JPH0419647Y2 - - Google Patents

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JPH0419647Y2
JPH0419647Y2 JP1985122153U JP12215385U JPH0419647Y2 JP H0419647 Y2 JPH0419647 Y2 JP H0419647Y2 JP 1985122153 U JP1985122153 U JP 1985122153U JP 12215385 U JP12215385 U JP 12215385U JP H0419647 Y2 JPH0419647 Y2 JP H0419647Y2
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JP
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outer circumferential
circumferential rib
bottom plate
wall thickness
case
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JP1985122153U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、主としてVHS型ビデオテープレ
コーダーに使用されるカセツトケースに関するも
のである。
「従来の技術」 この種のカセツトケース1は第2図に例示する
ように、上部ケース11と下部ケース12とで構
成されるケース組立体の内部に、磁気テープMを
巻回したリール13,14を設け、該リール13
−14間におけるケース前部の磁気テープ走行経
路に磁気テープMを案内するテープガイド15,
16,17およびテープパツド18等を設け、磁
気テープMをこれらの各部15〜18に順次連接
させながらリール13−14間で巻回走行させる
とともに、磁気テープMの走行面となるケース組
本体の前面を、上部ケース11に開閉可能に軸止
めされたガードパネル19で覆つた構造となつて
いる。
このようなカセツトケース1において、上部ケ
ース11の中央部には、第3図および第4図に示
すようなヘツド対応部イが設けられている。この
ヘツド対応部イは、底面板20上に外周リブ21
が垂直に突設けされており、この外周リブ21は
略コ字状に設けられている。そして、この外周リ
ブ21は、前記底面板20を、内側部分20aと
外側部分20bとに区画している。
ところで、上記構成のカセツトケース1は、第
5図に示すように、外周リブ21の外側にある外
側部分20bの肉厚を、外周リブ21の内側にあ
る内側部分20aの肉厚より薄くしてあつたた
め、この部分に段差が形成される。このため、上
部ケース11を射出成形する際に、この段差部付
近の樹脂の流れが乱されスムーズに流れない。そ
の結果、樹脂中のガスがスムーズに排出されず、
肉厚の薄い外側部分20b側にガスが面状に集積
して白濁模様や色ムラを生じ、見栄えや品質を低
下させるという難点があつた。
この点、第6図に示すカセツトケース3におい
ては、前記底面板20の内側部分20aの外周リ
ブ21に沿う部分に、肉厚が前記外周リブ21か
ら離間する方向に向かうに従い外側部分20bの
肉厚から内側部分20aの肉厚まで徐々に厚くな
る肉厚変化部31を形成しているから、樹脂がス
ムーズに流れ、外側部分20bにガスが集積する
ことがなく、白濁化および色ムラの発生を防止す
ることができる。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが、上記のカセツトケース3にあつて
は、前記肉厚変化部31が、前記外周リブ21の
内側面に隣接して設けられているため、その肉厚
が前記外周リブ21の内側面から即拡大し始めて
いることになる。このため、外側部分20bに近
接した位置にこの外側部分20bより肉厚の厚い
部分が存在することになり、その結果、溶融樹脂
が凝固する際に、外周リブ21の基部の内外部に
おいて収縮差が生じるとともに、この収縮差に起
因した残留応力が外周リブ21の基部に発生し、
これによつて、底面板20の外側部分20aや外
周リブ21に変形が生じたり、この変形に伴う光
沢ムラが発生したりするという問題点があつた。
「考案の目的」 この考案は、上部ケースのヘツド対応部に、底
面板の一部を内外に区画する外周リブが形成さ
れ、この外周リブによつて区画された底面板の外
側部分が底面板の内側部分より薄く形成されたカ
セツトケースにおいて、前記底面板の外側部分に
変形の影響がおよぶことを防止して光沢ムラを生
じないカセツトケースを提供することを目的とす
る。
「考案の構成」 この考案は、上記の目的を達成するために、底
面板の内側部分の外周リブに沿う部分に、前記外
周リブに隣接し底面板の外側部分と同一の厚さを
有する薄肉部と、この薄肉部の前記外周リブと反
対側に隣接し、かつ肉厚が前記外周リブから離間
する方向に向かうに従い前記薄肉部の肉厚から前
記底面板の内側部分の肉厚まで徐々に厚くなる肉
厚変化部とを設けた構成としたものである。
「実施例」 以下、この考案の一実施例について第1図を参
照して説明する。なお、これらの図において、従
来例と同一構成の部分には同一符号を付して、そ
の説明を省略する。
第1図は、この考案に係るカセツトケース4の
ヘツド対応部を示す図である。このカセツトケー
ス4においても、外周リブ21の外側にある外側
部分20bの肉厚は、外周リブ21の内側にある
内側部分20aの肉厚より薄く形成されており、
前記内側部分20aに、肉厚変化部31が設けら
れている。そして、この肉厚変化部31は、その
肉厚が前記外周リブ21から離間する方向に向か
うに従い前記外側部分20bの肉厚から前記内側
部分20aの肉厚まで徐々に厚くなるように形成
されている。このような構成は、上記従来例と同
様である。
ところが、このカセツトケース4にあつては、
前記外周リブ21と前記肉厚変化部31との間に
薄肉部41が設けられている。この薄肉部41
は、前記外側部分20bと同一の肉厚になされて
おり、その幅Wは1mm以上に設定されている。
このようなカセツトケース4にあつては、前記
肉厚変化部31と前記外周リブ21との間に薄肉
部41が設けられているから、外側部分20bに
近接した位置にこの外側部分20bより肉厚の厚
い部分が存在しないことになり、したがつて、収
縮差がなくなり、外周リブ21の基部やその近傍
の底面板20の変形を防止して、その外側部分2
0bの変形を防止し、これによつて、前記外側部
分20bに光沢ムラが発生するのを防止すること
ができる。
なお、上記実施例においては、カセツトケース
としてVHS型ビデオテープレコーダーに使用さ
れるカセツトケースを採用しているが、これに限
る必要はなく、他の型のビデオテープレコーダー
に使用されるカセツトケースでもよく、されにオ
ーデイオ用テープレコーダーに使用されるカセツ
トケースでもよい。
「考案の効果」 以上に説明したように、この考案によれば、底
面板の内側部分の外周リブに沿う部分に、前記外
周リブに隣接し底面板の外側部分と同一の厚さを
有する薄肉部と、この薄肉部の前記外周リブと反
対側に隣接し、かつ肉厚が前記外周リブから離間
する方向に向かうに従い前記薄肉部の肉厚から前
記底面板の内側部分の肉厚まで徐々に厚くなる肉
厚変化部とを設けた構成としているから、外周リ
ブの基部やその近傍の底面板の変形を防止すると
ともに、前記外周リブの外側部分の変形を防止
し、これによつて、この外側部分の変形に伴う光
沢ムラの発生を防止することができるという効果
がえられる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例のカセツトケース
のヘツド対応部を示す断面図、第2図ないし第5
図は従来のカセツトケースの一例を示す図であつ
て、第2図はその一部切り欠き平面図、第3図は
その上部ケースの内面側の斜視図、第4図はその
上部ケースの内面側のヘツド対応部付近を示す平
面図、第5図は第4図の−線に沿う矢視断面
図、第6図は第5図に示す底面板の厚さを一部薄
くした従来の他のカセツトケースの例を示す図で
ある。 11……上部ケース、20……底面板、20a
……内側部分、20b……外側部分、21……外
周リブ、31……肉厚変化部、4……カセツトケ
ース、41……薄肉部、イ……ヘツド対応部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部ケースのヘツド対応部に、底面板の一部を
    内外に区画する外周リブが形成され、この外周リ
    ブによつて区画された底面板の外側部分が底面板
    の内側部分より薄く形成されたカセツトケースに
    おいて、前記底面板の内側部分の前記外周リブに
    沿う部分に、前記外周リブに隣接し前記底面板の
    外側部分と同一の厚さを有する薄肉部と、この薄
    肉部の前記外周リブと反対側に隣接し、かつ肉厚
    が前記外周リブから離間する方向に向かうに従い
    前記薄肉部の肉厚から前記底面板の内側部分の肉
    厚まで徐々に厚くなる肉厚変化部とを設けたこと
    を特徴とするカセツトケース。
JP1985122153U 1985-08-08 1985-08-08 Expired JPH0419647Y2 (ja)

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JP1985122153U JPH0419647Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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JP1985122153U JPH0419647Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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Publication Number Publication Date
JPS6235477U JPS6235477U (ja) 1987-03-02
JPH0419647Y2 true JPH0419647Y2 (ja) 1992-05-06

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ID=31012082

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JP1985122153U Expired JPH0419647Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0222873Y2 (ja) * 1981-02-09 1990-06-20

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JPS6235477U (ja) 1987-03-02

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