JP2906746B2 - カセットハーフ - Google Patents

カセットハーフ

Info

Publication number
JP2906746B2
JP2906746B2 JP3176933A JP17693391A JP2906746B2 JP 2906746 B2 JP2906746 B2 JP 2906746B2 JP 3176933 A JP3176933 A JP 3176933A JP 17693391 A JP17693391 A JP 17693391A JP 2906746 B2 JP2906746 B2 JP 2906746B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette half
cassette
resin
thin
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3176933A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0528699A (ja
Inventor
義広 堀川
光博 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP3176933A priority Critical patent/JP2906746B2/ja
Publication of JPH0528699A publication Critical patent/JPH0528699A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2906746B2 publication Critical patent/JP2906746B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(VTR)用カセットケースのカセットハーフに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、主にVHS方式のテープカセッ
トでは、図3に示すようにカセットケース1はプラスチ
ック製の上カセットハーフ2と下カセットハーフ3とを
突合せて一体に結合して構成されており、内部にテープ
4が巻装されている一対のリール5を収納している。こ
のテープ4は一方のリール5からハーフカセットの前面
側に導かれて他方のリール5に巻き取られるようになっ
ている。またカセットケース1には不使用時にハーフカ
セットの前面側に導かれたテープ5を保護する前蓋6が
開閉自在に装着されている。7はダイレクトゲート痕跡
部である。
【0003】この種のカセットケースにおいては、薄肉
化、軽量化を図る傾向にあり、使用樹脂量を削減して経
済性を図るようにしている。そして、従来のカセットハ
ーフにおいては、カセットハーフの薄肉化を可能にする
ためカセットハーフの内面に格子状等の種々の形状の凹
凸部を複数形成しているがダイレクトゲート痕跡部7の
位置から注入された樹脂の流れが前記凹凸部の薄肉部分
によって急激に妨げられ、この薄肉部分による樹脂流動
抵抗が色斑部8となって表われる。
【0004】また、実開昭62−117778号公報に
は、磁気ヘッドの挿入や磁気テープの引出しなどのため
にカセットハーフにある薄肉部の近傍でカセットハーフ
の内面に凹部を形成して肉厚を均一化することにより、
成形時に溶融樹脂の流動速度および冷却固化時間を均一
化して、色むらの発生を防止することが記載されてい
る。しかし、同公報に記載のカセットハーフにおいて
も、凹部の端縁がほぼ直角になっているため、樹脂が成
形用金型のキャビッジ内で凹部に相当する位置へ流れ込
むとき、樹脂の流れが阻害されて大きな樹脂流動抵抗が
生じ、色斑などの成形不良が生じるおそれはなおある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のビデオテープレ
コーダ(VTR)用カセットケースのカセットハーフ
は、以上の様にして薄肉化を可能にするためカセットハ
ーフの内面に格子状等の種々の形状の凹凸部を複数形成
しているため、ダイレクトゲート痕跡部7の位置から注
入された樹脂の流れが前記凹凸部の薄肉部分によって妨
げられ、この薄肉部分による樹脂流動抵抗がカセットハ
ーフの外面に色斑部8となって表われ外観を損ない商品
価値を低下するという問題があり、またこの色斑部8を
目隠するためにカセットハーフの外面に筋模様9等を形
成した場合にはそれだけ使用樹脂量が多くなる上、外観
意匠性も制約されるという問題点があった。さらに、実
開昭62−117778号公報に記載されているよう
に、肉厚の均一化を図ったとしても、凹部の端縁がほぼ
直角になっていると、ここで樹脂の流れが阻害されるこ
とにより、色斑などの成形不良が生じるおそれはなおあ
る。
【0006】本発明は前記従来の問題点を解決して色斑
の発生を防止しながら薄肉化を図ることを可能にしたカ
セットハーフを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ビデオテープレコーダ用カセットケースの
樹脂の成形品からなるカセットハーフにおいて、カセッ
トハーフの内面に、成形時の樹脂の注入位置に相当する
ゲート痕跡部対応位置を稜部とする傾斜面を形成し、こ
の傾斜面により、前記ゲート痕跡部対応位置から次第に
薄くなる薄肉部を形成するように構成したものである。
【0008】また本発明のカセットハーフは、カセット
ハーフの側壁内面に補強リブを形成し、この補強リブ側
部の側壁内面に薄肉部形成用の肉ぬすみ凹部を形成する
ように構成したものである。
【0009】
【作用】前記構成により、成形時、ゲート痕跡部の位置
から注入された樹脂の流れが円滑になり樹脂流動抵抗が
小さいため基板部の外面に色斑が発生することが防止さ
れ、良好な外観意匠性を保ちながら薄肉化、軽量化を図
り、樹脂使用量の削減により経済性も向上する。
【0010】また薄肉部形成用の肉ぬすみ凹部により側
壁の薄肉化も図られ、カセットハーフは全体的に薄肉に
なる。
【0011】
【実施例】本発明のカセットハーフの実施例を添付図面
を参照して説明する。なお図3と同一部分には同一符号
を付し同一箇所の詳細な説明は省略するとともに、下カ
セットハーフの基本的構成は上カセットハーフと略同一
のためその説明は省略する。
【0012】図1および図2は上カセットハーフ2を示
し、これは基板部11と左右側壁部12と背面壁部13
と前面壁部14とを有し、円弧状案内壁部15内にリー
ル収納スペースを形成している。また、上カセットハー
フ2の内周縁部には位置決めピン挿入部や螺子止部など
から構成する複数の結合部16が形成されているととも
に、左右側壁部12と背面壁部13との内面には複数の
補強リブ17が内方に向かって突出形成されている。ま
た前面壁部14にはテープ挿入用開ロ部18が形成され
ている。
【0013】前記上カセットハーフ2は基板部11の外
面が略全体的にしぼ加工等が施された平坦面19に形成
され、基板部11の内面はダイレクトゲート痕跡部7対
応位置を稜部としてそこから前方へ向けて次第に薄くな
る傾斜面20と、ダイレクトゲート痕跡部7対応位置か
ら後方へ向けて次第に薄くなる傾斜面21とにより段差
をつけて薄肉部22を形成し、さらに基板部11の内面
後方には周側部を傾斜面23により形成した格子状突起
24により薄肉部22を形成している。さらに前記補強
リブ17の両側部は薄肉部形成用の肉ぬすみ凹部25が
側壁厚み方向に形成されている。
【0014】次に、前記構成についてその作用を説明す
る。先ず図1および図2に示すように、カセットハーフ
の基板部11の内面はダイレクトゲート痕跡部7対応位
置から前方へ向けて次第に薄くなる傾斜面20と、ダイ
レクトゲート痕跡部7対応位置から後方へ向けて次第に
薄くなる傾斜面21とにより段差をつけて薄肉部22を
形成しているため、成形に際して、ダイレクトゲート痕
跡部7の位置から注入された樹脂の流れが円滑になり樹
脂流動抵抗が小さいため基板部11の外面に色斑が発生
することが防止され、良好な外観意匠性を保ちながら薄
肉化、軽量化を図り、樹脂使用量の削減により経済性も
向上する。またカセットハーフは基板部11の外面が略
全体的に平坦面19に形成されているため、その内,外
面の双方に段差を形成するものに比べ薄肉化が可能にな
り樹脂使用量も少くなる。さらにまた補強リブ17の両
側部には肉ぬすみ凹部25が側壁厚み方向に形成されて
いるため、側壁12も肉ぬすみ凹部25により薄肉化さ
れ、しかも肉ぬすみ凹部25によって補強リブ17成形
時に側壁12の外面に発生するひけを防止することがで
きる。
【0015】以上のように上記実施例によればカセット
ハーフの内面に薄肉部22形成用の段差を複数設け、こ
の段差の少なくとも一部を傾斜面20,21,23によ
り形成するように構成したことにより基板部11の外面
に色斑が発生することが防止され、良好な外観意匠性を
保ちながら薄肉化、軽量化を図り、樹脂使用量の削減に
より経済性も向上する。さらにカセットハーフの基板部
11の外面を略全体的に平坦面19に形成し、また補強
リブ17側部の側壁内面に薄肉部22形成用の肉ぬすみ
凹部25を形成するように構成することにより、カセッ
トハーフを全的に薄肉化、軽量化することができる。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく本発
明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る。例えば傾斜面の角度は色斑の発生を防止できる範囲
で適宜選定すればよく、また肉ぬすみ凹部の長さ寸法は
適宜選定すればよい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、カセットハーフの内面に、ゲ
ート痕跡部対応位置を稜部とする傾斜面を形成し、この
傾斜面により、ゲート痕跡部対応位置から次第に薄くな
る薄肉部を形成するように構成したことにより成形時、
ゲート痕跡部の位置から注入された樹脂の流れが円滑に
なり樹脂流動抵抗が小さいため基板部の外面に色斑が発
生することが防止され、良好な外観意匠性を保ちながら
薄肉化、軽量化を図り、樹脂使用量の削減により経済性
も向上する。
【0017】また本発明はカセットハーフの側壁内面に
補強リブを形成し、この補強リブ側部の側壁内面に薄肉
部形成用の肉ぬすみ凹部を形成するように構成したこと
により側壁の薄肉化も可能となり、カセットハーフを有
効に薄肉化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るカセットハーフの斜視
図である。
【図2】図1のA―A線断面図である。
【図3】従来のテープカセットの斜視図である。
【符号の説明】
1 カセットケース 2,3 カセットハーフ7 ダイレクトゲート痕跡部(ゲート痕跡部) 17 補強リブ 20,21 傾斜面 22 薄肉部 25 肉ぬすみ凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 23/087 502 G11B 23/113 510

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオテープレコーダ用カセットケース
    樹脂の成形品からなるカセットハーフにおいて、カセ
    ットハーフの内面に、成形時の樹脂の注入位置に相当す
    るゲート痕跡部対応位置を稜部とする傾斜面を形成し、
    この傾斜面により、前記ゲート痕跡部対応位置から次第
    に薄くなる薄肉部を形成するように構成したことを特徴
    とするカセットハーフ。
  2. 【請求項2】 カセットハーフの側壁内面に補強リブを
    形成し、この補強リブ側部の側壁内面に薄肉部形成用の
    肉ぬすみ凹部を形成するように構成したことを特徴とす
    る請求項1記載のカセットハーフ。
JP3176933A 1991-07-17 1991-07-17 カセットハーフ Expired - Lifetime JP2906746B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3176933A JP2906746B2 (ja) 1991-07-17 1991-07-17 カセットハーフ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3176933A JP2906746B2 (ja) 1991-07-17 1991-07-17 カセットハーフ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0528699A JPH0528699A (ja) 1993-02-05
JP2906746B2 true JP2906746B2 (ja) 1999-06-21

Family

ID=16022282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3176933A Expired - Lifetime JP2906746B2 (ja) 1991-07-17 1991-07-17 カセットハーフ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2906746B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11213601A (ja) * 1998-01-20 1999-08-06 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気テープカセット
US8299980B2 (en) 2007-08-22 2012-10-30 Pioneer Corporation Image display device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0528699A (ja) 1993-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2293815A (en) Case for a recording medium
JP2906746B2 (ja) カセットハーフ
US4893766A (en) Tape cassette having a front lid and a back lid
KR100504171B1 (ko) 자기 테이프 카세트
JP2969820B2 (ja) 金型装置
KR100274683B1 (ko) 테이프 카세트
JP2617434B2 (ja) テープカートリッジ
KR970005064Y1 (ko) 비디오 테이프 카세트
JP3348291B2 (ja) ハードケース
JP3057385B2 (ja) テープカートリッジ
EP1531472B1 (en) Magnetic tape cassette
JP2592451Y2 (ja) 磁気テープカセット
JP3492936B2 (ja) テープカセット及びテープカセット用成形金型
JPH1148295A (ja) 磁気テープカセット用収納ケースおよび該収納ケースを成形する成形金型
US6292331B1 (en) Tape cassette
JPH0734300B2 (ja) テ−プカ−トリツジ
JPH052477Y2 (ja)
JPS6215907Y2 (ja)
US5946170A (en) Tape cassette with selected wall thicknesses
JPH0419647Y2 (ja)
JPH0519902Y2 (ja)
JPH0510301Y2 (ja)
JPH0413795Y2 (ja)
JPH0419641Y2 (ja)
JP2802538B2 (ja) テープカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990302