JPH0519894Y2 - - Google Patents

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JPH0519894Y2
JPH0519894Y2 JP1986062014U JP6201486U JPH0519894Y2 JP H0519894 Y2 JPH0519894 Y2 JP H0519894Y2 JP 1986062014 U JP1986062014 U JP 1986062014U JP 6201486 U JP6201486 U JP 6201486U JP H0519894 Y2 JPH0519894 Y2 JP H0519894Y2
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guide groove
deck guide
cassette half
cassette
deck
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、リールに巻かれた磁気テープを収納
するビデオテープ用カセツトシエルの一方の部材
を構成するカセツトハーフに関し、特にその外表
面に形成されたデツキガイド溝に関するものであ
る。
[従来の技術] 上記カセツトシエルは、2個のカセツトハーフ
を合体することにより構成されており、このカセ
ツトハーフは合成樹脂の射出成形により製造され
る。そして、一方のカセツトハーフの外表面に
は、第3図に示すように、カセツトの取り出しな
ど機能上の面からデツキガイド溝1が設けられて
おり、このデツキガイド溝1の表面は光沢のある
鏡面に形成されている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記カセツトハーフのデツキガイド
溝1の部分は第4図に示すように肉薄に形成され
ているため、デツキガイド溝1に臨む内部にウエ
ルドラインが生じたり、射出圧力や材料温度など
射出成形時の成形条件によつてヒケや色むらが生
じるなどの問題があり、ひいては商品価値が低下
するなどの問題があつた。
なお、射出速度を遅くすれば、ウエルドライン
の発生を防止することができるが、そのようにす
ると生産効率が低下する。またデツキガイド溝1
の部分を肉厚にすると、上記射出成形時の成形条
件の制約は緩和されるが、材料費が嵩むとともに
カセツトシエルなどの設計上の制約を受けるとい
う問題がある。いずれにしても、実際的な解決法
とはいいがたかつた。
[問題点を解決するための手段] この考案は上記問題点を解消するために、カセ
ツトハーフの薄肉部分となるデツキガイド溝の表
面に微細な凹凸を形成するように構成したもので
ある。
[作用] デツキガイド溝表面に微細な凹凸を形成するこ
とにより、デツキガイド溝表面が鏡面でなくな
り、ウエルドラインやヒケなどが外観上目立たな
くなる。
そして、射出速度を遅くする必要も、また、肉
厚を厚くする必要もなくなる。
[実施例] 以下、この考案の実施例について第1図及び第
2図を参照して説明する。なお、第1図はこの考
案に係るビデオテープ用カセツトハーフの斜視
図、第2図は第1図の−線断面の斜視図であ
る。
図中符号2は、カセツトハーフである。このカ
セツトハーフ2の外表面3には一方の長辺側寄り
に断面凹状のデツキガイド溝4が形成されてい
る。このデツキガイド溝4の表面には微細な凹凸
5が形成されており、この表面はいわゆる梨地状
をなしている。
上記実施例のビデオテープ用カセツトハーフに
よると、デツキガイド溝4の表面に微細な凹凸5
が形成され、この表面はいわゆる梨地状をなして
いるので、光線の乱反射などのためデツキガイド
溝4の表面にウエルドラインなどがあつても外観
上目立つことがなく、商品価値低下を問題にする
こともない。その結果、デツキガイド溝4部分を
肉薄にしても、ウエルドラインなどの発生防止の
ために射出速度など射出成形時の成形条件の制約
を受けることもないので生産効率を向上させるこ
とができる。またデツキガイド溝4部分を肉厚に
する必要がないので、材料費が嵩むこともなく、
カセツトハーフの設計上の制約を受けることもな
い。
なお、上記ビデオテープ用カセツトハーフは、
VHS及びベータ方式のいずれにも適用すること
ができるものである。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案に係るビデオテ
ープ用カセツトハーフは、その外表面に設けられ
た薄肉部分となるデツキガイド溝の表面に微細な
凹凸を形成したので、たとえデツキガイド溝表面
にウエルドラインなどがあつても外観上目立た
ず、従つて商品価値低下の問題も生じることがな
い。その結果、デツキガイド溝部分を肉薄にして
も、射出速度など射出成形時の成形条件の制約を
受けることがないので生産効率を向上させること
ができる。またデツキガイド溝部分を肉薄にする
ことができるので材料費も少なくてすむととも
に、カセツトハーフの設計上の制約を受けること
もないなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、この考案に係るビデオテ
ープ用カセツトハーフの実施例を示すもので、第
1図はこのカセツトハーフの斜視図、第2図は第
1図の−線断面の斜視図、第3図及び第4図
は従来例を示すもので、第3図はカセツトハーフ
の斜視図、第4図は第3図の−線断面の斜視
図である。 1,4……デツキガイド溝、2……ビデオテー
プ用カセツトハーフ、5……凹凸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外表面にデツキガイド溝を有するビデオテープ
    用カセツトハーフにおいて、前記カセツトハーフ
    の薄肉部分となるデツキガイド溝の表面に微細な
    凹凸を形成したことを特徴とするビデオテープ用
    カセツトハーフ。
JP1986062014U 1986-04-24 1986-04-24 Expired - Lifetime JPH0519894Y2 (ja)

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JPS62175469U JPS62175469U (ja) 1987-11-07
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