JP2574178Y2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2574178Y2
JP2574178Y2 JP1992038633U JP3863392U JP2574178Y2 JP 2574178 Y2 JP2574178 Y2 JP 2574178Y2 JP 1992038633 U JP1992038633 U JP 1992038633U JP 3863392 U JP3863392 U JP 3863392U JP 2574178 Y2 JP2574178 Y2 JP 2574178Y2
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JP
Japan
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case
locking member
tape
spring
opening
Prior art date
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JP1992038633U
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JPH0596976U (ja
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晴男 芝
博志 金田
昌寿 岡村
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TDK Corp
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TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ビデオテープカセット
などのテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のビデオテープカセットでは、磁気
テープを保護するためケース匣体の前面に開閉蓋が備え
られており、ビデオ装置に装填した時に係止部材のロッ
クを解除して開閉蓋を開き、磁気テープをヘッド側に引
き出せるようになっている。そしてこの開閉蓋係止機構
は図6に示すように、係止部材aがケース匣体bと別部
材で構成され、ロック爪dとロック解除用突起cとを突
設したロックプレートの係止部材aの上端をケースに揺
動自在に枢支し、捩りバネeで弾圧付勢するもので、ロ
ック爪dを開閉蓋に係止して閉蓋ロックし、かつロック
解除用突起cをケース外から押圧してロックを解除する
ものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来の開閉
蓋係止機構は、係止部材がケース匣体と別部材のために
組立作業性に問題があって、即ち部品点数が増えるばか
りか組み込みスペースに余裕のない個所で組立作業も煩
雑であって、作業にかなりの熟練を要し、手間と時間も
かかり生産性を高められずコスト高となる欠点があっ
た。また、この欠点を排除するためロックプレート係止
部材aをケースの側壁に一体に形成させてバネで前蓋を
ロックするように付勢するようにすると、バネの押圧は
常に外向きになるため、ケース側壁面より係止部材aが
飛び出し前蓋開閉のさまたげとなって機能不能となるこ
とがある。本考案は、これら従来の欠点を排除しようと
するもので、前蓋の開閉機能を適確安全に発揮でき、か
つ部品点数を削減してコストダウンを計り、著しく組立
作業性を良くして、開閉蓋係止機構の組立サイクルに時
間を費やすことなく、生産性を大幅に向上できるテープ
カセットを構成簡単で安価な形態で提供することを目的
としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上ケース及び
下ケースからなるカセット匣体内にテープを巻装した一
対のリールを回転自在に備え、該テープを引き出す開口
部を覆う回動自在の開閉蓋を係止する係止部材を配備し
たテープカセットにおいて、前記係止部材が、前記下ケ
ースの側壁に一体に係止されたもので、その支点位置と
なる一端をケースに連ね、作用点位置の他端が自由端と
なる構成とし、該係止部材を外側に付勢するバネを設け
ると共に、係止部材がケース側面より突出しないように
バネを規制する当接部をケース内に突設したことを特徴
とするテープカセットである。
【0005】
【作用】しかして閉蓋時での保存時には、ケースと一体
に形成された係止部材6の係止解除用ピン8が開閉蓋5
の係支部に嵌入されていて開閉蓋5が閉じられロックさ
れ、ケース中に磁気テープを安全な状態で保護されてい
る。このカセットケースを装置に装填すると、装置側に
あるロック片解除操作部が係止部材6の開閉蓋フックピ
ン9を押し込み、開閉蓋5から係止解除用ピン8が外れ
ると、開閉蓋5を開放し磁気テープが露出されて使用で
きるようになる。(図1参照)そして、前記係止部材6
はバネ10でケース側面方向に押圧されるが、ピンなど
の当接部11にバネ10が当接して規制されて係止部材
6をケース側面よりはみ出さないようにし、前蓋5の開
閉に妨げとなることなく機能上安全で良好な状態に維持
できるものである。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を図1乃至図4の例によって
説明すると、上ケース1及び下ケース2からなるカセッ
ト匣体内に磁気テープを巻装した一対のリール3,3を
回転自在に備え、該磁気テープを引き出す開口部4を覆
う回動自在の開閉蓋5を係止する係止部材6を配備した
磁気テープカセットであって、前記係止部材6が、前記
下ケース2と一体に形成されたもので、その支点位置と
なる一端をケースに連ね、作用点位置の他端が自由端と
なる構成とし、該係止部材6を外側に付勢するバネ10
を設けると共に、係止部材6がケース側面より突出しな
いようにバネ10を規制する当接部11をケース内に突
設した磁気テープカセットとしてある。
【0007】この実施例においては、前記係止部材6と
しては、下ケース2にU字状のスリット7で形成された
ものであって、外側面に係止解除用ピン8および開閉蓋
フックピン9を突設すると共に、その内側面に係止部材
6を外側に付勢する押圧部材例えば、コイルバネ10を
前記下ケース2に突設した支持軸12に巻装保持し、ケ
ース仕切壁13内に配備してあって、前記バネ10の一
端を前記係止部材6に当接し、他端を仕切壁14の切欠
15に係支し、凸部14で外れ防止構造としてある。
【0008】なお、前記係止部材6は、弾性変形するよ
うに支点位置と作用点位置との間に折曲部を形成したア
ーム部分にし、樹脂ケースの弾性を活用し、ロック位置
とロック解除位置の移動の両機能をはたすようにしてあ
って、下ケース2の側壁に限らず上ケース1の側壁に設
けることもできる。また、係止部材6にバネ作用を付与
するため肉厚を自由端に向かって漸減させたり、幅方向
に先細りとなるようにテーパー状のアーム部とすること
もできる。また、前記係止部材6は、上下段差をつけた
釣状舌片であって、外側面に係止解除用ピン8と開閉蓋
フックピン9とを間隔をあけて備え、ヒンジ部16で下
ケース2に連なる構成とするのがよい。さらに係止解除
用ピン8および開閉蓋フックピン9は、斜面部のある突
部にしたり平坦面或いは湾曲面で形成し頂部に丸味をつ
けたり山形に形成し、ロック状態並びにロック解除状態
の操作を円滑にできるように配慮されている。
【0009】また前記係止部材6の形成には、ケース側
壁の折曲頂部、即ち段部を活用したもので、スリット7
を延長して作用点から支点までの距離を長くし、アーム
の腰を強くし、かつ弾性変形に変化を持たせうるように
することが配慮され、前記バネ10を収納するケースコ
ーナー部では、バネの支持軸12およびバネ一端を係支
する仕切壁14をテープ収納エリア外に備えて、テープ
の安全性を保つようにするのがよい。
【0010】
【考案の効果】本考案は、係止部材が、前記ケースの側
壁に一体に形成されたもので、その支点位置となる一端
をケースに連ね、作用点位置の他端が自由端となる構成
とし、該係止部材を外側に付勢するバネを設けると共
に、係止部材がケース側面より突出しないようにバネを
規制する当片をケース内に突設したことにより、係止部
材がケース側面にはみ出さないので、前蓋の開閉の妨げ
となることなく開閉機能を適確安全に維持して取扱い不
具合がなく、しかも部品点数を削減してコストダウンを
計り、著しく組立作業性を良くして、開閉蓋係止機構の
組立サイクルに時間を費やすことなく生産性を大幅に向
上でき、カセットの装填不良や取り出し不良がなく、し
かも熱変動に影響されることの少ない優れた品質の信頼
性の高いテープカセットとできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の磁気テープカセットの斜視図
で開閉蓋の開放状態を示す
【図2】要部の拡大斜視図である。
【図3】上下ケースの展開状態の平面図である。
【図4】図3の下ケースの正面図である。
【図5】図3のA−A線における縦断面図である。
【図6】従来例の開閉蓋係止機構の組立前の分離状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 下ケース 3 リール 4 開口部 5 開閉蓋 6 係止部材 7 スリット 8 係止解除用ピン 9 開閉蓋フックピン 10 押圧部材 11 当接部 12 支持軸 13 ケース仕切壁 14 仕切壁 14凸部 15 切欠 16 ヒンジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 23/087 521

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケース及び下ケースからなるカセット
    匣体内にテープを巻装した一対のリールを回転自在に備
    え、該テープを引き出す開口部を覆う回動自在の開閉蓋
    を係止する係止部材を配備したテープカセットにおい
    て、前記係止部材が、前記ケースの側壁に一体に形成さ
    れたもので、その支点位置となる一端をケースに連ね、
    作用点位置の他端が自由端となる構成とし、該係止部材
    を外側に付勢するバネを設けると共に、係止部材がケー
    ス側面より突出しないようにバネを規制する当接部をケ
    ース内に突設したことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 前記係止部材が、上下段差をつけた釣状
    舌片であって、外側面に係止解除用ピンと開閉蓋フック
    ピンとを間隔をあけて備えている請求項1記載のテープ
    カセット。
  3. 【請求項3】 前記ケースが、前記バネの支持軸および
    バネ一端を係支する仕切壁をテープ収納エリア外に備え
    ている請求項1または2記載のテープカセット。
JP1992038633U 1992-05-13 1992-05-13 テープカセット Expired - Lifetime JP2574178Y2 (ja)

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JPH0596976U JPH0596976U (ja) 1993-12-27
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