JPH0550580U - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
- Publication number
- JPH0550580U JPH0550580U JP10890591U JP10890591U JPH0550580U JP H0550580 U JPH0550580 U JP H0550580U JP 10890591 U JP10890591 U JP 10890591U JP 10890591 U JP10890591 U JP 10890591U JP H0550580 U JPH0550580 U JP H0550580U
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- JP
- Japan
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- case
- cassette
- tape
- wall
- tape cassette
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 テープカセット匣体内でのヘッドハウス部に
樹脂の集中をなくし残留歪を小さくしヒケ防止を容易に
し、ケースの薄肉化を可能とする。 【構成】 肉厚を1.0mm以下の肉薄とした上ケース
と下ケースとからなるカセット匣体のテープカセットに
おいて、前記上下ケースのヘッドハウス部が、テープガ
イドピン及びセンターボスとパッド支持板が係止される
ヘッド挿入凹部を形成するシールド板支承壁及びパッド
受け支承壁と、カセット位置決め孔及びキャプスタン挿
入孔の一部にそれぞれ別個に立設される仕切壁とだけと
から成ることにより、ヘッドハウス部に樹脂が集中する
ことがなく、成形時に樹脂の流れを良好にし、ヒケや歪
の発生を防止し、離型性も良好にすると共に金型加工が
容易で精度が出しやすくカセット匣体を薄肉としてもヒ
ケ防止が容易で外観上不体裁となることなく低コストの
テープカセットとすることができる。
樹脂の集中をなくし残留歪を小さくしヒケ防止を容易に
し、ケースの薄肉化を可能とする。 【構成】 肉厚を1.0mm以下の肉薄とした上ケース
と下ケースとからなるカセット匣体のテープカセットに
おいて、前記上下ケースのヘッドハウス部が、テープガ
イドピン及びセンターボスとパッド支持板が係止される
ヘッド挿入凹部を形成するシールド板支承壁及びパッド
受け支承壁と、カセット位置決め孔及びキャプスタン挿
入孔の一部にそれぞれ別個に立設される仕切壁とだけと
から成ることにより、ヘッドハウス部に樹脂が集中する
ことがなく、成形時に樹脂の流れを良好にし、ヒケや歪
の発生を防止し、離型性も良好にすると共に金型加工が
容易で精度が出しやすくカセット匣体を薄肉としてもヒ
ケ防止が容易で外観上不体裁となることなく低コストの
テープカセットとすることができる。
Description
【0001】
本考案は、磁気テープカセット、クリーニングテープカセットなどのテープカ セットに関するものである。
【0002】
従来のテープカセットでは、ケース内にあるヘッドハウス部とハブ間における テープ走行経路に磁気テープを案内してハブに巻取り、或いは巻戻し走行できる ようにしてあって、ハブはハブ軸孔にあるハブ嵌装用周壁部に支承させて回転操 作させるが、このヘッドハウス部は、各種の附属部品を内蔵することから、補強 リブや仕切壁を立設して強度的に耐久性があるように、またその他の部分ではケ ースの肉厚を厚くしたり、耐久性材料を選んで構成される対応をしている。
【0003】
ところが、この従来のテープカセットでは、図6に示すように仕切壁bや補強 リブcをヘッドハウス部a側に集中して多数設けてあるので、ケースの射出成形 時に樹脂が集中しやすくケースにヒケが多発し、特にケース厚みを薄肉化すると 、その傾向が強くケース表面に目立って体裁不良で、歪が大きく精度が出しにく く信頼性の上からも商品価値の点からも問題があった。 本考案は、これら従来の欠点を排除しようとするもので、カセット匣体を薄肉 としてもヒケ防止が容易で加工がしやすく精度も出しやすいほか成形時における 歪も小さく精度が出やすく外観上不体裁となることなく、低コストのテープカセ ットとすることができる。
【0004】
本考案は、肉厚を1.0mm以下の肉薄とした上ケースと下ケースとからなる カセット匣体内のテープカセットにおいて、前記上下ケースのヘッドハウス部が 、テープガイドピン及びセンターボスとパッド支持板が係止されるヘッド挿入凹 部を形成するシールド板受け支承壁及びパッド受け支承壁と、カセット位置決め 孔及びキャプスタン挿入孔の一部にそれぞれ別個に立設される仕切壁とだけとか ら成るテープカセットである。
【0005】
上下ケース1,2のヘッドハウス部14が、テープガイドピン20及びセンタ ーボス21と、パッド支持板が係止されるヘッド挿入凹部を形成するシールド板 支承壁27及びパッド受け支承壁22と、カセット位置決め孔23及びキャプス タン挿入孔24の一部にそれぞれ別個に立設される仕切壁25,26とだけとか ら成っているので、射出成形時に樹脂が集中することが避けられ、ヒケの発生を 防止するし、仕切壁を別個に設けることにより金型加工が容易で精度をも上げる ことができ成形時における樹脂流れを良好にし、残留歪をも小さくして離型性も 良好でケースの薄肉化が容易に可能となる。
【0006】
本考案の実施例を図1乃至図4例で説明すると、上ケース1と下ケース2とか らなるカセット匣体内にテープ4を巻装した一対のハブ3をハブ嵌装用周壁部8 に回転可能に備え、該ハブ3,3間のテープ走行経路に配備されるテープガイド を断面略U字形のテープガイドポール5またはガイドロールとし、その円弧面5 1 がテープ接触面となるように上ケース1または下ケース2と一体に成形し、か つ前記上下ケース1,2のヘッドハウス部14が、テープガイドピン20及びセ ンターボス21とシールド板29とパッド28とが係止されるヘッド挿入凹部を 形成するシールド板支承壁27及びパッド受け支承壁22と、カセット位置決め 孔23及びキャプスタン挿入孔24の一部にそれぞれ別個に立設される仕切壁2 5,26とだけとから成り、前記ハブが支承されるハブ嵌装用周壁部8をケース のハブ軸孔10の周囲に突設すると共に、各周壁部8,8を含む面に平行な細い 突条リブ9,91 を前記周壁部8に近接して複数ケース内に突設してテープカセ ットとしてある。
【0007】 この場合、前記ヘッドハウス部14としては、ケースに設けた段差凹面部で形 成され、該段差凹面部の内側縁に沿って前記ハブ嵌装用周壁部8のあるプレート 面部とを仕切る磁気遮弊用支承壁92 を突設してあり、また、前記突条リブとし ては、ケース肉厚より細い幅で前記ハブ3を載置する高さを有し、ハブ嵌装用周 壁部8に連なり、該ハブ軸孔10,10の中心点を結ぶ直線上の中央に配列され るセンターリブ9とその両側とに対で間隔をおいて配列されるサイドリブ91 , 91 とからなり、ケース内面に一体に突設してあるが、ヘッドハウス部14側と その反対側との両方に補強用リブとしてバランスさせて附設するのも有効である 。
【0008】 前記テープガイドとしては、テープガイドポール5をケース内に立設されたテ ープガイドローラ支承用ピン6に近接並設して、折除可能に設けるのがよく、ま たテープガイドポール5は、ケースの両サイドのコーナー部分7,7に前記複数 ローラ支承用ピン6を挟んで間隔をおいて立設することがよい。 さらに前記上ケース1及び下ケース2は厚みを可及的に薄くし、強度を保つた めにハブ3の嵌装用周壁部8,8の周辺に備えたリブ9のほかに前記コーナー部 7にも仕切壁93 を上下ケースの結合用ボス部11,21とともに突設してもよ い。 なお、前記突条リブの幅をケース肉厚より細くすると成形時の樹脂流れが良好 になり残留歪が小さく寸法精度、耐熱性に優れる。
【0009】 前記上ケース1及び下ケース2としては、平坦面壁の肉厚を1.0mm以下例 えば0.7〜0.9mmとし外周側壁の肉厚との差を0.2mm以内とした肉薄 とし、前記ハブ嵌装用周壁部8,8の間で前記突条リブ9,91 間に該突条リブ に沿った窓孔12を並設してテープ巻量を可視できるようにすれば、ケース体は 透明にしたり、透明窓部を形成することを省略できるし、デザイン的にも特異性 がでて効果的である。 またケース側面には指掛部13をヘッドハウス部14側に設け、このヘッドハ ウス部14は記録再生用の操作部となり、嵌挿孔、支持壁、開口との組合せで構 成されている。15はピン軸受部、16はシートである。30はガイドローラで 必要に応じ備えられる。
【0010】 図5の実施例では、前記テープガイドポール5を折除し、支承用ピン6にガイ ドローラ30を組込んで使用する例である。
【0011】
本考案は、肉厚を1.0mm以下の肉薄とした上ケースと下ケースとからなる カセット匣体のテープカセットにおいて、前記上下ケースのヘッドハウス部が、 テープガイドピン及びセンターボスとパッド支持板が係止されるヘッド挿入凹部 を形成するシールド板支承壁及びパッド受け支承壁と、カセット位置決め孔及び キャプスタン挿入孔の一部にそれぞれ別個に立設される仕切壁とだけとから成る ことにより、樹脂がヘッドハウス部に集中することを可及的になくし、成形時に 樹脂の流れを良好にし、ヒケや歪がでることを防ぎ、離型性も良くなり、しかも ピンなどを独立させたり、仕切壁を別個に設けることで金型加工が容易で精度を 上げることができカセット匣体を薄肉としてもヒケ防止が容易で、外観上不体裁 となることなく、低コストのテープカセットとすることができ、大量生産にも適 するなどの実用上の効果がある。
【提出日】平成5年1月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【0008】 前記テープガイドとしては、テープガイドポール5をケース内に立設されたテ ープガイドローラ支承用ピン6に近接並設して、折除可能に設けるのがよく、ま たテープガイドポール5は、ケースの両サイドのコーナー部分7,7に前記ロー ラ支承用ピン6を挟んで間隔をおいて立設することがよい。 さらに前記上ケース1及び下ケース2は厚みを可及的に薄くし、強度を保つた めにハブ3の嵌装用周壁部8,8の周辺に備えたリブ9のほかに前記コーナー部 7にもテープ規制用リブ93を長くして設け、上下ケースの結合用ボス部11, 21を突設することがよい。 なお、前記突条リブの幅をケース肉厚より細くすると成形時の樹脂流れが良好 になり残留歪が小さく寸法精度、耐熱性に優れる。
【図1】本考案の実施例を示し、上下ケースを分離して
内側を示す展開平面図である。
内側を示す展開平面図である。
【図2】図1のI−I線における拡大縦断面図である。
【図3】図1の実施例のケースの一部の拡大斜視図であ
る。
る。
【図4】図1の実施例の使用状態の斜視図である。
【図5】本考案の他の実施例の分離状態の斜視図であ
る。
る。
【図6】従来例の下ケースの内側を示す一部の平面図で
ある。
ある。
1 上ケース 2 下ケース 3 ハブ 4 テープ 5 テープガイド 51 円弧面 6 テープガイドローラ支承用ピン 7 コーナー部分 8 ハブ嵌装用周壁部 9 センターリブ 91 サイドリブ 92 補強リブ 10 ハブ軸孔 12 窓孔 21 センターボス 22 パッド受け支承壁 23 カセット位置決め孔 24 キャップスタン挿入孔 25 仕切壁 26 仕切壁 27 シールド板支承壁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月25日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (2)
- 【請求項1】 肉厚を1.0mm以下の肉薄とした上ケ
ースと下ケースとからなるカセット匣体のテープカセッ
トにおいて、前記上下ケースのヘッドハウス部が、テー
プガイドピン及びセンターボスとパッド支持板が係止さ
れるヘッド挿入凹部を形成するシールド板支承壁及びパ
ッド受け支承壁と、カセット位置決め孔及びキャプスタ
ン挿入孔の一部にそれぞれ別個に立設される仕切壁とだ
けとから成るテープカセット。 - 【請求項2】 前記ケースが、平坦面壁の肉厚を1.0
mm以下とし、外周側壁の肉厚との差を0.2mm以内
とした請求項1記載のテープカセット。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10890591U JPH0550580U (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | テープカセット |
GB9225296A GB2262276B (en) | 1991-12-09 | 1992-12-03 | Tape cassette |
GB9512596A GB2289670B (en) | 1991-12-09 | 1992-12-03 | Tape cassette |
US08/272,620 US5626305A (en) | 1991-12-09 | 1994-07-11 | Tape cassette having ribs and window |
HK79596A HK79596A (en) | 1991-12-09 | 1996-05-09 | Tape cassette |
HK107996A HK107996A (en) | 1991-12-09 | 1996-06-27 | Tape cassette |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10890591U JPH0550580U (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | テープカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550580U true JPH0550580U (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=14496609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10890591U Withdrawn JPH0550580U (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | テープカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0550580U (ja) |
-
1991
- 1991-12-09 JP JP10890591U patent/JPH0550580U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960404 |