JP3492936B2 - テープカセット及びテープカセット用成形金型 - Google Patents

テープカセット及びテープカセット用成形金型

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下ケースからな
るケース内にテープ状媒体を巻回したハブを回転可能に
収容し、ケース外にあるテープを保護する保護蓋を有す
るテープカセットとその成形金型に関し、特に下ケース
に裏蓋をガイドするガイド溝を有するテープカセットと
その成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル記録テープ、ビデオテー
プカセット等のテープカセットにおいて、テープを保護
しテープへの埃等の付着を防ぐためにテープを挟む形の
前蓋と後蓋を有し、そして後蓋が下ケースのガイド溝に
沿って移動するものが実用化されている。例えば特開昭
61−210585号には、図7〜8に示したよう上下
ケース1,2からなるケース内には、テープを巻回した
一対のリールを回転可能に収容し(図示せず)、一方の
リールから繰り出されたテープは下ケース2の前面側に
設けられた一方の開口からケース外に出て他方の開口か
らケース内に戻り、他方のリールに巻き取られる。ケー
ス外にあるテープ4は前蓋5、後蓋6によってカセット
不使用時に覆い隠されるようになっている。前蓋5の両
サイドの端壁は上ケース1に軸51で回動可能に取り付
けられ、更に後蓋6は軸62で前蓋5に枢着されており
それにより前蓋5に連動するようになっている。また、
後蓋6の左右に設けられたピン61は下ケース2の両サ
イドに設けたガイド溝22に案内されて蓋体が開閉する
時にテープ4に接触することが無いようになっている。
一方、特開昭61−219384号にはケース前面側中
央部に装置の発光素子が入るセンサー孔(図9の11)
が形成されたテープカセットが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように下ケース
には裏蓋をガイドするガイド溝が両側壁に形成されてい
るので、この部分の成形には両側壁に直角に移動できる
スライドコアを使用する必要がある。具体的には、図9
〜10のように3つのスライドコアA、B、Cが使用さ
れ、下ケースの前面壁a(センサー孔11の前面及びそ
の左右部分)を成形するためのスライドコアAのテーパ
面と両側壁を成形するためのスライドコアB、Cとが摺
接しており、スライドコアAが前進(製品側に進出)す
ると、スライドコアB、Cが広がる。この状態で下ケー
スが成形される。成形後、図9の矢印で示したように、
スライドコアAが後退し、スライドコアB、Cが中央に
寄って、スライド溝から金型が外れる。この時、スライ
ドコアB、Cが下ケースの前面壁上のスライド走行面D
を摺動するとケースに傷が入り外観不良となるので、図
10のようにスライドコアAを長くすることにより、製
品のセンサー孔11の前面c及びその左右部分b、bに
かけて極く浅い凹所を形成することで、スライドコア
B、Cによる製品面の傷付きを防止していた。ところ
が、この対策では前面壁が薄肉となってしまってショー
トショット発生の原因となってしまった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、金型として
は、第一のスライドコアの先端部(製品の前面壁形成
部)を部分的に凹部とする。製品としては、ケース前面
壁の第二のスライドコアの摺動部を一段凹ませるととも
に、この凹部の中央部に凸部を設ける。更に、凸部を設
ける領域はガイド溝を形成するスライドコアが摺動する
領域外とする。これにより成型後の第2のスライドコア
の摺動時にカセットケースに傷が入らないだけでなく、
製品の前面壁の強化を行いショートショットを防止する
ことができる。より具体的には、本発明は、上下ケース
からなるケースを備え、下ケースの前面側にはテープ引
き出し用の開口があり、前記ケースにはケース外に引き
出されたテープを保護する蓋体が取り付けられていて、
前記蓋体はケースの両側側壁に設けたガイド溝に案内さ
れるようになっているテープカセットにおいて、前記ガ
イド溝を設けた前記側壁に繋がるケース前面側壁の中央
部に凹凸を形成したことを特徴とするテープカセットを
提供する。ここに、ケースの前面中央部には発光素子を
受容可能なセンサー孔を有し、センサー孔の外壁を構成
する部分を凸部、その両側を凹部とすることが望まし
い。本発明は更に、上記構造のテープカセットを成形す
るための成形金型を提供するもので、ケースの前面壁を
成形するための第一のスライドコアと、両側壁を成形す
るための第二のスライドコアとが設けられ、前記第一の
スライドコアが前進すると、第二のスライドコアが両側
に広がり、成形後第一のスライドコアAが後退したのち
に第二のスライドコアB、Cが内側に後退する構造を有
する成形金型において、前記スライドコアAの先端部を
部分的に凹部とし、且つスライドコアAの前記先端部の
前進位置を前記スライドコアB、Cで規定される前面壁
成形位置よりも前進した位置に設定してあることを特徴
とするテープカセットの成形金型である。
【0005】
【作用】ケース前面壁のスライドコアB、Cが摺接する
部分に相当するスライドコアAの部分は突出するために
ケース前面壁は凹部となり、スライドコア摺動による擦
れ傷が発生せず、一方スライドコアAのセンサー孔部の
前面壁に相当するスライドコアAの部分は凹所となるた
めにケース前面壁は突部となりセンサー孔部のショート
ショットを防止できる。
【0006】
【発明の実施の形態】次の本発明の実施の形態を図1〜
図6を参照して詳しく説明する。図1は本発明の実施例
である8mmビデオカセットの分解斜視図である。上ケ
ース1、下ケース2からなるケース内には、テープ4を
巻回した一対のリール3、3が回転可能に収容されてい
る。一方のリール3から繰り出されたテープ4は下ケー
ス2の前面側に設けられた一方の開口21からケース外
に出て他方の開口21からケース内に戻り、他方のリー
ル3に巻き取られる。ケース外にあるテープ4は前蓋
5、後蓋6によってカセット不使用時に覆い隠されるよ
うになっている。下ケース2の前面側には凹部26があ
る。カセット使用時にはこの凹部26に装置のテープ引
き出しピン(図示せず)が入りこみ、テープ4を引き出
すようになっている。
【0007】また、前蓋5は上ケース1に回動可能に取
り付けられ、更に後蓋6は前蓋5と連動するようになっ
ている。また、後蓋6の左右に設けられたピン61は下
ケース2の凹部26の両側壁に設けたガイド溝22に案
内されて蓋体が開閉する時にテープ4に接触することが
無いようになっている。
【0008】図2は下ケース2の平面図である。下ケー
ス2の前面には凹部26がある。凹部26は開口21の
内側の円弧状壁27,27とこれを繋ぐ中央壁28で形
成されている。中央壁28のケース内面にはセンサー孔
23がある。そして、中央壁28は下ケース2の外面側
に凸部25と凹部24が形成されている。
【0009】図3は図2のIII−III断面図である。下ケ
ース2の前面側にあるガイド溝22はその形状から通常
の金型構造で形成することは不可能である。従ってこの
部分はスライドコアによって形成する。
【0010】図4は図3に対応する金型を示す図であ
る。金型は固定側金型30、と可動側金型40とからな
る。そして、可動側金型40のみで形成できない部分は
スライドコアで形成される。
【0011】図5は可動側金型を示す平面図である。下
ケース2の凹部26に対応する部分はスライドコア4
1、42で形成される。中央壁28は第一のスライドコ
ア41で、ガイド溝22を含む両側壁及び円弧状壁27
は第二のスライドコア42で形成される。それぞれのス
ライドコアは矢印の方向に移動する。可動側金型40は
紙面に垂直方向に移動する。
【0012】図6は図5の要部拡大図である。製品成形
後可動側金型40が固定側金型30から離れる方向に移
動すると、第一のスライドコア41が製品から離れる方
向(矢印の方向)に移動する。そして、第一のスライド
コア41が移動することによってできる空間に第二のス
ライドコア42,42が移動する。これによって、ガイ
ド溝22を形成する第二のスライドコア42が製品から
離れる。第二のスライドコア42が移動する時、中央側
44が製品の中央壁28上を摺動するため、擦れ傷が発
生しないように第一のスライドコア41の先端を突出部
45として形成しておくことにより、第二のスライドコ
ア42の移動によっても製品に傷つくことを防止でき
る。また、突出部45によって下ケース2の中央壁28
が薄くなるのを防止するために、第二のスライドコア4
2の摺動領域外の第一のスライドコア41先端部を凹部
43とする。こうすることで、中央壁28の薄肉化を防
止でき、下ケース2の成形時にショートショットが発生
することがなくなる。第一のスライドコア41の凹部4
3は第二のスライドコア42の摺動範囲外に設けている
ので、製品に傷付くことがない。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明はケース前面壁の
第二のスライドコアが摺接する部分に相当する第一のス
ライドコアの部分を突部としたために、ケース前面壁は
凹部となり、第二のスライドコア摺動による擦れ傷が発
生せず、第一のスライドコアのセンサー孔部の前面壁に
相当する第一のスライドコアの部分は凹部としたために
ケース前面壁は突部となりセンサー孔部のショートショ
ットを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープカセットの分解斜視図である。
【図2】下ケースの平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図3に対応する金型断面図である。
【図5】下ケース成形用可動側金型の平面図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
【図7】従来のテープカセットの前蓋及び後蓋を備えた
前部を示す側断面図である。
【図8】図7のテープカセットの前蓋及び後ろ蓋を開放
した状態を示す側断面図である。
【図9】従来の成形金型と下ケースの関係を示す平面図
である。
【図10】図9の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 下ケース 3 リール 4 テープ 21 開口 22 ガイド溝 23 センサー孔 24 凹部 25 凸部 26 凹部 27 円弧状壁 28 中央壁 30 固定側金型(キャビティ) 40 可動側金型(コア) 41 第一のスライドコア 42 第二のスライドコア 43 凹部(第一のスライドコア) 44 中央側部(第二のスライドコア) 45 突出部(第一のスライドコア)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下ケースからなるケースを備え、下ケ
    ースの前面側にはテープ引き出し用の開口があり、前記
    ケースにはケース外に引き出されたテープを保護する蓋
    体が取り付けられていて、前記蓋体はケースの両側側壁
    に設けたガイド溝に案内されるようになっているテープ
    カセットにおいて、 前記ガイド溝を設けた前記側壁に繋がるケース前面側壁
    の中央部には発光素子を受容可能なセンサー孔を有し、
    前記中央部のセンサー孔の外壁を構成する部分を前方に
    向けて凸部とし、該凸部の両側を凹部としたことを特徴
    とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 ケースの前面壁を成形するための第一の
    スライドコアと、両側壁を成形するための第二のスライ
    ドコアとが設けられ、前記第一のスライドコアが前進す
    ると、第二のスライドコアが広がり、成形後第一のスラ
    イドコアが後退したのちに第二のスライドコアが内側に
    後退する構造を有する、請求項1または2に記載のテー
    プカセットを成形するための成形金型において、前記第
    一のスライドコアの先端部を部分的に凹部とし、且つ第
    一のスライドコアの前記先端部の前進位置を前記第二の
    スライドコアで規定される前面壁成形位置よりも前進し
    た位置に設定してあることを特徴とするテープカセット
    の成形金型。
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