JPS6312467Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6312467Y2 JPS6312467Y2 JP291283U JP291283U JPS6312467Y2 JP S6312467 Y2 JPS6312467 Y2 JP S6312467Y2 JP 291283 U JP291283 U JP 291283U JP 291283 U JP291283 U JP 291283U JP S6312467 Y2 JPS6312467 Y2 JP S6312467Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front cover
- cassette
- locking pin
- spring
- spring locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 11
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 11
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 3
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、例えばビデオテープレコーダの如き
記録再生装置やその他各種の情報処理装置に適用
するのに最適なテープカセツトであつて、特に、
平面形状がほゞコ字状をなす前蓋の左右両端部の
内側に一対の支点ピンを一体に設け、この前蓋の
一対の支点ピンをカセツト筐体の左右両側壁に設
けた一対のピン挿入孔内に挿入して回動自在に取
付け、この前蓋の回動により上記カセツト筐体の
前面に設けた開口を開閉出来るように構成し、上
記前蓋の少なくとも一方の端部の内側にばね係止
用ピンを一体に設け、上記少なくとも一方の支点
ピンの外周に巻装した捩りコイルばねの前端側を
上記ばね係止用ピンに係止させるとともに上記ば
ねの後端側を上記カセツト筐体側に係止させ、上
記ばねにより上記前蓋を閉蓋方向に回動附勢させ
て成るテープカセツトに関するものである。
記録再生装置やその他各種の情報処理装置に適用
するのに最適なテープカセツトであつて、特に、
平面形状がほゞコ字状をなす前蓋の左右両端部の
内側に一対の支点ピンを一体に設け、この前蓋の
一対の支点ピンをカセツト筐体の左右両側壁に設
けた一対のピン挿入孔内に挿入して回動自在に取
付け、この前蓋の回動により上記カセツト筐体の
前面に設けた開口を開閉出来るように構成し、上
記前蓋の少なくとも一方の端部の内側にばね係止
用ピンを一体に設け、上記少なくとも一方の支点
ピンの外周に巻装した捩りコイルばねの前端側を
上記ばね係止用ピンに係止させるとともに上記ば
ねの後端側を上記カセツト筐体側に係止させ、上
記ばねにより上記前蓋を閉蓋方向に回動附勢させ
て成るテープカセツトに関するものである。
背景技術とその問題点
第1図〜第5図はビデオテープレコーダ用テー
プカセツトの従来例を示したものである。
プカセツトの従来例を示したものである。
先ず第1図及び第2図に示す如く、前蓋1と、
カセツト筐体2を構成する上下ハーフ3,4は
夫々合成樹脂にて成形されたものである。そして
前蓋1は平面形状がほゞコ字状をなしていて、平
行状に相対向する左右両端部1aの内側には、一
対の支点ピン5が同一軸線状態で一体成形して設
けられている。また上下ハーフ3,4は上下から
嵌合されて複数本のビス(図示せず)によつて一
体に結合されてカセツト筐体2を構成するが、そ
のカセツト筐体2内には左右一対のリール6,7
と、それらに巻装された磁気テープ8等が収納さ
れる。そして前蓋1はその左右一対の支点ピン5
によつてカセツト筐体2の左右両側壁2aに設け
られた一対のピン挿入孔9に挿入されて回動自在
に取付けられる。そして前蓋1は第2図に実線で
示した閉蓋位置と仮想線で示した開蓋位置との間
で矢印a及びa′で示した上下方向にほゞ90゜に回
動自在に構成されていて、この前蓋1の回動によ
りカセツト筐体2の前面開口10が開閉されるよ
うに構成されている。そして前蓋1の一端1aと
カセツト筐体2の一方の側壁2aとの間の隙間1
1内で一方の支点ピン5の外周に取付けられた捩
りコイルばね12によつて、その前蓋1が第2図
で矢印a′方向である閉蓋方向に回動附勢されてい
る。なお第3図及び第4図に示す如く、捩りコイ
ルばね12の前端12aは前蓋1の一端1aの内
側に一体成形されたばね係止部13に係止され、
後端12bはカセツト筐体2の一方の側壁2aに
一体成形されたばね係止部14に係止されてい
る。
カセツト筐体2を構成する上下ハーフ3,4は
夫々合成樹脂にて成形されたものである。そして
前蓋1は平面形状がほゞコ字状をなしていて、平
行状に相対向する左右両端部1aの内側には、一
対の支点ピン5が同一軸線状態で一体成形して設
けられている。また上下ハーフ3,4は上下から
嵌合されて複数本のビス(図示せず)によつて一
体に結合されてカセツト筐体2を構成するが、そ
のカセツト筐体2内には左右一対のリール6,7
と、それらに巻装された磁気テープ8等が収納さ
れる。そして前蓋1はその左右一対の支点ピン5
によつてカセツト筐体2の左右両側壁2aに設け
られた一対のピン挿入孔9に挿入されて回動自在
に取付けられる。そして前蓋1は第2図に実線で
示した閉蓋位置と仮想線で示した開蓋位置との間
で矢印a及びa′で示した上下方向にほゞ90゜に回
動自在に構成されていて、この前蓋1の回動によ
りカセツト筐体2の前面開口10が開閉されるよ
うに構成されている。そして前蓋1の一端1aと
カセツト筐体2の一方の側壁2aとの間の隙間1
1内で一方の支点ピン5の外周に取付けられた捩
りコイルばね12によつて、その前蓋1が第2図
で矢印a′方向である閉蓋方向に回動附勢されてい
る。なお第3図及び第4図に示す如く、捩りコイ
ルばね12の前端12aは前蓋1の一端1aの内
側に一体成形されたばね係止部13に係止され、
後端12bはカセツト筐体2の一方の側壁2aに
一体成形されたばね係止部14に係止されてい
る。
次に第3図及び第4図に示す如く、カセツト筐
体2の一方の側壁2aにはロツクレバー15が回
動自在に取付けられている。このロツクレバー1
5は合成樹脂にて支点ピン16とロツク爪17
と、ロツク解除用突起18とが一体成形されたも
のであつて、支点ピン16が側壁2aに設けられ
たピン係合孔19に係合されて第4図で矢印b及
びb′で示した前後方向に回動自在に構成されてい
る。そしてロツクレバー15はばね20よつて矢
印b′方向である前方側に回動附勢されている。そ
して第4図に示す如く前蓋1の閉蓋状態で、その
前蓋1の一端1aの内側に一体成形された被ロツ
ク用突起21にロツクレバー15のロツク爪17
が係合されて、前蓋1が閉蓋状態でロツクされる
ように構成されている。
体2の一方の側壁2aにはロツクレバー15が回
動自在に取付けられている。このロツクレバー1
5は合成樹脂にて支点ピン16とロツク爪17
と、ロツク解除用突起18とが一体成形されたも
のであつて、支点ピン16が側壁2aに設けられ
たピン係合孔19に係合されて第4図で矢印b及
びb′で示した前後方向に回動自在に構成されてい
る。そしてロツクレバー15はばね20よつて矢
印b′方向である前方側に回動附勢されている。そ
して第4図に示す如く前蓋1の閉蓋状態で、その
前蓋1の一端1aの内側に一体成形された被ロツ
ク用突起21にロツクレバー15のロツク爪17
が係合されて、前蓋1が閉蓋状態でロツクされる
ように構成されている。
一方第3図に示す如く、上下ハーフ3,4を嵌
合させる際には、前蓋1の一対の支点ピン5はカ
セツト筐体2のピン挿入孔9を構成する為に上下
ハーフ3,4の側壁3a,4aに設けられた半円
形孔9a,9bによつて挟み込まれる。またロツ
クレバー15は下ハーフ4の一方の側壁4aに設
けられたほゞコ字状をなすレバー収納部22の上
縁に形成されたU字状の一対のピン係合孔19に
係合される。こうして前蓋1及びロツクレバー1
5がカセツト筐体2に取付けられる。
合させる際には、前蓋1の一対の支点ピン5はカ
セツト筐体2のピン挿入孔9を構成する為に上下
ハーフ3,4の側壁3a,4aに設けられた半円
形孔9a,9bによつて挟み込まれる。またロツ
クレバー15は下ハーフ4の一方の側壁4aに設
けられたほゞコ字状をなすレバー収納部22の上
縁に形成されたU字状の一対のピン係合孔19に
係合される。こうして前蓋1及びロツクレバー1
5がカセツト筐体2に取付けられる。
なお以上の如く構成されたテープカセツトをビ
デオテープレコーダ(図示せず)に装着すると、
第4図に示す如くビデオテープレコーダ側のロツ
ク解除用部材23にロツクレバー15のロツク解
除用突起18が押圧されて、ロツクレバー15が
ばね20に抗して仮想線で示す如く矢印b方向へ
回動される。そしてロツク爪17が被ロツク用突
起21から外れて、前蓋1の閉蓋状態のロツクが
解除される。そしてこれとほゞ同時に前蓋1が捩
りコイルばね12に抗して矢印a方向に開蓋され
て、カセツト筐体2の前面開口10が開蓋される
ように構成されている。
デオテープレコーダ(図示せず)に装着すると、
第4図に示す如くビデオテープレコーダ側のロツ
ク解除用部材23にロツクレバー15のロツク解
除用突起18が押圧されて、ロツクレバー15が
ばね20に抗して仮想線で示す如く矢印b方向へ
回動される。そしてロツク爪17が被ロツク用突
起21から外れて、前蓋1の閉蓋状態のロツクが
解除される。そしてこれとほゞ同時に前蓋1が捩
りコイルばね12に抗して矢印a方向に開蓋され
て、カセツト筐体2の前面開口10が開蓋される
ように構成されている。
ところで従来のこの種テープカセツトは第5図
に示す如く、支点ピン5を側壁2aに設けたピン
挿入孔9内に単に挿入されるだけの構造であつた
為に、第1図に仮想線で示す如く、前蓋1の左右
方向のほゞ中央部が矢印c方向の押圧力を受けて
撓むと、その左右両端部1aが矢印d方向に撓
み、第5図に仮想線で示す如く、支点ピン5がピ
ン挿入孔9内で軸線方向にずれて、前蓋1の被ロ
ツク用突起21とロツクレバー15のロツク爪1
7との係合が外れてしまう欠点があつた、さらに
支点ピン5がピン挿入孔9から抜けて、前蓋1が
カセツト筐体2から脱落してしまう不都合があつ
た。なお前蓋1のロツクが解除されて前蓋1が不
測に開蓋されることは、前面開口10にパスされ
ている磁気テープ8に損傷を与えかねない重大な
欠陥であり、また前蓋1がカセツト筐体2から脱
落するようなことは、この種テープカセツトの致
命的な欠陥となる。
に示す如く、支点ピン5を側壁2aに設けたピン
挿入孔9内に単に挿入されるだけの構造であつた
為に、第1図に仮想線で示す如く、前蓋1の左右
方向のほゞ中央部が矢印c方向の押圧力を受けて
撓むと、その左右両端部1aが矢印d方向に撓
み、第5図に仮想線で示す如く、支点ピン5がピ
ン挿入孔9内で軸線方向にずれて、前蓋1の被ロ
ツク用突起21とロツクレバー15のロツク爪1
7との係合が外れてしまう欠点があつた、さらに
支点ピン5がピン挿入孔9から抜けて、前蓋1が
カセツト筐体2から脱落してしまう不都合があつ
た。なお前蓋1のロツクが解除されて前蓋1が不
測に開蓋されることは、前面開口10にパスされ
ている磁気テープ8に損傷を与えかねない重大な
欠陥であり、また前蓋1がカセツト筐体2から脱
落するようなことは、この種テープカセツトの致
命的な欠陥となる。
考案の目的
本考案は、上述の如き欠陥を是正出来るテープ
カセツトを提供しようとするものである。
カセツトを提供しようとするものである。
考案の概要
本考案は、上記ばね係止用ピンの先端を上記カ
セツト筐体の側壁に設けた円弧状のスリツトに挿
入させるとともに、そのスリツトからのばね係止
用ピンの抜け止め用のフランジをそのばね係止用
ピンの先端に一体に設けたことを特徴とするテー
プカセツトであつて、前蓋の支点ピンがカセツト
筐体のピン挿入孔内で軸線方広にずれて前蓋の閉
蓋状態でのロツクが外れることがなく、さらに前
蓋がカセツト蓋体から脱落することもなく、しか
も前蓋の開閉動作が極めて確実でスムーズなもの
が得られる。
セツト筐体の側壁に設けた円弧状のスリツトに挿
入させるとともに、そのスリツトからのばね係止
用ピンの抜け止め用のフランジをそのばね係止用
ピンの先端に一体に設けたことを特徴とするテー
プカセツトであつて、前蓋の支点ピンがカセツト
筐体のピン挿入孔内で軸線方広にずれて前蓋の閉
蓋状態でのロツクが外れることがなく、さらに前
蓋がカセツト蓋体から脱落することもなく、しか
も前蓋の開閉動作が極めて確実でスムーズなもの
が得られる。
実施例
以下本考案をビデオテープレコーダ用テープカ
セツトに適用した実施例を第6図〜第9図によつ
て説明する。なお第1図〜第5図に示した従来例
と同一構造部には同一の符号を附してその説明を
省略する。
セツトに適用した実施例を第6図〜第9図によつ
て説明する。なお第1図〜第5図に示した従来例
と同一構造部には同一の符号を附してその説明を
省略する。
先ず第6図に示す如く、前記前蓋1の少なくと
も一方の一端1aの内側に設けられたばね係止用
ピン13は支点ピン5とほゞ等しい長さに突出さ
れていて、先端にフランジ25が一体に設けられ
ている。そしてこのフランジ25の外周には先端
方向に広がるほゞ円錐台形状をなすテーパ面26
が形成されている。一方カセツト筐体2の側壁2
aにはスリツト27が設けられている。このスリ
ツト27は前蓋1とともに回動するばね係止用ピ
ン13を摺動させるべく支点ピン5を中心とした
円弧状に形成されている。そして側壁2aの内面
側でスリツト27の周囲にはカセツト筐体2の内
側方向に広がるほぼ台形状をなすテーパ受面28
が設けられている。なおスリツト27は第6図に
示す如く、上下ハーフ3,4の側壁3a,4aに
2分割された形状で設けられていて、前蓋1の支
点ピン5が半円形孔9a,9bによつて挟み込ま
れると同時にばね係止用ピン13がスリツト27
に挿入されて、前蓋1やカセツト筐体2に取付け
られる。
も一方の一端1aの内側に設けられたばね係止用
ピン13は支点ピン5とほゞ等しい長さに突出さ
れていて、先端にフランジ25が一体に設けられ
ている。そしてこのフランジ25の外周には先端
方向に広がるほゞ円錐台形状をなすテーパ面26
が形成されている。一方カセツト筐体2の側壁2
aにはスリツト27が設けられている。このスリ
ツト27は前蓋1とともに回動するばね係止用ピ
ン13を摺動させるべく支点ピン5を中心とした
円弧状に形成されている。そして側壁2aの内面
側でスリツト27の周囲にはカセツト筐体2の内
側方向に広がるほぼ台形状をなすテーパ受面28
が設けられている。なおスリツト27は第6図に
示す如く、上下ハーフ3,4の側壁3a,4aに
2分割された形状で設けられていて、前蓋1の支
点ピン5が半円形孔9a,9bによつて挟み込ま
れると同時にばね係止用ピン13がスリツト27
に挿入されて、前蓋1やカセツト筐体2に取付け
られる。
次に第7図及び第8図に示す如く、カセツト筐
体2に取付けられた前蓋1は従来例と同様に開閉
動作及び閉蓋状態でのロツクが行なわれる。この
時スリツト27に挿入されているばね係止用ピン
13は前蓋の回動によつて第7図で実線と仮想線
で示す如く、スリツト27内で摺動される。一方
ばね係止用ピン13のフランジ25のテーパ面2
6はスリツト27のテーパ受面28に係合される
が、第8図に示す如く、フランジ25のテーパ面
26の形成角度θはスリツト27のテーパ受面2
8の形成角度θ′より小さく(θ<θ′)形成まれて
いる。さらにフランジ25の先端面は側壁2aの
内面に対して同一平面又は凹むように形成されて
いる。
体2に取付けられた前蓋1は従来例と同様に開閉
動作及び閉蓋状態でのロツクが行なわれる。この
時スリツト27に挿入されているばね係止用ピン
13は前蓋の回動によつて第7図で実線と仮想線
で示す如く、スリツト27内で摺動される。一方
ばね係止用ピン13のフランジ25のテーパ面2
6はスリツト27のテーパ受面28に係合される
が、第8図に示す如く、フランジ25のテーパ面
26の形成角度θはスリツト27のテーパ受面2
8の形成角度θ′より小さく(θ<θ′)形成まれて
いる。さらにフランジ25の先端面は側壁2aの
内面に対して同一平面又は凹むように形成されて
いる。
以上の如く構成された本考案のテープカセツト
によれば、第5図の従来例で示した前蓋1の一端
部の撓みが、ばね係止用ピン13のフランジ25
によつて阻止出来る為に、支点ピン5がピン挿入
孔9内で軸線方向にずれて前蓋1のロツクが外れ
ることがなく、さらに支点ピン5がピン挿入孔9
から抜けて前蓋1がカセツト筐体2から脱落する
こともない。そしてフランジ25の先端面は側壁
2aの内面に対して同一平面又は凹んでいる為
に、カセツト筐体2内の磁気テープ8がフランジ
25に接触されることはなく、磁気テープ8に損
傷を与えることもない。
によれば、第5図の従来例で示した前蓋1の一端
部の撓みが、ばね係止用ピン13のフランジ25
によつて阻止出来る為に、支点ピン5がピン挿入
孔9内で軸線方向にずれて前蓋1のロツクが外れ
ることがなく、さらに支点ピン5がピン挿入孔9
から抜けて前蓋1がカセツト筐体2から脱落する
こともない。そしてフランジ25の先端面は側壁
2aの内面に対して同一平面又は凹んでいる為
に、カセツト筐体2内の磁気テープ8がフランジ
25に接触されることはなく、磁気テープ8に損
傷を与えることもない。
また前蓋1の開閉動作の際には、ばね係止用ピ
ン13がスリツト27内で摺動されることによ
り、前蓋1がカセツト筐体2に対して支点ピン5
とばね係止用ピン13の2点で支持されることに
なる為に、前蓋1の開閉動作は極めて安定して確
実になる。しかもフランジ25のテーパ面26の
形成角度θをスリツト27のテーパ受面28の形
成角度θ′よりも小さくしてある為に、その摺動時
の摩擦抵抗は小さくて前蓋1の開閉動作は極めて
スムーズである。
ン13がスリツト27内で摺動されることによ
り、前蓋1がカセツト筐体2に対して支点ピン5
とばね係止用ピン13の2点で支持されることに
なる為に、前蓋1の開閉動作は極めて安定して確
実になる。しかもフランジ25のテーパ面26の
形成角度θをスリツト27のテーパ受面28の形
成角度θ′よりも小さくしてある為に、その摺動時
の摩擦抵抗は小さくて前蓋1の開閉動作は極めて
スムーズである。
なお本考案で言うフランジは上述したフランジ
25に限られることなく、例えば第9図に変形例
で示す如く、ばね係止用ピン13の先端に一体に
設けた円板状のフランジ30を側壁2aの内面側
でスリツト27の周囲に設けた凹部31に係合さ
せる構造のものであつてもよい。
25に限られることなく、例えば第9図に変形例
で示す如く、ばね係止用ピン13の先端に一体に
設けた円板状のフランジ30を側壁2aの内面側
でスリツト27の周囲に設けた凹部31に係合さ
せる構造のものであつてもよい。
応用例
以上本考案の実施例に付き述べたが、本考案は
ビデオテープレコーダ以外の各種記録再生装置や
その他各種の情報処理装置用のテープカセツトに
適用可能である。
ビデオテープレコーダ以外の各種記録再生装置や
その他各種の情報処理装置用のテープカセツトに
適用可能である。
考案の効果
本考案は上述した如く、先端にフランジを設け
たばね係止用ピンをカセツト筐体の側壁に設けた
スリツトに挿入させたことで、前蓋の一端部の撓
みを阻止出来て、前蓋のロツクが外れたり、前蓋
がカセツト筐体かな脱落してしまうことが未然に
防止出来る。しかも前蓋の開閉動作が極めて確実
でスムーズなものが得られる。
たばね係止用ピンをカセツト筐体の側壁に設けた
スリツトに挿入させたことで、前蓋の一端部の撓
みを阻止出来て、前蓋のロツクが外れたり、前蓋
がカセツト筐体かな脱落してしまうことが未然に
防止出来る。しかも前蓋の開閉動作が極めて確実
でスムーズなものが得られる。
第1図はビデオテープレコーダ用テープカセツ
トの従来例を示した平面図、第2図は同上の側面
図、第3図は要部の一部切欠分解斜視図、第4図
は第2図の要部の拡大一部切欠側面図、第5図は
第4図の−線での断面図である。第6図〜第
9図は本考案を適用したビデオテープレコーダ用
テープカセツトの実施例を示したものであつて、
第6図は要部の分解斜視図、第7図は要部の拡大
一部切欠側面図、第8図は第7図の−線での
断面図、第9図は変形例における第8図と同様な
断面図である。 また図面に用いられた符号において、1……前
蓋、1a……前蓋の左右両端部、2……カセツト
筐体、2a……カセツト筐体の左右両側壁、5…
…支点ピン、9……ピン挿入孔、10……前面開
口、12……捩りコイルばね、12a……捩りコ
イルばねの前端、12b……捩りコイルばねの後
端、13……ばね係止用ピン、25……フラン
ジ、27……スリツトである。
トの従来例を示した平面図、第2図は同上の側面
図、第3図は要部の一部切欠分解斜視図、第4図
は第2図の要部の拡大一部切欠側面図、第5図は
第4図の−線での断面図である。第6図〜第
9図は本考案を適用したビデオテープレコーダ用
テープカセツトの実施例を示したものであつて、
第6図は要部の分解斜視図、第7図は要部の拡大
一部切欠側面図、第8図は第7図の−線での
断面図、第9図は変形例における第8図と同様な
断面図である。 また図面に用いられた符号において、1……前
蓋、1a……前蓋の左右両端部、2……カセツト
筐体、2a……カセツト筐体の左右両側壁、5…
…支点ピン、9……ピン挿入孔、10……前面開
口、12……捩りコイルばね、12a……捩りコ
イルばねの前端、12b……捩りコイルばねの後
端、13……ばね係止用ピン、25……フラン
ジ、27……スリツトである。
Claims (1)
- 平面形状がほゞコ字状をなす前蓋の左右両端部
の内側に一対の支点ピンを一体に設け、この前蓋
の一対の支点ピンをカセツト筐体の左右両側壁に
設けた一対のピン挿入孔内に挿入して回動自在に
取付け、この前蓋の回動により上記カセツト筐体
の前面に設けた開口を開閉出来るように構成し、
上記前蓋の少なくとも一方の端部の内側にばね係
止用ピンを一体に設け、上記少なくとも一方の支
点ピンの外周に巻装した捩りコイルばねの前端側
を上記ばね係止用ピンに係止させるとともに上記
ばねの後端側を上記カセツト筐体側に係止させ、
上記ばねにより上記前蓋を閉蓋方向に回動附勢さ
せて成るテープカセツトにおいて、上記ばね係止
用ピンの先端を上記カセツト筐体の側壁に設けた
円弧状のスリツトに挿入させるとともに、そのス
リツトからのばね係止用ピンの抜け止め用のフラ
ンジをそのばね係止用ピンの先端に一体に設けた
ことを特徴とするテープカセツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP291283U JPS59112380U (ja) | 1983-01-13 | 1983-01-13 | テ−プカセツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP291283U JPS59112380U (ja) | 1983-01-13 | 1983-01-13 | テ−プカセツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59112380U JPS59112380U (ja) | 1984-07-28 |
JPS6312467Y2 true JPS6312467Y2 (ja) | 1988-04-09 |
Family
ID=30134556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP291283U Granted JPS59112380U (ja) | 1983-01-13 | 1983-01-13 | テ−プカセツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59112380U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6437941B2 (ja) * | 2016-02-19 | 2018-12-12 | トヨタ自動車株式会社 | 可変容量オイルポンプ |
-
1983
- 1983-01-13 JP JP291283U patent/JPS59112380U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59112380U (ja) | 1984-07-28 |