JP4386316B2 - 単リール型の磁気テープカートリッジ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープ繰り出し端に、テープを引き出し操作するための先導ピースが設けてある単リール型の磁気テープカートリッジに関する。先導ピースは、リーダーテープを介して磁気テープと接続される。
【0002】
【従来の技術】
この種の磁気テープカートリッジは、テープの繰り出し始端に、テープドライブ側の捕捉体を連結するための連結具を設ける。例えば特開平11−232826号公報においては、リーダーテープの端部に先導ピースを固定している。詳しくは、先導ピースを直線軸状の金属ピンで形成し、その軸部分に巻き付けたリーダーテープを、それぞれ断面C字状に形成した緩衝体とクリップとで分離不能に抱持固定している。軸部の上下両端には他の軸部分より大径の係合軸部が設けてあり、これを上下ケースの上壁および底壁に凹み形成した一対の軸受部およびばねで係合保持して、不使用時の先導ピースを待機保持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、緩衝体とクリップとを用いてリーダーテープを金属ピンに装着する連結構造では、連結対象以外に緩衝体とクリップとを用意する必要があり、その分だけコストが嵩む。連結時には、テープを金属ピンの軸部に密着する状態で巻き付けた後、その状態を維持したままで緩衝体とクリップを軸部に対して順に外嵌装着するので、テープが先導ピースに対して傾いた状態のままで連結されてしまうおそれがある。使用途中に、リーダーテープがクリップの切開縁に接触して傷つくおそれがあり、とくに薄手のリーダーテープを用いる場合に適さない。リーダーテープをクリップでピンに強固に一体化しているので、リーダーテープとピンとは相対回転できない。そのため、先導ピースが捕捉体に連結されて、テープドライブ内の複雑な移行経路を移行する際に、リーダーテープが不必要にテープガイドと擦れ合い、先導ピースがリールに装填されるまでの間のテープ抵抗が増える。
【0004】
本発明の目的は、リーダーテープを先導ピースに対して、より簡単な構造でしかも少ない手間で常に適正に連結できるようにし、その分だけ製造コストを節約できる単リール型のテープカートリッジを提供することにある。本発明の目的は、リーダーテープと先導ピースのピンとの連結構造を改良することにより、先導ピースが捕捉体と共にテープドライブ内の移行経路を移行する際のテープ抵抗を軽減できるようにした単リール型のテープカートリッジを提供することにある。本発明の目的は、テープを先導ピースに対して上下に位置ずれすることなく連結でき、しかも上下方向の外力が作用するような場合にも、テープがピンに対してずれ動くのを規制して、テープドライブ側の捕捉体によるテープ引き出しを常に適正に行える単リール型のテープカートリッジを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の単リール型の磁気テープカートリッジは、テープ繰り出し端にテープドライブ側の捕捉体Hを連結するための先導ピース13が設けられており、先導ピース13と磁気テープ3とが、リーダーテープ9を介して接続してある。先導ピース13に設けた金属製のピン14には、リーダーテープ9の端部に設けた連結部10が巻き掛け連結されている。連結部10は、ベース部31と、ベース部31に連続して前記ピン14に巻き掛け反転される反転部32とを有する。ベース部31と反転部32とは、それぞれの接合面どうしが接着剤Sを介して接着固定されている。ベース部31と反転部32との少なくともいずれか一方に通設した接着穴33の開口縁から、接着剤Sの少なくとも一部をはみ出させて抜け止め部34を形成する。リーダーテープ9とピン14とは相対回転可能な状態で巻き掛け連結する。
【0006】
具体的には、反転部32とベース部31との接合面のほぼ全体を接着剤Sで接着し、反転部32の外面に抜け止め部34を形成する。別の接着形態においては、接着穴33を反転部32の複数個所に形成する。
【0007】
先導ピース13は、ピン14と、ピン14の両端に固定されて横向きに突出する上下一対の掛止アーム15とでコ字枠状に形成する。ピン14の上下方向中途部には、連結部10の上下方向の位置ずれを規制する複数個の段部11を形成する。連結部10は、リーダーテープ9の幅方向中途部に形成した切欠30の上下に形成する。連結部10のそれぞれを段部11に接する状態で、連結部10をピン14に巻き掛け連結して、先導ピース13とリーダーテープ9とを上下に位置決めする。
【0008】
【発明の作用効果】
本発明では、リーダーテープの端部に設けた連結部を、ベース部とピンに巻き掛け反転される反転部とで形成し、この反転部とベース部とを接着して連結部を輪奈状に形成し、連結部を介してリーダーテープを先導ピースに連結するので、クリップと緩衝体とを用いてリーダーテープを先導ピースに固定していた従来の形式に比べて、リーダーテープの連結構造が簡素化し、連結に要する組み立ての手間も少なくて済み、その分だけ単リール形のテープカートリッジの全体の製造コストを削減化できる。また、輪奈状の連結部を介してリーダーテープとピンとを相対回転可能な状態で連結するので、先導ピースが捕捉体と共にテープドライブ内の移行経路を移行する際の、先導ピースの急激な姿勢変化をリーダーテープとピンとが相対回転することで吸収して、先導ピースがリールに装填されるまでの間のテープ抵抗を軽減できる。接着剤の一部を接着穴からはみ出させ、例えば反転部の表面に抜け止め部を設けるので、ベース部と反転部を単に接着する場合に比べて、ベース部と反転部との接着強度が向上する。
【0009】
ベース部と反転部との接合面のほぼ全体を接着すると、両者をスポット状に接着する場合に比べて、接着面積を十分に確保して反転部とベース部との接合強度を向上でき、とくに連結部を上下一対の巻きけ掛片で構成する場合にも、必要かつ十分な連結強度を発揮できる。また、ピンへの巻き掛け部分の近くまでベース部と反転部を接着することができるので、巻き掛け部分における隙間を最小限化して、ピンと連結部とが相対的に傾動するのを解消できる。
【0010】
反転部に複数個の連結穴を設けて、抜け止め部を複数箇所に形成した連結構造によれば、接着加工を施すことによるテープ面の特性の変化、例えばテープ面の弾性や、しなやかな曲げ特性が損なわれるのを抑止でき、先導ピースが捕捉体と共にテープドライブ内の移行経路を移行する際に、リーダーテープを先導ピースの動きによく追随させることができる。接着剤が連結穴からはみ出ることで、接着剤がベース部と反転部の接合面の間に確実に行き渡っていることを確認でき、これにより接着処理が確実に行われたかどうかが一見するだけで判別できる。
【0011】
連結部のそれぞれを巻付軸部の段部で上下方向に位置決めする連結形態によれば、リーダーテープを上下に位置ずれすることなく連結でき、しかも上下方向の外力が作用するような場合にも、リーダーテープがピンに対してずれ動くのを規制して、テープドライブ側の捕捉体によるテープ引き出しが常に適正に行える。テープローディング機構の捕捉体で先導ピースを引き出す際に、リーダーテープがその幅方向へ揺れ動くのを阻止できる。組み立て作業時には、段部を位置決め基準にして、連結部をその上下縁が段部に接当する状態でピンに巻き掛け連結することにより、リーダーテープをピンに対して常に適正に位置決めした状態で連結できる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)
図1ないし図7は、本発明に係る単リール型のテープカートリッジの実施例1を示す。図4においてテープカートリッジは、上下ケース1a・1bを蓋合わせ状に結合して構成した角箱状のケース本体1を有し、その内部に配置した1個のリール2に磁気テープ3が巻き込んである。ケース本体1の前面にはテープ引出口4が開口してあり、これを揺動自在に軸支したドア5で開閉できる。ドア5はばねで閉じ勝手に移動付勢されており、閉止位置において図示していないロック機構でロック保持される。ケース本体1の対向する内隅の2個所には、リール2の下フランジに設けたギヤ歯と係合して、不使用時のリール2を遊転不能にロック保持するリールロック6・7が設けてある。ケース背壁の一側には、誤消去防止用の切換ピース8が設けてある。
【0013】
リール2に巻き込んだ磁気テープ3をテープドライブの捕捉体Hで自動的に捕捉連結するために、磁気テープ3の繰り出し端に先導ピース13を設け、先導ピース13と磁気テープ3とがリーダーテープ9を介して連結されている。図1において先導ピース13は、リーダーテープ9が接続されるステンレス製のピン14と、ピン14の上下両端に設けた一対の掛止アーム15とでコ字枠状に構成する。
【0014】
ピン14は上下に長い丸軸からなり、その上下方向中央にロック軸部14aを有し、ロック軸部14aの上下にロック軸部14aより僅かに小径の巻付軸部14bを設け、さらに巻付軸部14bのそれぞれの軸端にアンカー部を形成してなる。ロック軸部14aの上下にこれより小径の巻付軸部14bを設けることにより、両者間にリーダーテープ9を上下方向に位置決めするための段部11が形成される。この段部11の径方向の段差寸法はリーダーテープ9の厚み寸法の2分の1以上に設定する。アンカー部は、成形後の掛止アーム15とピン14とが相対回動し、あるいは上下方向へ分離するのを阻止するために設けてあり、巻付軸部14bの軸端を末拡がり状に押し潰して形成してある。
【0015】
掛止アーム15は左右横長のプラスチック成形品からなり、その成形時に先のアンカー部をインサート固定する。上下の掛止アーム15はケース外面側へ向かって突弧状に湾曲形成され、アームの全面側に捕捉体Hを掛止連結するための掛止溝16を形成する。詳しくは、各掛止アーム15の前面に捕捉体H用の導入案内面17をケース後方へ向かって下り傾斜する状態で形成し、この傾斜面に連続して掛止溝16がアーム先端側へ延びるように形成する。これにより、上下の掛止アーム15の掛止溝16は上下に対向する状態で開口し、さらにその溝始端18が掛止アーム15のピン14側の基部へ向かって開口することになる。
【0016】
上下一対の掛止アーム15の対向間隔は磁気テープ3の上下幅寸法より十分大きく設定されている。従って、磁気テープ3の移動軌跡が後述するアーム受部21と接触干渉するのを阻止できる。各掛止溝16の上壁あるいは下壁は、捕捉体Hを掛止溝16に連結した状態における掛止ピン19の上下位置を位置決めするのに役立つ。図6において捕捉体Hは、テープドライブ側のリーダーテープの端に掛止ピン19を固定して形成してあり、図示していないローディングアームで掛止ピン19を操作することにより、その上下両端の球軸19aが掛止溝16に掛止される。
【0017】
リーダーテープ9は、例えばポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどの弾性に富む硬質のプラスチックシートで形成してあり、その一端に設けた連結部10を、連結部10とピン14とが相対回動できる状態で先のピン14に巻き掛け連結する。詳しくは、図1に示すようにテープ端の幅方向中央部に、ロック軸部14aと同じ長さの切欠30を形成し、この切欠30の上下に連結部10を形成する。
【0018】
図3において連結部10は、切欠30の基端側のベース部31と、ベース部31に連続して延びる反転部32とからなる。各反転部32には接着穴33を通設する。上下の反転部32のそれぞれをピン14の巻付軸部14bに巻き掛けて反転した後、反転部32をベース部31に対して接着剤Sを用いて接着する。このとき接着剤Sの一部を先の接着穴33の周縁にはみ出させて、図2に示すようにリベット頭部状の抜け止め部34を反転部32の表面に形成する。ベース部31と反転部32との接合面間の接着剤Sは、図1に示すように先の抜け止め部34より大きく拡がる形状とし、スポット状に設ける。このように接着部をスポット状に形成すると、接着処理を施すことによるテープ面の特性の変化、例えばテープ面の弾性や、しなやかな曲げ特性が損なわれるのを抑止できる。
【0019】
不使用時の先導ピース13を所定の待機姿勢で保持固定するために、図5および図6に示すように、アーム受部21とロックピース22とがテープ引出口4に臨んで設けてある。アーム受部21はケース本体1の内面上下に凹み形成する。詳しくは、テープ引出口4に臨む上下壁のそれぞれに低いリブを上下対向状に突設し、このリブを掛止アーム15のケース内面側の外郭線に沿って鉤形に湾曲させて、一端がケース内方へ凹むアーム受部21を形成する。リーダーテープ9と共に先導ピース13をケース内部へ引き込んだ状態において、先導ピース13はその掛止アーム15が上下のアーム受部21に密接する状態で受け止められて、適正に位置決め保持される(図5参照)。
【0020】
テープ弛みが発生した状況下においても、落下衝撃に耐えて上記の位置決め姿勢を保持するために、ロックピース22で先導ピース13のピン14をロック保持する。図6においてロックピース22は、ボス23と、その周面から横向きに突設したロックアーム24およびロック解除片25とを一体に形成したプラスチック成形品からなる。ボス23を上下ケース1a・1bで揺動自在に軸支し、さらにボス23の下端に組み付けたばね26でロックピース22をロック姿勢に揺動付勢することにより、ロックアーム24は常にケース内方へ向かって揺動付勢され、図5に示すようにその先端に設けたフック部27がピン14の上下方向中途部のロック軸部14aに係合する。このとき、ロックアーム24はケース外面側からピン14を係合保持し、ロック解除片25はケース本体1の前壁に開口した解除ピン挿入口と正対している。
【0021】
以上のように不使用時の先導ピース13をアーム受部21とロックピース22とで協同して待機保持すると、先導ピース13に作用する外部衝撃は、ロックピース22がばね26に抗して揺動することによって緩和吸収できるので、たとえ磁気テープ3がケース内部で弛んでいたとしても、先導ピース13がアーム受部21からずれ動いたり、飛び出てしまうのを防止できる。また、外部衝撃力の消滅と同時に、ロックピース22は前記ばね26の付勢力を受けて先導ピース13をアーム受部21に復帰操作し密接させるので、先導ピース13を常に適切な待機姿勢に保持できる。
【0022】
不使用時のドア5は、テープ引出口4を塞いで先導ピース13の外面を覆っている。そこでドア5の内面に、先導ピース13の外面側の外郭線に合致する押圧部28を設けて、先導ピース13のとくに掛止アーム15の先端側がアーム受部21から浮き離れるのを阻止できるようにしている。
【0023】
テープカートリッジをテープドライブに装填すると、ドア5が開いてテープ引出口4を開放する。同時にリール2の遊転を阻止していた一対のリールロック6・7がロック解除される。ロックピース22は、そのロック解除片25を介してフック部27がピン14から離れる向きにロック解除操作される。リール2はケース下面側からケース内へ進入するリール駆動軸と係合する。この状態でテープドライブ側の捕捉具Hがテープ引出口4内へ進入し、その掛止ピン19を上下の掛止アーム15の掛止溝16に掛止連結して、図7に示すように先導ピース13を介して磁気テープ3を引き出し、テープドライブ側のリールに巻き込む。磁気テープ3に対するデータの書き込みあるいは読み出しが終了したら、磁気テープ3はリール2に巻き戻され、先導ピース13はアーム受部21とロックピース22とによって再び待機状態に位置決め保持される。
【0024】
(実施例2)
図8に接着構造の別実施例を示す。そこでは、実施例1における切欠30を省略し、ピン14に巻き掛けた反転部32を合計6個所でベース部31に接着し、同数の抜け止め部34を形成した。抜け止め部34は、反転部32の遊端縁寄りと、ピン14寄りとの2箇所に、テープ幅方向へ3個ずつ形成した。なお、この実施例2においては、実施例1と同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同じ扱いとする。
【0025】
(実施例3)
図9においては、実施例1と同様に切欠30の上下に連結部10を設け、ピン14に巻き掛けた反転部32の殆ど全面をベース部31に接着した。この時、反転部32の全面を接着すると、反転部32の上下縁から接着剤の一部がはみ出たまま固化することがあり、この状態を放置すると、接着塊がケース本体1やテープドライブの内部で脱落し、ドロップアウトの原因になるおそれがある。こうした接着塊に起因するテープ特性の低下を防ぐために、接合後の接着剤Sの上下幅を反転部32の上下幅より僅かに小さくして、接着Wの上下縁を反転部32の上下縁より内側に位置させるようにした。この実施例3では、連結部10のピン14に対する巻き掛け半径をロック軸部14aの直径寸法より小さくできるので、連結部10の下縁および上縁のそれぞれを段部11で受け止めて、連結部10とピン14とが上下にずれ動くのを規制できる。
【0026】
上記の実施例以外に、ピン14は角軸やだ円軸で形成することができる。先導ピース13の構造は、実施例で説明した構造以外であってもよく、従来例で説明した先導ピースと同様に丸軸状の先導ピースであってもよい。接着穴33はベース部31の側に通設してもよく、その形状は多角形状や断続溝状など任意形状に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先導ピースの正面図である。
【図2】図1におけるA―A線断面図である。
【図3】リーダーテープの連結部を展開した状態の正面図である。
【図4】テープカートリッジの横断平面図である。
【図5】テープ引出口の横断平面図である。
【図6】テープ引出口の縦断正面図である。
【図7】テープをケース外に引き出した状態の平面図である。
【図8】連結部の別の実施例2を示す斜視図である。
【図9】連結部の更に異なる別の実施例3を示す正面図である。
【符号の説明】
9 リーダーテープ
10 連結部
13 先導ピース
14 ピン
31 ベース部
32 反転部
33 接着穴
34 抜け止め部
S 接着剤
Claims (3)
- テープ繰り出し端にテープドライブ側の捕捉体を連結するための先導ピースが設けられており、前記先導ピースと磁気テープとが、リーダーテープを介して接続してある単リール型の磁気テープカートリッジであって、
前記先導ピースに設けた金属製のピンに、前記リーダーテープの端部に設けた連結部が巻き掛け連結されており、
前記連結部は、ベース部と、前記ベース部に連続して前記ピンに巻き掛け反転される反転部とを有し、
前記ベース部と前記反転部とは、それぞれの接合面どうしが接着剤を介して接着固定されており、
前記ベース部と前記反転部との少なくともいずれか一方に通設した接着穴の開口縁から、前記接着剤の少なくとも一部をはみ出させて抜け止め部が形成されており、
前記リーダーテープと前記ピンとが相対回転可能な状態で巻き掛け連結してあり、
前記先導ピースが、前記ピンと、前記ピンの両端に固定されて横向きに突出する上下一対の掛止アームとでコ字枠状に形成されており、
前記ピンの上下方向中途部には、前記連結部の上下方向の位置ずれを規制する複数個の段部が形成されており、
前記連結部は、前記リーダーテープの幅方向中途部に形成した切欠の上下に形成されており、
前記連結部のそれぞれが前記段部に接する状態で、前記連結部を前記ピンに巻き掛け連結して、前記先導ピースと前記リーダーテープとが上下に位置決めしてあることを特徴とする単リール型の磁気テープカートリッジ。 - 前記反転部と前記ベース部との接合面のほぼ全体が、前記接着剤で接着され、前記反転部の外面に前記抜け止め部が形成されている請求項1記載の単リール型の磁気テープカートリッジ。
- 前記接着穴が、前記反転部の複数個所に形成されている請求項1または2記載の単リール型の磁気テープカートリッジ。
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