JPH0596976U - テープカセット - Google Patents

テープカセット

Info

Publication number
JPH0596976U
JPH0596976U JP3863392U JP3863392U JPH0596976U JP H0596976 U JPH0596976 U JP H0596976U JP 3863392 U JP3863392 U JP 3863392U JP 3863392 U JP3863392 U JP 3863392U JP H0596976 U JPH0596976 U JP H0596976U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
locking member
opening
spring
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3863392U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2574178Y2 (ja
Inventor
晴男 芝
博志 金田
昌寿 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP1992038633U priority Critical patent/JP2574178Y2/ja
Publication of JPH0596976U publication Critical patent/JPH0596976U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2574178Y2 publication Critical patent/JP2574178Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】開閉蓋の係止部材での開閉機能を適確化し、係
止機構の部品点数を少なくし、組立作業性の煩雑さをな
くし、ロック操作の安全性を高める。 【構成】係止部材6が、ケースの側壁に一体に形成され
たもので、その支点位置となる一端をケースに連ね、作
用点位置の他端が自由端となる構成とし、該係止部材6
を外側に付勢するバネ10を設けると共に、係止部材6
がケース側面より突出しないように、バネ10を規制す
るピン11をケース内に突設したことで、係止部材がケ
ース側面にはみ出さないので、前蓋の開閉の妨げとなる
ことなく、開閉機能を適確安全に維持して取扱い不具合
がなく、しかも部品点数を削減してコストダウンを計
り、著しく組立作業性を良くして、開閉蓋係止機構の組
立サイクルに時間を費やすことなく生産性を大幅に向上
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ビデオテープカセットなどのテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のビデオテープカセットでは、磁気テープを保護するためケース匣体の前 面に開閉蓋が備えられており、ビデオ装置に装填した時に係止部材のロックを解 除して開閉蓋を開き、磁気テープをヘッド側に引き出せるようになっている。 そしてこの開閉蓋係止機構は図6に示すように、係止部材aがケース匣体bと 別部材で構成され、ロック爪dとロック解除用突起cとを突設したロックプレー トの係止部材aの上端をケースに揺動自在に枢支し、捩りバネeで弾圧付勢する もので、ロック爪dを開閉蓋に係止して閉蓋ロックし、かつロック解除用突起c をケース外から押圧してロックを解除するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の開閉蓋係止機構は、係止部材がケース匣体と別部材のために 組立作業性に問題があって、即ち部品点数が増えるばかりか組み込みスペースに 余裕のない個所で組立作業も煩雑であって、作業にかなりの熟練を要し、手間と 時間もかかり生産性を高められずコスト高となる欠点があった。 また、この欠点を排除するためロックプレート係止部材aをケースの側壁に一 体に形成させてバネで前蓋をロックするように付勢するようにすると、バネの押 圧は常に外向きになるため、ケース側壁面より係止部材aが飛び出し前蓋開閉の さまたげとなって機能不能となることがある。 本考案は、これら従来の欠点を排除しようとするもので、前蓋の開閉機能を適 確安全に発揮でき、かつ部品点数を削減してコストダウンを計り、著しく組立作 業性を良くして、開閉蓋係止機構の組立サイクルに時間を費やすことなく、生産 性を大幅に向上できるテープカセットを構成簡単で安価な形態で提供することを 目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上ケース及び下ケースからなるカセット匣体内にテープを巻装した 一対のリールを回転自在に備え、該テープを引き出す開口部を覆う回動自在の開 閉蓋を係止する係止部材を配備したテープカセットにおいて、前記係止部材が、 前記下ケースの側壁に一体に係止されたもので、その支点位置となる一端をケー スに連ね、作用点位置の他端が自由端となる構成とし、該係止部材を外側に付勢 するバネを設けると共に、係止部材がケース側面より突出しないようにバネを規 制するピンをケース内に突設したことを特徴とするテープカセットである。
【0005】
【作用】
しかして閉蓋時での保存時には、ケースと一体に形成された係止部材6の係止 解除用ピン8が開閉蓋5の係支部に嵌入されていて開閉蓋5が閉じられロックさ れ、ケース中に磁気テープを安全な状態で保護されている。このカセットケース を装置に装填すると、装置側にあるロック片解除操作部が係止部材6の開閉蓋フ ックピン9を押し込み、開閉蓋5から係止解除用ピン8が外れると、開閉蓋5を 開放し磁気テープが露出されて使用できるようになる。(図1参照)そして、前 記係止部材6はバネ10でケース側面方向に押圧されるが、ピン11にバネ10 が当接して規制されて係止部材6をケース側面よりはみ出さないようにし、前蓋 5の開閉に妨げとなることなく機能上安全で良好な状態に維持できるものである 。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図1乃至図4の例によって説明すると、上ケース1及び下ケ ース2からなるカセット匣体内に磁気テープを巻装した一対のリール3,3を回 転自在に備え、該磁気テープを引き出す開口部4を覆う回動自在の開閉蓋5を係 止する係止部材6を配備した磁気テープカセットであって、前記係止部材6が、 前記下ケース2と一体に形成されたもので、その支点位置となる一端をケースに 連ね、作用点位置の他端が自由端となる構成とし、該係止部材6を外側に付勢す るバネ10を設けると共に、係止部材6がケース側面より突出しないようにバネ 10を規制するピン11をケース内に突設した磁気テープカセットとしてある。
【0007】 この実施例においては、前記係止部材6としては、下ケース2にU字状のスリ ット7で形成されたものであって、外側面に係止解除用ピン8および開閉蓋フッ クピン9を突設すると共に、その内側面に係止部材6を外側に付勢する押圧部材 例えば、コイルバネ10を前記下ケース2に突設した支持軸12に巻装保持し、 ケース仕切壁13内に配備してあって、前記バネ10の一端を前記係止部材6に 当接し、他端を仕切壁14の切欠15に係支し、凸部141 で外れ防止構造とし てある。
【0008】 なお、前記係止部材6は、弾性変形するように支点位置と作用点位置との間に 折曲部を形成したアーム部分にし、樹脂ケースの弾性を活用し、ロック位置とロ ック解除位置の移動の両機能をはたすようにしてあって、下ケース2の側壁に限 らず上ケース1の側壁に設けることもできる。また、係止部材6にバネ作用を付 与するため肉厚を自由端に向かって漸減させたり、幅方向に先細りとなるように テーパー状のアーム部とすることもできる。 また、前記係止部材6は、上下段差をつけた釣状舌片であって、外側面に係止 解除用ピン8と開閉蓋フックピン9とを間隔をあけて備え、ヒンジ部16で下ケ ース2に連なる構成とするのがよい。 さらに係止解除用ピン8および開閉蓋フックピン9は、斜面部のある突部にし たり平坦面或いは湾曲面で形成し頂部に丸味をつけたり山形に形成し、ロック状 態並びにロック解除状態の操作を円滑にできるように配慮されている。
【0009】 また前記係止部材6の形成には、ケース側壁の折曲頂部、即ち段部を活用した もので、スリット7を延長して作用点から支点までの距離を長くし、アームの腰 を強くし、かつ弾性変形に変化を持たせうるようにすることが配慮され、前記バ ネ10を収納するケースコーナー部では、バネの支持軸12およびバネ一端を係 支する仕切壁14をテープ収納エリア外に備えて、テープの安全性を保つように するのがよい。
【0010】
【考案の効果】
本考案は、係止部材が、前記ケースの側壁に一体に形成されたもので、その支 点位置となる一端をケースに連ね、作用点位置の他端が自由端となる構成とし、 該係止部材を外側に付勢するバネを設けると共に、係止部材がケース側面より突 出しないようにバネを規制するピンをケース内に突設したことにより、係止部材 がケース側面にはみ出さないので、前蓋の開閉の妨げとなることなく開閉機能を 適確安全に維持して取扱い不具合がなく、しかも部品点数を削減してコストダウ ンを計り、著しく組立作業性を良くして、開閉蓋係止機構の組立サイクルに時間 を費やすことなく生産性を大幅に向上でき、カセットの装填不良や取り出し不良 がなく、しかも熱変動に影響されることの少ない優れた品質の信頼性の高いテー プカセットとできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の磁気テープカセットの斜視図
で開閉蓋の開放状態を示す
【図2】要部の拡大斜視図である。
【図3】上下ケースの展開状態の平面図である。
【図4】図3の下ケースの正面図である。
【図5】図3のA−A線における縦断面図である。
【図6】従来例の開閉蓋係止機構の組立前の分離状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 下ケース 3 リール 4 開口部 5 開閉蓋 6 係止部材 7 スリット 8 係止解除用ピン 9 開閉蓋フックピン 10 押圧部材 11 ピン 12 支持軸 13 ケース仕切壁 14 仕切壁 141 凸部 15 切欠 16 ヒンジ部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケース及び下ケースからなるカセット
    匣体内にテープを巻装した一対のリールを回転自在に備
    え、該テープを引き出す開口部を覆う回動自在の開閉蓋
    を係止する係止部材を配備したテープカセットにおい
    て、前記係止部材が、前記ケースの側壁に一体に形成さ
    れたもので、その支点位置となる一端をケースに連ね、
    作用点位置の他端が自由端となる構成とし、該係止部材
    を外側に付勢するバネを設けると共に、係止部材がケー
    ス側面より突出しないようにバネを規制するピンをケー
    ス内に突設したことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 前記係止部材が、上下段差をつけた釣状
    舌片であって、外側面に係止解除用ピンと開閉蓋フック
    ピンとを間隔をあけて備えている請求項1記載のテープ
    カセット。
  3. 【請求項3】 前記ケースが、前記バネの支持軸および
    バネ一端を係支する仕切壁をテープ収納エリア外に備え
    ている請求項1または2記載のテープカセット。
JP1992038633U 1992-05-13 1992-05-13 テープカセット Expired - Lifetime JP2574178Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992038633U JP2574178Y2 (ja) 1992-05-13 1992-05-13 テープカセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992038633U JP2574178Y2 (ja) 1992-05-13 1992-05-13 テープカセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0596976U true JPH0596976U (ja) 1993-12-27
JP2574178Y2 JP2574178Y2 (ja) 1998-06-11

Family

ID=12530649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992038633U Expired - Lifetime JP2574178Y2 (ja) 1992-05-13 1992-05-13 テープカセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2574178Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2574178Y2 (ja) 1998-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6316824B2 (ja)
JPH05781B2 (ja)
JPS5935904Y2 (ja) ビデオテ−プカセットのガ−ドパネル用ロック装置
JPH0513356B2 (ja)
JPH0596976U (ja) テープカセット
JP3630927B2 (ja) 単リール型の磁気テープカートリッジ
JP2520251B2 (ja) テ−プカ−トリツジ
JP2807894B2 (ja) 磁気テープカセット
JPS5935902Y2 (ja) 磁気テ−プカ−トリツジ
JP3238296B2 (ja) テープカセット
JPH0450607Y2 (ja)
JPS5843112Y2 (ja) テ−プカセツト
JP2593536Y2 (ja) テープカセット
JPS6318268B2 (ja)
JPS6338464Y2 (ja)
JP2574180Y2 (ja) テープカセット
JPH0514382Y2 (ja)
JPH0514385Y2 (ja)
JPS6316066Y2 (ja)
JPH079264Y2 (ja) 磁気テープカセット
JPH056628Y2 (ja)
JPH04132675U (ja) 磁気テープカセツト
JP3120230B2 (ja) テープカートリッジ
JPH063829Y2 (ja) テ−プカ−トリツジの収納ケ−ス
JPH064471Y2 (ja) 磁気テ−プカセット

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980203