JPH048541Y2 - - Google Patents

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JPH048541Y2
JPH048541Y2 JP1985183823U JP18382385U JPH048541Y2 JP H048541 Y2 JPH048541 Y2 JP H048541Y2 JP 1985183823 U JP1985183823 U JP 1985183823U JP 18382385 U JP18382385 U JP 18382385U JP H048541 Y2 JPH048541 Y2 JP H048541Y2
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JP
Japan
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recess
wall
wall surface
thickness
cassette case
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JP1985183823U
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JPS6293083U (ja
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、例えばビデオテープレコーダー、
オーデイオテープレコーダーに使用されるカセツ
トケースに関するものである。
「従来の技術」 一般に、ビデオテープレコーダー、オーデイオ
テープレコーダーに使用されるカセツトテープ
は、リールおよびこのリールに巻回された磁気テ
ープ等を、上下一対のカセツトケースに収納して
構成されている。このようなカセツトケースに
は、ラベルを貼り付けるための凹部が、そのヘツ
ド対応部の反対側の壁部に設けられている。
従来、このようなカセツトケースとしては、第
4図および第5図に符号1で示すようなものが知
られている。このカセツトケース1は、矩形状の
底面板11を有している。この底面板11の外周
縁には、壁部12が設けられている。この壁部1
2は、前記底面板11の外周縁から上方へ前記底
面板11に垂直に略同一の高さに突出して設けら
れている。この壁部12の内、ヘツド対応部と反
対の側に位置する背面側の壁部13の外方を向く
外側壁面(壁面)14には、凹部15が設けられ
ている。
この凹部15は、ラベルを貼り付けるためのも
のであつて、前記外側壁面14の長手方向に延び
た矩形状に形成されている。この凹部15は、前
記外側壁面14に平行に形成された矩形状の凹部
底面15aと、この矩形状の凹部底面15aの下
方側端縁と前記外側壁面14との間に前記凹部底
面15aに略垂直に設けられた第1の側壁面15
bと、前記矩形状の凹部底面15aの長手方向側
の2つの端縁と前記外側壁面14との間に前記凹
部底面15aに略垂直に設けられた第2の側壁面
15c,15cとによつて画成されている。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、上記のようなカセツトケース1にあ
つては、射出成形後に、外側壁面14の内、前記
凹部15の長手方向側端縁に隣接する隣接面14
aにくもり、色むら等が発生するという問題点が
あつた。すなわち、このカセツトケース1におい
ては、第6図に示すように、凹部15が形成され
ている部分の肉厚が、凹部15が形成されていな
い壁部13の肉厚に比べて薄くなされている。こ
のため、射出成形時に壁部13の中央側から流れ
てきた溶融樹脂は図中央印で示すように流れる。
この際、前記隣接面14aと第2の側壁面,15
cとによつて画成される領域16に樹脂流れの淀
みが発生する。このため、この領域16に樹脂か
ら発生するガスが溜まり、このガスが前記隣接面
14aに付着する。その結果、樹脂が凝固した
後、この隣接面14aに、くもり、色むら等が発
生するのである。
「考案の目的」 この考案は、凹部の長手方向側端縁に隣接する
壁面にくもり、色むら等が発生するのを防止する
ことができるカセツトケースを提供することを目
的とする。
「考案の構成」 この考案は、底面板と、この底面板の外周から
前記底面板に垂直に立ち上がつて形成された壁部
とを備え、前記壁部の外側を向く壁面に、その壁
面の長手方向に延びる凹部が形成されたカセツト
ケースにおいて、前記壁部の内側を向く壁面の、
前記凹部に対応する部分から凹部の長手方向に所
定距離離間した箇所に、前記凹部の長手方向と交
差する方向に延びる凹溝部を形成する一方、前記
所定距離を、前記凹部の肉厚以下に設定すると共
に、前記凹溝部の肉厚を、前記凹部の肉厚と等し
く設定したものである。
「作用」 この考案のカセツトケースにあつては、壁部の
内側を向く壁面の、凹部に対応する部分から凹部
の長手方向に前記凹部の肉厚以下の距離離間した
箇所に形成され、かつ前記凹部の肉厚と等しく設
定された凹溝部によつて、製品の成形時において
壁部の凹部(中央部)側から凹溝部方向に流れる
樹脂の流れがさえぎられて、前記凹部の長手方向
側壁面とこの側壁面に隣接した壁部の外側を向く
壁面とで形成される領域に集中的に流れ込む。
「実施例」 以下、この考案の一実施例について第1図ない
し第3図を参照して説明する。なお、これらの図
において、従来例と同一構成の部分には同一符号
を付して、その説明を省略する。
第1図および第2図は、この考案に係るカセツ
トケース2を示す図である。このカセツトケース
2は、その壁部13の内側を向く内側壁面(壁
面)21に、凹溝部22を有している。この凹溝
部22は、凹部15の第2の側壁面15cから前
記凹部15の長手方向に若干離間した箇所に設け
られており、前記凹部15の長手方向と交差する
方向に延びる断面コ字状の溝に形成されている。
そして、この断面コ状をなす凹溝部22の前記凹
部15側の側壁面22aと前記凹部15の第2の
側壁面15cとの距離A、前記凹溝部22の底面
22bと前記外側壁面14との距離(凹溝部22
の肉厚)Bは、壁部13のうち凹部15が形成さ
れていない部分の肉厚Cが2mm、凹部15が形成
されている部分の肉厚Dが1.5mmの場合、A=1.5
mm以下、B=1.5mmになされている。
このように、このカセツトケース2にあつて
は、凹溝部22を有しているから、射出成形時に
壁部13の中央側から流れてきた溶融樹脂は、図
中矢印で示すように、凹溝部22によつてその流
れを前記外側壁面14側へ曲げられ、前記隣接面
14aと第2の側壁面15cとによつて画成され
る領域16の樹脂が流れ込む。このため、この領
域16に淀みが発生することを防止することがで
き、この領域16に樹脂から発生するガスが溜ま
り、このガスが前記隣接面14aに付着するのを
防ぐことができる。したがつて、樹脂が凝固した
後、この隣接面14aに、くもり、色むら等が発
生するのを防止することができる。
なお、上記実施例においては、凹溝部を断面コ
字状に形成しているが、これに限る必要はなく、
断面U字状、断面V字状でもよい。
「考案の効果」 以上に説明したように、本考案は、底面板と、
この底面板の外周から前記底面板に垂直に立ち上
がつて形成された壁部とを備え、前記壁部の外側
を向く壁面に、その壁面の長手方向に延びる凹部
が形成されたカセツトケースにおいて、前記壁部
の内側を向く壁面の、前記凹部に対応する部分か
ら凹部の長手方向に所定距離離間した箇所に、前
記凹部の長手方向と交差する方向に延びる凹溝部
を形成する一方、前記所定距離を、前記凹部の肉
厚以下に設定すると共に、前記凹溝部の肉厚を、
前記凹部の肉厚と等しく設定したものであるか
ら、前記凹溝部によつて、製品の成形時において
壁部の凹部(中央部)側から凹溝部方向に流れる
樹脂の流れがさえぎられて、前記凹部の長手方向
側壁面とこの側壁面に隣接した壁部の外側を向く
壁面とで形成される領域に集中的に流れ込むこと
により、この領域がエアポケツト状態になること
がなく、この領域に樹脂から発生するガスが溜ま
ることを防ぐことができて、凹部の長手方向側端
縁に隣接する壁面にくもり、色むらが発生するの
を防止することができる。従つて、外観の良好な
製品を得ることができる上に、前記壁部に形成さ
れた凹部の近傍位置の内側に凹溝部を形成するだ
けでよいから、壁部の強度が低下することがな
く、十分な製品強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるカセツトケー
スの要部を示す斜視図、第2図は第1図中矢印
部分の拡大図、第3図は第2図中−線に沿う
矢視断面図、第4図は従来のカセツトケースの要
部を示す斜視図、第5図は第4図中央印部分の
拡大図、第6図は第5図中−線に沿う矢視断
面図である。 2……カセツトケース、11……底面板、13
……壁部、14……外側壁面(壁面)、15……
凹部、21……内側壁面(壁面)、22……凹溝
部、A……距離、B……距離(肉厚)、D……肉
厚。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底面板11と、この底面板の外周から前記底面
    板に垂直に立ち上がつて形成された壁部13とを
    備え、前記壁部の外側を向く壁面14に、その壁
    面の長手方向に延びる凹部15が形成されたカセ
    ツトケース2において、前記壁部の内側を向く壁
    面21の、前記凹部に対応する部分から凹部の長
    手方向に所定距離A離間した箇所に、前記凹部の
    長手方向と交差する方向に延びる凹溝部22を形
    成する一方、前記所定距離を、前記凹部の肉厚D
    以下に設定すると共に、前記凹溝部の肉厚Bを、
    前記凹部の肉厚と等しく設定したことを特徴とす
    るカセツトケース。
JP1985183823U 1985-11-29 1985-11-29 Expired JPH048541Y2 (ja)

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JP1985183823U JPH048541Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

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JP1985183823U JPH048541Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

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JPS6293083U JPS6293083U (ja) 1987-06-13
JPH048541Y2 true JPH048541Y2 (ja) 1992-03-04

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ID=31130910

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843685B2 (ja) * 1975-06-24 1983-09-28 株式会社東芝 ハイスイモウノ ハイカンハレツケンシユツソウチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843685U (ja) * 1981-09-17 1983-03-24 日立マクセル株式会社 磁気テ−プカ−トリツジ

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843685B2 (ja) * 1975-06-24 1983-09-28 株式会社東芝 ハイスイモウノ ハイカンハレツケンシユツソウチ

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JPS6293083U (ja) 1987-06-13

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