JP2722809B2 - ディスクケース - Google Patents
ディスクケースInfo
- Publication number
- JP2722809B2 JP2722809B2 JP30028290A JP30028290A JP2722809B2 JP 2722809 B2 JP2722809 B2 JP 2722809B2 JP 30028290 A JP30028290 A JP 30028290A JP 30028290 A JP30028290 A JP 30028290A JP 2722809 B2 JP2722809 B2 JP 2722809B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- case
- head insertion
- lower cases
- disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は光磁気ディスクを収納するディスクケース
に関する。
に関する。
「従来の技術」 一般に、この種のディスクケースは、一対の上下のケ
ースから構成されており、この上下のケースの間に記録
媒体である円盤状のディスク体を収納するようになって
いる。
ースから構成されており、この上下のケースの間に記録
媒体である円盤状のディスク体を収納するようになって
いる。
上記上下のケースにはディスク体への情報の書き込み
等のために、ヘッド挿入口が形成されている。このヘッ
ド挿入口は、上下のケースの互いに対向する部位に両ケ
ースの中央部から一縁部に向けて延び該一縁部において
開放しており、この開放部には、この開放部からのゴミ
の侵入等を防止するために壁部が形成されている。この
壁部は開放部を架け渡すようにして形成されたものであ
り、従来は、第6図に示すように、壁部1を、ヘッド挿
入口の開放部2の近傍における上下のケース3,4の内面
に同高さの壁部片5,6をそれぞれ開放部2を架け渡すよ
うにして形成し、これら壁部片5,6を互いに当接させる
ことにより形成するようにしている。
等のために、ヘッド挿入口が形成されている。このヘッ
ド挿入口は、上下のケースの互いに対向する部位に両ケ
ースの中央部から一縁部に向けて延び該一縁部において
開放しており、この開放部には、この開放部からのゴミ
の侵入等を防止するために壁部が形成されている。この
壁部は開放部を架け渡すようにして形成されたものであ
り、従来は、第6図に示すように、壁部1を、ヘッド挿
入口の開放部2の近傍における上下のケース3,4の内面
に同高さの壁部片5,6をそれぞれ開放部2を架け渡すよ
うにして形成し、これら壁部片5,6を互いに当接させる
ことにより形成するようにしている。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上記構成のディスクケースにおいては、壁
部1が比較的薄肉状のものである上、この壁部1が上下
のケース3,4にそれぞれ形成された壁部片5,6を当接させ
ることにより形成されているので、強度的に不十分であ
るとともに、射出成形の際に壁部片5,6に溶融樹脂が完
全に行き亙らずに成形不良を生じ易い等の問題があっ
た。
部1が比較的薄肉状のものである上、この壁部1が上下
のケース3,4にそれぞれ形成された壁部片5,6を当接させ
ることにより形成されているので、強度的に不十分であ
るとともに、射出成形の際に壁部片5,6に溶融樹脂が完
全に行き亙らずに成形不良を生じ易い等の問題があっ
た。
この発明は上記問題を解決することを目的としてい
る。
る。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、この発明のディスクケー
スは、互いに対向する一対の上下のケースの対向する部
位にヘッド挿入口が上下のケースの中央部から一縁部に
向けて延び該一縁部で開放されて形成されるとともに、
該開放部を閉塞する壁部が形成されたディスクケースに
おいて、 上記ヘッド挿入口の開放部を閉塞する壁部を、上記両
ケースのうちいずれか一方に形成したものである。
スは、互いに対向する一対の上下のケースの対向する部
位にヘッド挿入口が上下のケースの中央部から一縁部に
向けて延び該一縁部で開放されて形成されるとともに、
該開放部を閉塞する壁部が形成されたディスクケースに
おいて、 上記ヘッド挿入口の開放部を閉塞する壁部を、上記両
ケースのうちいずれか一方に形成したものである。
「作用」 この発明のディスクケースにあっては、ヘッド挿入口
のケースの一縁部における開放部を閉塞する壁部の上下
のケースのいずれか一方に形成したので、壁部の強度が
向上するとともに、この壁部は従来の上下のケースに形
成される壁部片より容積が約2倍になるので、壁部を有
するケースを射出成により成形する際に、溶融樹脂が壁
部となる部分にスムーズに流れて完全に充填される。
のケースの一縁部における開放部を閉塞する壁部の上下
のケースのいずれか一方に形成したので、壁部の強度が
向上するとともに、この壁部は従来の上下のケースに形
成される壁部片より容積が約2倍になるので、壁部を有
するケースを射出成により成形する際に、溶融樹脂が壁
部となる部分にスムーズに流れて完全に充填される。
「実施例」 以下第1図ないし第5図を参照してこの発明の一実施
例を説明する。
例を説明する。
これらの図において符号10は上ケース、符号11は下ケ
ースを示す。
ースを示す。
上ケース10には、第2図および第3図に示すように、
ヘッド挿入口12aが上ケース10の中央部から一縁部に延
びるようにして形成されており、このヘッド挿入口12は
上ケース10の一縁部において開放している。
ヘッド挿入口12aが上ケース10の中央部から一縁部に延
びるようにして形成されており、このヘッド挿入口12は
上ケース10の一縁部において開放している。
上記上ケース10の内面には円弧状をなすリブ13が形成
されている。このリブ13の内側には円盤状のディスク体
が回転自在に装着されるようになっており、リブ13の一
部は上記ヘッド挿入口12の開放部12cを跨ぐようにして
形成されている。この跨いでいる部分のリブの一部13a
は他の部分より上ケース10の内面からの高さが高くなる
ように形成されている。
されている。このリブ13の内側には円盤状のディスク体
が回転自在に装着されるようになっており、リブ13の一
部は上記ヘッド挿入口12の開放部12cを跨ぐようにして
形成されている。この跨いでいる部分のリブの一部13a
は他の部分より上ケース10の内面からの高さが高くなる
ように形成されている。
一方、上記下ケース11には、第4図および第5図に示
すように、上記ヘッド挿入口12aと対向する位置にヘッ
ド挿入口12bが下ケース11の中央部から一縁部に延びる
ようにして形成されており、このヘッド挿入口12bは下
ケース11の一縁部において開放している。
すように、上記ヘッド挿入口12aと対向する位置にヘッ
ド挿入口12bが下ケース11の中央部から一縁部に延びる
ようにして形成されており、このヘッド挿入口12bは下
ケース11の一縁部において開放している。
上記下ケース11の内面には円弧状のリブ14が形成され
ている。このリブ14は上記リブ13と同一曲率半径をなす
ものであり、上下のケース10,11を合わせた際に互いに
当接するようになっている。
ている。このリブ14は上記リブ13と同一曲率半径をなす
ものであり、上下のケース10,11を合わせた際に互いに
当接するようになっている。
上記リブ14は挿入口12bの開放部12dを挟む位置に端部
14a,14bを有しており、この端部14a,14b間に壁部15が開
放部12dを架け渡すようにして形成されている。この壁
部15の下ケース11の中央部を向く面は円弧状に形成され
ており、この円弧面15aに、上下のケース10,11を合わせ
た際に、上記リブ13の一部13aが外周面13bが当接するよ
うになっている。
14a,14bを有しており、この端部14a,14b間に壁部15が開
放部12dを架け渡すようにして形成されている。この壁
部15の下ケース11の中央部を向く面は円弧状に形成され
ており、この円弧面15aに、上下のケース10,11を合わせ
た際に、上記リブ13の一部13aが外周面13bが当接するよ
うになっている。
そして、上記壁部15は、上下のケース10,11を合わせ
た際に、ヘッド挿入口12a,12bの開放部12c,12dを閉塞し
てゴミ等の侵入を防止するとともに、開放部12c,12d近
傍における上下のケース10,11を補強するようになって
いる。
た際に、ヘッド挿入口12a,12bの開放部12c,12dを閉塞し
てゴミ等の侵入を防止するとともに、開放部12c,12d近
傍における上下のケース10,11を補強するようになって
いる。
しかして、上記構成のディスクケースによれば、従来
のように壁部を2分割して上下のケースに形成すること
なく、壁部15を下ケース11に形成したので、壁部15の強
度が向上するとともに、壁部15の内周面15aに上ケース1
1に形成されたリブの一部13aを当接させたので、この点
においても壁部15の強度を向上させることができる。
のように壁部を2分割して上下のケースに形成すること
なく、壁部15を下ケース11に形成したので、壁部15の強
度が向上するとともに、壁部15の内周面15aに上ケース1
1に形成されたリブの一部13aを当接させたので、この点
においても壁部15の強度を向上させることができる。
また、下ケース11に形成される壁部15は従来の下ケー
ス4に形成される壁部片6より容積が約2倍になるの
で、下ケース11を射出成により成形する際に、溶融樹脂
が壁部15となる部分にスムーズに流れて完全に充填され
るので、壁部15に成形不良等が発生することがない。
ス4に形成される壁部片6より容積が約2倍になるの
で、下ケース11を射出成により成形する際に、溶融樹脂
が壁部15となる部分にスムーズに流れて完全に充填され
るので、壁部15に成形不良等が発生することがない。
なお、上記実施例では壁部15を下ケース11に形成した
が、これとは逆に上ケース10に形成してもよい。
が、これとは逆に上ケース10に形成してもよい。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明のディスクケースによ
れば、ヘッド挿入口のケースの一縁部における開放部を
閉塞する壁部を、上下のケースにそれぞれ形成した壁部
片を互いに当接させて形成することなく、上下のケース
のいずれか一方に形成したので、壁部の強度が向上する
とともに、この壁部は従来の上下のケースに形成される
壁部片より容積が約2倍になるので、壁部を有するケー
スを射出成により成形する際に、溶融樹脂が壁部となる
部分にスムーズに流れて完全に充填されるので、壁部に
成形不良等が発生することがない等の優れた効果を奏す
る。
れば、ヘッド挿入口のケースの一縁部における開放部を
閉塞する壁部を、上下のケースにそれぞれ形成した壁部
片を互いに当接させて形成することなく、上下のケース
のいずれか一方に形成したので、壁部の強度が向上する
とともに、この壁部は従来の上下のケースに形成される
壁部片より容積が約2倍になるので、壁部を有するケー
スを射出成により成形する際に、溶融樹脂が壁部となる
部分にスムーズに流れて完全に充填されるので、壁部に
成形不良等が発生することがない等の優れた効果を奏す
る。
第1図ないし第5図はこの発明のディスクケースの一実
施例を示すものであり、第1図はディスクケースの要部
の断面図、第2図は上ケースの内面の要部を平面図、第
3図同斜視図、第4図は下ケースの内面の要部を示す平
面図、第5図は同斜視図、第6図は従来のディスクケー
スの一例を示す要部の断面図である。 10……上ケース、11……下ケース、 12a,12b……ヘッド挿入口、 12c,12d……開放部、15……壁部。
施例を示すものであり、第1図はディスクケースの要部
の断面図、第2図は上ケースの内面の要部を平面図、第
3図同斜視図、第4図は下ケースの内面の要部を示す平
面図、第5図は同斜視図、第6図は従来のディスクケー
スの一例を示す要部の断面図である。 10……上ケース、11……下ケース、 12a,12b……ヘッド挿入口、 12c,12d……開放部、15……壁部。
Claims (1)
- 【請求項1】互いに対向する一対の上下のケースの対向
する部位にヘッド挿入口が上下のケースの中央部から一
縁部に向けて延び該一縁部で開放されて形成されるとと
もに、該開放部を閉塞する壁部が形成されたディスクケ
ースにおいて、 上記ヘッド挿入口の開放部を閉塞する壁部を、上記両ケ
ースのうちいずれか一方に形成したことを特徴とするデ
ィスクケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30028290A JP2722809B2 (ja) | 1990-11-06 | 1990-11-06 | ディスクケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30028290A JP2722809B2 (ja) | 1990-11-06 | 1990-11-06 | ディスクケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04172676A JPH04172676A (ja) | 1992-06-19 |
JP2722809B2 true JP2722809B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=17882918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30028290A Expired - Lifetime JP2722809B2 (ja) | 1990-11-06 | 1990-11-06 | ディスクケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2722809B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-06 JP JP30028290A patent/JP2722809B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04172676A (ja) | 1992-06-19 |
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