JPH0528620Y2 - - Google Patents

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JPH0528620Y2
JPH0528620Y2 JP14984387U JP14984387U JPH0528620Y2 JP H0528620 Y2 JPH0528620 Y2 JP H0528620Y2 JP 14984387 U JP14984387 U JP 14984387U JP 14984387 U JP14984387 U JP 14984387U JP H0528620 Y2 JPH0528620 Y2 JP H0528620Y2
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boss
receiving
casing
halves
cassette
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【考案の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 本考案はテープカセツトの筐体を構成するカセ
ツトケーシングに係り、とくに上下一対のカセツ
トハーフを組合わせて組立てるようにしたケーシ
ングのボスを受けるボス受け部の形状に関するも
のである。
〓考案の概要〓 本考案は、例えばオーデイオ用のコンパクトカ
セツトと称されるテープカセツトのビス止めによ
つて結合されるハーフの構造において、上下のハ
ーフの結合部に肉厚部を有しないリブ構造を採用
し、例えば上側のハーフのボス受け部が下側のハ
ーフのボスを上記リブ構造によつて位置規制する
ようにしたものである。
〓従来の技術〓 従来より、例えばミユージツクテープとして、
実公昭57−44550号公報に開示されているような
テープカセツトが用いられている。このようなテ
ープカセツトのケーシングは、同公報に開示され
ているように、上下一対のハーフから構成されて
おり、これらを組合わせて偏平なケーシングとし
ている。下側のハーフにはボスが形成されるとと
もに、上側のハーフにはこのボスを受けるボス受
け部が形成されており、これらを互いに嵌合させ
るとともに、ビス止めによつて結合してケーシン
グを組立てるようにしている。
〓考案が解決しようとする問題点〓 上側のハーフ1の後部の両側に位置するボス受
け部3の構造を第9図に示すように、誤消去防止
検出孔2との間の部分を肉厚に構成すると、この
ボス受け部3によつて相手側のボスの規制を確実
に行なうことができる。ところがこのような構造
によれば、ボス受け部3と検出孔2との間の肉厚
部分でヒケが発生するという問題がある。また第
10図に示すように、誤消去防止検出孔2とボス
受け部3との間を空間に構成すると、相手側のボ
スの規制を行なうことができず、これによつて矢
印A,B,Cの方向にボスが逃げる問題がある。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、ボス受け部と誤消去防止検出孔との
間でヒケを生ずることがなく、しかも相手側の位
置決め用ボスを確実に位置決めして組立てを行な
うことができるようにしたカセツトケーシングを
提供することを目的とするものである。
〓問題点を解決するための手段〓 本考案は、上下一対のカセツトハーフを組合わ
せて組立てるようにしたケーシングにおいて、一
方のハーフに位置決め用ボスを設けるとともに、
他方のハーフの前記ボスと対応する位置に該ボス
を受入れる受け部を設け、前記受け部の周囲の一
部に壁部を形成し、さらに前記ボスの側面と当接
して前記ボスを位置決めするリブを前記受け部の
前記壁部とほぼ対向する位置に設けるようにした
ものである。
〓作用〓 従つて本考案によれば、位置決め用ボスを受け
るための受け部に形成されている側壁とリブとに
よつて位置決め用ボスを正しく位置規制すること
が可能になる。これによつて上下一対のカセツト
ハーフを正しく組合わせて組立てできるようにな
る。
〓実施例〓 第7図は本考案の一実施例に係るカセツトケー
シング10を備えるテープカセツトを示すもので
あつて、カセツトケーシング10は上側のハーフ
11と下側のハーフ12とを組合わせて組立てら
れるようになつている。これらのハーフ11,1
2にはそれぞれ一対のリール軸挿通孔13が形成
されるとともに、これらの挿通孔13を連結する
ように透明窓14が形成されるようになつてい
る。なお透明窓14は、2色成形の方法によつて
ハーフ11,12にそれぞれ一体に設けられてい
る。
ケーシング10内には一対のリール15が配さ
れるとともに、これらのリール15に両端を止着
された状態で、磁気テープ16がリール15に巻
装されている。磁気テープ16はケーシング10
の前面側壁部17の内側に沿つて走行されるよう
になつており、ヘツド挿入用開口18を通して挿
入される磁気ヘツドと対接されるように、内側か
らパツド19によつて押されるようになつてい
る。またハーフ11,12の内表面にはそれぞれ
滑性シート20が配されており、磁気テープ16
の走行を円滑に行なうようにしている。
第5図および第6図は上記カセツトケーシング
10を構成する上側のハーフ11の内表面と下側
のハーフ12の内表面とをそれぞれ示したもので
あつて、第6図に示すように、下側のハーフ12
の4つのコーナの部分と前面側の中央部とにはそ
れぞれ位置決め用ボス24が一体に形成されてい
る。これに対して上記ボス24と対応するよう
に、上側のハーフ11には、第5図に示すように
4つのコーナと前面側の中央部とにそれぞれ受け
部25が形成されている。なお後側に位置する一
対の受け部25の側部には誤消去防止検出孔26
が設けられるようになつている。
とくに上側のハーフ11に設けられている受け
部25の構造についてさらに詳細に説明すると、
第1図〜第4図に示すように、受け部25はケー
シングのコーナの部分に形成されているリブから
成る壁部27を備えるとともに、この壁部27と
対向するように、位置決め用リブ28が形成され
ている。このリブ28は誤消去防止検出孔26を
区画する区画壁29から延びるように形成されて
いる。また区画壁29と壁部27との間には壁部
27から延長された延長部30が形成されるよう
になつている。
ハーフ11,12は互いに結合されるととも
に、ボス24と受け部25との結合部において、
タツピングねじによつて結合されるようになつて
いる。そして下側のハーフ12の位置決め用ボス
24が受入れられるボス受け部25は壁部27、
位置決め用リブ28、および延長部30を備えて
おり、これらの部分によつて相手側のボス24を
位置規制するようにしている。従つて位置決め用
ボス24と受け部25とが横方向に正しく位置規
制され、ハーフ11,12の接合部に段差を生ず
ることがなくなる。また誤消去防止検出孔26と
受け部25との間に肉厚の部分が生ずることがな
いので、ヒケの発生を押えることも可能になる。
このような位置決め用ボス24を受ける受け部
25の構造は、カセツトハーフ11,12の成形
とも関連する。第8図は受け部25を有する上側
のハーフ11を成形するための成形用金型35,
36を示しており、これらを互いに開いて並べた
状態を示している。すなわち金型35,36には
それぞれコア部37とキヤビテイ38とが形成さ
れるようになつており、さらに誤消去防止検出孔
26を形成するための凹部39が金型36に形成
されるとともに、相手側の凸部40が金型35に
形成されている。また金型36に形成されている
円柱状凸部43と金型35に形成されているピン
状凸部44とによつて上記受け部25が形成され
るようになつている。
ハーフ11を成形する場合にはこれらの金型3
5,36を閉じた状態で凸部40と凹部39とを
組合わせ、これらの側面41,42によつて樹脂
の縦押切りを行ない、樹脂の流れを遮断する。こ
のような縦押切りを行なうためには、通常の面押
切りとは違つて、金型が摩耗したり破損したりし
易いので、凹部40は入子の構造をとつており、
本体側の金型35と別の部分になつている。従つ
て誤消去防止検出孔26と受け部25との間の肉
厚を小さくするための金型35の別の凸部45が
小さくなつて縦押切りの具合が悪くなると、この
凸部45が破損し易くなり、金型35の寿命を短
くする一因になつている。凸部45を取去るとヒ
ケが発生することになる。
一方でハーフ11,12には、第5図および第
6図に示すように、2色成形の方法によつて透明
樹脂で窓14を形成するようにしている。そして
この窓14が横方向に大きくなつているために、
前面側壁部17に臨むゲートから充填された樹脂
が透明窓14の横の細い部分を通つて流れて行く
くために、ハーフ11,12の成形が不安定なり
易く、とくに上下のシエル11,12の接合部が
ずれ易くなり、組立てられたケーシング10の側
壁に段差を生じ、寸法不良や外観上の見苦しさを
与える可能性がある。
必ずしも2色成形によるハーフ11,12には
限らないが、ケーシング10の前面側壁部17に
臨むように樹脂を充填するゲートを設けるように
するのが一般的である。このような成形によれ
ば、ゲートから遠くなるに従つて金型35,36
内で樹脂が冷えながら流れて行き、ゲート側と反
ゲート側、すなわち背ラベル側では樹脂の収縮が
異なり、反ゲート側での寸法が不安定になる傾向
にある。
これに加えて、ハーフ11,12は上述の如く
前方側の中央の1箇所と、4つのコーナ部で上下
をビス止めする構造をとつている。従つて5箇所
のビス止めを行なう部分のボス24と受け部25
とには、必要最小限のガタと、それぞれのボス2
4間のピツチのばらつきを考慮に入れる必要があ
る。するとどうしても、とくにピツチのばらつき
を考慮に入れると、ボス24の直径に対する受け
部25の穴径はばらつきを包含するために直径が
大きくなる傾向にある。このために上下のシエル
11,12は横方向に遊びを生じ易くなり、接合
部がずれた状態でビス止めされてケーシング10
の側壁に段差を生ずることになる。よつて位置決
め用ボス24を受ける受け部25はリング状に囲
まないのが好ましい。
本実施例においては上述の如く、ボス24を受
ける受け部25の側壁27を、ハーフ11のコー
ナ部分を構成する円弧状部となし、かつこの壁部
27に対向するように巾の狭い位置決め用リブ2
8を設けるようにしており、このリブ28の先端
とボス24の外周部を受ける受け部25の壁部2
7までの寸法を、ボス24の直径に近似させ、仮
にピツチ間にずれが生じても、細いリブ28であ
るが故に多少変形しても係合されるようにしてい
る。従つてボス24と受け部25とをタツピング
ねじでビス止めする際に、上下のハーフ11,1
2の接合部のずれが少なくなり、ケーシング10
の側壁の外表面の段差を少なくすることが可能に
なる。
〓考案の効果〓 以上のように本考案は、一方のハーフに位置決
め用のボスを設けるとともに、他方のハーフの上
記ボスと対応する位置にこのボスを受入れる受け
部を設け、受け部の周囲の一部に壁部を形成し、
さらにボスの側面と当接してこのボスを位置決め
するリブを受け部の前記壁部とほぼ対向する位置
に設けるようにしたものである。従つてこのよう
な構造によれば、壁部とリブとによつて位置決め
用ボスを正しく位置規制して受け部と結合するこ
とが可能になり、ケーシングの側壁に段差を生ず
ることを防止することが可能になる。またリブに
よつてハーフの肉厚が厚くなることを防止するこ
とが可能になり、ヒケの発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るカセツトケー
シングの上側ハーフの受け部の構造を示す要部拡
大斜視図、第2図は同平面図、第3図は第2図に
おける〜線断面図、第4図は第2図における
〜線断面図、第5図は上側のハーフの平面
図、第6図は下側のハーフの平面図、第7図はテ
ープカセツトの分解斜視図、第8図はハーフを成
形する金型の開いた状態の外観斜視図、第9図は
従来のハーフの受け部の構造を示す要部斜視図、
第10図は従来のハーフの別の受け部の構造を示
す外観斜視図である。 なお図面に用いた符号において、10……カセ
ツトケーシング、11……上側ハーフ、12……
下側ハーフ、24……位置決め用ボス、25……
受け部、27……壁部、28……位置決め用リ
ブ、30……延長部、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下一対のカセツトハーフを組合わせて組立て
    るようにしたケーシングにおいて、一方のハーフ
    に位置決め用ボスを設けるとともに、他方のハー
    フの前記ボスと対応する位置に該ボスを受入れる
    受け部を設け、前記受け部の周囲の一部に壁部を
    形成し、さらに前記ボスの側面と当接して前記ボ
    スを位置決めするリブを前記受け部の前記壁部と
    ほぼ対向する位置に設けるようにしたことを特徴
    とするカセツトケーシング。
JP14984387U 1987-09-29 1987-09-29 Expired - Lifetime JPH0528620Y2 (ja)

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