを結合一体化することにより形成される。3,
4は下ケース1、上ケース2の外側面に形成され
たローレツトである。5,6はオーバーハング部
で、下ケース1のオーバーハング部5はローレツ
ト3の下側に、上ケース2のオーバーハング部6
はローレツト4の上側にそれぞれ形成されてお
り、下ケース1と上ケース2とを結合一体化する
とローレツト3,4の上下両側にオーバーハング
部5,6が位置する。
7,8は下ケース1、上ケース2のローレツト
3,4の反オーバーハング部側に形成された切欠
である。
第2図A,Bは第1図に示したカセツトの筐体
の上ケース2を樹脂で射出成形により形成するた
めの金型を示すもので、同図Aは型締り状態を示
し、同図Bは型開き状態を示す。
9はコア本体、10,10はコア本体9に例え
ばボルト11,11により取り付けられた補助ブ
ロツクで、平坦な側面12,12の略上半部にロ
ーレツト形成用のローレツト状部13,13が形
成されている。このローレツト状部13,13の
長さ(上下方向における長さ)h4は当然のことな
がら、ローレツト3,4の長さと等しい。そし
て、コア本体9の丘陵状に突出した上ケース2の
側壁14,14の高さを規定する突出部分9aの
高さh3は上記h4よりも大きくされ、ローレツト状
部13,13の下端よりも突出部分9aの下端の
方が下側になるように(即ち、h3>h4)されてい
る。
15,15はコア本体9の上記突出部分9aと
補助ブロツク10,10との間に形成された側壁
形成空間である。
第3図はコア本体9及び補助ブロツク10の一
部を示す分解拡大斜視図である。同図において、
h5は補助ブロツク10の側壁14を形成するため
の金型として実効的に機能する部分の高さを示
す。この高さh5は上記コア本体9の丘陵状突出部
分の高さh3と等しい。
尚、16は固定側型板である。
第2図に示した金型は、第7図、第8図に示し
た金型とはそれのローレツト状部13がコア本体
9側へ突出しない形状にされている点で大きく異
なつており、補助ブロツク10のローレツト状部
13が補助ブロツク10の平坦な側壁12に形成
されている。従つて、第4図に示すように樹脂1
7が上ケース2の側壁14を成す部分から外側へ
流れようとするのを補助ブロツク10のその流れ
に対して垂直な向きを有する側壁12によつて阻
むことができる。依つて、ローレツト4の反オー
バーハング部側にバリができるのを阻止すること
ができる。
そして、第2図(そして、第3図)に示した金
型により成形できるのは上ケース2の形状をロー
レツト4の反オーバーハング部側(下側)に切欠
8を形成した形状にしたためである。即ち、ロー
レツト4の下端をその側壁14の下端まで延ばす
ことなく切欠いたのでその切欠8に当たる部分に
補助ブロツク10の一部を存在することがきるよ
うになり、その結果その補助ブロツク10によつ
て樹脂17の側壁14を成す部分から外側への流
れを有効に阻むことがきるようになつたのであ
る。
そして、このようなことは下ケース1の成形に
関してもいえるのである。
(H 考案の効果) 以上に述べたところから明らかなように、本考
案カセツトは、側壁外面に上下方向に延びる凹部
が配設され、該凹部の上側か下側いずれかの側に
オーバーハング部が形成されたケースからなるカ
セツトにおいて、上記ケースの上記凹部の反オー
バーハング部側に切欠が形成されたことを特徴と
するものである。
従つて、本考案カセツトによれば、ケースの形
成時において切欠形成部に金型に一部を存在させ
ることができるので、その金型のその一部分を有
効に利用してバリの原因となる樹脂の入り込みを
阻むことができる。従つて、凹部の反オーバーハ
ング部側のバリの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案カセツトの実施の一例の要部を
示す分解斜視図、第2図A,Bは第1図に示すカ
セツトの成形に用いる金型を示す断面図で、同図
Aは型締り状態を、同図Bは型開き状態を示し、
第3図はコア本体及び補助ブロツクの要部を分解
して示す拡大斜視図、第4図は成形時における要
部の状態を示す断面図、第5図はテープカセツト
の斜視図、第6図は従来例の一の一部分を示す斜
視図、第7図A,Bは第6図に示した筐体の成形
に用いる金型を示す断面図で、同図Aは型締り状
態を、同図Bは型開き状態を示し、第8図は第7
図に示した金型のコア本体及び補助ブロツクの一
部分を拡大して示す分解斜視図、第9図は別の従
来例を示す斜視図、第10図A,Bは第9図に示
した筐体の成形に用いる金型を示す断面図で、同
図Aは型締り状態を示し、同図Bは型開き状態を
示し、第11図は従来技術の問題点を示す断面図
である。 符号の説明、1,2……ケース、3,4……凹
部、5,6……オーバーハング部、7,8……切
欠、14……側壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 側壁14外面に上下方向に延びる凹部3,4が
    配設され、該凹部3,4の上側か下側のいずれか
    の側にオーバーハング部5,6が形成されたケー
    ス1,2からなるカセツトにおいて、 上記ケースの上記凹部3,4の反オーバーハン
    グ部側に切欠7,8が形成されてなる ことを特
    徴とするカセツト。
JP15534785U 1985-10-11 1985-10-11 Expired JPH0413795Y2 (ja)

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JP15534785U JPH0413795Y2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11

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JPS6263877U JPS6263877U (ja) 1987-04-21
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