JPH0863940A - 単リール型の磁気テープカートリッジ - Google Patents
単リール型の磁気テープカートリッジInfo
- Publication number
- JPH0863940A JPH0863940A JP22425494A JP22425494A JPH0863940A JP H0863940 A JPH0863940 A JP H0863940A JP 22425494 A JP22425494 A JP 22425494A JP 22425494 A JP22425494 A JP 22425494A JP H0863940 A JPH0863940 A JP H0863940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- magnetic tape
- connecting portion
- leader
- reel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 単リール型のテープカートリッジにおいて、
リーダーテープの接続部の段差によって磁気テープが変
形し、そのテープ特性が損なわれるのを防ぐ。 【構成】 リーダーテープ４の磁気テープ３との接続部
４ａの厚み寸法Ｂｒを薄く設定して、両者３・４間の段
差量を小さくする。リーダーテープ４の連結部４ｂ側は
接続部４ａに比べて厚く設定し、そのテープ強度および
自己保形力を十分に確保する。
リーダーテープの接続部の段差によって磁気テープが変
形し、そのテープ特性が損なわれるのを防ぐ。 【構成】 リーダーテープ４の磁気テープ３との接続部
４ａの厚み寸法Ｂｒを薄く設定して、両者３・４間の段
差量を小さくする。リーダーテープ４の連結部４ｂ側は
接続部４ａに比べて厚く設定し、そのテープ強度および
自己保形力を十分に確保する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンピュータの
外部記憶装置用の磁気記録媒体として用いられる、単リ
ール型の磁気テープカートリッジに関する。
外部記憶装置用の磁気記録媒体として用いられる、単リ
ール型の磁気テープカートリッジに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のテープカートリッジは、特表昭
６２−５０２６４１号公報に公知であり、ケース本体の
内部に一個のリールを収容し、リールに巻かれた磁気テ
ープの繰り出し端にリーダーテープが接続してある。リ
ーダーテープの遊端には連結孔が形成してあり、この連
結孔にテープドライブの連結テープを嵌め込み接続し
て、磁気テープをケース本体から引き出し操作する。連
結テープのリーダーテープに対する接続および分離操作
は、テープドライブのローディング機構によって自動的
に行われる。
６２−５０２６４１号公報に公知であり、ケース本体の
内部に一個のリールを収容し、リールに巻かれた磁気テ
ープの繰り出し端にリーダーテープが接続してある。リ
ーダーテープの遊端には連結孔が形成してあり、この連
結孔にテープドライブの連結テープを嵌め込み接続し
て、磁気テープをケース本体から引き出し操作する。連
結テープのリーダーテープに対する接続および分離操作
は、テープドライブのローディング機構によって自動的
に行われる。
【０００３】このように、ローディング機構で繰り返し
操作されるリーダーテープは、十分なテープ強度を備え
ていること、さらに不使用時における収納位置およびそ
の姿勢を一定にするための自己保形性を備えていること
が要求される。そのため従来は、プラスチックシート材
でリーダーテープを形成していた。例えば、磁気テープ
の厚みが９〜１３μｍであるのに対して、厚みが0.２mm
のポリエステルシート材でリーダーテープを形成してい
た。
操作されるリーダーテープは、十分なテープ強度を備え
ていること、さらに不使用時における収納位置およびそ
の姿勢を一定にするための自己保形性を備えていること
が要求される。そのため従来は、プラスチックシート材
でリーダーテープを形成していた。例えば、磁気テープ
の厚みが９〜１３μｍであるのに対して、厚みが0.２mm
のポリエステルシート材でリーダーテープを形成してい
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】使用状態において、リ
ーダーテープは磁気テープと共にテープドライブ側のリ
ールに巻き取られるが、上記のようにリーダーテープの
厚みが大きいため、両テープの接続部において段差が生
じる。問題はこの段差部分において磁気テープが段差形
状に沿って変形されくせ付けされることにある。段差部
分に外接するテープ位置が常に一定であることも、磁気
テープのくせ付けを促進する。くせ付けされたテープ部
分は、磁気記録特性や再生特性に悪影響を及ぼし、テー
プカートリッジに対する信頼性が損なわれる。リーダー
テープの厚みを小さくすると、磁気テープのくせ付け量
を実用上支障のない程度にまで減少できる。しかし、こ
の場合はリーダーテープの強度や自己保形力が不十分と
なり、リーダーテープの早期破断やローディング機構に
よる接続不良などを生じる。
ーダーテープは磁気テープと共にテープドライブ側のリ
ールに巻き取られるが、上記のようにリーダーテープの
厚みが大きいため、両テープの接続部において段差が生
じる。問題はこの段差部分において磁気テープが段差形
状に沿って変形されくせ付けされることにある。段差部
分に外接するテープ位置が常に一定であることも、磁気
テープのくせ付けを促進する。くせ付けされたテープ部
分は、磁気記録特性や再生特性に悪影響を及ぼし、テー
プカートリッジに対する信頼性が損なわれる。リーダー
テープの厚みを小さくすると、磁気テープのくせ付け量
を実用上支障のない程度にまで減少できる。しかし、こ
の場合はリーダーテープの強度や自己保形力が不十分と
なり、リーダーテープの早期破断やローディング機構に
よる接続不良などを生じる。
【０００５】本発明の目的は、十分なテープ強度と自己
保形力とを備え、しかもリーダーテープの接続部におけ
る磁気テープの変形を実用上支障のない程度にまで減少
できて、信頼性に優れた単リール型のテープカートリッ
ジを提供するにある。本発明の目的は、接続部側が薄く
て、連続部側が厚く形成されたリーダーテープを備えて
いる単リール型のテープカートリッジを提供するにあ
る。
保形力とを備え、しかもリーダーテープの接続部におけ
る磁気テープの変形を実用上支障のない程度にまで減少
できて、信頼性に優れた単リール型のテープカートリッ
ジを提供するにある。本発明の目的は、接続部側が薄く
て、連続部側が厚く形成されたリーダーテープを備えて
いる単リール型のテープカートリッジを提供するにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は箱状のケース本
体１の内部に一個のリール２が収容してあり、リール２
に巻かれた磁気テープ３の繰り出し端にリーダーテープ
４が接続されており、リーダーテープ４の遊端にテープ
ドライブの連結テープを嵌め込み接続するための連結孔
１２が設けてある磁気テープカートリッジにおいて、磁
気テープ３との接続部４ａにおけるリーダーテープ４の
厚み寸法Ｂｒを、段差緩和寸法の範囲内に設定する。具
体的には、段差緩和寸法を磁気テープ３の厚み寸法Ｂｔ
を基準にして（Ｂｔ〜８×Ｂｔ）の範囲内に設定する。
リーダーテープ４の厚み寸法は、接続部４ａから連結部
４ｂの側へ向かって増加する。リーダーテープ４は、接
続部４ａを含むベーステープ１６と、ベーステープ１６
に積層固定した１以上の補強テープ１７とで形成する。
本発明における段差緩和寸法とは、リーダーテープ４の
接続部４ａの外面における磁気テープ３の変形を実用上
無視できるときのテープ厚みを最大値とし、磁気テープ
３の厚み寸法Ｂｔに等しいテープ厚みを最小値とする範
囲内の寸法を言う。
体１の内部に一個のリール２が収容してあり、リール２
に巻かれた磁気テープ３の繰り出し端にリーダーテープ
４が接続されており、リーダーテープ４の遊端にテープ
ドライブの連結テープを嵌め込み接続するための連結孔
１２が設けてある磁気テープカートリッジにおいて、磁
気テープ３との接続部４ａにおけるリーダーテープ４の
厚み寸法Ｂｒを、段差緩和寸法の範囲内に設定する。具
体的には、段差緩和寸法を磁気テープ３の厚み寸法Ｂｔ
を基準にして（Ｂｔ〜８×Ｂｔ）の範囲内に設定する。
リーダーテープ４の厚み寸法は、接続部４ａから連結部
４ｂの側へ向かって増加する。リーダーテープ４は、接
続部４ａを含むベーステープ１６と、ベーステープ１６
に積層固定した１以上の補強テープ１７とで形成する。
本発明における段差緩和寸法とは、リーダーテープ４の
接続部４ａの外面における磁気テープ３の変形を実用上
無視できるときのテープ厚みを最大値とし、磁気テープ
３の厚み寸法Ｂｔに等しいテープ厚みを最小値とする範
囲内の寸法を言う。
【０００７】
【作用】リーダーテープ４の接続部４ａにおける厚み寸
法Ｂｒを段差緩和寸法に設定すると、接続部４ａと磁気
テープ３の間に段差が生じることを解消し、あるいは段
差量を実用上無視できる程度にまで減少できる。少なく
とも接続部４ａでの厚み寸法Ｂｒを段差緩和寸法に設定
し、リーダーテープ４の連結部４ｂの側のテープ厚みを
厚くすると、連結部４ｂにおけるテープ強度と自己保形
力を十分に確保できる。
法Ｂｒを段差緩和寸法に設定すると、接続部４ａと磁気
テープ３の間に段差が生じることを解消し、あるいは段
差量を実用上無視できる程度にまで減少できる。少なく
とも接続部４ａでの厚み寸法Ｂｒを段差緩和寸法に設定
し、リーダーテープ４の連結部４ｂの側のテープ厚みを
厚くすると、連結部４ｂにおけるテープ強度と自己保形
力を十分に確保できる。
【０００８】段差緩和寸法を磁気テープ３の厚み寸法Ｂ
ｔの１〜８倍に設定するのは、接続部４ａの厚み寸法Ｂ
ｒが８Ｂｔを越えると、磁気テープ３の変形量が無視で
きない程に大きくなり、接続部４ａの厚み寸法Ｂｒが１
Ｂｔ以下になると、接続部４ａにおけるテープ強度が低
下するからである。厚み寸法を接続部４ａから連結部４
ｂの側へ向かって増加するリーダーテープ４によれば、
その断面積の変化をなめらかなものにして、リーダーテ
ープ４の中途部における段差の発生を避けることができ
る。接続部４ａを含むベーステープ１６と、ベーステー
プ１６に積層固定した補強テープ１７で形成したリーダ
ーテープ４によれば、接続部４ａが薄く、連結部４ｂの
側が分厚いリーダーテープ４を容易に形成できる。
ｔの１〜８倍に設定するのは、接続部４ａの厚み寸法Ｂ
ｒが８Ｂｔを越えると、磁気テープ３の変形量が無視で
きない程に大きくなり、接続部４ａの厚み寸法Ｂｒが１
Ｂｔ以下になると、接続部４ａにおけるテープ強度が低
下するからである。厚み寸法を接続部４ａから連結部４
ｂの側へ向かって増加するリーダーテープ４によれば、
その断面積の変化をなめらかなものにして、リーダーテ
ープ４の中途部における段差の発生を避けることができ
る。接続部４ａを含むベーステープ１６と、ベーステー
プ１６に積層固定した補強テープ１７で形成したリーダ
ーテープ４によれば、接続部４ａが薄く、連結部４ｂの
側が分厚いリーダーテープ４を容易に形成できる。
【０００９】
【発明の効果】本発明によれば、リーダーテープ４の接
続部４ａにおける厚み寸法Ｂｒを小さくして、接続部４
ａと磁気テープ３との間に生じる段差を緩和ないしは解
消するので、連結部４ｂのテープ強度と自己保形力を十
分に確保しながら接続部４ａの外面における磁気テープ
３の変形を少なくとも実用上無視できる程度にまで抑止
して、テープ特性が損なわれるのを解消し、単リール型
のテープカートリッジの信頼性を向上できる。
続部４ａにおける厚み寸法Ｂｒを小さくして、接続部４
ａと磁気テープ３との間に生じる段差を緩和ないしは解
消するので、連結部４ｂのテープ強度と自己保形力を十
分に確保しながら接続部４ａの外面における磁気テープ
３の変形を少なくとも実用上無視できる程度にまで抑止
して、テープ特性が損なわれるのを解消し、単リール型
のテープカートリッジの信頼性を向上できる。
【００１０】
【実施例】図２および図３は本発明に係る単リール型テ
ープカートリッジの実施例を示しており、角箱状のケー
ス本体１の内部に一個のリール２を収容し、リール２で
磁気テープ３を巻き取り収納している。図２に示すよう
に、磁気テープ３の繰り出し端にはリーダーテープ４の
接続部４ａがスプライシングテープ５を介して接続して
ある。
ープカートリッジの実施例を示しており、角箱状のケー
ス本体１の内部に一個のリール２を収容し、リール２で
磁気テープ３を巻き取り収納している。図２に示すよう
に、磁気テープ３の繰り出し端にはリーダーテープ４の
接続部４ａがスプライシングテープ５を介して接続して
ある。
【００１１】ケース本体１は上下ケース１ａ・１ｂを蓋
合わせ状に結合してなり、その前面に前壁の大半を占め
るローディング開口６を有する。このローディング開口
６はドア７で開閉できる。ドア７は上下ケース１ａ・１
ｂ間に支持した縦軸８を中心にして揺動開閉でき、ばね
９でローディング開口６を閉じる向きに揺動付勢してあ
る。ドア７の揺動基端には図外のロックピースが組み込
んであり、このロックピースを解除操作した状態でのみ
ドア７を開き操作できる。磁気テープ３およびリーダー
テープ４は、図に向かってローディング開口６の左端の
テープ引出口１０からケース外方へ引き出される。
合わせ状に結合してなり、その前面に前壁の大半を占め
るローディング開口６を有する。このローディング開口
６はドア７で開閉できる。ドア７は上下ケース１ａ・１
ｂ間に支持した縦軸８を中心にして揺動開閉でき、ばね
９でローディング開口６を閉じる向きに揺動付勢してあ
る。ドア７の揺動基端には図外のロックピースが組み込
んであり、このロックピースを解除操作した状態でのみ
ドア７を開き操作できる。磁気テープ３およびリーダー
テープ４は、図に向かってローディング開口６の左端の
テープ引出口１０からケース外方へ引き出される。
【００１２】図２において、リーダーテープ４の連結部
４ｂの遊端は舌片状とされ、そのテープ面に鍵穴形の連
結孔１２を形成する。さらに、舌片部に連続する上下縁
に掛止片１３を張り出し、その近傍のテープ面中央にス
トッパ溝１４を形成する。連結孔１２にテープドライブ
の連結テープを嵌め込み接続して、リーダーテープ４を
ケース外へ引き出し操作する。磁気テープ３およびリー
ダーテープ４をリール２で巻き取った状態において、掛
止片１３はテープ引出口１０の上下の溝で巻き込み不能
に受け止められており、さらにストッパ溝１４内にスト
ッパ爪が入り込んで、それ以上リーダーテープ４がケー
ス内へ巻き取られるのを阻止する。このとき連結孔１２
を含む舌片部のみが、図３に示すようにテープ引出口１
０からローディング開口６へ露出している。
４ｂの遊端は舌片状とされ、そのテープ面に鍵穴形の連
結孔１２を形成する。さらに、舌片部に連続する上下縁
に掛止片１３を張り出し、その近傍のテープ面中央にス
トッパ溝１４を形成する。連結孔１２にテープドライブ
の連結テープを嵌め込み接続して、リーダーテープ４を
ケース外へ引き出し操作する。磁気テープ３およびリー
ダーテープ４をリール２で巻き取った状態において、掛
止片１３はテープ引出口１０の上下の溝で巻き込み不能
に受け止められており、さらにストッパ溝１４内にスト
ッパ爪が入り込んで、それ以上リーダーテープ４がケー
ス内へ巻き取られるのを阻止する。このとき連結孔１２
を含む舌片部のみが、図３に示すようにテープ引出口１
０からローディング開口６へ露出している。
【００１３】磁気テープ３と接続部４ａとの間に大きな
段差が生じるのを防ぎ、しかも連結部４ｂの機械的強度
を十分なものとするために、リーダーテープ４の接続部
４ａにおける厚み寸法Ｂｒを段差緩和寸法に設定し、他
の部位におけるテープ厚み寸法を、接続部４ａから連結
部４ｂの側へ向かって増加する。
段差が生じるのを防ぎ、しかも連結部４ｂの機械的強度
を十分なものとするために、リーダーテープ４の接続部
４ａにおける厚み寸法Ｂｒを段差緩和寸法に設定し、他
の部位におけるテープ厚み寸法を、接続部４ａから連結
部４ｂの側へ向かって増加する。
【００１４】詳しくは、図１に示すようにプラスチック
シートでリーダーテープ４を形成し、その接続部４ａを
接続端側へ向かって断面くさび形に整形し、接続部４ａ
の接続端における厚み寸法Ｂｒは、磁気テープ３の厚み
寸法Ｂｔの１〜８倍の範囲の段差緩和寸法に設定する。
より好ましくは厚み寸法Ｂｔの１〜４倍に設定する。こ
の実施例では厚み寸法Ｂｒを0.０５mmとし、断面くさび
形の接続部４ａの長さ寸法Ｌを５０mmとした。多くの場
合、磁気テープ３の厚み寸法Ｂｔは、９〜１３μｍとさ
れるので、接続部４ａの厚み寸法Ｂｒを0.０５mmとした
リーダーテープ４によれば、接続部４ａと磁気テープ３
の間の段差量を、３５〜４０μｍと無視できる程度にま
で減らして、そこに外接する磁気テープ３が段差に沿っ
て変形しくせ付けされるのを解消できる。しかも，連結
部４ｂにおけるテープ強度と自己保形力は、従来通りの
強さを発揮できる。
シートでリーダーテープ４を形成し、その接続部４ａを
接続端側へ向かって断面くさび形に整形し、接続部４ａ
の接続端における厚み寸法Ｂｒは、磁気テープ３の厚み
寸法Ｂｔの１〜８倍の範囲の段差緩和寸法に設定する。
より好ましくは厚み寸法Ｂｔの１〜４倍に設定する。こ
の実施例では厚み寸法Ｂｒを0.０５mmとし、断面くさび
形の接続部４ａの長さ寸法Ｌを５０mmとした。多くの場
合、磁気テープ３の厚み寸法Ｂｔは、９〜１３μｍとさ
れるので、接続部４ａの厚み寸法Ｂｒを0.０５mmとした
リーダーテープ４によれば、接続部４ａと磁気テープ３
の間の段差量を、３５〜４０μｍと無視できる程度にま
で減らして、そこに外接する磁気テープ３が段差に沿っ
て変形しくせ付けされるのを解消できる。しかも，連結
部４ｂにおけるテープ強度と自己保形力は、従来通りの
強さを発揮できる。
【００１５】リーダーテープ４は図４（ａ）〜（ｃ）に
示すように形成することができる。図４（ａ）では、テ
ープ厚みを接続部４ａから連結部４ｂの側へ向かって斬
増させて、接続部４ａの側で薄く、連結部４ｂの側で分
厚いプラスチック製のリーダーテープ４を形成した。図
４（ｂ）では、接続部４ａを含むベーステープ１６に、
３個の補強テープ１７を階段状に積層固定して、接続部
４ａから連結部４ｂへ向かって厚みが増すリーダーテー
プ４を形成した。図４（ｃ）では、接続部４ａを含むベ
ーステープ１６に、連結部４ｂを含む短いが分厚い補強
テープ１７を重ね継ぎして、接続部４ａが薄く連結部４
ｂは分厚いリーダーテープ４を形成した。このリーダー
テープ４では、補強テープ１７とベーステープ１６との
間に、両者の厚み差分だけの段差を生じるが、この段差
部の外面にはベーステープ１６が外接して橋絡状に段差
を解消するので、磁気テープ３がくせ付けされることは
ない。そのためにも、ベーステープ１６の厚み寸法は磁
気テープ３の厚み寸法より十分に大きく設定する。
示すように形成することができる。図４（ａ）では、テ
ープ厚みを接続部４ａから連結部４ｂの側へ向かって斬
増させて、接続部４ａの側で薄く、連結部４ｂの側で分
厚いプラスチック製のリーダーテープ４を形成した。図
４（ｂ）では、接続部４ａを含むベーステープ１６に、
３個の補強テープ１７を階段状に積層固定して、接続部
４ａから連結部４ｂへ向かって厚みが増すリーダーテー
プ４を形成した。図４（ｃ）では、接続部４ａを含むベ
ーステープ１６に、連結部４ｂを含む短いが分厚い補強
テープ１７を重ね継ぎして、接続部４ａが薄く連結部４
ｂは分厚いリーダーテープ４を形成した。このリーダー
テープ４では、補強テープ１７とベーステープ１６との
間に、両者の厚み差分だけの段差を生じるが、この段差
部の外面にはベーステープ１６が外接して橋絡状に段差
を解消するので、磁気テープ３がくせ付けされることは
ない。そのためにも、ベーステープ１６の厚み寸法は磁
気テープ３の厚み寸法より十分に大きく設定する。
【００１６】なお、上記のベーステープ１６および補強
テープ１７は、それぞれプラスチックシート材で形成す
る。場合によっては、非磁性のステンレス材、アモルフ
ァス合金、銅合金、鋼合金などの極薄の金属テープでベ
ーステープ１６を形成することができる。
テープ１７は、それぞれプラスチックシート材で形成す
る。場合によっては、非磁性のステンレス材、アモルフ
ァス合金、銅合金、鋼合金などの極薄の金属テープでベ
ーステープ１６を形成することができる。
【図１】図１（ａ）はリーダーテープの正面図、図１
（ｂ）は図１（ａ）におけるＡ−Ａ線断面図である。
（ｂ）は図１（ａ）におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図２】リーダーテープを引き出した状態でのテープカ
ートリッジの正面図である。
ートリッジの正面図である。
【図３】ローディング開口を開放した状態でのテープカ
ートリッジの斜視図である。
ートリッジの斜視図である。
【図４】図４（ａ）〜（ｃ）はリーダーテープのそれぞ
れ異なる別実施例を示す平面図である。
れ異なる別実施例を示す平面図である。
１ ケース本体 ２ リール ３ 磁気テープ ４ リーダーテープ ４ａ 接続部 ４ｂ 連結部
Claims (4)
- 【請求項１】 箱状のケース本体１の内部に一個のリー
ル２が収容してあり、リール２に巻かれた磁気テープ３
の繰り出し端にリーダーテープ４が接続されており、リ
ーダーテープ４の遊端にテープドライブの連結テープを
嵌め込み接続するための連結孔１２が設けてある磁気テ
ープカートリッジにおいて、 磁気テープ３との接続部４ａにおけるリーダーテープ４
の厚み寸法Ｂｒが、段差緩和寸法の範囲内に設定してあ
ることを特徴とする単リール型の磁気テープカートリッ
ジ。 - 【請求項２】 段差緩和寸法が、磁気テープ３の厚み寸
法Ｂｔを基準にして（Ｂｔ〜８×Ｂｔ）の範囲内に設定
してある請求項１記載の単リール型の磁気テープカート
リッジ。 - 【請求項３】 リーダーテープ４の厚み寸法が、接続部
４ａから連結部４ｂの側へ向かって増加している請求項
１又は２記載の単リール型の磁気テープカートリッジ。 - 【請求項４】 リーダーテープ４が、接続部４ａを含む
ベーステープ１６と、ベーステープ１６に積層固定した
１以上の補強テープ１７とで形成してある請求項１又は
２又は３記載の単リール型の磁気テープカートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22425494A JPH0863940A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 単リール型の磁気テープカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22425494A JPH0863940A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 単リール型の磁気テープカートリッジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0863940A true JPH0863940A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16810902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22425494A Pending JPH0863940A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 単リール型の磁気テープカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0863940A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5893527A (en) * | 1997-06-13 | 1999-04-13 | Hitachi Maxell, Ltd. | Single-reel tape cartridge |
| EP0944083A1 (en) * | 1998-03-16 | 1999-09-22 | Hitachi Maxell Ltd. | Recording medium cartridge with spring-biased shutter |
| WO2001004902A1 (fr) * | 1999-07-09 | 2001-01-18 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Cassette à bande magnétique |
-
1994
- 1994-08-24 JP JP22425494A patent/JPH0863940A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5893527A (en) * | 1997-06-13 | 1999-04-13 | Hitachi Maxell, Ltd. | Single-reel tape cartridge |
| DE19826302C2 (de) * | 1997-06-13 | 2000-07-06 | Hitachi Maxell | Einzelspulenbandkassette |
| EP0944083A1 (en) * | 1998-03-16 | 1999-09-22 | Hitachi Maxell Ltd. | Recording medium cartridge with spring-biased shutter |
| US6125012A (en) * | 1998-03-16 | 2000-09-26 | Hitachi Maxell, Ltd. | Recording medium cartridge with a twin-coiled torsional spring-biased shutter |
| WO2001004902A1 (fr) * | 1999-07-09 | 2001-01-18 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Cassette à bande magnétique |
| US6896217B1 (en) | 1999-07-09 | 2005-05-24 | Kenji Ishikawa | Magnetic tape cartridge |
| US7077352B2 (en) | 1999-07-09 | 2006-07-18 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic tape cartridge |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1150296A1 (en) | Magnetic tape cartridge | |
| JPH0863940A (ja) | 単リール型の磁気テープカートリッジ | |
| EP1083566A2 (en) | Tape cartridge and mold for making the same | |
| KR970063207A (ko) | 테이프카세트 및 테이프카세트반부를 성형하는 금속주형장치 | |
| US6386470B1 (en) | Takeup reel for single reel tape drives | |
| US6913218B2 (en) | Recording tape cartridge and method of manufacturing said cartridge | |
| US6011675A (en) | Tape cassette | |
| US6854679B2 (en) | Recording medium cartridge | |
| EP0217220B1 (en) | Tape cartridge | |
| JPH0863939A (ja) | 単リール型の磁気テープカートリッジ | |
| EP0663663A1 (en) | Tape cassette | |
| EP0153085A1 (en) | Spring mechanism for lid of video cassette | |
| JP2003203455A (ja) | 記録テープカートリッジ | |
| US6978958B2 (en) | Recording tape cartridge | |
| US6388837B1 (en) | Tape cartridge | |
| JP4386309B2 (ja) | 単リール型の磁気テープカートリッジ | |
| JPH11232828A (ja) | 単リール型の磁気テープカートリッジ | |
| US5351902A (en) | 8mm video tape cassette | |
| JP3492936B2 (ja) | テープカセット及びテープカセット用成形金型 | |
| JPS58105467A (ja) | カセツトアダプタ− | |
| JP4386316B2 (ja) | 単リール型の磁気テープカートリッジ | |
| JPH0773642A (ja) | テープリール | |
| JPS6266485A (ja) | 磁気テ−プカ−トリツジ | |
| JPH11328920A (ja) | テープカートリッジ | |
| JP2003030957A (ja) | 記録テープカートリッジ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030709 |