JP3057385B2 - テープカートリッジ - Google Patents
テープカートリッジInfo
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- JP3057385B2 JP3057385B2 JP3190640A JP19064091A JP3057385B2 JP 3057385 B2 JP3057385 B2 JP 3057385B2 JP 3190640 A JP3190640 A JP 3190640A JP 19064091 A JP19064091 A JP 19064091A JP 3057385 B2 JP3057385 B2 JP 3057385B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gate
- tape
- notch
- front lid
- tape cartridge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
備えたテープカートリッジに係り、その前蓋の成形によ
る外観不良対策を講じたものである。
えば、図6に示すごときDAT用のものがある。そこで
は本体ケース1の内部にテープ2が巻かれるハブ3を収
容し、テープ2は本体ケース1の前面側に導出され、そ
のテープ2の導出部は本体ケース1に開閉自在に装着さ
れた前蓋6で覆い保護されている。
蓋6はプラスチック成形品で、その成形品表面にくもり
の外観不良現象がよく目立つ状態に生じやすい。すなわ
ち、この前蓋6を射出成形する場合、通常、その全体に
樹脂材料が一様に流れるように樹脂注入用のゲートの位
置を前蓋6を正面から見てその内面側の左右方向中央部
Aに設定する(図7参照)。しかし、こうした場合その
前蓋6のゲートの痕跡はその内面側であって外部から見
えないが、その前蓋6の表面の、ゲートのまわりに対応
する箇所に、図6に点描で示すごとく光沢不良あるいは
肌荒れ様のくもりFが発生する。これは射出成形時にゲ
ート付近の樹脂が部分的に固化したときに現れるか、あ
るいはコールドスラグがゲート付近に溜まることにより
発生するものと考えられる。しかも、そのくもりFの生
じる箇所は前蓋6の表面のよく目につきやすい中央箇所
であるため、これがきわだって見え外観を損なう原因に
なっていた。
蓋のゲート位置の設定に工夫を凝らすことによりくもり
の発生現象をできる限り少なくし、目立ちにくくする点
にある。
ッジでは、図1に例示するように、本体ケース1に装着
された前蓋6の正面下端縁における左右方向中央位置よ
り左右に偏倚した箇所に切欠部13を設け、その切欠部
13の上部Aに樹脂注入用のゲートを位置設定したこと
を特徴とする。
とにより、くもりFの発生をほとんど無くすることがで
きる。これは、図2に示すようにゲートGから出た樹脂
の流れ(矢印pで示す)が直ぐ切欠部13を成形する金
型壁面Wにぶつかるため、ゲート付近の樹脂が部分的に
固化するのを解消できるか、あるいはコールドスラグが
ゲート付近に溜まるようなことがなくなるためと考えら
れる。
左右方向中央位置より左右に偏倚した箇所の切欠部13
の上部Aに、樹脂注入用のゲート位置を設定するもので
あるから、その射出成形時にゲートから射出する樹脂を
切欠部成形金型の壁面に当てることができ、このためそ
の表面のゲートまわりにくもりが目立って生じるのを抑
えることができる。しかも、くもりが僅かに発生しても
前蓋6の正面の左右方向中央箇所より左右に偏倚させた
箇所であるため、中央位置に発生するくもりよりも目立
ちにくくなる。
用した場合の一実施例を図1ないし図5に基づき説明す
る。図3において、これの本体ケース1の内部にはテー
プ2が巻かれる左右1対のハブ3を回転自在に収容して
いる。本体ケース1の前面側の左右にテープ引出口4・
4を、テープ引出口4・4間にテープローディング用の
ポケット5をそれぞれ形成し、テープ2は一方のハブ3
からこれの前方のテープ引出口4を経てポケット5に導
出され、他方のテープ引出口4を経てこれの後方のハブ
3に巻き取られる。そして、本体ケース1の前面側には
テープ保護用の前蓋6がポケット5およびテープ引出口
4の各前方を閉じる姿勢(不使用時)と、上向きの開き
姿勢(使用時)とにわたって回動軸7まわりに回動自在
に装着されている。その前蓋6はプラスチック成形品で
あって、ポケット5およびテープ引出口4を覆う形状、
大きさに形成され、その左右端から後方へ連設して本体
ケース1の左右側壁9・9に軸支される連結片6a・6
aとを一体に成形してなる。
ポケット5の底を開閉するスライダ10を前後に摺動自
在に装着し、不使用時にポケット5の底側を閉じてい
る。その閉じ状態はスライダ10の底のロック孔11に
本体ケース1の底から突設したロック爪12を係合する
ことにより維持されている。
レコーダ)に装填されることにより、デッキ側の操作部
材によってスライダ10が後方に押し開かれるとともに
前蓋6が上方に開かれる。そのため、上記前蓋6の正面
下端縁の左右方向中央より左右に偏倚した箇所には、デ
ッキ側のスライダ押開き操作部材をスライダ10の前端
に導入させるための切欠部13と、スライダロック解除
操作部材をスライダ10の底面のスライダロック爪12
に導入させるための切欠部14とを左右対称に設けてい
る。因に、前者の切欠部13は後者の切欠部14よりも
少し深く形成している。
する前蓋6の内面において、これの射出成形にあたり図
1および図2に示すごとくその左側または右側の切欠部
13又は14の上部Aに樹脂注入用のゲートGを位置設
定したものである。なお、ゲート跡にテープ2が触れる
のを避けるために、ゲートGの位置に対応する前蓋6の
内面における切欠部13の上部Aの周辺を少し凹ませて
ある。また、前蓋6の内面における切欠部13の上方近
傍にリブ15を設け、そのリブ15でテープ2が前蓋6
の内面にはりついたり、ゲート跡に接触することのない
ようにしている。
出成形した結果、その表面にくもりが発生するようなこ
とがほとんど無くなり、発生してもほとんど目立つよう
なことが無くなった。このようなくもりは前述したよう
にゲートGから出た樹脂の流れが直ぐ金型の切欠部13
を成形する壁面Wにぶつかることにより解消するものと
考えられる。
にゲートGを設定することにより、多数個取りの場合図
5に示すごときランナーRの配置をとることができる。
このため、スプルーSからゲートGまでのランナーRの
長さLを、図8に示す従来のごとく中央にゲート位置を
設定する場合のその長さよりも短くすることができ、そ
れだけ樹脂材料を削減できて経済的である。
としては、図3に示すDAT用のテープカートリッジ以
外に、VHS、ベータあるいは8mm用テープカートリッ
ジなどにも同様に適用できることはいうまでもない。こ
の場合、それらの前蓋既製品に切欠部を有しない場合
は、特別に上記のような切欠部13を上記した所定箇所
に設け、この上部にゲートの位置を設定すればよい。
面図である。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 本体ケース1の前面側にテープ保護用の
前蓋6を開閉自在に装着しており、 前蓋6はプラスチック成形品からなり、その正面下端縁
における、左右方向中央位置より左右に偏倚した箇所に
切欠部13を設けており、前蓋6の内面における 切欠部13の上部Aを凹ませて、
該上部Aに射出成形時の樹脂が切欠部13に直ぐに流れ
るよう樹脂注入用のゲートを位置設定してあることを特
徴とするテープカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3190640A JP3057385B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | テープカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3190640A JP3057385B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | テープカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0512825A JPH0512825A (ja) | 1993-01-22 |
JP3057385B2 true JP3057385B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=16261439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3190640A Expired - Fee Related JP3057385B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | テープカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057385B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015057739A (ja) * | 2008-05-07 | 2015-03-26 | イー.ブイ.ティ.ティ エルティディ. | 応答するブック・システムとそれを実現する方法。 |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP3190640A patent/JP3057385B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015057739A (ja) * | 2008-05-07 | 2015-03-26 | イー.ブイ.ティ.ティ エルティディ. | 応答するブック・システムとそれを実現する方法。 |
KR101760519B1 (ko) * | 2008-05-07 | 2017-07-21 | 이.브이.티.티 엘티디. | 반응형 책 시스템 및 그 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0512825A (ja) | 1993-01-22 |
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Legal Events
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