JPH0437355Y2 - - Google Patents

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JPH0437355Y2
JPH0437355Y2 JP1984067606U JP6760684U JPH0437355Y2 JP H0437355 Y2 JPH0437355 Y2 JP H0437355Y2 JP 1984067606 U JP1984067606 U JP 1984067606U JP 6760684 U JP6760684 U JP 6760684U JP H0437355 Y2 JPH0437355 Y2 JP H0437355Y2
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guide pin
pad
holding protrusion
tape
cassette
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、オーデイオなどのテープカセツト、
特にそのガイドピンと連設するパツド保持突起を
有するテープカセツトに関する。
(従来技術) 従来、オーデイオなどのテープカセツトでは、
テープのヘツドに対する密着を良くして、レベル
変動や高域低下の原因となる空隙損失をできるだ
け少なくするため、パツドの圧着力などを利用し
ている。パツドによる方法は、テープを直接ヘツ
ド面に押圧するので、バツクテンシヨンは少なく
てよく、最も簡単で有効な方法である。第1図
は、そのようなオーデイオテープカセツトの下ハ
ーフの一例を示す内部平面図、第2図は、第1図
のパツド保持部付近の部分拡大図(パツドとテー
プなどを保持したもの)である。図中、10は下
ハーフである。下ハーフ10には、その中央部
に、窓孔12、窓孔の左右対称位置にリール軸挿
通孔14,14a,14b、窓孔の上下対称位置
にライナシート位置決め用ピン16,16a,1
6bなどを有し、その背面側の縁部左右対称位置
に、誤消去防止用凹部18,18a,18bなど
を有し、その正面側の縁部左右対称位置に、側方
ガイドピン20,20a,20b、円弧状のエツ
ジガイド22,22a,22b、ガイドローラ設
置凹部24,24a,24bなどを有する。又パ
ツド保持部などを形成する下ハーフ10の正面側
の中央部には、中央開口部26、その両側の小窓
28,28a,28b、さらにそれらの外側に両
側開口部30,30a,30bなどの開口部を有
し、少し内方の左右対称位置に、カセツト位置決
め用孔32,32a,32b、キヤプスタン挿通
孔34,34a,34bなどの孔を有し、さらに
内方の左右対称位置に、開口部付近と内部との仕
切壁36,36a,36b、中央開口部付近の少
し内方左右対称位置に、中央ガイドピン38,3
8a,38b、その中央ガイドピンに内方に向つ
て連設するパツド保持突起40,40a,40b
などの突出部を有する。なお、カセツトケースを
形成する上ハーフ(図示なし)との組立用の螺合
突起42,42a,42b,42c,42d,4
2eは、下ハーフ10の四隅と左右仕切壁36
a,36bの合せ部とに設けられている。上記し
た下ハーフ10の各形状構造は、一体にスチロー
ル樹脂などの射出成形などによつて作成される。
44はパツドであり、普通方形状のフエルト板
が使われている。そのパツド44は、りん青銅板
などから成るスプリング板48の長手方向中央部
の一面にのり付けされている。そしてプレイ時に
は、テープ50をヘツド面46に押し付け、早巻
時と停止時には、ヘツド面46から離れるように
なつている。パツドスプリング板48の両端に
は、各々折曲部49,49a,49bが在り、そ
の折曲部付近がパツド保持突起40によつて保持
される。
パツド保持突起40は、テープ50がその正面
側に接触する中央ガイドピン38の背面側に連設
しており、第3図に拡大して示されているよう
に、水平保持突起41,41a,41bと垂直保
持突起43,43a,43bとから成る。このよ
うなパツド44の水平、垂直保持には、第4図
(第2図のA−A′断面図)に示すような下ハーフ
10の底面11が基準面となる。この基準面は、
カセツトをデツキ(図示なし)などに装着する場
合のカセツト支持安定面(受面)である。パツド
44はこの基準面に対し、その水平と垂直とが正
確に保持されなければならない。そのため、パツ
ドスプリング板48の折曲部49付近を、各々水
平保持突起41の均一な幅の水平な上面に乗せ、
パツド44が水平に保持されるようにする。又同
時に、それらの折曲部49付近を、各々水平保持
突起41の端よりさらに垂直に柱状に突出した垂
直保持突起43の正面側に立て掛け、パツド44
のテープ50との接触面を垂直に保持するように
する。因みに、パツドスプリング板48は非常に
軽く、水平保持突起41の上を動き易いため、パ
ツド保持突起40と中央ガイドピン38を連設せ
ずにそれぞれ独立させて、水平保持突起41と中
央ガイドピン38とを離しておくと、パツドスプ
リング板48がその隙間に嵌まり或いは引掛つ
て、パツド44が正確に保持されなくなる等の不
都合が発生する。
テープ50は、普通プラスチツクをベースと
し、その表面に磁性体が塗布されている。左右リ
ール(図示なし)に、各々両端が固定されて巻か
れたテープ50は、円弧状のエツジガイド22,
側方ガイドピン20、ガイドローラ(図示なし)、
中央ガイドピン38などに各々接触して、パツド
44の正面中央開口部内26に張設され、そこで
ヘツド46と接触する。
上述したパツド保持突起40は、パツド44の
水平と垂直とを正確に保持することによつて、中
央ガイドピン38は、テープ50に直接接触する
ことによつて、協同してヘツド46に対してテー
プ50を均一に接触させ、カセツトの内部機構を
安定的に動作させようとしている。
(従来技術の問題点) しかしながら、パツド保持突起40と同様に、
中央ガイドピン38も基準面11に対して、形状
精度が狂つていると、パツド44でヘツド46に
対しテープ50を圧着しても、テープ50が均一
にヘツドに接触せず空隙損失が生じるばかりでな
く、さらにヘツド46の片減りなど種々の問題を
誘発するため、その形状精度は、特に重要であ
る。
ところが、パツド保持突起40は、その水平保
持突起41が、中央ガイドピン38と直接に板厚
の均一な幅でそのまま連設している。これらのパ
ツド保持突起40と中央ガイドピン38は、基準
面11と共に、前述したように熱可塑性樹脂の射
出成形などによつて作成されるため、成形直後に
は大変熱く、周囲より徐々に冷えて固化してい
く。この冷却固化によつて、一度膨張した樹脂は
収縮する。この収縮は外周から徐々に内部に及ん
でいき、中央ガイドピン38と連設する水平保持
突起41は、その連設部が板厚の均一幅で連なる
ため、収縮による影響を大きく受け、中央ガイド
ピン38がパツド保持突起40に引かれて、第5
図(第2図のB−B′断面図)に示すように傾斜
し、基準面11に対して垂直でなくなる。このた
め、そこに接触するテープ50も垂直を保持でき
なくなるので、第6図に示すようにヘツド46の
垂直面に対して傾斜ができて、空隙距離cが存在
するようになる。なお、収縮による中央ガイドピ
ン38の傾斜を防止しようとして、水平保持突起
41の板厚を全体的に均一幅で薄くすると、その
部分の強度が極端に低下するため、誤つて落下さ
せた時などにクラツク、割れなどが発生し、その
部分にパツドスプリング板48が入り込み動作不
良を起こす。また、成形上も問題があり、シヨー
トシヨツトと充填不足により水平保持突起41の
パツドスプリング保持面の平面形状不良が発生し
易くなり、同様にパツドスプリング板48の動作
不良が起こる。
(考案の目的) 本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたものであり、中央ガイドピンとパツド保
持突起との連設部の形状構造を改善することによ
つて、中央ガイドピンの基準面に対する植立の形
状精度を高め得るテープカセツトを提供しようと
するものである。
(考案の概要) 本考案のテープカセツトは、ガイドピンと連設
するパツド保持突起を有するものであり、そのパ
ツド保持突起の連設部の板厚をガイドピンに向つ
てテーパ状又は面取り状に薄くすることを特徴と
する構成である。
(実施例) 以下、添付図面に基づいて、本考案の実施例を
説明する。
第7図及び第9図は、本考案をオーデイオテー
プカセツトの下ハーフに適用した各実施例のパツ
ド保持部付近の内部平面図(第2図に対応する)、
第8図及び第10図は、その中央ガイドピンとパ
ツド保持突起との連設部を示す各拡大図(第3図
に対応する)である。図中、第2図、第3図と対
応する同一部分には、同一符号を附し、それらに
関する説明は、従来例と同一であるため省略す
る。しかし、各本実施例の説明に必要な限りにお
いては触れるものとする。
各本実施例と従来例との相違は、中央ガイドピ
ンとパツド保持突起との連設部、特に中央ガイド
ピンと水平保持突起の連設部との形状構造にあ
り、他の中央ガイドピン、垂直保持突起などの形
状構造は同一である。本考案では、中央ガイドピ
ン38と直接連設する水平保持突起54,58の
連接部の板厚をその水平保持突起54,58の他
部より薄くするものである。例えば第7図(及び
第8図)に示す実施例では、中央ガイドピン38
と連設する水平保持突起54の連設部の板厚を面
取状に薄くし、第9図(及び第10図)に示す実
施例では、中央ガイドピン38と連設する水平保
持突起58の連接部の板厚をテーパ状に薄くす
る。
このように各本実施例では、各水平保持突起5
4,58を中央ガイドピン38に向かつて面取り
状又はテーパ状などの形状構造とし、中央ガイド
ピン30との連設部の板厚を薄くするため、各水
平保持突起54,58の金型に対する接触面積を
均一幅の物に比べてそれぞれ大きくすることがで
きる。それ故、各水平保持突起54,58の中央
ガイドピン38側の冷却、固化を他部分よりも早
めることが可能となる。又、通常樹脂成形品は金
型に接する面積が同じであれば、成形直後の冷却
に基づき断面積の小さい個所から順に固化して行
く。従つて、このような水平保持突起54,58
では先ず肉薄の連設部分が内部までガイドピン側
から順次急速に固化する。このため、各水平保持
突起54,58の他の肉厚部がその後冷却によつ
て固化して行く段階で、中央ガイドピン38側の
肉薄連設部は、すでに固化が完了している為、他
部分の収縮の影響を回避することができる。この
結果、各水平保持突起54,58の他部の板厚、
形状を自由に設定して、その部分の強度等を大き
くしても、その他部の収縮の影響を中央ガイドピ
ン38に及ぼさずに、その形状精度を高めること
ができる。一般的に、下ハーフ10を成形するた
めの射出ゲートは、正面側に設けてある場合が多
く、中央ガイドピン38は、このゲートの近傍に
位置するので、影響を受け易く、面取り状又はテ
ーパ状などの水平保持突起54,58の効果は、
特に大きい。なお、各水平保持突起54,58の
後方には、各々垂直保持突起43がさらに連設し
ているため、これも水平保持突起54,58を介
して、中央ガイドピン38に収縮による影響を与
えるが、これらの影響をも同時に除くことができ
る。
本実施例では、中央ガイドピンに対する水平保
持突起の連設部の板厚を面取状やテーパ状などの
形状構造として、他部より薄くしたが、他の薄く
するための形状構造を当然採用することができ
る。
(考案の効果) 以上説明した本考案によれば、ガイドピンと連
設するパツド保持突起の連設部の板厚をガイドピ
ンに向つてテーパ状又は面取り状に薄くするた
め、パツド保持突起の収縮によるガイドピンの引
張り傾斜が減少し、ガイドピンのカセツト支持安
定面に対する植立の形状精度が向上し、テープが
ヘツドに均一に接触するので、空隙損失なども少
なくなり、カセツトの内部機構を安定的に動作さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のオーデイオテープカセツトの
下ハーフの一例を示す内部平面図である。第2図
は、第1図のパツド保持部付近の部分拡大図であ
る。第3図は、第2図の中央ガイドピンに連設し
たパツド保持突起の連接部の板厚を示す拡大図で
ある。第4図は、第2図のA−A′断面図である。
第5図は、第2図のB−B′断面図である。第6
図は、ヘツドとテープとの配置関係を示す説明図
である。第7図は、本考案をオーデイオテープカ
セツトの下ハーフに適用した一実施例のパツド保
持部付近の内部平面図である。第8図は、第7図
の中央ガイドピンとパツド保持突起との連設部の
板厚を示す拡大図である。第9図は、本考案を第
7図と同様な下ハーフに適用した他の実施例のパ
ツド保持部付近の内部平面図である。第10図
は、第9図の中央ガイドピンとパツド保持突起と
の連設部の板厚を示す拡大図である。 10……下ハーフ、11……基準面(カセツト
支持安定面)、12……窓孔、14……リール軸
挿通孔、16……ライナシート位置決め用ピン、
20……側方ガイドピン、26……中央開口部、
32……カセツト位置決め用孔、34……キヤプ
スタン挿通孔、36……仕切壁、38……中央ガ
イドピン、40,50,56……パツド保持突
起、41,54,58……水平保持突起、43…
…垂直保持突起、44……パツド、46……ヘツ
ド、48……パツドスプリング板、50……テー
プ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガイドピンと連設するパツド保持突起を有する
    テープカセツトにおいて、上記パツド保持突起の
    連設部の板厚をガイドピンに向つてテーパ状又は
    面取り状に薄くすることを特徴とするテープカセ
    ツト。
JP6760684U 1984-05-09 1984-05-09 テ−プカセツト Granted JPS60180387U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6760684U JPS60180387U (ja) 1984-05-09 1984-05-09 テ−プカセツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6760684U JPS60180387U (ja) 1984-05-09 1984-05-09 テ−プカセツト

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Publication Number Publication Date
JPS60180387U JPS60180387U (ja) 1985-11-30
JPH0437355Y2 true JPH0437355Y2 (ja) 1992-09-02

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ID=30601587

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JP6760684U Granted JPS60180387U (ja) 1984-05-09 1984-05-09 テ−プカセツト

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JP (1) JPS60180387U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6230225Y2 (ja) * 1980-12-09 1987-08-03

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JPS60180387U (ja) 1985-11-30

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