JP3258205B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP3258205B2
JP3258205B2 JP17198995A JP17198995A JP3258205B2 JP 3258205 B2 JP3258205 B2 JP 3258205B2 JP 17198995 A JP17198995 A JP 17198995A JP 17198995 A JP17198995 A JP 17198995A JP 3258205 B2 JP3258205 B2 JP 3258205B2
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博志 金田
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VHSビデオカセット
等に適応されるテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テープカセットは図5乃至図8
のように、上ケース1と下ケース3とで磁気テープを巻
回した一対のリール2を収納し、上ケース1及び下ケー
ス3の前面に取り付けた前蓋4を開閉して磁気テープを
取り出す構成となっている。そして、従来のテープカセ
ットには前蓋4の開閉を規制するロックプレート5を収
納する収納部6が設けられ、この収納部6は幾つかの側
壁によって形成されている。
【0003】ところで、この種のテープカセットについ
て低い製造単価が要求される現状では、少量の樹脂によ
る成形が可能な軽量タイプのものが設計のコンセプトに
なっている。また、その製造単価を低くする手段として
は、その成形に要する時間、即ち成形サイクルを短縮す
ることも重要である。
【0004】従来のこの種の技術としては、カセットハ
ーフ内側の大部分に所定パターンのリブを設けることに
より実質的に肉厚を薄くしたものが実開昭53−876
25号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カセッ
トハーフ内側の大部分に所定パターンのリブを設けるこ
とにより実質的に肉厚を薄くした実開昭53−8762
5号公報の発明では、大半の部分の厚みを薄くする薄肉
設計は可能であるが、ロックプレート5を収納する領域
で磁気テープの始端及び終端を検知する為の光源用の透
孔13を有するケースの側壁10のように機能上の制約
から、単純には薄肉設計に変更できない箇所も存在す
る。即ち、単純な薄肉化ではロックプレート5が傾いて
セットされてしまい、この状態では上ケース1のかみこ
みのような機能不良が発生し、組立不良の原因となる。
また、前記側壁部を従来の肉厚のままにした状態で成形
サイクルを短くしていくと、使用している樹脂材の冷却
時間が十分でないために側壁10の倒れが発生するとい
う問題があった。
【0006】本発明の目的は、これら従来の欠点を排除
しようとするもので、成形サイクルの短縮化が可能とな
り、また、ロックプレート収納部の側壁の倒れを防止し
て、ロックプレートとしての機能を十分に満足させ、信
頼性の高いカセットケースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、テープを巻回
した一対のテープリールを収納した上下ケースからなる
カセットケースに開閉可能な前蓋を備え、前記前蓋の開
閉規制を行うロックプレートを具備し、前記ロックプレ
ートを収納する領域を構成する側壁に前記テープの始端
及び終端を検知する為の光源用の透孔を有してなるテー
プカセットにおいて、前記ロックプレートを収納する領
域の前記光源用の透孔を有するカセットケースの側壁に
は、カセットケースの厚み方向に対して該側壁の肉厚を
異にする段差部を設けたことを特徴としている。
【0008】好ましくはロックプレートがセットされた
時に該ロックプレートの下端より高い位置に前記側壁の
段差部を設ける。
【0009】さらに好ましくは前記側壁の段差部が光源
用の透孔の中心から下ケース底面側へ前記ケース全厚の
10%乃至25%の位置に設けるようにする。
【0010】または、側壁を単純に薄肉化して、ロック
プレートの下端部の少なくとも一部に肉厚部を設けるこ
ともできる。
【0011】
【作用】本発明によれば、ロックプレートを収納する領
域を構成する側壁に段差を設けるために、該側壁の一部
を肉厚から薄肉にするように設計するか、または、側壁
を単純に薄肉化してロックプレートの下端部の少なくと
も一部に肉厚部を設けることにより、側壁の倒れを防止
すると共に軽量化及び成形サイクルの短縮化に貢献でき
る。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。なお、従来例と本発明の実施例の同一部分に
ついては同一符号を付す。
【0013】図1は本発明の第1実施例である。図1
(a)は本実施例の下ケースのロックプレート収納部7
にロックプレート5を収納した状態での平面図であり、
図1(b)は同図(a)のA−A断面図である。第1実
施例のロックプレート用収納部7は図1(a)及び
(b)のように、前記ロックプレート5を収納する領域
を構成する側壁11に肉厚方向に段差部14を設けた構
成になっている。
【0014】図2(a)は本発明の第1実施例のロック
プレート用収納部7の平面図であり、図2(b)は、B
−B断面によるその内部の側面図であり、図2(c)は
前記収納部7にロックプレート5をセットした状態での
側面図である。
【0015】図7(a)は従来例のロックプレート用収
納部6の平面図であり、図7(b)は、同図(a)のD
−D断面によるその内部の側面図である。また、図9
(a)は、単純に薄肉化した側壁の下ケースの収納部に
従来のロックプレートを収納した状態での平面図であ
り、(b)は、同図(a)のE−E断面図である。
【0016】本発明の第1実施例のロックプレート収納
部7を構成する側壁11は、従来例である図7のロック
プレート収納部6の側壁10及び別の従来例である図9
のロックプレート収納部8の側壁12と比較することで
理解されるように、該側壁11はある所定の位置で肉厚
から薄肉にされて、段差部14を有した形状に形成され
ている。
【0017】これにより、本発明の第1実施例のロック
プレート用収納部7にロックプレート5をセットした時
には、図9(a)及び(b)に図示した様な、単純に側
壁を薄肉化するだけのことに基づく、ロックプレート5
の傾きやズレによる機能不良や上ケースの組立不良とい
う不具合が解消される。
【0018】なお、段差部14は成形性を考慮して、テ
ーパ状に設けることが望ましい。
【0019】本実施例の側壁11の段差部14の位置と
しては、光源用の透孔13の中心15から下ケース底面
側へカセットケースの全厚Lの10%乃至25%の位置
に設定するのが好ましく、「10%以下では厚肉の領域
が多くなることから成形サイクルを短くした場合に側壁
11の倒れが発生し、また、25%以上即ち、ロックプ
レート5の下端より下方の位置に段差部14を設けると
ロックプレート5が傾いてセットされるという不具合が
生じることになる。
【0020】例えばVHSビデオカセットの規格ではカ
セットケースの全厚は25mmとなっており、従って側壁
11に設けられる段差部14の位置は光源用の透孔13
の中心15から下ケース底面側へ2.5mm乃至約6.3
mmの位置となる。
【0021】図3は本発明の第2実施例である。図3
(a)は下ケース収納部8に第2実施例のロックプレー
ト9を収納した状態での平面図であり、同図(b)は同
図(a)のC−C断面図である。
【0022】図4に示すようにロックプレート9は、下
端部の少なくとも一部に肉厚部16を形成する。下ケー
ス3のロックプレート収納部8を構成する側壁12を単
に薄肉にして、図3のようにロックプレート用収納部8
にロックプレート9をセットさせることによって、ロッ
クプレート9の傾きやズレはなくなり、機能不良や上ケ
ース1のセット不良は発生しなくなる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ックプレートを収納する領域を構成する下ケースの側壁
に段差を設けるように該側壁の一部を肉厚から薄肉にす
るように設計するか、または、側壁は単純に薄肉化させ
ておき、ロックプレートの下端部の少なくとも一部に肉
厚部を設けることにより、側壁の倒れを防止すると共に
軽量化及び成形サイクルの短縮化を可能にし、さらに組
立時においても上ケースによるロックプレートのかみこ
み不良等の不具合の発生がなくなり、生産性を著しく向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1の実施例の下ケース収納部にロッ
クプレートを収納した状態での平面図であり、(b)は
同図(a)のA−A断面図である。
【図2】(a)は第1の実施例の下ケースの要部の平面
図であり、(b)は同図(a)のB−B断面図である。
(c)は同図(b)にロックプレートをセットした状態
図である。
【図3】(a)は第2の実施例のロックプレートを下ケ
ースのロックプレート収納部にセットした状態の平面図
であり、(b)は同図(a)のC−C断面図である。
【図4】第2の実施例の下端部を肉厚にしたロックプレ
ートの平面図(a)及び側面図(b)である。
【図5】一般的なテープカセットの分解斜視図である。
【図6】図5の要部拡大斜視図である。
【図7】(a)は従来のロックプレート収納部の平面図
であり、(b)は同図(a)のD−D断面図である。
【図8】従来のロックプレートの平面図(a)及び側面
図(b)である。
【図9】(a)単純に薄肉化した側壁の下ケースの収納
部に従来のロックプレートを収納した状態での平面図で
あり、(b)は同図(a)のE−E断面図である。
【符号の説明】
1.上ケース 2.リール 3.下ケース 4.前蓋 5.従来のロックプレート 6.従来の下ケースのロックプレート収納部 7.本発明の下ケースのロックプレート収納部 8.単純に薄肉化した時の下ケースのロックプレート収
納部 9.本発明のロックプレート 10.従来の下ケースのロックプレート収納部の側壁 11.本発明の下ケースのロックプレート収納部の側壁 12.単純に薄肉化した時の下ケースのロックプレート
収納部の側壁 13.光源用の透孔 14.段差部 15.透孔の中心線 16.ロックプレートの肉厚部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/087

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープを巻回した一対のテープリールを
    収納した上下ケースからなるカセットケースに開閉可能
    な前蓋を備え、該前蓋の開閉を規制するロックプレート
    を具備しており、該ロックプレートを収納する領域を構
    成する側壁に前記テープの始端及び終端を検知するため
    の光源用の透孔を有してなるテープカセットにおいて、
    前記ロックプレートを収納する領域の前記光源用の透孔
    を有するカセットケースの前記側壁にはカセットケース
    の厚み方向に対して該側壁の肉厚を異にする段差部を設
    けたことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 前記ロックプレートがセットされた時に
    前記側壁の段差部が該ロックプレートの下端より高い位
    置にあることを特徴とする請求項1に記載のテープカセ
    ット。
  3. 【請求項3】 前記側壁の段差部が光源用の透孔の中心
    から下ケース底面側へ前記ケース全厚の10%乃至25%
    の位置に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載のテープカセット。
  4. 【請求項4】テープを巻回した一対のテープリールを収
    した上下ケースからなるカセットケースに開閉可能な
    前蓋を備え、前記前蓋の開閉規制を行うロックプレート
    を具備しており、該ロックプレートを収容する領域を構
    成する側壁に前記テープの始端及び終端を検知するため
    の光源用の透孔を有してなるテープカセットにおいて、
    前記前蓋を閉じた状態において、前記ケースの前記透孔
    を有する側壁の内面と当接する前記ロックプレートの下
    端部を肉厚にしたことを特徴とするテープカセット。
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