JP3079803B2 - テープカセット収納ケース - Google Patents

テープカセット収納ケース

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JP3079803B2
JP3079803B2 JP04269065A JP26906592A JP3079803B2 JP 3079803 B2 JP3079803 B2 JP 3079803B2 JP 04269065 A JP04269065 A JP 04269065A JP 26906592 A JP26906592 A JP 26906592A JP 3079803 B2 JP3079803 B2 JP 3079803B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープカセットを収納
保管するテープカセット収納ケースに関し、特にテープ
カセットのリール回転防止機構を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、磁気テープがカセット本体内に
回転可能に収納されてなるテープカセットにおいては、
持ち運びや保管等を容易なものとなすために、例えばプ
ラスチック等によって一体成形された収納ケースに収納
されるようになっている。そして、この収納ケースに
は、収納時において磁気テープが弛まないようにテープ
リールの回転を防止するリール回転防止機構が備えられ
ている。
【0003】かかるリール回転防止機構が設けられた収
納ケースとしては、例えば、図7に示すように構成され
たものが提案されている。この収納ケース101は、テ
ープカセットを内部に収納するに足る大きさとされたケ
ース本体102と、このケース本体102を覆う蓋体1
03とからなっている。そして、このケース本体102
には、テープカセットのテープリールに設けられるリー
ル穴に係合する嵌合部材104,105が当該ケース本
体102に対して一体的に立ち上がり形成されている。
【0004】上記嵌合部材104,105は、図8に示
すテープカセット106のテープリール107に設けら
れる止まり穴とされたリール穴108に挿入され得るに
足る大きさとされた円環状をなすリブとして形成されて
いる。そして、この嵌合部材104,105の先端に
は、上記リール穴108に設けられるリール回り止め穴
109に係合し、上記テープリール107の回転を防止
するためのリール回り止め部材110が設けられてい
る。上記リール回り止め穴109は、テープリール10
7の回転防止を確実なものとなすために3箇所に設けら
れている。これに対応してリール回り止め部材110
は、上記各リール回り止め穴109に対応した位置にそ
れぞれ設けられている。
【0005】このように構成されたリール回転防止機構
によれば、テープカセット106をケース本体102に
装着した時点で、リール回り止め穴109に上記リール
回り止め部材110が挿入され、上記テープリール10
7の回転が確実に防止される。したがって、この状態で
テープカセット収納ケース101を持ち運んだり棚等に
保管した場合でも、磁気テープ112が弛んで巻き乱れ
等を起こすようなことがない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、テープリー
ル107のリール穴108と嵌合部材104,105と
の間には隙間があるため、上記リール回り止め穴109
に上記リール回り止め部材110が入らない場合があ
る。この場合には、上記リール回り止め部材110が上
記リール穴108の底面111に当接し、該リール回り
止め部材110の先端を支点として上記テープリール1
07が図8中矢印X方向に揺動してしまう。
【0007】そして、この状態において、例えば誤って
収納ケース101が落下した場合には、テープリール1
07のリール穴108の開口周縁部におけるコーナー部
分が、上記嵌合部材104,105に当たり変形する虞
れがある。
【0008】これを防止するために、例えば図9に示す
ように、嵌合部材104,105の外周壁に上記リール
穴108の内壁に当接する板状のリブ113を径方向に
数個所設けることも考えられるが、テープリール107
への係合の際に集中荷重が加わり、テープリール107
の変形要因となる。
【0009】また、図10に示すように、テープリール
の揺動を防止すべく円柱状をなすリール回り止め部材1
10の外周囲に円環状をなすリブ115を設け、このリ
ブ115と上記リール回り止め部材110とを連結部材
116によって連結して補強したものがある。
【0010】しかしながら、上記リブ115をリール穴
108と略同じ径として該リブ115によってテープリ
ール107を位置決めしようとすると、上記連結部材1
16の体積が増加し、テープカセット収納ケース101
自体の重量が増加する。このため、コストアップの要因
となる。
【0011】そこで本発明は、かかる従来の技術的な課
題を解消するために、落下等による衝撃が加わった場合
でも確実にテープリールの回り止めを図ることができる
とともに、変形がなくしかも安価で信頼性の高いテープ
カセット収納ケースを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテープカセ
ット収納ケースは、テープカセットが収納されるケース
本体と、上記ケース本体に収納されるテープカセットの
テープリールに設けられる止まり穴とされたリール穴に
挿入され、このリール穴内に設けられたリール回り止め
穴に係合するリール回り止め部材が先端に設けられた第
1のリブと、上記第1のリブの外周囲に設けられ、上記
リール穴に嵌合する第2のリブと、上記第2のリブの外
周囲に設けられ、上記テープリールの底面を支持する第
3のリブとを備えてなり、これら第1のリブ、第2のリ
ブ、第3のリブは、いずれもケース本体より立ち上がり
形成されるとともに、円環状とされていることを特徴と
する。
【0013】また、本発明に係るテープカセット収納ケ
ースにおいては、テープリールに設けられるリール穴の
深さをH、第1のリブの高さをh1 、第2のリブの高さ
をh2 としたときに、H>h1 −h2 であることを特徴
とする。
【0014】さらに本発明に係るテープカセット収納ケ
ースにおいては、上記第1のリブと第2のリブは独立に
形成されていることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明においては、第1のリブの先端に設けら
れたリール回り止め部材が、テープリールに設けられる
リール回り止め穴に係合することにより、上記テープリ
ールの回転が防止される。そして、この第1のリブの外
周囲に設けられる第2のリブがリール穴と略同じ径とさ
れているので、この第2のリブがリール穴に嵌合するこ
とにより、テープリールが位置決めされる。さらに、こ
の第2のリブの外周囲に設けられる第3のリブによっ
て、上記テープリールの底面が支持される。
【0016】また、本発明においては、リール穴の深さ
が、第1のリブの高さとこの第1のリブの外側に設けら
れる第2のリブの高さとの差よりも大きくなされている
ので、上記第1のリブの先端に設けられるリール回り止
め部材がリール回り止め穴に入らずにリール穴の底面に
当接した場合であっても、上記テープリールが第2のリ
ブより外れることがない。したがって、テープリールの
径方向での位置が規制される。
【0017】さらに本発明においては、第1のリブと第
2のリブが独立とされているので、仮に収納ケースが落
下した場合であっても、テープリールに嵌合する第2の
リブが第1のリブ側へ撓んで衝撃を吸収しテープリール
の変形を防止する。
【0018】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施
例は、ビデオ用のテープカセットを収納するテープカセ
ット収納ケースの例である。
【0019】先ず、本実施例のテープカセット収納ケー
スを説明する前に、この収納ケースに収納されるテープ
カセットについて簡単に説明する。かかるテープカセッ
ト1は、図1中一点鎖線で示すように、上下一対のハー
フを突合わせて構成されるカセット本体2を有し、この
カセット本体2内に一対のテープリール3,4を回転可
能に収納してなる。
【0020】上記テープリール3,4は、その一方を図
4に示すように、磁気テープ5を巻回させる円環状をな
すハブ部6と、このハブ部6の上下端に設けられる上フ
ランジ部7と下フランジ部8とから構成されている。
【0021】上フランジ部7は、上記ハブ部6の上端側
にこのハブ部6を覆って設けられ、このハブ部6に巻回
される磁気テープ5の上端側の端縁位置を規制するよう
になっている。一方、下フランジ部8は、上記ハブ部6
の下端側にこの開口周縁部より外方へ延びるように上記
上フランジ部7よりも大きな円盤として形成され、上記
磁気テープ5の下端側の端縁位置を規制するようになっ
ている。
【0022】そして、このテープリール3,4において
は、図示しない記録再生装置のリール駆動軸が挿入係合
されるリール穴9が設けられている。上記リール穴9
は、上記ハブ部6のセンターに止まり穴として形成され
ている。つまり、円環状をなすハブ部6の上端側を覆っ
て設けられる上フランジ部7が天板として機能すること
により、上記ハブ部6の内側の空間部分が止まり穴とさ
れたリール穴9となる。
【0023】さらに、上記上フランジ部7には、記録再
生装置のリール駆動軸の先端側に設けられる複数の駆動
ピンと係合するリール回り止め穴10が設けられてい
る。上記リール回り止め穴10は、上記駆動ピンと対向
する位置にそれぞれ設けられ、上記上フランジ部7の板
厚方向に貫通する穴として形成されている。なお、上記
リール回り止め穴10は、上記駆動ピンが3箇所に設け
られることから、これに応じてそれぞれのピンと相対向
する位置に設けられている。
【0024】そして、上記のようにして構成されたカセ
ット本体2には、磁気テープ5への塵埃の付着等を防止
するために前面側に開閉蓋11が回動自在に設けられて
いる。上記開閉蓋11は、記録再生装置に装着したとき
にのみ開放され、上記カセット本体2内に設けられる磁
気テープ5を外方に露出するようになっている。
【0025】次に、上記テープカセット1を収納保管す
るテープカセット収納ケースについて説明する。かかる
テープカセット収納ケース12は、図1に示すように、
先のテープカセット1を収納するケース本体13と、こ
のケース本体13を覆う蓋体14と、これらケース本体
13と蓋体14を連結する連結部15とから構成されて
いる。
【0026】そして、このテープカセット収納ケース1
2は、上記連結部15の一側縁にケース本体13を連結
するとともに、他側縁に蓋体14を連結し、上記連結部
15とケース本体13及び蓋体14との各接続部分を肉
薄に形成されたヒンジ部16,17となすことにより、
上記ケース本体13に対して蓋体14が覆い被さるよう
に折曲可能となっている。
【0027】上記ケース本体13は、テープカセット1
を収納するに足る大きさの板状体として形成され、その
外周縁近傍部に該テープカセット1の前後左右方向のが
たつきを防止するための収納壁18を有している。上記
収納壁18は、テープカセット1をケース本体13に装
着したときに、該テープカセット1の外周囲を取り囲む
ようにして立ち上がり形成されている。そして、この収
納壁18には、上記連結部15と対向する側に後述する
蓋体14に設けられる係合凸部と係合する係合凹部19
が設けられている。
【0028】一方、蓋体14は、上記ケース本体13に
テープカセット1が装着されたときに、このテープカセ
ット1を完全に覆うに足る大きさの板状体として形成さ
れている。そして、この蓋体14の外周縁部には、上記
連結部15と対向する部分を除いてテープカセット1の
外側面を完全に塞ぐに足る高さとされた外周壁20が設
けられている。上記外周壁20は、蓋体14をケース本
体13側に倒し閉蓋したときに、該ケース本体13に設
けられる収納壁18の外側にこの収納壁18と相対向す
るようになされている。また、この外周壁20には、先
の収納壁18に設けられた係合凹部19と係合して、上
記蓋体14をロックするための係合凸部21が設けられ
ている。
【0029】そして、上述のように構成されたテープカ
セット収納ケース12においては、上記テープカセット
1に設けられるテープリール3,4と相対向する位置
に、それぞれ断面円環状をなす円筒体としての第1のリ
ブ22と第2のリブ23及び第3のリブ24が形成され
ている。これら第1のリブ22、第2のリブ23、第3
のリブ24は、図2及び図3に示すように、第1のリブ
22の外側に第2のリブ23が設けられ、その外側に第
3のリブ24が同心円状となるように設けられている。
【0030】このように、これらリブ22,23,24
は、いずれも円環状をなす円筒体として形成されている
ので、機械的強度に強く、しかも樹脂成形の際に樹脂が
良好に流れることから成形性に優れる。また、これらリ
ブ22,23,24は、肉薄の円環状であることから、
金型構造が簡単で、製作工数が削減できコストダウンに
寄与する。
【0031】上記第1のリブ22は、上記テープリール
3,4のリール穴9にスームズに挿入され得るに足る大
きさの断面円環状をなす円筒体として、上記カセット本
体2に対して立ち上がり形成されている。この第1のリ
ブ22は、上記リール穴9の開口寸法よりも遥かに小さ
な直径とされた円筒体とされ、その先端側に上記リール
回り止め穴10に係合するリール回り止め部材25が設
けられている。上記リール回り止め部材25は、上記リ
ール回り止め穴10と相対向する位置にそれぞれ突出形
成されている。この実施例では、上記リール回り止め穴
10が3ヵ所に設けられることから、これに応じて上記
リール回り止め部材25も3箇所に設けられている。
【0032】また、上記リール回り止め部材25は、テ
ープリール3,4がテープ引き出し方向に回転するのを
確実に防止するために、テープ緩み方向側の側縁25a
の高さがテープ巻取り方向側の側縁25bの高さよりも
高くなされている。逆の見方をすれば、リール回り止め
部材25の先端部が斜めに傾斜された傾斜面となされて
いる。
【0033】そして、上記第1のリブ22の外側に設け
られる第2のリブ23は、上記第1のリブ22と同様に
断面円環状をなす円筒体として、上記カセット本体2に
対して立ち上がり形成されている。この第2のリブ23
は、上記テープリール3,4の径方向の位置決めをする
ために、上記リール穴9に対して嵌合するようにこのリ
ール穴9の開口寸法と略同じ外径寸法とされている。し
たがって、この第2のリブ23が上記リール穴9に嵌合
することによって、上記テープリール3,4の径方向の
がたつきが防止される。
【0034】そしてさらに、上記第2のリブ23の外側
に設けられる第3のリブ24は、先の第1のリブ22と
第2のリブ23に比べて高さの低い断面円環状をなす円
筒体として、上記カセット本体2に対して立ち上がり形
成されている。この第3のリブ24は、上記テープリー
ル3,4の底面を支持することにより、上記カセット本
体2内のテープリール3,4の高さ方向におけるがたつ
きを防止するようになっている。すなわち、上記第3の
リブ24は、円環状をなす上端面24aで上記テープリ
ール3,4の下フランジ部8におけるリール穴9開口周
縁部分を下から支えることにより、カセット本体2内の
テープリール3,4の高さ方向における位置を規制す
る。
【0035】ところで、これら第1のリブ22と第2の
リブ23及び第3のリブ24は、内側から外側へ亘って
その高さが次第に小さくなされている。すなわち、ケー
ス本体13の底面13aより第1のリブ22のリール回
り止め部材25の先端までの高さをh1 、同様に第2の
リブ23の上端面23aまでの高さをh2 、第3のリブ
24の上端面24aまでの高さをh3 としたときに、h
1 >h2 >h3 なる関係となっている。なお、第1のリ
ブ22の高さh1 に対して第2のリブ23の高さh2
低くしているのは、後述するように第2のリブ23によ
ってテープリール3,4の径方向での位置決めを確実な
ものとできればよいことから、最低限度の高さが自ずと
決められ、また、必要以上にその高さを高くするとケー
ス自体の重量が重くなるからである。
【0036】そしてさらに、上記テープリール3,4の
リール穴9の深さをHとしたときに、H>h1 −h2
る関係とされている。つまり、リール穴9に挿入される
第1のリブ22の高さh1 から第2のリブ23の高さh
2 を引いた長さよりもリール穴9の深さHの方が長くな
っている。この結果、仮に図5に示すように、リール回
り止め穴10にリール回り止め部材25が挿入されず上
フランジ部7に当接した場合であっても、上記ハブ部6
は第2のリブ23に対して嵌合状態にあるから、上記テ
ープリール3,4の径方向での位置決めを確実なものと
することができる。
【0037】また、上記第1のリブ22と第2のリブ2
3は、連結部材によって連結されることなく独立とされ
ている。つまり、これら第1のリブ22と第2のリブ2
3は、所定間隔を隔てて別個独立にケース本体13に対
して立ち上がり形成されている。このように、第1のリ
ブ22に対して第2のリブ23を独立としたことによ
り、該第2のリブ23は上記第1のリブ22側へ撓むこ
とができる。したがって、上記第2のリブ23へのテー
プリール3,4の嵌合に際しての外力や、テープカセッ
ト収納ケース12を落下させたときの衝撃が上記第2の
リブ23によって吸収され、上記テープリール3,4の
変形が防止される。
【0038】一方、第2のリブ23と第3のリブ24
は、補強リブ26によって連結されている。上記補強リ
ブ26は、第2のリブ23の外周壁とこれと対向する第
3のリブ24の内周壁との間に、上記第2のリブ23の
外周壁を8等分する位置にそれぞれ設けられている。こ
れら補強リブ26は、直径の大きな第3のリブ24が倒
れ込まないように防止するために設けられるものである
から、上記第3のリブ24の高さh3 より低くなされて
いる。
【0039】なお、上記補強リブ26は、上記第2のリ
ブ23と第3のリブ24を接続する形で設けたが、例え
ば図6に示すように、これら第2のリブ23と第3のリ
ブ24との間に上記第2のリブ23と非接触となるよう
に斜めに設けるようにしてもよい。要は、上記第3のリ
ブ24が倒れ込まないように支えることができればよい
から、上記第2のリブ23と接続させる必要はない。
【0040】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のテープカセット収納ケースにおいては、テープリー
ルと相対向する位置に設けられた第1のリブと第2のリ
ブ及び第3のリブがいずれも円環状となされているの
で、この収納ケースを樹脂成形によって作製した場合
に、樹脂の流れが非常に良く、成形性を向上させること
ができる。また、これらリブがいずれも円環状であるた
めに、金型構造が極めて簡単なものとなり、製作工数を
大幅に削減でき、安価なテープカセット収納ケースを提
供することができる。
【0041】また、本発明のテープカセット収納ケース
においては、リール穴の深さが、第1のリブの高さと第
2のリブの高さとの差よりも大きくされているので、上
記第1のリブの先端に設けられるリール回り止め部材が
リール回り止め穴に入らずにリール穴の底面に当接した
場合であっても、上記テープリールが第2のリブより外
れることがない。したがって、上記テープリールの径方
向の位置決めを確実なものとなすことができるととも
に、該テープリールの回り止めを確実なものとすること
ができる。
【0042】さらに、本発明のテープカセット収納ケー
スにおいては、第1のリブと第2のリブが独立とされて
いるので、仮に収納ケースが落下した場合であっても、
テープリールに嵌合する第2のリブが第1のリブ側へ撓
んで衝撃を吸収し、テープリールの変形を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したテープカセット収納ケースの
開蓋状態を示す斜視図である。
【図2】本発明を適用したテープカセット収納ケースに
おけるケース本体の要部拡大平面図である。
【図3】ケース本体に設けられたリブを拡大して示す斜
視図である。
【図4】リール回り止め穴にリール回り止め部材が係合
した状態におけるテープカセットが収納されてなるテー
プカセット収納ケースの拡大断面図である。
【図5】リール回り止め穴にリール回り止め部材が係合
しなかった状態におけるテープカセットが収納されてな
るテープカセット収納ケースの拡大断面図である。
【図6】ケース本体に設けられたリブの他の例を示す拡
大断面図である。
【図7】従来のテープカセット収納ケースの開蓋状態を
示す斜視図である。
【図8】従来のテープカセット収納ケースにテープカセ
ットを収納し閉蓋した状態を示す拡大断面図である。
【図9】従来のテープカセット収納ケースに設けられる
嵌合部材を拡大して示す斜視図である。
【図10】従来のテープカセット収納ケースに設けられ
る嵌合部材の他の例を拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・テープカセット 2・・・カセット本体 3,4・・・テープリール 5・・・磁気テープ 6・・・ハブ部 7・・・上フランジ部 8・・・下フランジ部 9・・・リール穴 10・・・リール回り止め穴 12・・・テープカセット収納ケース 13・・・ケース本体 14・・・蓋体 22・・・第1のリブ 23・・・第2のリブ 24・・・第3のリブ 25・・・リール回り止め部材 26・・・補強リブ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−16988(JP,A) 特開 平5−16989(JP,A) 実開 昭60−195782(JP,U) 実開 昭57−164880(JP,U) 実開 昭53−145819(JP,U) 実開 昭52−15223(JP,U) 実開 平1−141280(JP,U) 実開 昭54−149819(JP,U) 実開 昭64−53088(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/00 - 85/28 B65D 85/575 G11B 23/02 G11B 23/023

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープカセットが収納されるケース本体
    と、 上記ケース本体に収納されるテープカセットのテープリ
    ールに設けられる止まり穴とされたリール穴に挿入さ
    れ、このリール穴内に設けられたリール回り止め穴に係
    合するリール回り止め部材が先端に設けられた第1のリ
    ブと、 上記第1のリブの外周囲に設けられ、上記リール穴に嵌
    合する第2のリブと、 上記第2のリブの外周囲に設けられ、上記テープリール
    の底面を支持する第3のリブとを備えてなり、 これら第1のリブ、第2のリブ、第3のリブは、いずれ
    もケース本体より立ち上がり形成されるとともに、円環
    状とされていることを特徴とするテープカセット収納ケ
    ース。
  2. 【請求項2】 テープリールに設けられるリール穴の深
    さをH、第1のリブの高さをh1 、第2のリブの高さを
    2 としたときに、H>h1 −h2 であることを特徴と
    する請求項1記載のテープカセット収納ケース。
  3. 【請求項3】 第1のリブと第2のリブは独立に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のテープカセッ
    ト収納ケース。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102007531B1 (ko) 2017-08-08 2019-08-06 이동기 골프 연습장용 매트의 홀 보호대

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JPH06100071A (ja) 1994-04-12

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