JP2000011590A - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

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JP2000011590A
JP2000011590A JP10170196A JP17019698A JP2000011590A JP 2000011590 A JP2000011590 A JP 2000011590A JP 10170196 A JP10170196 A JP 10170196A JP 17019698 A JP17019698 A JP 17019698A JP 2000011590 A JP2000011590 A JP 2000011590A
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JP
Japan
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detection hole
lid
magnetic tape
cassette
cam groove
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Pending
Application number
JP10170196A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Omori
昭三 御守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP99925303A priority patent/EP1086460A2/en
Priority to EP01122455A priority patent/EP1168338A2/en
Priority to PCT/JP1999/003120 priority patent/WO1999065028A2/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナーリッド用のカム溝部のひけを防止可
能な磁気テープカセットを提供すること。 【解決手段】 開閉蓋27を構成するインナーリッド3
1のスライドピン31cが摺動する内蓋用カム溝8とカ
セット位置決め基準となる検出孔13の間に肉盗み部が
設けられており、この肉盗み部の底面と検出孔13の上
面との間は段差となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープカセッ
トに関する。さらに詳しくは、3枚式の開閉蓋を備えた
デジタルビデオカセット(以下、DVCという)に好適
な磁気テープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体の高密度化等による近年の
技術革新に伴い、磁気テープカセット及びビデオテープ
レコーダー(以下、VTRという)等がコンパクトにな
ってきている。その結果として、VTRは風景や人物等
の撮影のように屋外で使用される場面が非常に多くなっ
ている。
【0003】このため、磁気テープカセットは、屋外で
の使用等を考慮し、耐塵埃対策として磁気テープの前面
および裏面をそれぞれ覆う2枚または3枚式の蓋が実用
化されている。
【0004】図7は、カセット本体前面の開口部を開閉
自在に覆う開閉蓋が3枚のリッドで構成されるDVC用
磁気テープカセットの従来例を示したものである。図7
に示すように、この磁気テープカセット20は、前面に
VTR等の装置側のテープ引き出し部材挿入用の開口部
22を備えたカセット本体24と、カセット本体24の
前面に設けられたテープガイド部材によって開口部22
に張架された磁気テープ25と、携帯時等に開口部22
に張架されている磁気テープ25が覆われるように前記
カセット本体24の前面側に組み付けられた開閉蓋27
とを備えた構成をなしている。
【0005】前記カセット本体24は、上ハーフ24a
と下ハーフ24bとで構成されている。また、前記開閉
蓋27は、アウターリッド(前蓋)29、トップリッド
(上蓋)30及びインナーリッド(後蓋)31の3枚の
リッドで構成されている。
【0006】図8に、前記開閉蓋27の分解斜視図を示
す。図7及び図8に示すように、アウターリッド29
は、開口部22に張架された磁気テープ25の前面側を
覆う前蓋板29aと、前蓋板29aの両側から張り出し
た側板部29bとを備えている。そして、この側板部2
9bの内壁面には支軸ピン29cが突設されており、該
支軸ピン29cが上ハーフ24aの前面寄りの両側面部
のピン支持孔に回動可能に嵌合支持される。したがっ
て、アウターリッド29は、支軸ピン29cを中心に回
動自在である。
【0007】前記トップリッド30は、開口部22に張
架された磁気テープ25の上方を覆う上蓋板30aと、
上蓋板30aの前縁側の両端を前記前蓋板29aの連結
孔29dに回動自在に連結する前蓋連結ピン30bと、
上蓋板30aの後端縁から延出したアーム部30cに突
設されて上ハーフ24aの両側面部に形成されている上
蓋用カム溝に摺動自在に係合するスライドピン30dと
を備えている。
【0008】前記トップリッド30は、アウターリッド
29の開蓋時には、前記支軸ピン29c回りの旋回移動
に伴って、前記スライドピン30dが前記上蓋用カム溝
に沿って移動し、図7に示すように、カセット本体24
の上面と略平行に、カセット本体24の後端側に移動す
る。
【0009】前記インナーリッド31は、開口部に張架
された磁気テープ25の後面側を覆う内蓋板31aと、
内蓋板31aの上縁を上蓋板30aに回動自在に連結す
る上蓋連結部31bと、内蓋板31aの下縁側両端部か
ら突出して下ハーフ24bに設けられたテープガイド部
材の内側面部に形成されているS字形状の内蓋用カム溝
51に摺動するスライドピン31cとを備えている。
【0010】前記インナーリッド31は、アウターリッ
ド29の開蓋時には、トップリッド30の移動に上蓋連
結部31bが追従し、上蓋連結部31bの移動に伴っ
て、スライドピン31cが内蓋用カム溝51上を摺動す
る。
【0011】上述の如き磁気テープカセット20は、V
TR装置に装填されると、装置側に装備された開蓋ピン
(図示せず)によってアウターリッド29の側板部29
bが上方に突き上げられ、その時のアウターリッド29
の開蓋動作に連動して、トップリッド30及びインナー
リッド31が開蓋動作をする。VTR装置から磁気テー
プカセット20を取り出すには、装填時とは逆に、各リ
ッドが閉蓋動作する。
【0012】図9に、テープガイド部材50の近傍の拡
大図を示す。図9に示すように、下ハーフ24bのテー
プガイド部材50の内側面部には、前記インナーリッド
31のスライドピン31cが摺動する内蓋用カム溝51
が設けられている。そして、この内蓋用カム溝51に隣
接してカセットの位置決め基準となる検出孔53が設け
られている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記内蓋用
カム溝51と前記検出孔53は隣接して配置されている
ため、内蓋用カム溝51と検出孔53との間の連結部の
肉厚が大きくなる。しかしながら、この肉厚が大きくな
った部分を成形するとき、溶融樹脂が冷却して固化する
際の体積収縮により、成形品の表面に凹みが生じ、いわ
ゆるひけが発生することがあった。本発明はかかる事情
に鑑み、インナーリッド用のカム溝部のひけを防止可能
な磁気テープカセットを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、テ
ープ引き出し部材挿入用の開口部を前面に形成した上下
ハーフからなるカセット本体と、前記下ハーフの前面に
設けられたテープガイド部材によって前記開口部に張架
された1対のリールに巻回される磁気テープと、前記上
ハーフに回動自在に取り付けられ、前記磁気テープの前
面を覆うアウターリッドと、前記アウターリッドに回動
自在に取り付けられ、前記磁気テープの上縁を覆うトッ
プリッドと、前記トップリッドに回動自在に取り付けら
れ、前記磁気テープの後面を覆うインナーリッドとを備
え、前記インナーリッドの下縁側両端部から突出したス
ライドピンは、前記テープガイド部材の内側面部に形成
されて、カセットの位置決め基準となる検出孔に隣接し
た内蓋用カム溝に摺動自在に係合する磁気テープカセッ
トにおいて、前記内蓋用カム溝と前記検出孔の間には、
肉盗み部が設けられており、該肉盗み部の底面と該検出
孔の上面には段差が設けられていることを特徴とする磁
気テープカセットを提供することによって達成される。
【0015】本発明によれば、インナーリッドのスライ
ドピンが摺動する内蓋用カム溝とカセット位置決め基準
となる検出孔の間に設けられた肉盗み部により、肉厚が
小さくなり、成形時のひけが防止される。さらに、この
肉盗み部の底面と検出孔の上面との間の段差により、肉
盗み部を成形するスライドコアと検出孔を成形するスラ
イドコアが接触しない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態を詳細に説明する。なお、従来と同一の構
成については同一符号を付して説明する。図1に、本発
明の一実施形態に係る磁気テープカセットの分解斜視図
を示す。
【0017】図1に示すように、本実施形態のMタイプ
のDVC用磁気テープカセット1は、前面にVTR等の
装置側のテープ引き出し部材挿入用の開口部22を形成
したカセット本体2と、該カセット本体2を構成する上
ハーフ3及び下ハーフ4と、下ハーフ4内に回動自在に
配置された一対のリール23,25と、該リール23,
25に巻回されて前記下ハーフ4の前面に設けられたテ
ープガイド部材10,11によって前記開口部22に張
架された磁気テープ12と、携帯時等に前記開口部22
に張架されている磁気テープ12が覆われるように前記
カセット本体2の前面側に組み付けられた開閉蓋27と
を備えた構成をなしている。
【0018】なお、これら上下ハーフ3,4間には、前
記リール23,25以外にもリールロック部材、リッド
ロック部材、誤消去防止プラグ等の種々の部品が収納さ
れるが、それら収容部品の説明は省略する。また、開閉
蓋27の構成及び作用は、従来例と同一なのでその説明
を省略する。
【0019】図2に下ハーフ4のテープガイド部材10
の近傍の拡大図を、図3に図2のA−A断面図を示す。
図2及び図3に示すように、従来例と同じく下ハーフ4
のテープガイド部材10の内側面部には、インナーリッ
ド31のスライドピン31cが摺動するS字形状の内蓋
用カム溝8が設けられている。そして、この内蓋用カム
溝8に隣接した位置には、カセットの位置決め基準とな
る検出孔13が設けられている。
【0020】また、前記インナーリッド31のスライド
ピン31cが摺動する内蓋用カム溝8とカセット位置決
め基準となる検出孔13の間には、凹部として形成され
ている肉盗み部15が設けられている。この肉盗み部1
5がないと、内蓋用カム溝8と検出孔13との間の肉厚
が大きくなってしまい、成形時にひけが発生することが
あるが、この肉盗み部15により、内蓋用カム溝8と検
出孔3との間の肉厚を小さくすることができるので、成
形時のひけを防止することができる。さらに、本発明の
特徴的構成として、この肉盗み部15の底面15aと検
出孔13の上面13aには段差Sが設けられている。な
お、この段差Sは、本実施形態のMタイプのDVC用カ
セットにおいては、0.1mmに設定されている。
【0021】仮に、この肉盗み部と検出孔に段差を設け
ないように構成された図4に示すような場合は、成形時
に、肉盗み部15'を成形するスライドコア40が検出
孔13を成形するスライドコアである円筒状のピン41
と接触するため、このスライドコア41が肉盗み部1
5'から後退する際、底面15a'と接触しピン41を引
きずるようになる。したがって、ピン41が通常の軌道
から逸脱し傾くことによって、検出孔13が成形不良と
なることがある。
【0022】それに対して、本発明の場合、図5に示す
ように肉盗み部15と検出孔13に段差Sがあるため、
スライドコア40を肉盗み部15から後退させるときで
も、スライドコア40がピン41と接触することがな
い。したがって、スライドコア40がピン41を引きず
ることがなく、検出孔13の成形が良好となる。また、
金型同士が非接触の構成のため、接触による金型劣化の
おそれがなく、金型の長寿命化を図ることができる。
【0023】また、本発明の変形例として図6に示すよ
うに、肉盗み部15の底面15aを検出孔13の延長面
まで延ばすようにして、肉盗み部15を成形することも
可能である。この場合も、肉盗み部15を成形するスラ
イドコアと検出孔13を成形するピンが接触することが
ないので、検出孔13の成形が良好となる上、金型の長
寿命化を図ることができる。
【0024】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れることなく、本発明の趣旨に基づいて適宜変更、改良
等が可能である。例えば、本発明はDVC用に限定され
ず、インナーリッドを有する様々な磁気テープカセット
に適用可能である。また、肉盗み部の底面をテーパにす
ることによっても、肉盗み部を成形するスライドコアと
検出孔を成形するピンとの接触を防止することができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インナー
リッドのスライドピンが摺動する内蓋用カム溝とカセッ
ト位置決め用の検出孔の間には、肉盗み部が設けられて
いるので、成形時のひけが防止できる。さらに、該肉盗
み部の底面と該検出孔の上面には段差が設けられている
ので、肉盗み部を成形するスライドコアと検出孔を成形
するスライドコアが接触しない。したがって、検出孔の
成形が良好となる上、スライドコアの長寿命化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気テープカセット
の分解斜視図である。
【図2】下ハーフのテープガイド部材の近傍の拡大図で
ある。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】肉盗み部と検出孔の成形方法を示す。
【図5】肉盗み部と検出孔の成形方法を示す。
【図6】本発明の肉盗み部の変形例である。
【図7】従来の3枚リッド式の磁気テープカセットの組
立状態の斜視図である。
【図8】3枚式リッドの分解斜視図である。
【図9】従来のテープガイド部材の近傍の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 磁気テープカセット 2 カセット本体 3 上ハーフ 4 下ハーフ 8 内蓋用カム溝 11 磁気テープ 13 検出孔 15 肉盗み部 22 開口部 27 開閉蓋 29 アウターリッド 30 トップリッド 31 インナーリッド 31c スライドピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ引き出し部材挿入用の開口部を前
    面に形成した上下ハーフからなるカセット本体と、 前記下ハーフの前面に設けられたテープガイド部材によ
    って前記開口部に張架された1対のリールに巻回される
    磁気テープと、 前記上ハーフに回動自在に取り付けられ、前記磁気テー
    プの前面を覆うアウターリッドと、 前記アウターリッドに回動自在に取り付けられ、前記磁
    気テープの上縁を覆うトップリッドと、 前記トップリッドに回動自在に取り付けられ、前記磁気
    テープの後面を覆うインナーリッドとを備え、 前記インナーリッドの下縁側両端部から突出したスライ
    ドピンは、前記テープガイド部材の内側面部に形成され
    て、カセットの位置決め基準となる検出孔に隣接した内
    蓋用カム溝に摺動する磁気テープカセットにおいて、 前記内蓋用カム溝と前記検出孔の間には、肉盗み部が設
    けられており、該肉盗み部の底面と該検出孔の上面には
    段差が設けられていることを特徴とする磁気テープカセ
    ット。
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